睡眠障害|睡眠薬はオンライン診療・保険適用で処方できる?
【主な内容】
こんなお悩みありませんか? 睡眠障害・不眠症のセルフチェック
睡眠薬はオンライン診療の初診でも処方できる?
オンライン診療で処方できる睡眠障害の薬は?
睡眠障害・不眠症の主な原因は?
オンライン診療で睡眠障害を治療するメリット・デメリットは?
オンライン診療で不眠症を治療した人の声
オンライン診療の受診の流れ
よくある質問
こんなお悩みありませんか? 睡眠障害・不眠症のセルフチェック
睡眠障害(不眠症)は、現代社会で多くの方が抱える悩みです。
以下の項目のうち、1つでも当てはまるものがあれば、睡眠の質が低下している、あるいは睡眠障害の傾向があるかもしれません。
ご自身の生活習慣や睡眠パターンを見直したり、気になる症状がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。
睡眠の症状に関する項目
□寝付きが悪い:寝ようとしてから、30分〜1時間以上たってもなかなか眠れないことが多い(入眠障害)
□途中で目が覚める:夜中に何度も目が覚めたり、一度目が覚めるとその後なかなか寝つけない(中途覚醒)
□早く目が覚める:起きる予定時刻より2時間以上も早く目が覚めてしまい、その後眠れない(早朝覚醒)
□熟睡感がない:十分な睡眠時間を取ったにもかかわらず、「よく眠れた」という満足感が得られない(熟眠障害)
□いびき:家族などから、大きないびきや睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある(睡眠時無呼吸症候群)
日中の状態や生活習慣に関する項目
□日中の眠気や倦怠感:強い眠気やだるさがあり、集中力や意欲が低下して仕事や家事に支障が出ている
□精神的な疲れ:嫌なことがあるとクヨクヨしたり、悩み事を抱え込んだりすることが多い
□ 刺激物の常用:コーヒーやタバコを常用(特に夕方以降)している
□ 不規則な生活:就寝・起床の時間が日によって異なり、決まっていない
□就寝前の行動:寝る直前までスマートフォンやパソコンを見ている
睡眠薬はオンライン診療の初診でも処方できる?
睡眠薬(睡眠導入剤・睡眠維持薬)は、薬の種類によってはオンライン診療の初診でも処方されることがあります。ただし、睡眠薬は依存性や乱用のリスクが問題となる薬剤が多いため、オンライン診療で処方できる薬の種類や処方日数には一定の制限があります。
一般に、オンライン診療の初診で処方されやすいのは、依存性が比較的低く、自然な眠気を促すタイプの睡眠薬です。具体的には、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬などがこれに該当します。どの薬を処方するかは、患者の症状や既往歴を踏まえた医師および医療機関の判断によります。
一方で、依存性や乱用のリスクが高い睡眠薬については、厚生労働省の指針により、オンライン診療の初診では処方できないとされています。睡眠薬では、ベンゾジアゼピン系薬剤などの向精神薬が代表的です。これらの薬は、対面診療での評価・処方を経たうえで、再診からオンライン診療に切り替えて処方されるケースがあります。なお、再診であっても、安全確保が難しいと医師が判断した場合や、医療機関の診療方針、地方厚生局への届出内容によっては、引き続き対面診療が必要となることがあります。
※参照 ⽇本医学会連合 オンライン診療の初診に関する提⾔
オンライン診療で処方できる睡眠障害の薬は?
| 薬剤名(一般名) | 分類 | 適応 |
| ロゼレム(ラメルテオン) | メラトニン受容体作動薬 | ・入眠困難の改善 |
| デエビゴ(レンボレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 |
| クービビック(ダリドレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 ・日中の眠気や機能低下の改善 |
| ベルソムラ(スボレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 |
ロゼレム(ラメルテオン)
ロゼレムは、体内時計(睡眠と覚醒など生体のリズムを調整する働き)をコントロールするメラトニンというホルモンの働きを助ける睡眠薬です。
自然な眠りを促すため、依存性が低く、翌朝の持ち越し効果(眠気や倦怠感)も少ないのが特徴です。
特に入眠障害(寝付きの悪さ)に効果を発揮します。通常、就寝30分前に服用することで、自然な眠りへと導いてくれます。体内時計のリズムを整える効果があるので、生活リズムが乱れている方にも適しています。
副作用としては、めまい、頭痛、眠気などが報告されていますが、他の睡眠薬と比べて軽度とされます。一般的に、オンライン診療で初診から処方が可能です。
デエビゴ(レンボレキサント)
デエビゴは、「オレキシン受容体拮抗薬」に分類されます。脳内の覚醒物質であるオレキシンの働きを抑えることで、自然な眠りを促します。現在の不眠症治療において、第一選択薬として使われることが多い薬です。
