ヤッペ法って何?アフターピルとの違いは?服用方法や副作用について徹底解説
更新日:2024年05月21日
その中の1つに、ヤッペ法という緊急避妊法があります。
今回はヤッペ法について、アフターピルとの違いや服用方法、副作用などについても解説していきます。
アフターピルとは
アフターピルとは、妊娠を希望しないのに、コンドームの破損やピルの飲み忘れ、避妊なしの性交など妊娠の可能性がある場合に使われる緊急避妊ピルです。
性交から72時間以内にアフターピルを内服すると、高い割合で妊娠を回避します。あくまでも緊急時に使う方法であり、正しく服用した場合でも100%妊娠を防止できるとは限りません。アフターピルを服用後、次の月経がきてから避妊効果がわかります。生理予定日から1週間以上経っても生理が来ない、またはいつもの生理と違う場合は、妊娠している可能性があります。
妊娠検査薬を用いて妊娠の有無を確認してから、産婦人科を受診するようにしましょう。アフターピルの服用によって、排卵・受精・着床に作用します。例えば、排卵前にアフターピルを使用できた場合には、排卵が抑えられます。受精卵と精子は、出会う機会を失うため妊娠できないという仕組みです。また排卵後に使用した場合では、受精が成立したとしても、アフターピルに含まれる黄体ホルモンが作用し、子宮内膜への着床を妨げる効果があります。子宮内膜が出血(消退出血)を伴って剥げ落ち、生理の時のように妊娠ができない状態にするからです。
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内服薬を使った緊急避妊するための2つの方法
緊急避妊の選択肢には、アフターピルや避妊器具(IUD)などがあります。
避妊器具よりもアフターピルが多く使われ、主な内服の方法は以下の2種類です。
・ヤッペ法
・ノルレボ法
それぞれ解説していきます。
ヤッペ法
エストロゲンとプロゲスチンの混合経口避妊薬です。まずは薬を2錠内服し、12時間後に追加で2錠内服する方法です。
妊娠阻止率は、約57%で、内服のタイミングが早ければ早いほど避妊効果が高い傾向にあります。高用量のエストロゲンを配合しているため、吐き気や嘔吐などの副作用が出やすいのが特徴です。内服してすぐに嘔吐してしまうと薬の吸収ができておらず、効果が下がってしまう恐れもあります。副作用には個人差がありますが、嘔気が心配な場合には吐き気止めを処方されるケースもあります。
ノルレボ法
ノルレボ法は、日本で服用されるケースの多い内服薬です。
性交後72時間以内に1回内服する方法で、阻止率は約80%になります。内服すると、排卵を止めるもしくは遅らせて、受精の機会を防ぐ性質があります。ヤッペ法と比較して、副作用の吐き気が少なく、避妊効果が高いのが特徴です。
今でもヤッペ法で緊急避妊はできるの?
今でもヤッペ法による避妊方法が行われているところもあります。
しかし、妊娠阻止率がレボノルゲストレル法と比較して低く、吐き気などの副作用が強いため、第一選択とされません。WHOが行った研究でも、レボノルゲストレル法の方が有効性や安全性ともに優位であると確認されています※。
※参考「あすか製薬株式会社:医薬品インタビューフォーム」
また、日本で唯一承認されている緊急避妊薬はレボノルゲストレルです。そのためヤッペ法は、他の緊急避妊薬が使用できない方に使用されるケースが多い方法になります。基本的には、レボノルゲストレル法が選択されると覚えておきましょう。
アフターピルの内服方法
アフターピルの服用方法は、薬によって大きく異なります。用法、用量を守って、内服すると効果が期待しやすいでしょう。レボノルゲストレル法とヤッペ法のそれぞれの内服方法について解説していきます。
ノルレボ法
ノルレボ法(ノルレボはレボノルゲストレルの先発品となります)は、性交後72時間以内に1回1錠、レボノルゲストレル(黄体ホルモン)を1.5mg内服します。厚生労働省では、ノルレボ錠1.5mg、レボノルゲストレル錠1.5mg「F」が認可されており、相場は8,000円〜15,000円です。
研究結果によると、24時間以内の内服で妊娠阻止率は95%なのに対し、48〜72時間後には58%に低下(※)しています。
つまり、時間が経つほど効果が下がってしまうため、できるだけ早く服用することが重要です。
ヤッペ法
ヤッペ法は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの混合型避妊薬を性交後72時間以内に2錠服用(1回目)し、さらに12時間後に2錠内服(2回目)する方法です。
ヤッペ法では主に中用量ピルのプラノバール錠が使用され、価格は4,000円~8,000円になります。
研究結果によると、24時間以内の内服で妊娠阻止率は77%なのに対し、48〜72時間後には31%に低下(※)しています。
レボノルゲストレル法と同様に、早めの服用が重要です。
アフターピルの副作用とは?
臨床試験では、使用者のうち72.,3%に副作用が報告されています(※)。
アフターピルの副作用は一時的なものが多く、24時間以内に消失する場合が多いです。アフターピルの副作用について、それぞれ詳しく説明します。
眠気
生理中に眠気に襲われるのと同様に、アフターピルでも眠気が起こる場合があります。女性ホルモンが原因とされており、24時間以内に消失するケースがほとんどです。
下痢
急激なホルモンバランスの変化によって、お腹がゆるくなる場合があります。数時間のうちに下痢をしたとしても、アフターピルは胃や小腸から吸収されるため、心配はいりません。一時的な症状であり、すぐに治るケースが多いです。
消退出血
アフターピルを服用するとホルモンバランスが変化し、不正出血が起こる場合があります。子宮内膜が一部剥離する現象で、鮮血または茶色っぽい血液が出るのが特徴です。服用3日以降の出血であれば、アフターピルによる人工的な生理(消退出血)と考えられます。しかし心配な場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
吐き気
アフターピルの副作用で最も多くみられるのが、吐き気です。とくにヤッペ法では吐き気や嘔気が起こりやすい傾向にあります。服用してから2時間以内に吐いてしまうと、アフターピルが体に吸収されていない可能性もあります。少しでも気持ち悪さを感じたら、安静に過ごしましょう。
めまい
アフターピル服用後に、めまいやふらつきが起こる場合もあります。周りがぐるぐる回る、体がフラフラするといった症状などです。ストレスや寝不足などでもめまいの原因になりやすいため、しっかり休息をとりましょう。
まとめ
アフターピルは、100%妊娠を防げるものではありません。
頻繁に服用すると、体への負担や副作用のリスクがあるため、あくまでも緊急時に使用する避妊方法と覚えておきましょう。妊娠を希望しないのであれば、日頃から低用量ピルの内服をしておくと、いざというときに焦らず安心できるでしょう。
アフターピルを使用する場合には、できるだけ早めの受診が望ましいですが、デリケートな問題でもあり、対面での受診に抵抗がある方も少なくないでしょう。そんな方にはアフターピルのオンライン診療がおすすめです。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、アフターピルのオンライン診療に対応しております。一人ひとりに合った適切な治療薬を医師が処方いたします。ぜひご活用ください。
医師
馬場 敦志
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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1回目の内服の時間から12時間後の時間帯が内服するのが難しい時間帯もある(例えば午後3時に一回目内服したら、深夜の3時に二回目を内服しなければならない)ため、服薬時間を絶対に確認するようにします。
基本的には、一回内服で済み、なおかつ副作用が比較的少なく、妊娠阻止率の高い、レボノルゲストレルによる緊急避妊薬を積極的にオススメしております。