インフルエンザの予防接種後に子どもが発熱|39度は副反応ではない?
インフルエンザ予防接種後の子どもの高熱|副反応との見分け方
ワクチンの副反応の場合、39度が出ることは少ない
一般に、インフルエンザワクチンを受けた後に起こる「副反応」としては、接種部位の腫れ・痛み・軽度の発熱といった症状が典型的です。
ただし39度以上というやや高めの発熱が、単なるワクチンの副反応として出ることは比較的まれであるため、発熱が39度付近まで上がった場合には、接種後の反応として放置せず、慎重に観察する必要があります。
インフルエンザの予防接種を受けても万能ではない
ワクチンは、インフルエンザの発症・重症化を抑えるために非常に有効ですが、すべての型に対して完全な予防効果があるわけではありません。
例えば、ウイルスの型がワクチンでカバーされていない場合や、ワクチン接種後免疫が十分に形成される前にウイルスに接触した場合などでは、インフルエンザにかかる可能性があります。
そのため、予防接種直後に発熱や嘔吐などの症状が出たとしても、「接種したから安心」と思い込みすぎず、体調の変化に注意を払うことが重要です。
39度を超えている場合はインフルエンザにかかったかも
もし発熱が39度以上で、さらに嘔吐・関節痛・筋肉痛・倦怠感などインフルエンザらしい症状が出ている場合、ワクチン接種後であってもインフルエンザの可能性を考慮すべきです。
インフルエンザの典型的な症状としては、38℃以上の発熱、倦怠感、頭痛、関節・筋肉痛などがあげられています。
ワクチンによる反応とは異なり、場合によってはウイルス検査や抗ウイルス薬の使用を検討する必要があります。症状が出ていると判断したら速やかに小児科医や医療機関に相談しましょう。
発熱のタイミングや持続期間
ワクチン接種後の反応であれば、一般的には接種後24時間以内に軽度の発熱が出て、1‑2日以内に収まることが多いとされています。
一方、インフルエンザ感染の場合は発熱が急に出てから数時間〜1日で38℃以上、時には39℃近くまで上がることがあり、発熱が長時間(数日以上)続くケースもあります。
接種後に発熱して、翌日になっても症状が続く、あるいは回復傾向がみえない場合は、ワクチン反応だけとは言い切れず、インフルエンザ感染の可能性があります。
インフルエンザの症状
急に高熱が出る
インフルエンザの特徴として、38℃以上の発熱が急に現れることがあります。日本のQ&Aでも「38℃を超える」「頭痛・関節痛・筋肉痛・疲労感」などを典型症状としています。
接種後であっても、急激な高熱はインフルエンザを疑うサインとして意識しましょう。
全身の倦怠感・関節の痛みを伴っている
インフルエンザでは、ただ熱が出るだけでなく、体全体がだるい、関節や筋肉が痛い、頭が重いといった全身症状を伴うことが多く、子どもでも「動きたくない」「寝てばかりいる」といった様子が見られることがあります。
これはワクチン反応に比べて“ウイルスによる本格的な症状”であることのヒントになります。
異変がないか確認/乳幼児で見るべきポイント、小学生で見るべきポイント
予防接種後の子どもが39度の発熱時の対処法
病院へ行き検査、正しい対処・薬の処方を受ける
発熱が39度前後まで上がった場合は、検査でインフルエンザ陽性となるケースもあるため、まず小児科を受診することを検討してください。特に以下の場合は早めの診察が重要です
食欲や元気があれば様子見でも問題ないケースも
一方で、お子さまが比較的元気で、熱こそ出ているものの水分もとれており、吐き気や強い倦怠感がないときには、まず家で様子を見てもよい場合もあります。
ただし、「熱が出ている=安全」というわけではありません。観察するうえで次の点に注意してください
オンラインで受診できる医療機関を探す
見守りつつ、こまめな少量の水分補給を繰り返す
嘔吐や発熱がある場合、脱水のリスクがあります。
接種後の熱であっても、体が水分を失いやすくなるため、以下を実践してください