入眠障害だけでなく、中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)や早朝覚醒(予定より早く目が覚めてしまう)の症状にも効果的とされています。
従来の睡眠薬と異なり、GABA受容体に作用しないため、ふらつきや健忘などの副作用が少ないという利点があります。
副作用として、翌朝まで眠気が残ったり、だるいと感じたりする、悪夢を見ることがあると報告されています。 食事の直後に服用すると効果が出るのが遅くなることがあるため、食後に時間を空けて就寝直前に服用することが推奨されます。
依存性は低く、一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
クービビック(ダリドレキサント)
クービビックは、デエビゴなどと同じく「オレキシン受容体拮抗薬」に分類され、2024年12月に日本で発売になった新しい不眠症治療薬です。脳の覚醒スイッチをオフにすることで、自然な眠りと睡眠維持をサポートします。
自然な睡眠サイクルを維持しながら熟睡感を得られ、入眠障害と中途覚醒の両方に有効です。特に、従来の睡眠薬と比較して、持ち越し(眠気やだるさが残ること)が少なく、翌日の日中の活動に影響が出にくいという特徴があります。
副作用として、頭痛や疲労感などが報告されています。 服用上の注意点として、食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用が推奨されています。
依存性は低く、一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
ベルソムラ(スボレキサント)
ベルソムラは、世界で初めて発売された「オレキシン受容体拮抗薬」で、日本では2014年に承認されました。脳の過度な覚醒状態を鎮めることで、睡眠の質を損なわずに、自然に近い生理的な睡眠を誘導します。
入眠障害だけでなく、睡眠の維持にも効果があり、中途覚醒の改善にも役立ちます。
副作用として、翌日の眠気やふらつき、悪夢などが報告されています。また、 他の薬との飲み合わせ(併用)ができない薬があるため、お薬手帳を必ず提示し、医師や医療機関での確認が必須です。
一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
漢方薬
不眠症の改善のために、漢方薬が処方されることもあります。
漢方薬は、不眠の原因となる「体質の偏り」や「心身のバランス」を整えることで自然な眠りを目指すものです。患者さんの希望で「睡眠薬の依存性が心配」「体に優しい薬から始めたい」といった場合や、イライラや不安など不眠の原因がはっきりしている場合に選ばれます。
不眠症に用いられる代表的な漢方薬
酸棗仁湯(サンソウニントウ): 心身が疲れ、神経が高ぶって眠れない時に。
抑肝散(ヨクカンサン): イライラや神経の興奮を鎮めたい時に。
加味帰脾湯(カミキヒトウ): 胃腸が弱く、不安感で寝付けない時に。
柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ): ストレスによる動悸や不安がある時に。
医師の診察に基づいて処方される医療用漢方薬は、原則として保険適用となります。 ただし、医療機関によっては自由診療(全額自己負担)としている場合もあります。予約前に「保険診療に対応しているか」を確認しましょう。
処方に対面診療が必要な薬
オンライン診療で処方が制限されるのは、法律で「向精神薬」等に指定された依存性のリスクがある薬です。主に「ベンゾジアゼピン系」と「非ベンゾジアゼピン系」の2種類に分類されます。
ベンゾジアゼピン系
ハルシオン(トリアゾラム)、レンドルミン(ブロチゾラム)、サイレース(フルニトラゼパム)、ベンザリン(ニトラゼパム)、リスミー(リルマザホン)※
非ベンゾジアゼピン系
マイスリー(ゾルピデム)、アモバン(ゾピクロン)、ルネスタ(エスゾピクロン)※
※向精神薬には分類されていないため医療機関の判断によりオンライン診療で処方する場合もある
これらの睡眠薬も、対面診療を経て医師が患者の状態を把握していれば、オンライン診療での処方が可能な場合があります。ただし、依存や副作用などリスク管理の必要があると医師が判断した場合には、再診であっても対面の受診を求められることがあります。
薬の服用に関する共通の注意事項
睡眠薬を服用する際は、いくつかの注意事項があります。
まず、用法・用量を厳守することが重要です。過剰摂取は依存や副作用の原因となります。また、飲酒時は使用してはなりません。
さらに、睡眠薬はあくまで一時的な対策と考え、生活習慣の改善を並行して行うことが推奨されます。特に、規則正しい就寝時間と起床時間を守り、カフェインの摂取を控えるなど、睡眠衛生を心がけましょう。これらの習慣が長期的な睡眠の質向上に寄与します。
睡眠障害・不眠症の主な原因は?
