心療内科

心がつらいとき、自宅から相談|初診で心療内科をオンライン診療で受ける方法

心療内科のオンライン診療とは

心療内科の受診にハードルを感じる方は少なくありません。気持ちが沈んでいるときには、外出することすらつらく感じることもあります。

また、仕事や育児などで時間が取れない方、通院先までの移動が困難な方、予約が取りづらい地域に住んでいる方など、さまざまな理由で受診が難しいケースもあるでしょう。

「オンライン診療」は一定の条件を満たせば、初診からオンライン診療が可能となっています。

 

心療内科の詳しい情報はこちら

オンラインでも心の診察はできる?自宅から始めるメンタルケア

精神的な症状に悩む人にとって、病院へ行くこと自体が負担になるケースは少なくありません。

オンライン診療は、気持ちが弱っているときの「はじめの一歩」として非常に有効です。自宅という安心できる空間で診察を受けられることで、リラックスして話しやすくなるというメリットもあります。

対面診療とどう違う?オンライン診療の特徴

対面診療と比べて移動や待ち時間の負担が少なく、他の方と顔を合わせる必要がない点が大きな特徴です。

一方で、診察時に触診などの身体的な情報が得られないため、情報収集には限界があります。なお、メールやチャットのみでの診療はできません。ビデオ通話などでの診察が必要です。本人確認のため、顔写真付き身分証の提示を求められる場合があります。

初診から利用できるようになった背景

日本ではもともと「初診は対面」が原則でした。

しかし、新型コロナの感染拡大を受け、厚労省は 2020年4月、時限的・特例的に初診からの電話・オンライン診療を解禁しました。

その後、令和3年の実績検証を経て、2022年度改定で初診からのオンライン診療が制度化されました。現在は指針に基づき、患者の安全確保と対面への速やかな切替等の条件の下で実施されます。

 

※参考元:
オンライン診療の過去・現在・未来
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて
令和3年1月~3月の 電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果

心療内科のオンライン診療で初診時に気をつけたいこと

初めてオンライン診療を受ける際には、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。対面と比べて距離がある分、情報の伝え方や診察の受け方にも工夫が必要です。

本当に話せる?医師とのやりとりの不安

画面越しにうまく話せるか不安を感じる方も多いですが、医師は患者の話を丁寧に引き出してくれます。

無理にすべてを伝えなくても構いませんが、症状や困っていることをできるだけ言葉にして伝えることでより適切な診察や治療を行う上でのヒントになります。

画面越しでは伝わりにくい心のサイン

細かな仕草や体調の微妙な変化は、画面越しでは読み取りにくいことがあります。

気分の落ち込みや不安、睡眠・食欲の変化、仕事や家庭での困りごとなどは、時期や頻度、影響度と併せて言葉で補うと診断の助けになります。

状況に合わせたオンラインと対面の使い分け

オンライン診療は万能ではありません。

医師がオンラインでは判断が難しいと感じたときや、緊急性が高い症状が見られた場合には、速やかに対面診療への切り替えが行われます。

通院のストレス、ゼロへ。オンライン診療のメリット

通院にかかる時間や人目のストレスが軽くなり、「受診したいときにすぐ相談できる」道が広がります。対面と組み合わせることで、治療継続のしやすさも高まります。

気づいた時にすぐ相談できる安心感

夜間や休日に枠を用意する医療機関もあり、忙しい生活の中でも受診のチャンスを確保しやすくなりました。

つらさに気づいたタイミングで相談できることは、早期受診・早期対応につながります。

家にいながら診療を受けられる通いやすさ

体調不良や対人不安、子育て・介護・仕事などで外出が難しい場面でも、自宅から受診できます。移動や待ち時間の負担が減ることで、治療の中断予防にも役立ちます。

知られたくない…周りの目が気になる場合にも

待合室で人と会う心配がないため、プライバシーを守りやすいのも利点です。自宅という安心できる環境で話せるため、心の負担が軽くなる方も少なくありません。

オンライン診療の初診時で注意すべき3つのポイント

初診を安全に進めるために、薬の制限、通信環境、緊急時の見極めという三つの観点を押さえておきましょう。

どんな薬でも処方される?制限されるケースとは

初診の場合、麻薬や向精神薬のように依存や副作用のリスクが高い薬、また安全管理が必要な一部の治療薬などは、原則として処方が認められていません。

また、基礎疾患の情報が十分に把握できていない場合には、長期間分の処方も制限されることがあります。処方についての疑問がある場合は、診察の中で医師に直接相談するようにしましょう。

