インフルエンザワクチンは本当に安全?副作用と正しい対処法を解説
インフルエンザの予防接種って本当に必要?副作用が心配なあなたへ
ワクチンは「元気なのにわざわざ体に何かを入れる」ものなので、副作用が気になって当然です。しかし、それらの反応がなぜ起こるのか、そしてワクチンにはそれを上回る大きなメリットがあることを知っておくことが大切です。
そもそも「副作用」と「副反応」の違いって?
薬を使ったときに起こる、好ましくない作用全般を「副作用」と呼びます。一方、ワクチン接種後に起こる反応は、免疫がつくという本来の目的以外の反応として「副反応」と呼ばれるのが一般的です。
意味としては「本来の目的以外に出る反応」という点でほぼ同じで、どちらも、接種や服用との関連が疑われる症状を幅広く含みます。
参考元
『新型インフルエンザ予防接種後副反応報告について|厚生労働省』
どうして接種後に熱や痛みが出るの?
インフルエンザワクチンを打つと、体の中では「ウイルスの成分」を見つけるためのセンサーが働きます。センサーがワクチン成分を見つけると、「敵が来たから準備しよう」という合図を出し、免疫細胞が集まってきます。
このときに怒るのが、一時的な炎症反応です。それによって、注射した場所が赤くなったり、腫れたり、軽い発熱やだるさが出たりします。こうした反応は、体がインフルエンザに備えて免疫を作っているサインでもあり、多くは数日以内に自然におさまります。
参考元
インフルエンザワクチンの作用メカニズムを解明 (石井健教授ら) | News & Topics
それでも接種が推奨される理由とは?(重症化予防のメリット)
インフルエンザワクチンの最大の目的は、感染を100%防ぐことよりも、かかってしまったときの「重症化」を防ぐことです。
日本のデータでも65歳以上の年代では重症化や死亡の割合が他の年代より高いことから、ワクチンによる予防が重要とされています。厚生労働科学研究の報告では、老人保健施設や病院に入所・入院している65歳以上の高齢者を対象にインフルエンザワクチンを1回接種したところ、多くの人で血液中の抗体がしっかり増え、38℃以上の発熱を伴うインフルエンザ様の症状が出る割合は、おおよそ半分程度に減っていました。
また、10歳未満では入院率が1%を超える一方で、重症や死亡は0.1%未満です。副反応の多くは一時的で、重い副反応は10万回あたり1回程度と非常にまれと報告されており、予防接種が推奨される根拠になっています。
参考元
『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|医薬品・医療機器等安全性情報 No.407』
インフルエンザワクチンの効果に関する研究|厚生労働省科学研究成果データベース
よくある副作用は?インフルエンザワクチンの反応と経過
多くの方が経験するのは、「腕が痛い」「少し熱っぽい」といった比較的軽い副反応です。多くが免疫ができる過程で起こる一時的なもので、数日以内に自然と治まっていきます。
注射した場所が腫れる・赤くなるのは普通の反応
接種した人のうち、10〜20%程度の方に、注射した場所の赤み、腫れ、痛み(これらを「局所反応」と呼びます)がみられると報告されています。
多くは接種当日から翌日にかけて現れ、2〜3日ほどで自然におさまるとされています。
発熱やだるさ…これって副作用?
発熱、頭痛、寒気、だるさ(倦怠感)といった全身の症状(「全身反応」と呼びます)も、接種した人の5〜10%程度にみられることがあります。
これも局所反応と同じく、体が免疫を作ろうと頑張っているサインです。通常は2〜3日以内に落ち着くとされています。
どれくらいで治る?いつまで様子を見ればいい?
接種から24〜48時間のあいだにピークを迎え、2〜3日で改善していくことが一般的です。症状が軽く、日常生活に大きな支障がなければ、水分をしっかり取り、無理をせず休養することで様子を見ましょう。
ただし、症状が強くなる一方だったり、4日以上続く場合は、別の病気が隠れていないかも含めて医療機関に相談した方が安心です。
これって病院に行くべき?副作用の見分け方と受診の目安
ほとんどの副反応は数日で治まりますが、中には注意が必要な症状もあります。どのような場合に病院を受診すべきか、その目安を知っておきましょう。
救急対応が必要な「重い副作用」とは?
