薬局の受付時間や待ち時間のことを知って、薬局を上手に利用しよう

「処方箋の受付時間を伸ばして欲しい」「休日も開けて欲しい」「待ち時間をもっと短くして欲しい」これらを感じたことはありませんか?。

病院の診察時間に間に合ったのに薬局の時間には間に合わなかった、薬剤師がいなかったために、次の日に出直したり、別の薬局を探したという経験をされた方もいると思います。

また、仕事や家事が忙しいときや、体調がすぐれないときは、薬局での待ち時間はとても長く感じるものです。ある調査では、「待ち時間がヒマだと感じるものを選んでください」と質問したところ、「調剤薬局で薬を待っているとき」という回答が50.9%と最も多かったそうです。

今回は、そんな利用者からの要望が多い、調剤薬局の「時間」について見ていきます。調剤薬局を上手に利用するために役立てていただければと思います。

夜間や休日は医療費の金額が異なる

調剤薬局の夜間・休日について、国の「調剤報酬」では、次のように決められています。

「夜間」は、次の時間帯を指します。

  • 営業時間内の場合は、夜7時(土曜日は午後1時)~翌朝8時。
  • 営業時間外の場合は、夜6時~翌朝8時。そのうち夜10時~翌朝6時は「深夜」扱い。

「休日」は、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)を指します

そして、この「夜間」「休日」に調剤薬局に処方箋を出すと、医療費の自己負担が3割の場合、営業時間内の場合は1回につき120円、営業日・時間外の場合は基礎額(調剤基本料+調剤料+施設基準関係加算)の30~60%が加算されます。

さらに、「夜間」「休日」に一定以上対応していたり、土曜日や「休日」に一定以上営業している調剤薬局は、地域医療に貢献できる体制ができている薬局として、医療費の自己負担が3割の場合、1回につき105円が加算されます。これは、処方箋を出した時間が夜間・休日でなくても加算される仕組みです。

これらの料金が加算されているかどうかは、領収書とともに渡される「調剤明細書」で確認できます。

  • 「調剤料」の項目に「時間外等加算」「夜間・休日等加算」
  • 「調剤基本料」に「地域支援体制加算」

すこしお金はかかりますが、夜間・休日対応の調剤薬局であるかを知っておけば、残業や休日出勤をしたり、お子さんが急に体調を崩したときなど、いざというときに安心です。

「薬局の営業時間」「処方箋の受付時間」を確認しよう

最近は、ドラッグストアやスーパーの中に調剤薬局を設けているところが増えてきました。医薬品の調剤をしてもらっている間に、お買い物ができてとても便利ですよね。

しかし、せっかくドラッグストアやスーパーに行っても、薬局が閉まっていたり、薬剤師がいないので調剤や医薬品の販売を断られた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

薬局で扱っている医薬品・医薬品外部の分類と、その販売や相談に当たれる職種を表で示すと次のようになります。

リスクが高い                     リスクが低い

  医療用医薬品 OTC医薬品 ※1 医薬部外品
処方箋医薬品 処方箋医薬品以外の医薬品 要指導医薬品 一般用医薬品
第1類医薬品 第2類医薬品 ※2 第3類医薬品
薬剤師
登録販売者 × × × ×
一般従事者 × × × × × ×
  • ※1・・・利用者自身で選択できる医薬品(OTCは、「Over The Counter」の略)
  • ※2・・・指定第2類医薬品を含む

薬剤師はすべての医薬品・医薬品外部の販売や相談に当たれますが、登録販売者(都道府県知事が資質認定した医薬品の専門家)や一般従事者は一部にしか関われません。

特に、医師の処方箋が原則として必要な「医療用医薬品」や、副作用などのリスクが特に高い「要指導医薬品」「第1類医薬品」については、法律上、薬剤師でなければ、相談をしたり、購入することができません(精算などの作業は、登録販売者や一般従事者でも可能です)。

また、厚生労働省の省令上、薬局の営業時間内は、薬剤師等の専門家が常駐することが決められていますが、いま薬剤師はたいへんな人手不足なので、大半のドラッグストアやスーパーでは、同じ店舗の中でも、薬局部分とその他の部分を分けて、それぞれ別々の営業時間を設定するところが多いです。