通信環境がカギ|診療前に準備するべきこと

オンライン診療はインターネットを通じて行うため、通信環境が診療の質に直結します。音声が聞き取りにくかったり、映像が途切れたりすると、医師が状態を正確に把握するのが難しくなってしまいます。

診察を受ける前に、Wi-Fiや通信の安定性を確認し、静かで周囲の音が少ない場所を選んでおくと安心です。また、顔写真付きの身分証を用いた本人確認が必要となる場合があるため、準備しておくとスムーズになります。

「これって緊急?」オンラインでは対応できない症状

オンライン診療は、あくまで対面の代替手段として活用されるものであり、すべての症状に対応できるわけではありません。

例えば、強い自殺念慮、意識障害、急激な症状悪化など緊急性が高い場合は、オンラインではなく速やかに対面診療や救急受診(119)が必要です。
その他、オンラインでは十分な診断ができないと医師が判断した場合は、直接の受診を促されることがあります。

精神的に弱っている場合には普段通りの判断力を発揮できない状態に陥っている場合もありますし、自分では大丈夫と思っていても医師から見たら”いますぐ休息が必要”と認められる可能性もあるでしょう。

自己判断せずにオンラインを活用して「まずは専門家に相談してみる」こと自体は大切な一歩です。医師が適切な対応方法を案内してくれるでしょう。

心療内科オンライン診療での初診時の流れ

ここでは、心療内科のオンライン診療における初診の一般的な流れについて説明します。

予約から当日までの流れ

オンライン診療に対応している医療機関を探し、公式サイトや予約フォームから診察日時を選んで予約します。

クリニックによってはアプリ不要で、ウェブ上だけで完結するところもあります。予約後はメールなどで事前問診や接続方法の案内が届くので、あらかじめ準備に必要な項目を確認しておきましょう。