最も注意が必要なのは、「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー反応です。接種後すぐに(多くは30分以内に)起こることが多く、じんましん、息苦しさ、声のかすれ、急激な血圧低下による意識障害などが特徴です。
非常にまれな反応ですが、命に関わるため、もしこのような症状に気づいたら、ためらわずに救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。
参考元『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|厚生労働省』
すぐに受診すべき?迷ったときの判断ポイント
・高熱(38.5度以上)が2日以上続く
・解熱薬を使ってもすぐにまた高熱になる
・注射部位の赤みや腫れが急に広がる
・強い痛みや水ぶくれを伴う
・全身の発疹が出て強いかゆみや気分不良を伴う
副反応なのか、たまたま別の感染症にかかったのか、自分では判断が難しいことも多いため、少しでも「いつもと違う」「心配で仕方ない」と感じるときには、かかりつけ医や地域の救急相談窓口に電話で相談するのも一つの方法です。
参考元
『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|厚生労働省』
安心して見守っていい症状の特徴
前述した「よくある副反応」である、接種部位の軽い痛みや腫れ、または38℃程度までの発熱やだるさが1〜2日で治まるようであれば、基本的には心配いりません。無理をせず、自宅でゆっくりと休養し、症状が軽くなっていくかを見守りましょう。
重い副反応はある?インフルエンザ予防接種でごくまれに起こること
インフルエンザワクチンでも重い副反応はゼロではありませんが、発生頻度は非常に低いことが、国の報告で示されています。
アナフィラキシーとは?症状と起こるタイミング
アナフィラキシーは、アレルギー反応が全身で一気に起こる状態で、息苦しさ、血圧低下、意識障害などを伴うことがあります。
インフルエンザワクチン接種後のアナフィラキシーは、10万回あたり0〜0.5件程度と報告されており、非常にまれですが、起こった場合は緊急対応が必要です。多くは接種後30分以内に症状が出ることから、厚生労働省は接種後30分程度は医療機関内で安静に過ごすよう勧めています。
参考元
『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|厚生労働省』
『昨年インフルエンザワクチンで発疹が出たため、今季の接種を迷っています。|母子衛生研究会』
ごくまれに起こる神経系や血液の異常
非常にまれですが(頻度不明または100万回接種あたり1件程度)、ワクチン接種後にギラン・バレー症候群(手足の力が入りにくくなる神経の病気)や、急性散在性脳脊髄炎(ADEM:発熱、頭痛、けいれん、意識障害など)といった重い副反応が報告されています。
これらはワクチンとの明確な因果関係が不明なものも含みますが、万が一のために知られています。
参考元
『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|厚生労働省』
副作用が不安なとき、どこに相談できる?
不安が強いときは、まず接種を行った医療機関やかかりつけ医に相談するのが基本です。
そのほか、自治体の保健所や「子ども医療電話相談」「救急相談」などの電話窓口では、受診の緊急度についてアドバイスを受けられます。
予防接種による健康被害が疑われる場合には、健康被害救済制度が用意されています。
接種前にチェックしたいポイントと体調管理のコツ
安心して予防接種を受けるためには、接種前の体調管理や、自分の体質について医師に正確に伝えることが重要です。
接種を延期した方がいいケースとは?
接種当日に、明らかに熱がある場合(一般的に37.5℃以上)は、接種を受けることができません。
また、熱がなくても、重い急性疾患にかかっていることが明らかな場合も接種不適当とされます。体調が悪いと感じるときは無理をせず、医師に相談し、接種を延期して体調が回復してから受けましょう。
参考元『定期接種実施要領|厚生労働省』
アレルギー・基礎疾患がある人が気をつけること
過去に薬や予防接種でアレルギー反応が出たことがある人、ぜんそくなどの基礎疾患がある人は、接種前の問診で必ず医師に伝えてください。接種を受けるかどうか、また接種後にどのような点に注意すべきかを、医師が個別に判断してくれます。
参考元『東京都総合組合保健施設振興協会 | インフルエンザ予防接種を受ける前に必ずお読みください』
卵アレルギーでも大丈夫?
