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フルメトロン点眼液は市販で買える?効果やコンタクトとの相性など疑問をまとめて解決

更新日:2024年02月27日

更新日:2024年02月27日

フルメトロン点眼液は市販で買える?効果やコンタクトとの相性など疑問をまとめて解決のイメージ
フルメトロン点眼液(一般名:フルオロメトロン点眼液)は目やまぶたの炎症やかゆみをおさえるステロイドを薬効成分として含有する医療用医薬品の目薬です。

医薬品は多くの症状を治療するために錠剤をはじめ、軟膏やクリームなど様々な形がありますが、この薬の形のことを剤形といいます。フルメトロンの剤形としては点眼剤のみとなっています。

炎症とは赤みや腫れ、痛みをともない、目の病気では結膜炎、眼瞼炎、角膜炎、強膜炎、手術後などが原因で炎症症状が現れます。ステロイド成分はこれらの様々な原因による炎症症状を治療・改善します。

これらの炎症症状に加えて、花粉症などのアレルギー性の症状やハウスダストによる目のかゆみをおさえる効果を期待して、かゆみがひどい患者様の治療に処方されることもあります。

フルメトロン点眼液とはどんな薬?花粉症や目の炎症に使用できる?

フルメトロン点眼液(一般名:フルオロメトロン点眼液)は目やまぶたの炎症やかゆみをおさえるステロイドを薬効成分として含有する医療用医薬品の目薬です

 

医薬品は多くの症状を治療するために錠剤をはじめ、軟膏やクリームなど様々な形がありますが、この薬の形のことを剤形といいます。フルメトロンの剤形としては点眼剤のみとなっています。

 

炎症とは赤みや腫れ、痛みをともない、目の病気では結膜炎、眼瞼炎、角膜炎、強膜炎、手術後などが原因で炎症症状が現れます。ステロイド成分はこれらの様々な原因による炎症症状を治療・改善します

 

これらの炎症症状に加えて、花粉症などのアレルギー性の症状やハウスダストによる目のかゆみをおさえる効果を期待して、かゆみがひどい患者様の治療に処方されることもあります

フルメトロンにはどんな主成分が含まれている?ステロイド点眼液って安全な医薬品なの?

フルメトロン点眼液にはフルオロメトロンという薬効成分が含まれています。先ほど述べた通り、この目薬に含まれるフルオロメトロンという成分は医薬品の中でもステロイドというカテゴリーに分類されています

 

花粉症などアレルギー性のかゆみをおさえる成分としては抗ヒスタミン薬と分類される医薬品やケミカルメディエーターと呼ばれる種類の医薬品があり、抗炎症作用ではNSAIDsと分類される医薬品が点眼薬には存在します。

 

しかしステロイドはそれらとは異なる作用で効果を発揮し、一般的に抗ヒスタミン薬やケミカルメディエーターよりもかゆみに対して強い効果を、抗炎症作用に対してもステロイドの量に依存してNSAIDsよりも強い効果を発揮すると考えられています。

 

このように広い症状に効果的なステロイドですが、注意すべきポイントもあります。例えば、眼圧が上昇する、結膜炎の悪化などの副作用の報告もあり注意して使用する必要があり、安全に使用するためには医師の指示のもとで使用する必要があります

 

医療用医薬品として販売されている目薬の中には配合されている薬効成分の量によって0.02%、0.1%と2種類あり、0.1%の方が医薬品の濃度が濃く、より強い効果が期待できます。

フルメトロンの効能効果と作用について解説!目のどんな症状に効果的?炎症や花粉症に効く?

冒頭にも示したとおりフルメトロン点眼液は赤み、腫れ、痛みが生じる炎症や花粉症などアレルギーによるかゆみの症状に効果的です

 

効能効果としては外眼部及び前眼部の炎症性疾患の治療に適応となっています。具体的には眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、虹彩炎、虹彩毛様体炎、ぶどう膜炎、手術後の炎症等に用いられます

フルメトロンに副作用はある?点眼を使用する時の注意点は?

フルメトロン点眼液には報告されている副作用としていくつか報告があり次のようなものがあります。

過敏症眼瞼炎

眼瞼皮膚炎

発疹や刺激感

結膜充血

角膜沈着物

眼内圧亢進や緑内障等の重大な副作用としては連用により眼内圧亢進や緑内障があらわれることがあるので医療機関で定期的に眼内圧検査を実施する必要があります。

 

その他角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発する恐れや長期連用により後嚢下白内障が生じるなどの報告があります。

 

フルメトロンの連用には上記のような副作用を及ぼす可能性があり十分注意する必要があります。誤った情報を鵜呑みにせず、自己判断で連用することは絶対にしないでください

 

使用後もなかなか症状が改善しない場合や上記のような気になる症状があらわれた場合は医師・薬剤師に相談し指示があれば従うようにしてください。

 

ステロイドは怖い等の情報がネットでも流れていますが、適切な使用方法であれば問題ありません。長期連用するものではありませんが、眼科に定期的に受診し症状の相談や経過報告を行うようにしてください。

目薬の使用方法の注意点やその他の注意点としては下記が挙げられます。

薬液汚染防止のため点眼時には容器の先端が直接目に触れないように注意してください

コンタクトレンズを普段している場合は必ずはずした状態で使用するようにしてください

他の点眼薬を使用している方は5~10分程度間隔を空けてから使用するようにしてください

フルメトロンは眼科用剤となっているため点眼用のみに使用してください

角膜潰瘍のある患者やウイルス性結膜疾患、真菌性眼疾患又は可能性眼疾患のある患者には原則使用不可となっているのでご注意ください

保管は常温保管が可能ですが、保管の仕方によっては振り混ぜても粒子が混ざりにくくなることがあるため上向きで保管するようにしてください

フルメトロンにジェネリックはある?用法用量や効能効果に違いはある?