診察中は何を話せばいい?聞かれることと話すポイント

診察では、医師から現在の悩みや症状、生活への影響などを聞かれます。

「いつから、どんなつらさがあるか」を自分なりに整理しておくと、スムーズに話せます。うまく話せる自信がなければ診察の前に手元にメモしておくとよいでしょう。

緊張してうまく話せなくても、医師が丁寧に対応してくれるので安心してください。話したくないことがあれば、無理に話す必要はありません。

処方・診断書・支払い・薬の受け取り方まで

診察の内容に応じて、医師が薬の処方や診断書の発行を行います。

処方箋は薬局に電子的に送られるか、自宅へ郵送され、薬は薬局での受け取りや配送に対応しています。

診断書が必要な場合は、オンライン診療を予約する際など、事前に伝えておくとスムーズです。支払いはクレジットカードや銀行振込などで行えます。

初診をスムーズに進めるコツ

心療内科や精神科の初診では、限られた時間の中で自身の状態をどれだけ正確に伝えられるかが、治療の方向性を決める重要なポイントになります。

緊張や不安でうまく話せないと感じている方でも、少し準備をしておくだけで、診察の時間をより有意義に使うことができます。

「どこがつらいか」を言葉にする準備が診察を変える

心の不調は、感じていても言葉にするのが難しいかもしれません。ぼんやりとしたつらさや疲れ、表現しづらい感覚も、診察の場では大切な手がかりになります。

何をどう話していいか迷いそうなときは、あらかじめ「いつからどんな状態が続いているか」「日常生活にどう影響しているか」などをメモに書き出してみましょう。

うまく言えなくても、書き出したメモが医師との対話や診断・治療方針を決めるきっかけになります。

持病・服薬・生活リズムなど、話すべきことの整理方法

診察では、現在の症状に加え、過去の病歴や服薬歴、生活リズムなどの情報も必要になります。

これまでの通院歴、今飲んでいる薬やサプリメント、睡眠や食事の状態などをあらかじめ整理しておくと、スムーズに話せます。

きれいにまとめる必要はなく、思いついたことをメモに残しておくだけでも十分です。気になっていること、不安なことがあれば、忘れずに記しておきましょう。

診断書や傷病手当の希望は予約時に伝える

診断書や傷病手当の申請書など、書類の発行を希望する場合には、できるだけ予約の段階で医療機関に伝えておくとスムーズです。オンライン診療では、書類発行に対応していないクリニックもあるため、希望がある場合は事前に確認しておきましょう。

心療内科のオンラインで初診を受ける際によくある質問

初めてオンラインで心療内科を受診する方にとっては、不安や疑問が尽きないものです。ここでは、実際によく寄せられる質問と、その回答についてわかりやすく紹介します。

どんな症状に対応してもらえるの?

オンラインの心療内科では、主に次のような症状について相談できます。

パニック障害、不安障害、適応障害、強迫性障害、不眠症、うつ病、自律神経失調症、睡眠障害、社交不安障害、双極性障害(躁うつ病含む)、摂食障害などです。

※医療機関によっては初診から対応できないケースもあるため、ご注意ください。

「うまく話せないかも」「泣いてしまうかも」大丈夫?

診察の中で言葉が詰まってしまったり、涙が出てしまうことを不安に感じている方もいるかもしれません。

しかし、心療内科や精神科の医師はそうした状況に対して理解を持っていますし、それこそが相談するべき症状の一部でもあります。

話せないことも含めて今のあなたの状態であり、それを正直に伝えることが一番大切です。話せることから少しずつでも問題ありません。

処方箋や診断書はどうやって届く?薬局は選べる?

オンライン診療で処方が出た場合、処方箋は医療機関から直接薬局へFAXや電子で送られるか、自宅へ郵送される方法が一般的です。薬は最寄りの薬局に直接行くか、配送サービスを利用して自宅で受け取れます。

診断書については、PDFで送付される場合や、原本を郵送してもらう方法が選べます。予約時に医療機関に確認しておきましょう。

どんな先生が担当?医師の選び方や変更はできる?

オンライン診療を提供している医療機関の中には、予約時に医師のプロフィールが表示され、性別や専門分野などをもとに希望する医師を選べるところもあります。

また、診察後に相性が合わないと感じた場合には、次回から医師の変更が可能なクリニックも多くあります。無理に同じ医師にこだわらず、自分が安心して話せる相手を見つけることが継続的な治療には大切です。

本人確認・通信環境・個人情報の安全性はどう守られる?

オンライン診療では、マイナンバーカードや運転免許証などの顔写真付き身分証明書を画面越しに提示することで、医師が本人確認を行います。

また、使用される通信システムには暗号化などのセキュリティ対策が施されており、個人情報や診療内容が外部に漏れないよう配慮されています。診察を受ける側も、できるだけ人のいない静かな場所で受診することで、プライバシーを守ることが可能です。

保険は使える?自費になるケースはある?

オンライン診療でも、通常の保険診療と同様に健康保険を適用できます。

ただし、クリニックによっては自由診療としてオンライン診療を提供している場合もあるため、事前に公式サイトや予約ページで確認しておくと安心です。

また、時間帯や診療内容によっては追加の費用が発生することがありますが、費用についても事前に明示されているケースが多いため、予約時点で確認をしておきましょう。

 

休職や傷病手当金についてのよくある質問

Q1:病気で仕事を休んだとき、健康保険からお金はもらえますか?
A1:業務外の病気やケガで働けず、4日以上休んだ場合は「傷病手当金」が支給されることがあります。給与が出ている場合は、その分差し引かれて支給されます。