インフルエンザワクチンは製造過程で卵が使われるため、以前は「卵アレルギーがあると接種できないのでは」と心配されていました。しかし現在は、卵アレルギーがあっても、多くの場合は通常どおり接種が可能であり、卵アレルギーのある人とない人で副反応の頻度に大きな差はなかったという報告もあります。
ただし、不安な場合や、重度の卵アレルギーがある場合は、必ず事前に医師に相談してください。
参考元『Safe vaccination of patients with egg allergy with an adjuvanted pandemic H1N1 vaccine – PubMed』
正しい情報にアクセスするために
ワクチンに関する情報は、インターネット上に溢れていますが、中には不正確なものや、不安を過剰にあおるものもあります。
参考元『厚生労働省eJIM | 健康・医療情報の見極め方・向き合い方』
信頼できる情報サイトを見つけるには?
ワクチンの安全性や副反応について調べるときは個人のブログやSNSだけでなく、厚生労働省、国立感染症研究所、日本小児科学会、大学附属病院など、公的機関や専門学会の情報を確認するのがおすすめです。
体験談やSNSの内容とどう付き合うか
「友達が副反応で大変だったらしい」といった個人の体験談は気になるものですが、それはあくまで「その人の場合」です。
副反応の出方には大きな個人差があるため、他人の体験が自分にも当てはまるとは限りません。不安になったときは、必ず公的な情報や医師の説明とセットで確認するようにしましょう。
不安なときにはオンライン診療を活用しよう
接種後に「この症状、大丈夫かな?」と不安になったとき、すぐに病院に行くべきか迷うこともあるでしょう。
そんな場合には、オンライン診療を活用する方法もあります。自宅からスマートフォンなどで医師に相談でき、状況によっては薬の処方や対面受診の必要性についてアドバイスを受けられます。
SOKUYAKU(ソクヤク)などのサービスがあることを知っておくと、安心材料の一つになるかもしれません。
冬が近づくと気になるインフルエンザ。その予防の柱となるのが予防接種(ワクチン)です。
「副作用がこわい」「もし具合が悪くなったら…」と悩んでいる方もいます。また、実際に接種を受けてみて、腕の痛みやだるさが出てきて「これって大丈夫なの?」と不安に感じているかもしれません。
この記事では、インフルエンザワクチンでなぜ体調の変化が起こるのか、どんな症状が「よくある反応」で、どのような場合に病院を受診すべきなのか、その目安と正しい対処法を、できるだけわかりやすく解説します。
インフルエンザの予防接種って本当に必要?副作用が心配なあなたへ
ワクチンは「元気なのにわざわざ体に何かを入れる」ものなので、副作用が気になって当然です。しかし、それらの反応がなぜ起こるのか、そしてワクチンにはそれを上回る大きなメリットがあることを知っておくことが大切です。
そもそも「副作用」と「副反応」の違いって?
薬を使ったときに起こる、好ましくない作用全般を「副作用」と呼びます。一方、ワクチン接種後に起こる反応は、免疫がつくという本来の目的以外の反応として「副反応」と呼ばれるのが一般的です。
意味としては「本来の目的以外に出る反応」という点でほぼ同じで、どちらも、接種や服用との関連が疑われる症状を幅広く含みます。
参考元
どうして接種後に熱や痛みが出るの?