睡眠障害や不眠症の原因は多岐にわたりますが、主に心理的要因、生活習慣、睡眠環境、そして他の疾患の影響という4つの要素が深く関わっています。
これらについて理解することで、より効果的な対策や治療法を見つけることができます。主な原因について詳しく見ていきましょう。
原因①心理的要因やストレス
心理的要因やストレスは、不眠症の最も一般的な原因の一つです。
仕事や人間関係などで感じる不安や緊張、プレッシャーなどのストレスは、脳に過度の緊張をもたらします。例えば、ストレスの引き金になる嫌なことを就寝前に考えたりすると緊張が高まり、寝つくまでに時間がかかることがあります。
こうした場合は、心療内科や精神科での診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。ストレスを軽減することで睡眠の質が向上し、早朝覚醒や中途覚醒も減少するでしょう。
原因②生活習慣やリズム
生活習慣の乱れも睡眠障害の大きな要因です。睡眠・覚醒のリズムをつかさどる体内時計は約24時間の周期で働いており、この自然なリズムが乱れると、睡眠の質が低下します。
不規則な就寝・起床時間、24時間体制の交代勤務、時差ボケなどが体内時計を混乱させる主な要因です。また、就寝前のカフェイン摂取やアルコールの飲用、過度な運動なども睡眠を妨げます。特にカフェインは半減期が長く、昼過ぎに摂取しても夜の睡眠に影響することがあります。
生活習慣を見直し、規則正しいリズムを整えることが、自然に眠れる環境を築く第一歩です。オンライン診療では、こうした生活習慣に関する改善アドバイスも受けられます。
原因③睡眠環境が整っていない
睡眠環境も良質な睡眠にとって非常に重要です。騒音、明るすぎる照明、不快な室温や湿度、不適切な寝具など、これらの環境要因は知らず知らずのうちに私たちの睡眠を妨げています。
理想的な睡眠環境は、静かで暗く、適度な温度(18〜23度程度)が保たれている空間です。ほかにも快適な寝具を用いるなど、環境を整えることで熟眠を得やすくなります。
また、スマートフォンやタブレットから発せられるブルーライトは、眠気を促すメラトニンの分泌を抑制し、入眠を困難にします。就寝の1〜2時間前からは使用を控え、睡眠衛生を意識した環境づくりを心がけましょう。
原因④他の病気や症状の影響
他の病気や症状も睡眠障害に影響を与えます。
頭痛や関節痛などの体の痛み、皮膚炎などのかゆみ、喘息などによる咳、むずむず脚症候群(主に夕方から夜の安静時に脚に不快な感覚が生じる病気)などの不快感を伴う症状は、直接的に睡眠の質を低下させます。
うつ病や不安障害などの精神疾患も、不眠症の原因となることが多いです。
また、高血圧や糖尿病、肥満症などの生活習慣病も睡眠に影響する可能性があります。これらの生活習慣病があると、神経の興奮、夜間頻尿、睡眠時無呼吸症候群といった、睡眠を妨げるトラブルが起こりやすいのです。
ほかに、病気の治療のための薬剤(ステロイド薬、一部の抗うつ薬など)の副作用として不眠が生じることもあります。
睡眠障害が続く場合は、背景にある疾患や服用中の薬の影響も考慮する必要があります。オンライン診療を活用することで、専門医の診察を受けやすくなり、適切な治療法を見つける手助けとなるでしょう。睡眠障害に悩む方は、ぜひ一度受診を検討してみてください。
オンライン診療で睡眠障害を治療するメリット・デメリットは?
オンライン診療は、睡眠障害に悩む多くの患者にとって画期的な診療サービスです。時間や場所の制約なく、専門医の診察を受けることが可能です。非薬物療法に加えて、必要と判断される場合は、デエビゴやロゼレムといった適切な睡眠薬の処方が速やかに行われ、原則として保険適用で費用の面でも安心です。
ただし、オンライン診療には一部の薬が処方できないなどのデメリットもあります。ここでは、そのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット①場所と時間の制約がない
オンライン診療の最大の利点は、場所と時間の制約から解放されることです。睡眠障害を抱えている方は、日中の疲労感や倦怠感で通院すること自体が負担になることがあります。オンライン診療なら自宅にいながら診察を受けられるため、通院による身体的負担が軽減されます。
また、仕事や家事で忙しい方でも、隙間時間を利用して診療を受けることができます。一部のクリニックでは24時間診察可能で、生活リズムや勤務体系に合わせて予約できるため、夜間や早朝に悩む睡眠障害の相談がしやすくなります。交代勤務の方や育児中の方も、自分の生活スタイルに合わせて診療を受けられるのは大きなメリットです。
メリット②気軽に専門医の診察を受診できる
睡眠障害は、専門的な知識を持った医師による適切な診断と治療が重要です。オンライン診療では、心療内科や精神科の専門医に気軽に相談できます。対面では予約が取りにくい専門外来の診察も、オンラインなら比較的予約が取りやすいという場合もあります。
ビデオ通話を通じて医師と直接話すことで、入眠困難や中途覚醒などの症状について詳しく問診を受けることができます。医師は患者の状態を診て、体内時計の乱れやストレスなど、不眠の原因を探り、適切な治療法を提案してくれます。人目を気にせず相談できるため、睡眠の悩みを打ち明けやすい環境が整っています。
メリット③原則として保険診療なので費用面も安心
睡眠障害のオンライン診療は、原則として保険診療が適用されます。初診料や再診料、処方される睡眠薬も保険適用となるため、経済的な負担を抑えながら継続的に治療を受けられます。
デエビゴ、ロゼレム、ベルソムラ、クービビックなど、さまざまな治療薬が保険診療でカバーされるため、長期的な治療にも安心して取り組むことができます。これにより、経済的な理由で治療を躊躇する必要がなくなります。
メリット④薬も自宅へ配送してもらえる
オンライン診療では、近隣の薬局で処方された薬を受け取り、もしくは自宅へ配送してもらうことが可能です。薬が手元にすぐ届くことは大きな利点です。忙しい日常生活の中でも薬の服用を継続することができるので、治療の中断を防ぎ、安定した効果を期待できます。