ドラッグストアやスーパーが営業していても、薬局部分が閉まっていることがあるのは、このような事情があるのです。

はじめに書いたようなことを避けるためにも、ドラッグストアやスーパーの中にある薬局を利用するときは、「薬局の営業時間」や「処方箋の受付時間」を確認してから出かけるようにしましょう。

事前に処方箋を渡すことで受付時間の短縮につながる

医薬品の調剤には、さまざまな作業があります。例えば、処方箋の記載ミスや併用薬・禁忌薬の確認、処方箋の内容、お薬手帳、過去の薬剤服用歴などを確認します。疑問点がある場合は、処方した医師に問い合わせてから調剤をします。

また、医薬品を渡すときも、患者の状態を確認したり、医薬品の説明や服薬指導をしなければなりません。患者から質問があれば、相談にも応える必要があります。

患者の生命・健康に関わる作業なので、慎重さ、正確さが求められ、どうしても時間がかかってしまうのです。 しかし、すこしでも待ち時間を短くするための取り組みを実施している薬局も増えてきています。

病院の会計が終わったらFAXで処方箋を薬局に送っておくと、その時点から処方薬の準備ができるので、薬局に着いて処方箋を出す場合よりも短時間で医薬品の受け取りができます。

大きな病院には、処方箋送信専用のFAXを置いているところもあり、タッチパネルや専用のカードを入れるだけで送信できるので、活用してみましょう。

また、処方箋の写真を撮って、薬局に送信できる機能があるスマホアプリもあります。なかには薬局で独自に製作しているアプリもあるので、よく利用する薬局でアプリがあるかどうか確認してみるとよいでしょう。

FAXやアプリで予約をした後は、次のことに注意しましょう。

  • 処方箋発行日から4日以内に処方箋を送信した調剤薬局に受取に行きましょう。
  • 必ず処方箋の原本を持っていきましょう。

なお、家族等の代理の方による受取も可能です。また、処方箋の受付時間は、FAX・アプリで送信した時間ではなく、薬局に処方箋の原本を渡した時間です。

忙しい方のために待ち時間の短縮を行う薬局「健康日本堂調剤薬局赤坂店」

仕事が忙しくて調剤薬局になかなか行けない、そのような方のために、2019年6月に赤坂に第1号店をオープンさせた「健康日本堂調剤薬局」の取り組みを紹介します。

処方箋受付をはじめさまざまなニーズに対応

健康日本堂調剤薬局は、調剤薬局でもあるので、全国の病院の処方箋を受付しています。 また、全国に15局ほどしかない医師の処方箋がなくても一部の医療用医薬品が購入できる「零売」(れいばい)に対応しています。

さらに、漢方薬の調剤、サプリメントの販売と、医薬品に関するさまざまなニーズにワンストップで対応しています。このような薬局は全国的にも珍しいといえます。

平日夜間、土曜日も営業

赤坂というオフィス街で忙しく働く方々のライフスタイルにあわせて、平日は夜8時まで、土曜日は夕方5時まで開局しています。仕事で少し残業したときや休日出勤したときでも、空いた時間に利用できるので安心です。

  • 開局時間:平日9:00~20:00、土曜日9:00~17:00
  • 定休日:日曜日、祝日

待ち時間を短縮できるアプリ「速薬」を導入

来局日時の予約、処方箋の写真撮影・登録、クレジットカード決済ができるため、あらかじめ予約をしておけば、待ち時間を大幅に短縮することができます。 なお、事前に相談したり、予約をしなくても、医薬品の購入は可能です。

健康日本堂調剤薬局赤坂店

  • 住所:東京都港区赤坂3-14-3 渡林赤坂ビル1階
  • TEL:0120-060-203
  • FAX:03-5797-8713
  • 営業日・時間:月~金9:00〜20:00 / 土:9:00~17:00
  • 定休日:日・祝
  • アクセス:東京メトロ千代田線「赤坂駅」から徒歩2分 Google Map