Q2:傷病手当金はいくらもらえますか?
A2:直近12か月の給与を基に計算され、1日あたり「標準報酬日額の3分の2」が目安です。給与がある場合は差し引かれた額が支給されます。

Q3:いつまで受け取れますか?
A3:同じ病気やケガについて、支給開始日から最長で1年6か月間受け取ることができます。

Q4:退職してももらえますか?
A4:退職前に1年以上健康保険に加入していて、退職時点で傷病手当金の条件を満たしていれば、退職後も継続して受給できる場合があります。

オンライン診療を受けてみよう|心の不調に気づいた“今”が受診のタイミング

メンタルヘルスの不調は、目に見えにくく、言葉にしづらいものです。そのため、つい受診が後回しになってしまうこともあるでしょう。

しかし、症状が軽いうちに相談することで、早期の改善が期待できます。今のつらさに気づいた今こそが、相談のタイミングです。

忙しくて受診できない場合にはオンライン診療がおすすめ

オンライン診療について

 

オンライン診療は、インターネットにつながるスマートフォンやパソコン、タブレットを使って、自宅などから医師の診察を受けられる医療サービスです。

画面越しに医師とビデオ通話で話し、症状や困りごとを伝えられます。診察の予約から問診、診断、処方箋の発行、支払いまで、すべてをオンラインで完結できる点が特徴です。

SOKUYAKUとは

「SOKUYAKU(ソクヤク)」は、オンライン診療をより手軽に受けられるようサポートするサービスです。アプリで予約から診察、薬の受け取りまでの流れが非常にスムーズで、スマートフォン一つで診療が完結します。

 

登録しておけば、お気に入りのクリニックや薬局も選べるようになり、診察ごとの手間も軽減されます。また、薬は最短で当日または翌日に全国どこでも受け取ることが可能です。お薬手帳のデジタル管理や、サポートスタッフによる案内もあるため、はじめての方でも安心して利用できます。

心療内科へのご相談はこちら

まとめ

心療内科のオンライン診療は、人目を気にせずリラックスして話ができるため、受診をためらっていた方にとっても利用しやすい手段といえます。ただし、初診では処方できる薬に制限があったり、緊急の対応が難しい場合もあるため、対面診療とうまく使い分けることが大切です。

「病院に行くのはまだ不安」そんなときこそ、オンライン診療を活用してみてください。心の不調に気づいたその瞬間が、相談を始めるベストなタイミングです。

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心がつらいとき、自宅から相談|初診で心療内科をオンライン診療で受ける方法のイメージ

「気持ちがつらいけれど、病院へ足を運ぶのは少しハードルが高い…」そんなときに利用できるのが、自宅から診療を受けられる心療内科のオンライン診療です。これまでは初診は対面での受診が基本でしたが、現在では一定の条件を満たせばオンラインでの初診も可能になりました。

この記事では、心療内科のオンライン診療について、特徴や注意点、初診の流れ、事前に準備しておくと安心なポイントまでを、医師監修のもとわかりやすく解説していきます。

心療内科のオンライン診療とは

心療内科の受診にハードルを感じる方は少なくありません。気持ちが沈んでいるときには、外出することすらつらく感じることもあります。

また、仕事や育児などで時間が取れない方、通院先までの移動が困難な方、予約が取りづらい地域に住んでいる方など、さまざまな理由で受診が難しいケースもあるでしょう。

「オンライン診療」は一定の条件を満たせば、初診からオンライン診療が可能となっています。

 

心療内科の詳しい情報はこちら

オンラインでも心の診察はできる?自宅から始めるメンタルケア

精神的な症状に悩む人にとって、病院へ行くこと自体が負担になるケースは少なくありません。

オンライン診療は、気持ちが弱っているときの「はじめの一歩」として非常に有効です。自宅という安心できる空間で診察を受けられることで、リラックスして話しやすくなるというメリットもあります。

