漢方

生漢煎 防風通聖散はトウキ・シャクヤク・ダイオウなど18種類の生薬からなる漢方薬です。
腹生薬を最大27.1g配合した「満量処方」の漢方薬で、お腹の脂肪を内側から分解・燃焼・排出促進により肥満症や版便秘を改善します。

加味帰脾湯(カミキヒトウ)は、カンゾウやニンジンなど14種類の生薬を配合した漢方薬です。主な作用は体力がない方の疲労感の改善です。 また、抗ストレスホルモンであるオキシトシンの分泌を促進し、不安感を軽減することでスムーズな眠りを助ける効果もあります。

カンゾウやキモなど5種類の生薬を配合した漢方薬であり、体力がなく心身の疲労がある方の不眠症に効果があります。 自律神経の乱れ・不安感があると神経の乱れから睡眠リズムを取り戻せない場合があるのですが、 酸棗仁湯には乱れた神経リズムを整えてくれる効果があります。

当帰芍薬散は産婦人科における三大漢方薬の一つで、身体を温める作用のある漢方薬です。 月経異常や月経痛、更年期障害などの症状改善によく用いられます。そのほか、産前産後に起こりうる貧血や疲労倦怠などの不調改善にも用いられることがあります。

加味逍遙散は産婦人科における三大漢方薬の一つで、血流をよくする生薬や上半身の熱を冷ます生薬などを配合しています。 血液循環を良くし、たまった熱を冷ますのと同時にホルモンバランスを調整する働きがあります。 女性の月経不順をはじめ、血流異常を原因とする症状の改善効果が期待できます。

葛根湯は7種類の生薬で構成された漢方薬です。 身体を温めて発汗を促す働きがあり、その結果身体の抵抗力を高めて風邪の初期症状を改善したり、血流を良くして肩こりなどの筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。

防已黄耆湯は、6種類の生薬で構成された漢方薬です。 胃腸の働きを高めて水分代謝を改善し、身体の余分な水を取り除く働きがあります。 むくみや肥満を解消する効果が期待できることから、水太りのダイエット薬として注目されています。

桂枝茯苓丸は、産婦人科における三大漢方薬のひとつです。 血の巡りを良くし、ホルモンバランスを整える働きがあります。 月経不順などの月経トラブル、更年期障害、しみやニキビなどの皮膚トラブル、冷えやのぼせを改善する効果が期待できます。

桂枝加竜骨牡蛎湯は、神経症やストレスの治療によく用いられる漢方薬です。 気を補いバランスを整えることで、神経の高ぶりを鎮めたり不安を取り除いて精神を安定させる働きがあります。

呉茱萸湯は、身体の中心であるお腹を温め、気や血の流れを乱していた冷えを取り除く働きを持つ漢方薬です。 冷えからくる頭痛を和らげたり、消化機能を向上して吐き気をおさえる効果が期待できます。 胃腸が弱い頭痛持ちの方の鎮痛目的に適していると言われています。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は9種類もの生薬で構成された、身体を温める漢方薬です。 冷えた手足などの末梢や身体内部を温め、冷えからくるさまざまな痛みを和らげる働きがあります。

苓桂朮甘湯は水の代謝を改善する漢方薬です。尿量を増やして体内に滞った水分を排出し、気の流れを整える働きがあります。 体内に余分な水分が溜まって気のめぐりが悪くなることで起こるめまい、立ちくらみ、頭痛、耳鳴りなどの症状に効果的です。

抑肝散は、さまざまな精神・神経疾患の補助薬としてよく処方される漢方薬です。 神経の高ぶりを鎮め、興奮やイライラ、筋肉の緊張などを和らげる働きがあります。

麻子仁丸は、便秘の解消に効果的な漢方薬です。 腸を刺激すると同時に、腸に潤いを与え、便を軟らかくして自然な排便を促す働きがあります。

十味敗毒湯は、化膿や炎症がある皮膚疾患の治療に用いられる漢方薬です。 湿潤した患部において、溜まった水や熱を発散し、正常な肌に戻す働きがあります。 主に湿疹、蕁麻疹、にきび、水虫などに効果的です。

黄連解毒湯は、熱や炎症を取り除く4種類の生薬で構成された漢方薬です。 鼻出血、胃炎などの炎症、高血圧、動悸、皮膚炎、口内炎の治療に用いられます。 体力があり、のぼせ気味でイライラしやすい方に適しています。

五苓散は、水分の循環を良くして余分な水分を取り除く漢方薬です。 むくみ、吐き気、下痢、めまい、頭痛などの症状や二日酔いを改善する効果が期待できます。口が渇き、尿量が少ない方に適しています。

半夏白朮天麻湯は、水分が停滞したり偏在する状態である水毒を取り除き、水毒によるめまい・頭痛などの症状を改善する漢方薬です。 胃腸が弱く、冷え性で体力があまりない方に適しています。

補中益気湯は、生命エネルギーである気を補い、心身を元気にする漢方薬です。 胃腸の働きをよくして体力を回復させ、元気を取り戻す働きがあります。 身体の疲労、食欲不振、胃弱、夏バテ、長びくカゼ、手術後などで体力が弱っているときに適しています。