また、オンラインでの服薬指導も受けられるため、薬の正しい飲み方や副作用について詳しく説明を受けることができます。
デメリット オンライン診療では処方できない薬がある
オンライン診療の制限として、一部の向精神薬や麻薬などの処方が制限されている点があります。特に依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオン、サイレースなど)や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(マイスリーなど)は、初診からのオンライン診療での処方が制限されています。
また、身体疾患や重度の睡眠時無呼吸症候群など、対面での詳細な検査が必要な場合は、オンライン診療だけでは十分な治療ができないことがあります。血液検査や睡眠ポリグラフ検査など、睡眠の質を詳しく調べるための検査は対面診療が必要です。
ほかに、睡眠障害の症状が重い場合や、めまい、ふらつき、健忘など薬の副作用が出現した場合は、対面診療への切り替えが推奨されます。
オンライン診療の受診の流れ
通院の必要なく専門医の診察を受けられるオンライン診療は、睡眠障害に悩む患者にとって手軽で便利な選択肢となります。
以下に、オンライン診療の受診の流れを簡単にご紹介します。
予約から診察までの流れ
オンライン診療の最初のステップは、医療機関の予約です。
SOKUYAKUなら、睡眠障害を診療している心療内科や精神科のクリニックを簡単に検索し、24時間いつでも予約することができます。
初診の場合は問診票に睡眠時間や寝付きの悪さ、夜中に何度も目が覚める状況などを詳しく記入します。予約日時になったら、自宅でビデオ通話を通じて医師の診察を受けます。医師は患者の睡眠の状態について詳しく質問し、不眠の原因や体内時計の乱れ、生活習慣などを総合的に診ていきます。
診断と処方
診察では、入眠困難や熟睡できない、早朝覚醒といった症状について詳しく医師に伝えることが大切です。過去の既往歴や現在服用中の薬についても正確に伝えましょう。
診断の結果、不眠症と判断された場合は、症状に合わせて睡眠衛生指導や適切な睡眠薬が処方されます。ベルソムラやデエビゴなどのオレキシン受容体拮抗薬、ロゼレム(ラメルテオン)などのメラトニン受容体作動薬、またはルネスタ(エスゾピクロン)などの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬など、患者の状態に最適な薬が選ばれます。多くの場合、保険診療が適用されるため、薬代の負担も軽減できます。
薬の受け取り方法
処方された薬は、主に二つの方法で受け取ることができます。
一つ目は、近くの薬局での受け取りです。医師から電子処方箋が発行され、指定の薬局で薬を受け取ります。この際、薬剤師から服薬指導を受けられます。
二つ目は、自宅への配送サービスです。自宅のポストに薬が届くので、忙しい方や外出が困難な方には特に便利です。この場合は、オンラインでの服薬指導を受けられます。
どちらの方法でも、睡眠薬の副作用や依存性について十分な説明を受けられるので安心して服用することができます。
よくある質問
オンライン診療に関して、多くの方が疑問や不安を抱えています。ここでは、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
睡眠障害でお悩みの方が安心して適切な治療を受けられるよう、オンライン診療の特徴や睡眠薬に関する重要なポイントを解説します。
オンライン診療で処方される睡眠薬の種類は対面診療と同じですか?
オンライン診療でも対面診療とほぼ同じ種類の睡眠薬が処方可能です。
ただし、依存性や乱用のリスクがある薬は、初診からのオンライン処方に制限がある場合があります。具体的には、ベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオン、レンドルミン、サイレースなど)や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(マイスリー、アモバンなど)の一部は、オンライン診療の初診では処方されない場合が多いです。
保険適用は可能ですか?
オンライン診療での睡眠薬の処方は、原則として保険適用が可能です。
ただし、保険適用を受けるためには、事前に医療機関が保険診療を行っているかどうかを確認することが重要です。中には、自由診療のみを行っているクリニックもあり、保険が適用されないという場合もあるため、注意が必要です。
副作用について知っておくべきことはありますか?
睡眠薬にはさまざまな副作用があるため、正しい知識を持つことが重要です。
一般的な副作用としては、翌朝までの眠気の持ち越し、ふらつき、めまい、頭痛、倦怠感などがあります。
特にベンゾジアゼピン系睡眠薬では、前向性健忘(服用後の記憶が残りにくい)や依存性のリスクがあります。一方、非ベンゾジアゼピン系は従来の薬よりも副作用が少ないとされていますが、個人差があります。
最新のオレキシン受容体拮抗薬(デエビゴなど)は、自然な眠りに近い睡眠を促すとされていますが、悪夢や異常行動の報告もあります。オンライン診療では、こうした副作用について医師から十分な説明を受け、服薬指導を通じて適切な用量や服用タイミングを確認することが大切です。睡眠薬は自己判断で用量を変えたり急に中止したりせず、医師の指示に従うことが安全な使用の鍵となります。
その他
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この記事では、オンライン診療で睡眠薬が処方できるか、保険適用が可能か、どんな種類の睡眠薬があるかについて詳しく解説します。 さらに、自分でチェックできる睡眠障害(不眠症)の兆候、原因、オンライン診療を利用するメリットとデメリット、実際に治療を受けた人の声まで、幅広くお届けします。 ほかにも、オンライン診療の受診の流れやよくある質問にも答えていきます。睡眠に関する悩みを抱えている方必見の内容です。ぜひ最後までお読みください。
【主な内容】
こんなお悩みありませんか? 睡眠障害・不眠症のセルフチェック
睡眠薬はオンライン診療の初診でも処方できる?