対面診療とどう違う?オンライン診療の特徴

対面診療と比べて移動や待ち時間の負担が少なく、他の方と顔を合わせる必要がない点が大きな特徴です。

一方で、診察時に触診などの身体的な情報が得られないため、情報収集には限界があります。なお、メールやチャットのみでの診療はできません。ビデオ通話などでの診察が必要です。本人確認のため、顔写真付き身分証の提示を求められる場合があります。

初診から利用できるようになった背景

日本ではもともと「初診は対面」が原則でした。

しかし、新型コロナの感染拡大を受け、厚労省は 2020年4月、時限的・特例的に初診からの電話・オンライン診療を解禁しました。

その後、令和3年の実績検証を経て、2022年度改定で初診からのオンライン診療が制度化されました。現在は指針に基づき、患者の安全確保と対面への速やかな切替等の条件の下で実施されます。

 

※参考元:
オンライン診療の過去・現在・未来
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて
令和3年1月~3月の 電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果

心療内科のオンライン診療で初診時に気をつけたいこと

初めてオンライン診療を受ける際には、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。対面と比べて距離がある分、情報の伝え方や診察の受け方にも工夫が必要です。

本当に話せる?医師とのやりとりの不安

画面越しにうまく話せるか不安を感じる方も多いですが、医師は患者の話を丁寧に引き出してくれます。

無理にすべてを伝えなくても構いませんが、症状や困っていることをできるだけ言葉にして伝えることでより適切な診察や治療を行う上でのヒントになります。

画面越しでは伝わりにくい心のサイン

細かな仕草や体調の微妙な変化は、画面越しでは読み取りにくいことがあります。

気分の落ち込みや不安、睡眠・食欲の変化、仕事や家庭での困りごとなどは、時期や頻度、影響度と併せて言葉で補うと診断の助けになります。

状況に合わせたオンラインと対面の使い分け

オンライン診療は万能ではありません。

医師がオンラインでは判断が難しいと感じたときや、緊急性が高い症状が見られた場合には、速やかに対面診療への切り替えが行われます。

通院のストレス、ゼロへ。オンライン診療のメリット

通院にかかる時間や人目のストレスが軽くなり、「受診したいときにすぐ相談できる」道が広がります。対面と組み合わせることで、治療継続のしやすさも高まります。

気づいた時にすぐ相談できる安心感

夜間や休日に枠を用意する医療機関もあり、忙しい生活の中でも受診のチャンスを確保しやすくなりました。

つらさに気づいたタイミングで相談できることは、早期受診・早期対応につながります。

家にいながら診療を受けられる通いやすさ

体調不良や対人不安、子育て・介護・仕事などで外出が難しい場面でも、自宅から受診できます。移動や待ち時間の負担が減ることで、治療の中断予防にも役立ちます。

知られたくない…周りの目が気になる場合にも

待合室で人と会う心配がないため、プライバシーを守りやすいのも利点です。自宅という安心できる環境で話せるため、心の負担が軽くなる方も少なくありません。

オンライン診療の初診時で注意すべき3つのポイント

初診を安全に進めるために、薬の制限、通信環境、緊急時の見極めという三つの観点を押さえておきましょう。

どんな薬でも処方される?制限されるケースとは

初診の場合、麻薬や向精神薬のように依存や副作用のリスクが高い薬、また安全管理が必要な一部の治療薬などは、原則として処方が認められていません。

また、基礎疾患の情報が十分に把握できていない場合には、長期間分の処方も制限されることがあります。処方についての疑問がある場合は、診察の中で医師に直接相談するようにしましょう。

通信環境がカギ|診療前に準備するべきこと

オンライン診療はインターネットを通じて行うため、通信環境が診療の質に直結します。音声が聞き取りにくかったり、映像が途切れたりすると、医師が状態を正確に把握するのが難しくなってしまいます。

診察を受ける前に、Wi-Fiや通信の安定性を確認し、静かで周囲の音が少ない場所を選んでおくと安心です。また、顔写真付きの身分証を用いた本人確認が必要となる場合があるため、準備しておくとスムーズになります。

