インフルエンザがうつる確率は?発症するタイミングと家庭内での予防策
インフルエンザはいつからいつまでうつる?感染力のピーク
対策で最も重要なのは「いつウイルスが出ているか」を知ることです。タイミングを知らなければ、防ぎようがありません。症状が出る前からウイルスは排出されており、熱が下がった後もリスクは残っています。
発症前からウイルスは出ている?潜伏期間の感染リスク
多くの方が誤解していますが、インフルエンザウイルスは「熱が出た瞬間」から排出されるわけではありません。発症する約24時間前(1日前)から、すでに口や鼻からウイルスが出始めています。
「なんとなくダルい」と感じている段階や、まったく症状がない元気な状態でも、すでに隣にいる家族にうつしてしまうかもしれません。流行期に「症状がなくてもマスク」が推奨されるのは、自分では気づかないうちにウイルスをばら撒いてしまうリスクがあるからです。
「発症後3日間」が最も危険。ウイルス排出量のピークを知る
もっとも警戒すべきなのは、発症してから最初の3日間です。一般的に、インフルエンザウイルスが体内で増殖し、体外へ排出される量がピークに達するのは、発症後2日から3日目あたりだと言われています。
この時期は、38度以上の高熱が出たり、激しい咳やくしゃみが出たりと、症状も一番つらい時期と重なります。咳やくしゃみなどの症状が激しいということは、それだけ遠くへ、大量のウイルスを含んだ飛沫を飛ばしているということです。
看病をする家族にとって、「発症後3日間」をどう乗り切るかが、家庭内感染を防げるかどうかの分かれ道となります。
熱が下がればもう大丈夫?出勤・登校再開の「5日・2日」ルール
熱が下がると「もう治った」と思いがちですが、ここにも落とし穴があります。解熱後もウイルスは数日間、体から出続けているからです。このため、学校保健安全法などの基準では、出席停止期間が明確に定められています。
具体的には「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」というルールです。大人についても、この基準を参考にして出勤再開の目安とする企業が多くありますが、最終的には職場の就業規則や主治医の指示に従ってください。
迷ったら、たとえ2日で熱が下がっても、最低5日間は自宅療養が必要と考えましょう。これは周囲へのマナーでもあります。
家族にうつる確率はどれくらい?家庭内感染の目安
「家族がなったら全滅」と諦めていませんか? 確かにリスクは高いですが、必ずしもうつるわけではありません。ここでは「家庭内二次感染率」の目安を解説します。
家庭内での感染率は「1〜2割前後」が目安
研究データによると、インフルエンザの家庭内感染率は、おおよそ「10%から20%前後」と報告されることが多いです。「家族の1〜2割程度にうつる」と考えてください。条件によってはこれより高くなることも低くなることもあります。
逆に言えば、「8割以上の確率はうつらない」とも捉えられます。4人家族でお父さんが感染しても、対策をしっかり行えば、他の3人は無事に過ごせる可能性の方が高いのです。
「インフルエンザ 家族感染確率」は決して100%ではありません。この数字を知れば、諦めずに「対策しよう」という気持ちになれるはずです。
参考元『施設内感染からみた地域でのインフルエンザの流行動態に関する疫学研究』
『2009年パンデミックインフルエンザA(H1N1)の疫学 ―とくに家庭内感染について―』
ワクチン接種の有無で確率は変わる?
予防接種を受けているかも、うつる確率に影響します。ワクチンは「絶対にかからないバリア」ではありませんが、発症を抑えたり、重症化を防いだりする効果があります。
これは家庭内感染防止に大きな意味を持ちます。ワクチンを打っている家族は、もしウイルスをもらっても、激しい咳き込みが減ったり、ウイルス排出量が少なくて済んだりする可能性があるからです。
結果として、家庭内でウイルスが充満するのを防ぎ、連鎖を食い止めることにつながります。「インフル 家族にうつらない」環境を作るためにも、ワクチンは重要な予防手段です。
なぜ「うつる人」と「うつらない人」がいるのか?