オンライン診療で処方できる睡眠障害の薬は?
睡眠障害・不眠症の主な原因は?
オンライン診療で睡眠障害を治療するメリット・デメリットは?
オンライン診療で不眠症を治療した人の声
オンライン診療の受診の流れ
よくある質問
こんなお悩みありませんか? 睡眠障害・不眠症のセルフチェック
睡眠障害(不眠症)は、現代社会で多くの方が抱える悩みです。
以下の項目のうち、1つでも当てはまるものがあれば、睡眠の質が低下している、あるいは睡眠障害の傾向があるかもしれません。
ご自身の生活習慣や睡眠パターンを見直したり、気になる症状がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。
睡眠の症状に関する項目
□寝付きが悪い:寝ようとしてから、30分〜1時間以上たってもなかなか眠れないことが多い(入眠障害)
□途中で目が覚める:夜中に何度も目が覚めたり、一度目が覚めるとその後なかなか寝つけない(中途覚醒)
□早く目が覚める:起きる予定時刻より2時間以上も早く目が覚めてしまい、その後眠れない(早朝覚醒)
□熟睡感がない:十分な睡眠時間を取ったにもかかわらず、「よく眠れた」という満足感が得られない(熟眠障害)
□いびき:家族などから、大きないびきや睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある(睡眠時無呼吸症候群)
日中の状態や生活習慣に関する項目
□日中の眠気や倦怠感:強い眠気やだるさがあり、集中力や意欲が低下して仕事や家事に支障が出ている
□精神的な疲れ:嫌なことがあるとクヨクヨしたり、悩み事を抱え込んだりすることが多い
□ 刺激物の常用:コーヒーやタバコを常用(特に夕方以降)している
□ 不規則な生活:就寝・起床の時間が日によって異なり、決まっていない
□就寝前の行動:寝る直前までスマートフォンやパソコンを見ている
睡眠薬はオンライン診療の初診でも処方できる?
睡眠薬(睡眠導入剤・睡眠維持薬)は、薬の種類によってはオンライン診療の初診でも処方されることがあります。ただし、睡眠薬は依存性や乱用のリスクが問題となる薬剤が多いため、オンライン診療で処方できる薬の種類や処方日数には一定の制限があります。
一般に、オンライン診療の初診で処方されやすいのは、依存性が比較的低く、自然な眠気を促すタイプの睡眠薬です。具体的には、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬などがこれに該当します。どの薬を処方するかは、患者の症状や既往歴を踏まえた医師および医療機関の判断によります。
一方で、依存性や乱用のリスクが高い睡眠薬については、厚生労働省の指針により、オンライン診療の初診では処方できないとされています。睡眠薬では、ベンゾジアゼピン系薬剤などの向精神薬が代表的です。これらの薬は、対面診療での評価・処方を経たうえで、再診からオンライン診療に切り替えて処方されるケースがあります。なお、再診であっても、安全確保が難しいと医師が判断した場合や、医療機関の診療方針、地方厚生局への届出内容によっては、引き続き対面診療が必要となることがあります。
※参照 ⽇本医学会連合 オンライン診療の初診に関する提⾔
オンライン診療で処方できる睡眠障害の薬は?
| 薬剤名(一般名) | 分類 | 適応 |
| ロゼレム(ラメルテオン) | メラトニン受容体作動薬 | ・入眠困難の改善 |
| デエビゴ(レンボレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 |
| クービビック(ダリドレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 ・日中の眠気や機能低下の改善 |
| ベルソムラ(スボレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | ・入眠困難の改善
・中途覚醒の改善 |
ロゼレム(ラメルテオン)
ロゼレムは、体内時計(睡眠と覚醒など生体のリズムを調整する働き)をコントロールするメラトニンというホルモンの働きを助ける睡眠薬です。
自然な眠りを促すため、依存性が低く、翌朝の持ち越し効果(眠気や倦怠感)も少ないのが特徴です。
特に入眠障害(寝付きの悪さ)に効果を発揮します。通常、就寝30分前に服用することで、自然な眠りへと導いてくれます。体内時計のリズムを整える効果があるので、生活リズムが乱れている方にも適しています。
副作用としては、めまい、頭痛、眠気などが報告されていますが、他の睡眠薬と比べて軽度とされます。一般的に、オンライン診療で初診から処方が可能です。
デエビゴ(レンボレキサント)
デエビゴは、「オレキシン受容体拮抗薬」に分類されます。脳内の覚醒物質であるオレキシンの働きを抑えることで、自然な眠りを促します。現在の不眠症治療において、第一選択薬として使われることが多い薬です。
