【2024最新】ムコダインに含まれるカルボシステインは喉の痛みに効く?薬効成分や効能効果について解説
更新日:2024年02月29日
カルボシステインは痰を出しやすくしたり鼻水を出しやすくする、一般的に去痰薬と呼ばれる効能効果を持つ薬です。
カルボシステインは多くの患者様の様々な症状に使用されており、有効性・安全性が確認されている薬の1つです。
医薬品の剤形としては、錠剤だけでなく、粉薬やシロップなど様々な剤形があるため、小児や高齢者といった患者様の年齢や条件および症状など患者様の状態に合わせて最適な剤形を選択することができます。
このように広く使用されるカルボシステインですが、その有効成分はどのような働きをするのでしょうか。カルボシステインの成分について解説していきます。
カルボシステインとはどのような薬?風邪や副鼻腔炎に効果的?
カルボシステインは風邪などでよく処方される医療用医薬品です。小児から高齢者まで広く使用されていますので服用したことのない人を探す方が難しいほどです。
カルボシステインは痰を出しやすくしたり鼻水を出しやすくする、一般的に去痰薬と呼ばれる効能効果を持つ薬です。
カルボシステインは多くの患者様の様々な症状に使用されており、有効性・安全性が確認されている薬の1つです。
医薬品の剤形としては、錠剤だけでなく、粉薬やシロップなど様々な剤形があるため、小児や高齢者といった患者様の年齢や条件および症状など患者様の状態に合わせて最適な剤形を選択することができます。
このように広く使用されるカルボシステインですが、その有効成分はどのような働きをするのでしょうか。カルボシステインの成分について解説していきます。
カルボシステインにはどんな成分が含まれている?
少しわかりにくいのですが、カルボシステインの有効成分はL-カルボシステインという成分です。実は医療用医薬品では、主にジェネリック医薬品の場合、このように有効成分の名前と製品名が同じ場合が多くあります。
有効成分としてカルボシステインを含有する製品は多く、医療用医薬品としてはムコダインが有名です。乳幼児から風邪薬として処方されています。
また市販薬の中にもカルボシステインを含有する商品はたくさん販売されており、多くが総合感冒薬、いわゆる風邪薬の成分の1つとして配合されています。
医療用医薬品・市販薬どちらの場合もカルボシステインは痰や鼻水のネバネバをサラサラにして出しやすくする効果があります。カルボシステインはこのように痰切りとしての効果をもちますが、実は痰切り薬は多くの場合複数の薬を併用して服用します。
カルボシステイン以外の有名な痰切りの薬としてはムコソルバン(成分名:アンブロキソール)やビソルボン(成分名:ブロムヘキシン)があります。
ムコソルバンやビソルボンはのどや鼻の粘膜にへばりついた痰を洗い流す作用があり、相乗効果を狙いカルボシステインとブロムヘキシンやビソルボンを併用することも少なくありません。
カルボシステインはどんな症状に効果的?去痰や鼻詰まりに効果的?
先ほど述べたとおり、カルボシステインは痰や鼻水をサラサラにし、出しやすくさせる作用があり、痰が絡んでのどに不快感がある症状や、鼻詰まりで呼吸が苦しい等の症状を改善してくれます。
このような痰や鼻詰まり症状を改善することで間接的にのどの痛みや咳症状に対する効果も期待できます。
喉の痛みは口呼吸で喉が乾燥することが原因の1つになっていますし、痰がからむことで咳を繰り返し起こしてしまうこともあります。
カルボシステインは鼻づまりを改善させて口呼吸を改善させるため、喉の痛みを改善し、痰が原因で咳が出て止まらない場合では痰をサラサラにして不快な症状を改善してくれるため結果的に咳が収まります。
咳止めは眠気が出やすいので痰が原因の咳の場合はカルボシステインは効果的です。カルボシステインはこのような風邪症状の他に蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の治療でも用いられ、鼻水・膿の排出を促し改善させます。
花粉症など鼻水の症状から蓄膿症になりやすい方はアレルギーを抑える薬と一緒に使うと効果的です。また、痰や鼻水を出しやすくさせて症状を改善させるため一時的に痰・鼻汁の量が増えますが問題はありません。
専門的にはなりますが、医療用医薬品の説明書である添付文書では次のような症状の改善に効果があるとされています。
次の疾患の去痰:上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、 慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
慢性副鼻腔炎の排膿
このように様々な症状に効果的なカルボシステインですが、服用する機会が多い医薬品であるのでその副作用も心配になりますよね。カルボシステインの副作用についても解説していきます。
カルボシステインを服用する上での注意点や副作用はある?安全性の高い薬?