「これって緊急?」オンラインでは対応できない症状

オンライン診療は、あくまで対面の代替手段として活用されるものであり、すべての症状に対応できるわけではありません。

例えば、強い自殺念慮、意識障害、急激な症状悪化など緊急性が高い場合は、オンラインではなく速やかに対面診療や救急受診(119)が必要です。
その他、オンラインでは十分な診断ができないと医師が判断した場合は、直接の受診を促されることがあります。

精神的に弱っている場合には普段通りの判断力を発揮できない状態に陥っている場合もありますし、自分では大丈夫と思っていても医師から見たら”いますぐ休息が必要”と認められる可能性もあるでしょう。

自己判断せずにオンラインを活用して「まずは専門家に相談してみる」こと自体は大切な一歩です。医師が適切な対応方法を案内してくれるでしょう。

心療内科オンライン診療での初診時の流れ

ここでは、心療内科のオンライン診療における初診の一般的な流れについて説明します。

予約から当日までの流れ

オンライン診療に対応している医療機関を探し、公式サイトや予約フォームから診察日時を選んで予約します。

クリニックによってはアプリ不要で、ウェブ上だけで完結するところもあります。予約後はメールなどで事前問診や接続方法の案内が届くので、あらかじめ準備に必要な項目を確認しておきましょう。

診察中は何を話せばいい?聞かれることと話すポイント

診察では、医師から現在の悩みや症状、生活への影響などを聞かれます。

「いつから、どんなつらさがあるか」を自分なりに整理しておくと、スムーズに話せます。うまく話せる自信がなければ診察の前に手元にメモしておくとよいでしょう。

緊張してうまく話せなくても、医師が丁寧に対応してくれるので安心してください。話したくないことがあれば、無理に話す必要はありません。

処方・診断書・支払い・薬の受け取り方まで

診察の内容に応じて、医師が薬の処方や診断書の発行を行います。

処方箋は薬局に電子的に送られるか、自宅へ郵送され、薬は薬局での受け取りや配送に対応しています。

診断書が必要な場合は、オンライン診療を予約する際など、事前に伝えておくとスムーズです。支払いはクレジットカードや銀行振込などで行えます。

初診をスムーズに進めるコツ

心療内科や精神科の初診では、限られた時間の中で自身の状態をどれだけ正確に伝えられるかが、治療の方向性を決める重要なポイントになります。

緊張や不安でうまく話せないと感じている方でも、少し準備をしておくだけで、診察の時間をより有意義に使うことができます。

「どこがつらいか」を言葉にする準備が診察を変える

心の不調は、感じていても言葉にするのが難しいかもしれません。ぼんやりとしたつらさや疲れ、表現しづらい感覚も、診察の場では大切な手がかりになります。

何をどう話していいか迷いそうなときは、あらかじめ「いつからどんな状態が続いているか」「日常生活にどう影響しているか」などをメモに書き出してみましょう。

うまく言えなくても、書き出したメモが医師との対話や診断・治療方針を決めるきっかけになります。

持病・服薬・生活リズムなど、話すべきことの整理方法

診察では、現在の症状に加え、過去の病歴や服薬歴、生活リズムなどの情報も必要になります。

これまでの通院歴、今飲んでいる薬やサプリメント、睡眠や食事の状態などをあらかじめ整理しておくと、スムーズに話せます。

きれいにまとめる必要はなく、思いついたことをメモに残しておくだけでも十分です。気になっていること、不安なことがあれば、忘れずに記しておきましょう。

診断書や傷病手当の希望は予約時に伝える

診断書や傷病手当の申請書など、書類の発行を希望する場合には、できるだけ予約の段階で医療機関に伝えておくとスムーズです。オンライン診療では、書類発行に対応していないクリニックもあるため、希望がある場合は事前に確認しておきましょう。

心療内科のオンラインで初診を受ける際によくある質問

初めてオンラインで心療内科を受診する方にとっては、不安や疑問が尽きないものです。ここでは、実際によく寄せられる質問と、その回答についてわかりやすく紹介します。

どんな症状に対応してもらえるの?