インフルエンザワクチンを打つと、体の中では「ウイルスの成分」を見つけるためのセンサーが働きます。センサーがワクチン成分を見つけると、「敵が来たから準備しよう」という合図を出し、免疫細胞が集まってきます。
このときに怒るのが、一時的な炎症反応です。それによって、注射した場所が赤くなったり、腫れたり、軽い発熱やだるさが出たりします。こうした反応は、体がインフルエンザに備えて免疫を作っているサインでもあり、多くは数日以内に自然におさまります。
参考元
それでも接種が推奨される理由とは?(重症化予防のメリット)
インフルエンザワクチンの最大の目的は、感染を100%防ぐことよりも、かかってしまったときの「重症化」を防ぐことです。
日本のデータでも65歳以上の年代では重症化や死亡の割合が他の年代より高いことから、ワクチンによる予防が重要とされています。厚生労働科学研究の報告では、老人保健施設や病院に入所・入院している65歳以上の高齢者を対象にインフルエンザワクチンを1回接種したところ、多くの人で血液中の抗体がしっかり増え、38℃以上の発熱を伴うインフルエンザ様の症状が出る割合は、おおよそ半分程度に減っていました。
また、10歳未満では入院率が1%を超える一方で、重症や死亡は0.1%未満です。副反応の多くは一時的で、重い副反応は10万回あたり1回程度と非常にまれと報告されており、予防接種が推奨される根拠になっています。
参考元
『令和4年シーズンのインフルエンザワクチン 接種後の副反応疑い報告について|医薬品・医療機器等安全性情報 No.407』
よくある副作用は?インフルエンザワクチンの反応と経過
多くの方が経験するのは、「腕が痛い」「少し熱っぽい」といった比較的軽い副反応です。多くが免疫ができる過程で起こる一時的なもので、数日以内に自然と治まっていきます。
注射した場所が腫れる・赤くなるのは普通の反応
接種した人のうち、10〜20%程度の方に、注射した場所の赤み、腫れ、痛み(これらを「局所反応」と呼びます)がみられると報告されています。
多くは接種当日から翌日にかけて現れ、2〜3日ほどで自然におさまるとされています。
発熱やだるさ…これって副作用?
発熱、頭痛、寒気、だるさ(倦怠感)といった全身の症状(「全身反応」と呼びます)も、接種した人の5〜10%程度にみられることがあります。
これも局所反応と同じく、体が免疫を作ろうと頑張っているサインです。通常は2〜3日以内に落ち着くとされています。
どれくらいで治る?いつまで様子を見ればいい?
接種から24〜48時間のあいだにピークを迎え、2〜3日で改善していくことが一般的です。症状が軽く、日常生活に大きな支障がなければ、水分をしっかり取り、無理をせず休養することで様子を見ましょう。
ただし、症状が強くなる一方だったり、4日以上続く場合は、別の病気が隠れていないかも含めて医療機関に相談した方が安心です。
これって病院に行くべき?副作用の見分け方と受診の目安
ほとんどの副反応は数日で治まりますが、中には注意が必要な症状もあります。どのような場合に病院を受診すべきか、その目安を知っておきましょう。
救急対応が必要な「重い副作用」とは?
最も注意が必要なのは、「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー反応です。接種後すぐに(多くは30分以内に)起こることが多く、じんましん、息苦しさ、声のかすれ、急激な血圧低下による意識障害などが特徴です。
非常にまれな反応ですが、命に関わるため、もしこのような症状に気づいたら、ためらわずに救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。
すぐに受診すべき?迷ったときの判断ポイント
・高熱(38.5度以上)が2日以上続く
・解熱薬を使ってもすぐにまた高熱になる
・注射部位の赤みや腫れが急に広がる
・強い痛みや水ぶくれを伴う
・全身の発疹が出て強いかゆみや気分不良を伴う
副反応なのか、たまたま別の感染症にかかったのか、自分では判断が難しいことも多いため、少しでも「いつもと違う」「心配で仕方ない」と感じるときには、かかりつけ医や地域の救急相談窓口に電話で相談するのも一つの方法です。
参考元
安心して見守っていい症状の特徴
前述した「よくある副反応」である、接種部位の軽い痛みや腫れ、または38℃程度までの発熱やだるさが1〜2日で治まるようであれば、基本的には心配いりません。無理をせず、自宅でゆっくりと休養し、症状が軽くなっていくかを見守りましょう。
重い副反応はある?インフルエンザ予防接種でごくまれに起こること
インフルエンザワクチンでも重い副反応はゼロではありませんが、発生頻度は非常に低いことが、国の報告で示されています。
アナフィラキシーとは?症状と起こるタイミング
アナフィラキシーは、アレルギー反応が全身で一気に起こる状態で、息苦しさ、血圧低下、意識障害などを伴うことがあります。
インフルエンザワクチン接種後のアナフィラキシーは、10万回あたり0〜0.5件程度と報告されており、非常にまれですが、起こった場合は緊急対応が必要です。多くは接種後30分以内に症状が出ることから、厚生労働省は接種後30分程度は医療機関内で安静に過ごすよう勧めています。
参考元
ごくまれに起こる神経系や血液の異常
非常にまれですが(頻度不明または100万回接種あたり1件程度)、ワクチン接種後にギラン・バレー症候群(手足の力が入りにくくなる神経の病気)や、急性散在性脳脊髄炎(ADEM:発熱、頭痛、けいれん、意識障害など)といった重い副反応が報告されています。
これらはワクチンとの明確な因果関係が不明なものも含みますが、万が一のために知られています。
参考元
副作用が不安なとき、どこに相談できる?