同じ家で生活しているのに結果が分かれる最大の要因は、「ウイルスとの接触時間」と「距離」です。
看病につきっきりのお母さんと、日中はいないお父さんでは、ウイルスを浴びる量が違います。また、寝室を別にできているか、マスクを正しく着用できているかといった環境も影響します。
感染率を下げるには、根性論ではなく、物理的にウイルスとの接触を減らす戦略がカギです。
確率を最小限にする!家庭内で「うつさない」ための徹底対策
ここからは、感染確率を下げるための具体的な方法を紹介します。病院での治療と同じくらい、家庭での環境整備は重要です。今日からすぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひ取り入れてください。
「隔離」が最強の予防。部屋を分けるときのポイント
一番の予防法は、生活空間を分ける「隔離」です。可能なら感染者は個室で過ごし、食事も部屋の前まで運び、顔を合わせる機会を減らしましょう。
部屋数が足りず同じ部屋で寝る場合は、お互いの頭の向きを反対にする(足元に頭が来るようにする)だけでも、飛沫を吸い込むリスクを減らせます。また、部屋の真ん中にカーテンや布を吊るすだけでも、空気の流れを遮断する効果が期待できます。
物理的な壁を作ることが第一歩です。
ウイルスは乾燥が好き!湿度は「50〜60%」を死守しよう
インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。湿度が低いと、ウイルスを含んだ飛沫の水分が蒸発して軽くなり、長時間空中を漂います。
目標湿度は「50〜60%」です。加湿器はもちろん、無い場合は濡れたバスタオルを部屋に干すだけでも効果があります。
湿度が高いと、ウイルスはすぐに地面に落下し生存率も下がります。乾燥は喉の防御機能も弱めるため、湿度管理は回復のためにも予防のためにも必須です。
看病する人が気をつけるべき「ゴミ捨て」と「手洗い」のタイミング
看病で最も感染しやすいのは「ウイルスがついた物に触れたとき」です。感染者が鼻をかんだティッシュやマスクなどの「ゴミ」には大量のウイルスが付着しています。
ゴミ箱は蓋付きにし、捨てる際は空気を抜くように袋の口を縛って密閉しましょう。ゴミを扱った後や部屋を出た後は、必ず手洗いかアルコール消毒を行ってください。ドアノブなどに触れる前に手をきれいにすることが、接触感染を防ぐ鉄則です。
オフィスや学校でうつらない!社会生活での「感染回避」テクニック
家族がインフルエンザになったら仕事をどうするか悩みます。しかし、自分が発症していなければ基本的には出勤可能です(会社の規定によります)。自分が媒介者にならないよう、家の外での対策も解説します。
満員電車や教室…換気が悪い場所での自衛策
通勤の満員電車や冬場のオフィスは換気が不十分になりがちです。「密」な空間ではウイルス濃度が高まります。
窓を開けられない環境では、「不織布マスク」を隙間なく着用することが防御策です。鼻とワイヤーの隙間、頬の隙間がないようにピタッと装着してください。
また、CO2センサーがある場所なら数値が高い場所を避ける、電車なら空いている車両を選ぶなど、少しでも空気のきれいな場所を選ぶ意識を持ちましょう。
ランチや休憩室が鬼門?マスクを外す瞬間のルール
職場や学校で最もリスクが高いのが、マスクを外す「ランチ」や「休憩時間」です。食事中は無防備になり、会話も弾みがちです。実際、クラスターの多くは休憩室で発生しています。
食事中は会話を控える「黙食」を心がけるか、食べる時以外はすぐにマスクをつけましょう。対面を避け、斜め向かいや横並びに座るだけでも飛沫を浴びるリスクを減らせます。リラックスする時間こそ警戒が必要です。
共有PC・ドアノブからの「接触感染」を防ぐ消毒習慣
ウイルスは飛沫だけでなく接触でもうつります。オフィスのドアノブ、コピー機のボタン、共有PCなどは多くの人が触れるためリスクがあります。
デスクに戻ったら、まずは手指消毒をする習慣をつけましょう。共有物に触れる前後の消毒や、自分の周りをアルコールティッシュで拭くのも効果的です。
目・鼻・口を汚れた手で触らないようにするだけで、確率はぐっと下がります。