オンラインの心療内科では、主に次のような症状について相談できます。

パニック障害、不安障害、適応障害、強迫性障害、不眠症、うつ病、自律神経失調症、睡眠障害、社交不安障害、双極性障害(躁うつ病含む)、摂食障害などです。

※医療機関によっては初診から対応できないケースもあるため、ご注意ください。

「うまく話せないかも」「泣いてしまうかも」大丈夫?

診察の中で言葉が詰まってしまったり、涙が出てしまうことを不安に感じている方もいるかもしれません。

しかし、心療内科や精神科の医師はそうした状況に対して理解を持っていますし、それこそが相談するべき症状の一部でもあります。

話せないことも含めて今のあなたの状態であり、それを正直に伝えることが一番大切です。話せることから少しずつでも問題ありません。

処方箋や診断書はどうやって届く?薬局は選べる?

オンライン診療で処方が出た場合、処方箋は医療機関から直接薬局へFAXや電子で送られるか、自宅へ郵送される方法が一般的です。薬は最寄りの薬局に直接行くか、配送サービスを利用して自宅で受け取れます。

診断書については、PDFで送付される場合や、原本を郵送してもらう方法が選べます。予約時に医療機関に確認しておきましょう。

どんな先生が担当?医師の選び方や変更はできる?

オンライン診療を提供している医療機関の中には、予約時に医師のプロフィールが表示され、性別や専門分野などをもとに希望する医師を選べるところもあります。

また、診察後に相性が合わないと感じた場合には、次回から医師の変更が可能なクリニックも多くあります。無理に同じ医師にこだわらず、自分が安心して話せる相手を見つけることが継続的な治療には大切です。

本人確認・通信環境・個人情報の安全性はどう守られる?

オンライン診療では、マイナンバーカードや運転免許証などの顔写真付き身分証明書を画面越しに提示することで、医師が本人確認を行います。

また、使用される通信システムには暗号化などのセキュリティ対策が施されており、個人情報や診療内容が外部に漏れないよう配慮されています。診察を受ける側も、できるだけ人のいない静かな場所で受診することで、プライバシーを守ることが可能です。

保険は使える?自費になるケースはある?

オンライン診療でも、通常の保険診療と同様に健康保険を適用できます。

ただし、クリニックによっては自由診療としてオンライン診療を提供している場合もあるため、事前に公式サイトや予約ページで確認しておくと安心です。

また、時間帯や診療内容によっては追加の費用が発生することがありますが、費用についても事前に明示されているケースが多いため、予約時点で確認をしておきましょう。

 

休職や傷病手当金についてのよくある質問

Q1:病気で仕事を休んだとき、健康保険からお金はもらえますか?
A1:業務外の病気やケガで働けず、4日以上休んだ場合は「傷病手当金」が支給されることがあります。給与が出ている場合は、その分差し引かれて支給されます。

Q2:傷病手当金はいくらもらえますか?
A2:直近12か月の給与を基に計算され、1日あたり「標準報酬日額の3分の2」が目安です。給与がある場合は差し引かれた額が支給されます。

Q3:いつまで受け取れますか?
A3:同じ病気やケガについて、支給開始日から最長で1年6か月間受け取ることができます。

Q4:退職してももらえますか?
A4:退職前に1年以上健康保険に加入していて、退職時点で傷病手当金の条件を満たしていれば、退職後も継続して受給できる場合があります。

オンライン診療を受けてみよう|心の不調に気づいた“今”が受診のタイミング

メンタルヘルスの不調は、目に見えにくく、言葉にしづらいものです。そのため、つい受診が後回しになってしまうこともあるでしょう。

しかし、症状が軽いうちに相談することで、早期の改善が期待できます。今のつらさに気づいた今こそが、相談のタイミングです。

忙しくて受診できない場合にはオンライン診療がおすすめ

オンライン診療について

 