入眠障害だけでなく、中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)や早朝覚醒(予定より早く目が覚めてしまう)の症状にも効果的とされています。
従来の睡眠薬と異なり、GABA受容体に作用しないため、ふらつきや健忘などの副作用が少ないという利点があります。
副作用として、翌朝まで眠気が残ったり、だるいと感じたりする、悪夢を見ることがあると報告されています。 食事の直後に服用すると効果が出るのが遅くなることがあるため、食後に時間を空けて就寝直前に服用することが推奨されます。
依存性は低く、一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
クービビック(ダリドレキサント)
クービビックは、デエビゴなどと同じく「オレキシン受容体拮抗薬」に分類され、2024年12月に日本で発売になった新しい不眠症治療薬です。脳の覚醒スイッチをオフにすることで、自然な眠りと睡眠維持をサポートします。
自然な睡眠サイクルを維持しながら熟睡感を得られ、入眠障害と中途覚醒の両方に有効です。特に、従来の睡眠薬と比較して、持ち越し(眠気やだるさが残ること)が少なく、翌日の日中の活動に影響が出にくいという特徴があります。
副作用として、頭痛や疲労感などが報告されています。 服用上の注意点として、食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用が推奨されています。
依存性は低く、一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
ベルソムラ(スボレキサント)
ベルソムラは、世界で初めて発売された「オレキシン受容体拮抗薬」で、日本では2014年に承認されました。脳の過度な覚醒状態を鎮めることで、睡眠の質を損なわずに、自然に近い生理的な睡眠を誘導します。
入眠障害だけでなく、睡眠の維持にも効果があり、中途覚醒の改善にも役立ちます。
副作用として、翌日の眠気やふらつき、悪夢などが報告されています。また、 他の薬との飲み合わせ(併用)ができない薬があるため、お薬手帳を必ず提示し、医師や医療機関での確認が必須です。
一般的にオンライン診療の初診から処方が可能です。
漢方薬
不眠症の改善のために、漢方薬が処方されることもあります。
漢方薬は、不眠の原因となる「体質の偏り」や「心身のバランス」を整えることで自然な眠りを目指すものです。患者さんの希望で「睡眠薬の依存性が心配」「体に優しい薬から始めたい」といった場合や、イライラや不安など不眠の原因がはっきりしている場合に選ばれます。
不眠症に用いられる代表的な漢方薬
酸棗仁湯(サンソウニントウ): 心身が疲れ、神経が高ぶって眠れない時に。
抑肝散(ヨクカンサン): イライラや神経の興奮を鎮めたい時に。
加味帰脾湯(カミキヒトウ): 胃腸が弱く、不安感で寝付けない時に。
柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ): ストレスによる動悸や不安がある時に。
医師の診察に基づいて処方される医療用漢方薬は、原則として保険適用となります。 ただし、医療機関によっては自由診療(全額自己負担)としている場合もあります。予約前に「保険診療に対応しているか」を確認しましょう。
処方に対面診療が必要な薬
オンライン診療で処方が制限されるのは、法律で「向精神薬」等に指定された依存性のリスクがある薬です。主に「ベンゾジアゼピン系」と「非ベンゾジアゼピン系」の2種類に分類されます。
ベンゾジアゼピン系
ハルシオン(トリアゾラム)、レンドルミン(ブロチゾラム)、サイレース(フルニトラゼパム)、ベンザリン(ニトラゼパム)、リスミー(リルマザホン)※
非ベンゾジアゼピン系
マイスリー(ゾルピデム)、アモバン(ゾピクロン)、ルネスタ(エスゾピクロン)※
※向精神薬には分類されていないため医療機関の判断によりオンライン診療で処方する場合もある
これらの睡眠薬も、対面診療を経て医師が患者の状態を把握していれば、オンライン診療での処方が可能な場合があります。ただし、依存や副作用などリスク管理の必要があると医師が判断した場合には、再診であっても対面の受診を求められることがあります。
薬の服用に関する共通の注意事項
睡眠薬を服用する際は、いくつかの注意事項があります。
まず、用法・用量を厳守することが重要です。過剰摂取は依存や副作用の原因となります。また、飲酒時は使用してはなりません。
さらに、睡眠薬はあくまで一時的な対策と考え、生活習慣の改善を並行して行うことが推奨されます。特に、規則正しい就寝時間と起床時間を守り、カフェインの摂取を控えるなど、睡眠衛生を心がけましょう。これらの習慣が長期的な睡眠の質向上に寄与します。
睡眠障害・不眠症の主な原因は?