不安が強いときは、まず接種を行った医療機関やかかりつけ医に相談するのが基本です。
そのほか、自治体の保健所や「子ども医療電話相談」「救急相談」などの電話窓口では、受診の緊急度についてアドバイスを受けられます。
予防接種による健康被害が疑われる場合には、健康被害救済制度が用意されています。
接種前にチェックしたいポイントと体調管理のコツ
安心して予防接種を受けるためには、接種前の体調管理や、自分の体質について医師に正確に伝えることが重要です。
接種を延期した方がいいケースとは?
接種当日に、明らかに熱がある場合(一般的に37.5℃以上)は、接種を受けることができません。
また、熱がなくても、重い急性疾患にかかっていることが明らかな場合も接種不適当とされます。体調が悪いと感じるときは無理をせず、医師に相談し、接種を延期して体調が回復してから受けましょう。
参考元『定期接種実施要領|厚生労働省』
アレルギー・基礎疾患がある人が気をつけること
過去に薬や予防接種でアレルギー反応が出たことがある人、ぜんそくなどの基礎疾患がある人は、接種前の問診で必ず医師に伝えてください。接種を受けるかどうか、また接種後にどのような点に注意すべきかを、医師が個別に判断してくれます。
卵アレルギーでも大丈夫?
インフルエンザワクチンは製造過程で卵が使われるため、以前は「卵アレルギーがあると接種できないのでは」と心配されていました。しかし現在は、卵アレルギーがあっても、多くの場合は通常どおり接種が可能であり、卵アレルギーのある人とない人で副反応の頻度に大きな差はなかったという報告もあります。
ただし、不安な場合や、重度の卵アレルギーがある場合は、必ず事前に医師に相談してください。
参考元『Safe vaccination of patients with egg allergy with an adjuvanted pandemic H1N1 vaccine – PubMed』
正しい情報にアクセスするために
信頼できる情報サイトを見つけるには?
ワクチンの安全性や副反応について調べるときは個人のブログやSNSだけでなく、厚生労働省、国立感染症研究所、日本小児科学会、大学附属病院など、公的機関や専門学会の情報を確認するのがおすすめです。
体験談やSNSの内容とどう付き合うか
「友達が副反応で大変だったらしい」といった個人の体験談は気になるものですが、それはあくまで「その人の場合」です。
副反応の出方には大きな個人差があるため、他人の体験が自分にも当てはまるとは限りません。不安になったときは、必ず公的な情報や医師の説明とセットで確認するようにしましょう。
不安なときにはオンライン診療を活用しよう
接種後に「この症状、大丈夫かな?」と不安になったとき、すぐに病院に行くべきか迷うこともあるでしょう。
そんな場合には、オンライン診療を活用する方法もあります。自宅からスマートフォンなどで医師に相談でき、状況によっては薬の処方や対面受診の必要性についてアドバイスを受けられます。
SOKUYAKU(ソクヤク)などのサービスがあることを知っておくと、安心材料の一つになるかもしれません。
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当コラムの掲載記事に関するご注意点
1.
当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
2.
当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
3.
当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
4.
前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。

2004年 私立海城高等学校卒業
2010年 私立東邦大学医学部卒業 医師免許取得
2012年 公益財団法人日産厚生会玉川病院
2016年 東邦大学医療センター大橋病院 腎臓内科
2018年 医療社団法人七福会ホリィマームクリニック
2022年 浅川クリニック
免許・資格:
・医学博士
・日本内科学会総合内科専門医
・日本腎臓学会腎臓専門医
・日本透析医学会透析専門医
・労働衛生コンサルタント(保健衛生)
・東京都福祉局認定難病指定医
専門領域:
医療 > 内科 > 総合内科
医療 > 内科 > 感染症科