薬やワクチンの力で「うつる確率」は下げられる?医療面からの予防策
医療の力を借りることで、さらに確率はコントロールできます。薬は「治す」だけでなく「うつさない」ためにも役立ちます。
インフルエンザ薬は「自分からうつすリスク」を減らせる
タミフルなどの治療薬は、ウイルスの増殖を抑えます。発症から48時間以内に服用することで、発熱期間を短縮できるだけでなく、体から出るウイルス量を早期に減らす効果も期待できます。
感染者が早めに受診して薬を飲むことは、本人が楽になるだけでなく、家族へウイルスをばら撒く期間と量を減らすことにつながるのです。「ただの風邪かも」と我慢せず受診することは、結果的に家族を守ります。
家族を守る最後の砦「予防内服(予防投与)」という手段
あまり知られていませんが、インフルエンザ薬は「予防」のために飲むことも可能です。これを「予防内服(予防投与)」と呼びます。例えば、受験直前の子供がいる場合や、重症化リスクの高い高齢者と同居している場合など、「絶対にうつりたくない」という状況で選択されることがあります。
原則として全額自己負担(自費診療)となりますが、薬を飲んでいる期間は感染リスクを下げられます。どうしても外せない用事がある方には有効な方法のひとつです。
ただし、市販はされていないため、必ず医療機関を受診して医師の処方を受ける必要があります。過去に処方された家族の薬を勝手に飲むことは大変危険ですので、自己判断で服用するのは避けましょう。
ワクチン接種済みなら、もし感染しても「軽症」で済む=拡散も防げる
ワクチンを打っていても感染することはありますが、多くは軽症で済みます。症状が軽いということは、激しい咳などでウイルスを撒き散らす頻度も減るということです。ワクチンは自分を守るだけでなく、周囲への拡散を防ぐ「防波堤」の役割も果たします。
インフルエンザの「うつる確率」でよくある疑問
ここでは、日常生活でふと疑問に思う、インフルエンザの感染リスクに関する素朴な疑問にお答えします。
ちょっと話しただけでもうつるの?
ゼロではありません。ウイルスは通常の会話で出る微細な飛沫にも含まれています。
至近距離でマスクなしで会話をした場合、短時間でも感染リスクはあります。発症直後は注意が必要です。
同じコップやタオルを使うと感染する?
唾液がついたコップやタオルにはウイルスが付着しており、共有することで感染リスクが高まります。感染者がいる期間は、タオルはペーパータオルにするか分け、食器もしっかり洗ってから共有しましょう。
家族がインフルエンザに!今すぐできる感染対策は?
まずは感染者を個室に移動させ、看病する人以外はマスクを着用します。手洗い、ドアノブ消毒を徹底し、加湿器で湿度を上げてください。
これらを「今すぐ」始めることで、家庭内感染の確率は下げられます。
まとめ:インフルエンザのうつる確率を正しく知って、冷静に備えよう
インフルエンザは感染力が強い病気ですが、その特性を正しく理解すれば、恐れすぎることはありません。
「どれくらいうつるか」は状況しだい。家庭・学校・職場でできる対策をしよう
家庭内感染率は1〜2割程度であり、全滅が確定しているわけではありません。隔離、湿度管理、手洗いなどの対策を積み重ねることで、確率はさらに下げられます。
発症前後は特に注意!うつしやすい時期を知っておくことが大切
ウイルスは発症の1日前から排出され、発症後3日間がピークです。熱が下がっても2日間は感染力が残ります。この期間は接触を避けるなど、メリハリのある行動が重要です。
不安なときは無理せず、自宅からオンライン診療を活用しよう
感染の疑いや予防内服の相談は、無理に病院へ行かず「オンライン診療」を活用するのも手です。
SOKUYAKUは、全国の病院・薬局の検索から、ビデオ通話による診察、そしてお薬の配送手配まで、すべてをスマホひとつで完結できるサービスです。高熱で動けない時や、看病で家を空けられない時には本当に強い味方になります。
正しい知識と対策で、あなたと家族を守りましょう。
「家族がインフルエンザにかかった。自分にもうつる?」「熱は下がったけれど、明日から仕事に行って大丈夫?」