用法用量としては1回1~2滴、1日2~4回、点眼します。点眼後は1~5分程度まばたきをせずそのまま目を閉じるようにしてください。

 

なお年齢、症状に応じ用法用量は増減することとなっていますので、医師・薬剤師の指示通り使用してください。使用前によく振りまぜてから点眼するようにしてください。

 

フルメトロンの点眼液にはジェネリック(後発品)が存在します。オドメール点眼液という商品名とフルオロメトロン点眼液という商品名で販売されています

 

千寿製薬や日東メディック、日本点眼薬研究所、わかもと製薬、など各ジェネリック販売の製薬会社が販売しています。

 

ジェネリックの商品名は主成分の後ろに「会社名」をつけるのが一般的なのでオドメール点眼液以外はフルオロメトロン点眼液「ニットー」0.1%のような表記で流通しています。

 

濃度はフルメトロンと同様の0.02%と0.1%が主流ですが日本点眼薬研究所からは0.05%の濃度の規格も販売しています。

 

また少し前までは日本点眼薬研究所からフルオメソロンという商品名も流通していましたが現在は販売名を変更し上記のような商品名となっています。

 

ジェネリックは先発品メーカーの特許が切れた後に別のメーカーが後発で販売する医薬品のことを指し後発品とも言われますが、先発品と同様の成分で効能効果、安全性が同等と認められており、薬価が安い商品となっています。ジェネリック製剤すべてにおいて先発品のフルメトロンと同様に懸濁液となっているため使用前に必ずよく振ってから1回1〜2滴、1日2〜4回を点眼するようにしてください。。安い方がいい、という方やお薬にこだわりがない、という方にはジェネリックで問題ないかと思います。

注意点としてはジェネリック製剤すべてにおいて先発品のフルメトロンと同様に懸濁液となっているため使用前に必ずよく振ってから1回1〜2滴、1日2〜4回を点眼するようにしてください

 

効能効果についてもフルメトロンと同様のため、外眼部の炎症疾患(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、胸膜炎、上胸膜炎等)に効果があります。保管もフルメトロンと同様上向きに保管し、常温保管可能です。

 

小さなお子様がいるご家庭ではお子様の手が届かないところに保管するようにしてください。その他説明文書の案内に従ってください。

フルメトロンは市販で購入できる?代用できる市販薬は?

日本国内で販売されている医薬品は病院などの医療機関で処方される医療用医薬品とドラッグストアなどで市販購入可能な市販薬に大別されています。

 

市販購入できる薬の中にはスイッチOTCといって元々は医療用医薬品としてしか販売されていなかった市販で購入できるようになった製品があります。

 

長期間の使用実績や安全性など多くの観点から評価され、スイッチOTCとして販売開始される医薬品が近年増えています。具体的な製品名をいくつかあげると鎮痛剤として有名なロキソニンや鼻炎薬のアレグラ・アレジオンなどが有名です。

▼ロキソニン
▼アレグラ
▼アレジオン

今回様々な症状に効果的と紹介したフルメトロン点眼液もOTCとして購入できると助かりますよね。結論から述べるとフルメトロン点眼液と同じ薬効成分を含む市販購入可能な薬は2020年10月時点では販売されていません。

 

薬効成分のステロイドの特性上、原因によっては薬剤の使用によって症状が悪化してしまう可能性もあり、使用すべきかどうかの判断が一般の方には難しいなど様々な理由があります。

 

しかし最も優先すべきは安全に医薬品を使用し、しっかりと症状を改善することなので仕方がないと考えましょう。

フルメトロンはどこで買えるの?

先程述べた通り、フルメトロンは医療用医薬品なので市販購入をすることができず、スイッチOTCのような市販薬の販売もされていません

 

一部個人輸入のようないわゆる「抜け道」もありますが、フルメトロンは正しく使用しないと症状の悪化や感染症のリスクが高くなってしまうため医療知識をもつ専門家の指導下で使用すべきです。

 

このような安全性を考えると、購入する方法は2つです。

  • 1つが病院を受診し、発行された処方箋を用いて薬局で薬を購入する方法
  • もう1つが薬剤師の指導・管理のもと保険を使用せず零売で購入する方法。

実は病院で処方される医療用医薬品の中には、処方箋がなくても購入できるものがあります。   これは「零売」(レイバイ)と呼ばれる、医療用医薬品を薬剤師によって対面販売する制度になります。

フルメトロンを購入するにはどうしたらいい?

フルメトロンは「医療用医薬品」に指定されているため、処方箋なしでドラッグストアなどで購入することはできません。

 

フルメトロンを購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし、薬をもらうためだけに病院に行くのは面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。

最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。

 

オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。

 

SOKUYAKUでは、多数の診療科目や全国から病院を探すことができます。

 

また、新型コロナウイルス感染症の検査は、医療機関以外の自宅でも実施が可能です。

 

SOKUYAKUで、ビデオ通話にて診療をご受診頂き、PCR検査をご希望の場合は、SOKUYAKUからご自宅で唾液採取して頂く検査キットをご注文頂けます。

周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

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