睡眠障害や不眠症の原因は多岐にわたりますが、主に心理的要因、生活習慣、睡眠環境、そして他の疾患の影響という4つの要素が深く関わっています。
これらについて理解することで、より効果的な対策や治療法を見つけることができます。主な原因について詳しく見ていきましょう。
原因①心理的要因やストレス
心理的要因やストレスは、不眠症の最も一般的な原因の一つです。
仕事や人間関係などで感じる不安や緊張、プレッシャーなどのストレスは、脳に過度の緊張をもたらします。例えば、ストレスの引き金になる嫌なことを就寝前に考えたりすると緊張が高まり、寝つくまでに時間がかかることがあります。
こうした場合は、心療内科や精神科での診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。ストレスを軽減することで睡眠の質が向上し、早朝覚醒や中途覚醒も減少するでしょう。
原因②生活習慣やリズム
生活習慣の乱れも睡眠障害の大きな要因です。睡眠・覚醒のリズムをつかさどる体内時計は約24時間の周期で働いており、この自然なリズムが乱れると、睡眠の質が低下します。
不規則な就寝・起床時間、24時間体制の交代勤務、時差ボケなどが体内時計を混乱させる主な要因です。また、就寝前のカフェイン摂取やアルコールの飲用、過度な運動なども睡眠を妨げます。特にカフェインは半減期が長く、昼過ぎに摂取しても夜の睡眠に影響することがあります。
生活習慣を見直し、規則正しいリズムを整えることが、自然に眠れる環境を築く第一歩です。オンライン診療では、こうした生活習慣に関する改善アドバイスも受けられます。
原因③睡眠環境が整っていない
睡眠環境も良質な睡眠にとって非常に重要です。騒音、明るすぎる照明、不快な室温や湿度、不適切な寝具など、これらの環境要因は知らず知らずのうちに私たちの睡眠を妨げています。
理想的な睡眠環境は、静かで暗く、適度な温度(18〜23度程度)が保たれている空間です。ほかにも快適な寝具を用いるなど、環境を整えることで熟眠を得やすくなります。
また、スマートフォンやタブレットから発せられるブルーライトは、眠気を促すメラトニンの分泌を抑制し、入眠を困難にします。就寝の1〜2時間前からは使用を控え、睡眠衛生を意識した環境づくりを心がけましょう。
原因④他の病気や症状の影響
他の病気や症状も睡眠障害に影響を与えます。
頭痛や関節痛などの体の痛み、皮膚炎などのかゆみ、喘息などによる咳、むずむず脚症候群(主に夕方から夜の安静時に脚に不快な感覚が生じる病気)などの不快感を伴う症状は、直接的に睡眠の質を低下させます。
うつ病や不安障害などの精神疾患も、不眠症の原因となることが多いです。
また、高血圧や糖尿病、肥満症などの生活習慣病も睡眠に影響する可能性があります。これらの生活習慣病があると、神経の興奮、夜間頻尿、睡眠時無呼吸症候群といった、睡眠を妨げるトラブルが起こりやすいのです。
ほかに、病気の治療のための薬剤(ステロイド薬、一部の抗うつ薬など)の副作用として不眠が生じることもあります。
睡眠障害が続く場合は、背景にある疾患や服用中の薬の影響も考慮する必要があります。オンライン診療を活用することで、専門医の診察を受けやすくなり、適切な治療法を見つける手助けとなるでしょう。睡眠障害に悩む方は、ぜひ一度受診を検討してみてください。
オンライン診療で睡眠障害を治療するメリット・デメリットは?
オンライン診療は、睡眠障害に悩む多くの患者にとって画期的な診療サービスです。時間や場所の制約なく、専門医の診察を受けることが可能です。非薬物療法に加えて、必要と判断される場合は、デエビゴやロゼレムといった適切な睡眠薬の処方が速やかに行われ、原則として保険適用で費用の面でも安心です。
ただし、オンライン診療には一部の薬が処方できないなどのデメリットもあります。ここでは、そのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット①場所と時間の制約がない
オンライン診療の最大の利点は、場所と時間の制約から解放されることです。睡眠障害を抱えている方は、日中の疲労感や倦怠感で通院すること自体が負担になることがあります。オンライン診療なら自宅にいながら診察を受けられるため、通院による身体的負担が軽減されます。
また、仕事や家事で忙しい方でも、隙間時間を利用して診療を受けることができます。一部のクリニックでは24時間診察可能で、生活リズムや勤務体系に合わせて予約できるため、夜間や早朝に悩む睡眠障害の相談がしやすくなります。交代勤務の方や育児中の方も、自分の生活スタイルに合わせて診療を受けられるのは大きなメリットです。
メリット②気軽に専門医の診察を受診できる
睡眠障害は、専門的な知識を持った医師による適切な診断と治療が重要です。オンライン診療では、心療内科や精神科の専門医に気軽に相談できます。対面では予約が取りにくい専門外来の診察も、オンラインなら比較的予約が取りやすいという場合もあります。
ビデオ通話を通じて医師と直接話すことで、入眠困難や中途覚醒などの症状について詳しく問診を受けることができます。医師は患者の状態を診て、体内時計の乱れやストレスなど、不眠の原因を探り、適切な治療法を提案してくれます。人目を気にせず相談できるため、睡眠の悩みを打ち明けやすい環境が整っています。
メリット③原則として保険診療なので費用面も安心
睡眠障害のオンライン診療は、原則として保険診療が適用されます。初診料や再診料、処方される睡眠薬も保険適用となるため、経済的な負担を抑えながら継続的に治療を受けられます。
デエビゴ、ロゼレム、ベルソムラ、クービビックなど、さまざまな治療薬が保険診療でカバーされるため、長期的な治療にも安心して取り組むことができます。これにより、経済的な理由で治療を躊躇する必要がなくなります。
メリット④薬も自宅へ配送してもらえる