カルボシステインは副作用が少なく、他の薬やサプリメントとの飲み合わせもほとんど問題が起こらない医薬品の1つなので、用法用量をしっかり守って服用すれば小児やお年寄りなど年齢問わず使用できる安全性の高い薬です。
しかしどんな薬にも副作用があるため服用する際は注意が必要です。
カルボシステインの副作用としては食欲不振、腹痛・下痢があります。まれに下記のような症状があらわれた場合も副作用の初期症状である可能性があります。
全身がだるく食欲がない、吐き気がする、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる
眼の充血や皮膚・口の周りの発疹や発赤、水ぶくれができる、発熱、喉の痛みなどの粘膜や皮膚症状が起きる
呼吸困難、浮腫、蕁麻疹などのアレルギー
このような症状に気づいた場合はすぐに医薬品を服用するのを中止して医師または薬剤師に相談してください。またこれらの症状以外にも気になる症状があった場合は医師または薬剤師に相談しましょう。
カルボシステインは通販で購入可能?
カルボシステインを含有する医薬品は病院などの医療機関で処方される医療用医薬品とドラッグストアなどで購入可能な市販薬に大別され、それぞれ通販の可否が異なります。
まずムコダインなど処方薬の場合ですが、医療用医薬品の通販での販売は法律で禁止されていますので、残念ながら通販で購入することはできません。
一方、市販薬の場合は通販での購入が可能です。ドラッグストアや薬局で販売されている市販薬の中でカルボシステインを含有する具体的な商品をいくつか紹介します。
上記の市販薬の成分はL-カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩が含まれています。ブロムヘキシン塩酸塩は気道粘液の分泌を促進し、たんを出しやすくする作用があるため、カルボシステインとの相乗効果で去痰作用を発揮します。
ただし医療用医薬品と市販薬では配合されている有効成分量など異なる部分もあるので注意してください。医療用医薬品と全く同じ効果を期待することは難しいでしょう。また医療用医薬品と市販薬の大きな違いの1つとして有効成分の数があげられます。
ムコダインなどの医療用医薬品は薬効成分が単独で配合されている場合が多いですが、咳止め薬や総合風邪薬のような市販薬は複数の薬効成分を配合している場合がほとんどです。実際、カルボシステイン単独配合の市販薬は販売されていません。(2023年6月時点)
カルボシステインはどこで買えるの?
医療用医薬品の通販は法律で禁止されています。ムコダインなどの医療用医薬品カルボシステイン製剤も医療用医薬品なので通販で購入することはできません。
市販薬でもカルボシステイン単剤のみでは販売されておらず(2023年6月時点)、また、市販薬では使える薬の上限量が医療用と比較し少なく設定されているため同様の効果を求めるのは難しいでしょう。
一部医薬品の個人輸入のようないわゆる「抜け道」もありますが、カルボシステインなど医療用医薬品は正しく使用しないと症状の悪化や副作用リスクなどが高くなってしまう可能性があります。このような安全性を考えると、購入する方法は2つです。
- 病院を受診し、医師の診察を受けて発行された処方箋を用いて薬局で薬を購入する方法
- 薬剤師の指導・管理のもと保険を使用せず零売で購入する方法
カルボシステインを購入するには、オンライン診療がおすすめ!
カルボシステインは「医療用医薬品」に指定されているため、処方箋なしでドラッグストアなどで購入することはできません。
カルボシステインを購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし、薬をもらうためだけに病院に行くのは面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。
最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。
オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。
SOKUYAKUでは、多数の診療科目や全国から病院を探すことができます。
また、新型コロナウイルス感染症の検査は、医療機関以外の自宅でも実施が可能です。
SOKUYAKUで、ビデオ通話にて診療をご受診頂き、PCR検査をご希望の場合は、SOKUYAKUからご自宅で唾液採取して頂く検査キットをご注文頂けます。
周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。
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