流行期にはこうした不安が尽きません。受験生や高齢者がいる家庭では深刻です。しかし、家庭内であっても全員が必ず感染するわけではありません。
この記事では、インフルエンザの「うつる確率」の具体的な数字と、感染力が強まる危険なタイミング、そして確率を下げるための対策を解説します。
インフルエンザはいつからいつまでうつる?感染力のピーク
対策で最も重要なのは「いつウイルスが出ているか」を知ることです。タイミングを知らなければ、防ぎようがありません。症状が出る前からウイルスは排出されており、熱が下がった後もリスクは残っています。
発症前からウイルスは出ている?潜伏期間の感染リスク
多くの方が誤解していますが、インフルエンザウイルスは「熱が出た瞬間」から排出されるわけではありません。発症する約24時間前(1日前)から、すでに口や鼻からウイルスが出始めています。
「なんとなくダルい」と感じている段階や、まったく症状がない元気な状態でも、すでに隣にいる家族にうつしてしまうかもしれません。流行期に「症状がなくてもマスク」が推奨されるのは、自分では気づかないうちにウイルスをばら撒いてしまうリスクがあるからです。
「発症後3日間」が最も危険。ウイルス排出量のピークを知る
もっとも警戒すべきなのは、発症してから最初の3日間です。一般的に、インフルエンザウイルスが体内で増殖し、体外へ排出される量がピークに達するのは、発症後2日から3日目あたりだと言われています。
この時期は、38度以上の高熱が出たり、激しい咳やくしゃみが出たりと、症状も一番つらい時期と重なります。咳やくしゃみなどの症状が激しいということは、それだけ遠くへ、大量のウイルスを含んだ飛沫を飛ばしているということです。
看病をする家族にとって、「発症後3日間」をどう乗り切るかが、家庭内感染を防げるかどうかの分かれ道となります。
熱が下がればもう大丈夫?出勤・登校再開の「5日・2日」ルール
熱が下がると「もう治った」と思いがちですが、ここにも落とし穴があります。解熱後もウイルスは数日間、体から出続けているからです。このため、学校保健安全法などの基準では、出席停止期間が明確に定められています。
具体的には「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」というルールです。大人についても、この基準を参考にして出勤再開の目安とする企業が多くありますが、最終的には職場の就業規則や主治医の指示に従ってください。
迷ったら、たとえ2日で熱が下がっても、最低5日間は自宅療養が必要と考えましょう。これは周囲へのマナーでもあります。
家族にうつる確率はどれくらい?家庭内感染の目安
「家族がなったら全滅」と諦めていませんか? 確かにリスクは高いですが、必ずしもうつるわけではありません。ここでは「家庭内二次感染率」の目安を解説します。
家庭内での感染率は「1〜2割前後」が目安
研究データによると、インフルエンザの家庭内感染率は、おおよそ「10%から20%前後」と報告されることが多いです。「家族の1〜2割程度にうつる」と考えてください。条件によってはこれより高くなることも低くなることもあります。
逆に言えば、「8割以上の確率はうつらない」とも捉えられます。4人家族でお父さんが感染しても、対策をしっかり行えば、他の3人は無事に過ごせる可能性の方が高いのです。
「インフルエンザ 家族感染確率」は決して100%ではありません。この数字を知れば、諦めずに「対策しよう」という気持ちになれるはずです。
ワクチン接種の有無で確率は変わる?
予防接種を受けているかも、うつる確率に影響します。ワクチンは「絶対にかからないバリア」ではありませんが、発症を抑えたり、重症化を防いだりする効果があります。
これは家庭内感染防止に大きな意味を持ちます。ワクチンを打っている家族は、もしウイルスをもらっても、激しい咳き込みが減ったり、ウイルス排出量が少なくて済んだりする可能性があるからです。
結果として、家庭内でウイルスが充満するのを防ぎ、連鎖を食い止めることにつながります。「インフル 家族にうつらない」環境を作るためにも、ワクチンは重要な予防手段です。
なぜ「うつる人」と「うつらない人」がいるのか?