オンライン診療では、近隣の薬局で処方された薬を受け取り、もしくは自宅へ配送してもらうことが可能です。薬が手元にすぐ届くことは大きな利点です。忙しい日常生活の中でも薬の服用を継続することができるので、治療の中断を防ぎ、安定した効果を期待できます。
また、オンラインでの服薬指導も受けられるため、薬の正しい飲み方や副作用について詳しく説明を受けることができます。
デメリット オンライン診療では処方できない薬がある
オンライン診療の制限として、一部の向精神薬や麻薬などの処方が制限されている点があります。特に依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオン、サイレースなど)や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(マイスリーなど)は、初診からのオンライン診療での処方が制限されています。
また、身体疾患や重度の睡眠時無呼吸症候群など、対面での詳細な検査が必要な場合は、オンライン診療だけでは十分な治療ができないことがあります。血液検査や睡眠ポリグラフ検査など、睡眠の質を詳しく調べるための検査は対面診療が必要です。
ほかに、睡眠障害の症状が重い場合や、めまい、ふらつき、健忘など薬の副作用が出現した場合は、対面診療への切り替えが推奨されます。
オンライン診療の受診の流れ
通院の必要なく専門医の診察を受けられるオンライン診療は、睡眠障害に悩む患者にとって手軽で便利な選択肢となります。
以下に、オンライン診療の受診の流れを簡単にご紹介します。
予約から診察までの流れ
オンライン診療の最初のステップは、医療機関の予約です。
SOKUYAKUなら、睡眠障害を診療している心療内科や精神科のクリニックを簡単に検索し、24時間いつでも予約することができます。
初診の場合は問診票に睡眠時間や寝付きの悪さ、夜中に何度も目が覚める状況などを詳しく記入します。予約日時になったら、自宅でビデオ通話を通じて医師の診察を受けます。医師は患者の睡眠の状態について詳しく質問し、不眠の原因や体内時計の乱れ、生活習慣などを総合的に診ていきます。
診断と処方
診察では、入眠困難や熟睡できない、早朝覚醒といった症状について詳しく医師に伝えることが大切です。過去の既往歴や現在服用中の薬についても正確に伝えましょう。
診断の結果、不眠症と判断された場合は、症状に合わせて睡眠衛生指導や適切な睡眠薬が処方されます。ベルソムラやデエビゴなどのオレキシン受容体拮抗薬、ロゼレム(ラメルテオン)などのメラトニン受容体作動薬、またはルネスタ(エスゾピクロン)などの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬など、患者の状態に最適な薬が選ばれます。多くの場合、保険診療が適用されるため、薬代の負担も軽減できます。
薬の受け取り方法
処方された薬は、主に二つの方法で受け取ることができます。
一つ目は、近くの薬局での受け取りです。医師から電子処方箋が発行され、指定の薬局で薬を受け取ります。この際、薬剤師から服薬指導を受けられます。
二つ目は、自宅への配送サービスです。自宅のポストに薬が届くので、忙しい方や外出が困難な方には特に便利です。この場合は、オンラインでの服薬指導を受けられます。
どちらの方法でも、睡眠薬の副作用や依存性について十分な説明を受けられるので安心して服用することができます。
よくある質問
オンライン診療に関して、多くの方が疑問や不安を抱えています。ここでは、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
睡眠障害でお悩みの方が安心して適切な治療を受けられるよう、オンライン診療の特徴や睡眠薬に関する重要なポイントを解説します。
オンライン診療で処方される睡眠薬の種類は対面診療と同じですか?
オンライン診療でも対面診療とほぼ同じ種類の睡眠薬が処方可能です。
ただし、依存性や乱用のリスクがある薬は、初診からのオンライン処方に制限がある場合があります。具体的には、ベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオン、レンドルミン、サイレースなど)や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(マイスリー、アモバンなど)の一部は、オンライン診療の初診では処方されない場合が多いです。
保険適用は可能ですか?
オンライン診療での睡眠薬の処方は、原則として保険適用が可能です。
ただし、保険適用を受けるためには、事前に医療機関が保険診療を行っているかどうかを確認することが重要です。中には、自由診療のみを行っているクリニックもあり、保険が適用されないという場合もあるため、注意が必要です。
副作用について知っておくべきことはありますか?
睡眠薬にはさまざまな副作用があるため、正しい知識を持つことが重要です。
一般的な副作用としては、翌朝までの眠気の持ち越し、ふらつき、めまい、頭痛、倦怠感などがあります。
特にベンゾジアゼピン系睡眠薬では、前向性健忘(服用後の記憶が残りにくい)や依存性のリスクがあります。一方、非ベンゾジアゼピン系は従来の薬よりも副作用が少ないとされていますが、個人差があります。
最新のオレキシン受容体拮抗薬(デエビゴなど)は、自然な眠りに近い睡眠を促すとされていますが、悪夢や異常行動の報告もあります。オンライン診療では、こうした副作用について医師から十分な説明を受け、服薬指導を通じて適切な用量や服用タイミングを確認することが大切です。睡眠薬は自己判断で用量を変えたり急に中止したりせず、医師の指示に従うことが安全な使用の鍵となります。
その他
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