オンライン診療は、インターネットにつながるスマートフォンやパソコン、タブレットを使って、自宅などから医師の診察を受けられる医療サービスです。

画面越しに医師とビデオ通話で話し、症状や困りごとを伝えられます。診察の予約から問診、診断、処方箋の発行、支払いまで、すべてをオンラインで完結できる点が特徴です。

SOKUYAKUとは

「SOKUYAKU(ソクヤク)」は、オンライン診療をより手軽に受けられるようサポートするサービスです。アプリで予約から診察、薬の受け取りまでの流れが非常にスムーズで、スマートフォン一つで診療が完結します。

 

登録しておけば、お気に入りのクリニックや薬局も選べるようになり、診察ごとの手間も軽減されます。また、薬は最短で当日または翌日に全国どこでも受け取ることが可能です。お薬手帳のデジタル管理や、サポートスタッフによる案内もあるため、はじめての方でも安心して利用できます。

まとめ

心療内科のオンライン診療は、人目を気にせずリラックスして話ができるため、受診をためらっていた方にとっても利用しやすい手段といえます。ただし、初診では処方できる薬に制限があったり、緊急の対応が難しい場合もあるため、対面診療とうまく使い分けることが大切です。

「病院に行くのはまだ不安」そんなときこそ、オンライン診療を活用してみてください。心の不調に気づいたその瞬間が、相談を始めるベストなタイミングです。

コメント 本コラムでは、心療内科のオンライン診療について、制度の背景や利用時の注意点を整理しました。オンライン診療は、外出の負担や人目の気がかりを軽減し、自宅から安心して医師とつながれる大きなメリットがあります。初診から利用できるようになったことで、受診のハードルはさらに下がりました。一方で、初診では処方できない薬があることや、通信環境の準備、必要に応じて対面診療へ切り替える必要がある点には注意が必要です。大切なのは「受診をためらわないこと」です。オンライン診療を入口として活用することで、早期の相談と継続的な支援につながります。

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当コラムの掲載記事に関するご注意点

1.

当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。

2.

当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。

3.

当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。

4.

前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。

心がつらいとき、自宅から相談|初診で心療内科をオンライン診療で受ける方法のイメージ
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監修医師 大迫 鑑顕
【経歴】
2014年千葉大学医学部卒業
2020年国際医療福祉大学 医学部精神医学・成田病院 精神科 助教
2021年千葉大学大学院医学研究院 精神医学教室 特任助教(兼任)
2023年Bellvitge University Hospital (Barcelona, Spain)
2025年メンタルヘルスかごしま中央クリニック 院長
<主な研究領域>https://researchmap.jp/nr_ohsako
精神医学(摂食障害、行動依存症(ゲーム依存、ギャンブル依存、etc)、せん妄)

【免許・資格】
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会認定精神科専門医・指導医
日本医師会認定産業医
公認心理師

SOKUYAKU
オンライン診療の流れ

  • STEP
    1

    診療方法を選択

    スマートフォン・タブレットでご利用の方はアプリをダウンロードします。

    診療方法を選択する画面
  • STEP
    2

    診療予約をする

    カレンダーからお好きな日時を選択して、診療予約を行います。

    診療予約をする画面
  • STEP
    3

    オンライン問診をする

    事前問診をアプリ内またはWeb内で行い、基本情報などを入力します。

    オンライン問診をする画面
  • STEP
    4

    オンライン診療を受ける

    予約時間になったら、実際に医師とビデオ通話で会話しながら、診療を受けます。

    オンライン診療を受ける画面
  • STEP
    5

    オンライン服薬指導を受ける

    オンライン診療後、薬剤師とビデオ通話で会話しながら、服薬指導を受けます。

    オンライン服薬指導を受ける画面
  • STEP
    6

    おくすりが配送されます

    決済完了後、最短当日、ご自宅や薬局でおくすりを受け取れます。

    おくすりが配送される画面