同じ家で生活しているのに結果が分かれる最大の要因は、「ウイルスとの接触時間」と「距離」です。
看病につきっきりのお母さんと、日中はいないお父さんでは、ウイルスを浴びる量が違います。また、寝室を別にできているか、マスクを正しく着用できているかといった環境も影響します。
感染率を下げるには、根性論ではなく、物理的にウイルスとの接触を減らす戦略がカギです。
確率を最小限にする!家庭内で「うつさない」ための徹底対策
ここからは、感染確率を下げるための具体的な方法を紹介します。病院での治療と同じくらい、家庭での環境整備は重要です。今日からすぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひ取り入れてください。
「隔離」が最強の予防。部屋を分けるときのポイント
一番の予防法は、生活空間を分ける「隔離」です。可能なら感染者は個室で過ごし、食事も部屋の前まで運び、顔を合わせる機会を減らしましょう。
部屋数が足りず同じ部屋で寝る場合は、お互いの頭の向きを反対にする(足元に頭が来るようにする)だけでも、飛沫を吸い込むリスクを減らせます。また、部屋の真ん中にカーテンや布を吊るすだけでも、空気の流れを遮断する効果が期待できます。
物理的な壁を作ることが第一歩です。
ウイルスは乾燥が好き!湿度は「50〜60%」を死守しよう
インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。湿度が低いと、ウイルスを含んだ飛沫の水分が蒸発して軽くなり、長時間空中を漂います。
目標湿度は「50〜60%」です。加湿器はもちろん、無い場合は濡れたバスタオルを部屋に干すだけでも効果があります。
湿度が高いと、ウイルスはすぐに地面に落下し生存率も下がります。乾燥は喉の防御機能も弱めるため、湿度管理は回復のためにも予防のためにも必須です。
看病する人が気をつけるべき「ゴミ捨て」と「手洗い」のタイミング
看病で最も感染しやすいのは「ウイルスがついた物に触れたとき」です。感染者が鼻をかんだティッシュやマスクなどの「ゴミ」には大量のウイルスが付着しています。
ゴミ箱は蓋付きにし、捨てる際は空気を抜くように袋の口を縛って密閉しましょう。ゴミを扱った後や部屋を出た後は、必ず手洗いかアルコール消毒を行ってください。ドアノブなどに触れる前に手をきれいにすることが、接触感染を防ぐ鉄則です。
オフィスや学校でうつらない!社会生活での「感染回避」テクニック
家族がインフルエンザになったら仕事をどうするか悩みます。しかし、自分が発症していなければ基本的には出勤可能です(会社の規定によります)。自分が媒介者にならないよう、家の外での対策も解説します。
満員電車や教室…換気が悪い場所での自衛策
通勤の満員電車や冬場のオフィスは換気が不十分になりがちです。「密」な空間ではウイルス濃度が高まります。
窓を開けられない環境では、「不織布マスク」を隙間なく着用することが防御策です。鼻とワイヤーの隙間、頬の隙間がないようにピタッと装着してください。
また、CO2センサーがある場所なら数値が高い場所を避ける、電車なら空いている車両を選ぶなど、少しでも空気のきれいな場所を選ぶ意識を持ちましょう。
ランチや休憩室が鬼門?マスクを外す瞬間のルール
職場や学校で最もリスクが高いのが、マスクを外す「ランチ」や「休憩時間」です。食事中は無防備になり、会話も弾みがちです。実際、クラスターの多くは休憩室で発生しています。
食事中は会話を控える「黙食」を心がけるか、食べる時以外はすぐにマスクをつけましょう。対面を避け、斜め向かいや横並びに座るだけでも飛沫を浴びるリスクを減らせます。リラックスする時間こそ警戒が必要です。
共有PC・ドアノブからの「接触感染」を防ぐ消毒習慣
ウイルスは飛沫だけでなく接触でもうつります。オフィスのドアノブ、コピー機のボタン、共有PCなどは多くの人が触れるためリスクがあります。
デスクに戻ったら、まずは手指消毒をする習慣をつけましょう。共有物に触れる前後の消毒や、自分の周りをアルコールティッシュで拭くのも効果的です。
目・鼻・口を汚れた手で触らないようにするだけで、確率はぐっと下がります。
薬やワクチンの力で「うつる確率」は下げられる?医療面からの予防策
医療の力を借りることで、さらに確率はコントロールできます。薬は「治す」だけでなく「うつさない」ためにも役立ちます。
インフルエンザ薬は「自分からうつすリスク」を減らせる
タミフルなどの治療薬は、ウイルスの増殖を抑えます。発症から48時間以内に服用することで、発熱期間を短縮できるだけでなく、体から出るウイルス量を早期に減らす効果も期待できます。
感染者が早めに受診して薬を飲むことは、本人が楽になるだけでなく、家族へウイルスをばら撒く期間と量を減らすことにつながるのです。「ただの風邪かも」と我慢せず受診することは、結果的に家族を守ります。
家族を守る最後の砦「予防内服(予防投与)」という手段
あまり知られていませんが、インフルエンザ薬は「予防」のために飲むことも可能です。これを「予防内服(予防投与)」と呼びます。例えば、受験直前の子供がいる場合や、重症化リスクの高い高齢者と同居している場合など、「絶対にうつりたくない」という状況で選択されることがあります。
原則として全額自己負担(自費診療)となりますが、薬を飲んでいる期間は感染リスクを下げられます。どうしても外せない用事がある方には有効な方法のひとつです。
ただし、市販はされていないため、必ず医療機関を受診して医師の処方を受ける必要があります。過去に処方された家族の薬を勝手に飲むことは大変危険ですので、自己判断で服用するのは避けましょう。
ワクチン接種済みなら、もし感染しても「軽症」で済む=拡散も防げる
ワクチンを打っていても感染することはありますが、多くは軽症で済みます。症状が軽いということは、激しい咳などでウイルスを撒き散らす頻度も減るということです。ワクチンは自分を守るだけでなく、周囲への拡散を防ぐ「防波堤」の役割も果たします。
インフルエンザの「うつる確率」でよくある疑問
ここでは、日常生活でふと疑問に思う、インフルエンザの感染リスクに関する素朴な疑問にお答えします。
ちょっと話しただけでもうつるの?
ゼロではありません。ウイルスは通常の会話で出る微細な飛沫にも含まれています。
至近距離でマスクなしで会話をした場合、短時間でも感染リスクはあります。発症直後は注意が必要です。
同じコップやタオルを使うと感染する?
唾液がついたコップやタオルにはウイルスが付着しており、共有することで感染リスクが高まります。感染者がいる期間は、タオルはペーパータオルにするか分け、食器もしっかり洗ってから共有しましょう。
家族がインフルエンザに!今すぐできる感染対策は?
まずは感染者を個室に移動させ、看病する人以外はマスクを着用します。手洗い、ドアノブ消毒を徹底し、加湿器で湿度を上げてください。
これらを「今すぐ」始めることで、家庭内感染の確率は下げられます。
まとめ:インフルエンザのうつる確率を正しく知って、冷静に備えよう
インフルエンザは感染力が強い病気ですが、その特性を正しく理解すれば、恐れすぎることはありません。
「どれくらいうつるか」は状況しだい。家庭・学校・職場でできる対策をしよう
家庭内感染率は1〜2割程度であり、全滅が確定しているわけではありません。隔離、湿度管理、手洗いなどの対策を積み重ねることで、確率はさらに下げられます。
発症前後は特に注意!うつしやすい時期を知っておくことが大切
ウイルスは発症の1日前から排出され、発症後3日間がピークです。熱が下がっても2日間は感染力が残ります。この期間は接触を避けるなど、メリハリのある行動が重要です。
不安なときは無理せず、自宅からオンライン診療を活用しよう
感染の疑いや予防内服の相談は、無理に病院へ行かず「オンライン診療」を活用するのも手です。
SOKUYAKUは、全国の病院・薬局の検索から、ビデオ通話による診察、そしてお薬の配送手配まで、すべてをスマホひとつで完結できるサービスです。高熱で動けない時や、看病で家を空けられない時には本当に強い味方になります。
正しい知識と対策で、あなたと家族を守りましょう。
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
1.
当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
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