判断に迷ったり、多忙時にはオンライン診療の活用も
最近ではオンライン診療を導入している小児科やかかりつけ医も増えています。場合によっては、直接受診が難しいときなど、オンラインで相談・指示をもらう選択肢も有効です。
「接種後の発熱だから様子見」とせず、専門家に相談できる体制を整えておくと安心です。
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インフルエンザ予防接種後の注意点
接種後の体調管理のポイント
予防接種を受けた子どもは、以下のような体調管理を意識してください
市販の解熱剤を使用するときの注意点
発熱時に市販の解熱剤を使いたい場合、特に以下の点に注意してください
まとめ
インフルエンザ予防接種後に子どもが39度の高熱を出した場合、ワクチンの副反応か、インフルエンザ感染かを見極めることが大切です。副反応では通常、軽度の発熱が多く、39度以上の高熱や全身の症状がある場合は感染の可能性があります。
水分が取れていて元気がある場合は様子を見ることも可能ですが、ぐったりしている、水分を受け付けない、熱が長引くなどの症状があれば、早めに小児科を受診しましょう。
また、市販薬を使う場合はアセトアミノフェンなど小児用の適切な薬を選び、用法・用量を守ることが大切です。
不安なときは無理をせず、医師や専門家に相談しながら、お子さまの体調を冷静に見守りましょう。
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お子さまが インフルエンザ の予防接種(ワクチン)を受けた後、体温が39度近くまで上がった――このようなとき、「これはワクチンの副反応なのか」「それともインフルエンザにかかったのか」と悩まれる保護者の方は少なくありません。この記事では、予防接種後の発熱とその意味を整理し、どのように見分け、どんな対処をすべきか、専門的視点も交えて解説します。安心してお子さまを見守るための判断材料となることを目指します。
インフルエンザ予防接種後の子どもの高熱|副反応との見分け方
ワクチンの副反応の場合、39度が出ることは少ない
一般に、インフルエンザワクチンを受けた後に起こる「副反応」としては、接種部位の腫れ・痛み・軽度の発熱といった症状が典型的です。
ただし39度以上というやや高めの発熱が、単なるワクチンの副反応として出ることは比較的まれであるため、発熱が39度付近まで上がった場合には、接種後の反応として放置せず、慎重に観察する必要があります。
インフルエンザの予防接種を受けても万能ではない
ワクチンは、インフルエンザの発症・重症化を抑えるために非常に有効ですが、すべての型に対して完全な予防効果があるわけではありません。
例えば、ウイルスの型がワクチンでカバーされていない場合や、ワクチン接種後免疫が十分に形成される前にウイルスに接触した場合などでは、インフルエンザにかかる可能性があります。
そのため、予防接種直後に発熱や嘔吐などの症状が出たとしても、「接種したから安心」と思い込みすぎず、体調の変化に注意を払うことが重要です。
39度を超えている場合はインフルエンザにかかったかも
もし発熱が39度以上で、さらに嘔吐・関節痛・筋肉痛・倦怠感などインフルエンザらしい症状が出ている場合、ワクチン接種後であってもインフルエンザの可能性を考慮すべきです。
インフルエンザの典型的な症状としては、38℃以上の発熱、倦怠感、頭痛、関節・筋肉痛などがあげられています。
ワクチンによる反応とは異なり、場合によってはウイルス検査や抗ウイルス薬の使用を検討する必要があります。症状が出ていると判断したら速やかに小児科医や医療機関に相談しましょう。
発熱のタイミングや持続期間
ワクチン接種後の反応であれば、一般的には接種後24時間以内に軽度の発熱が出て、1‑2日以内に収まることが多いとされています。
一方、インフルエンザ感染の場合は発熱が急に出てから数時間〜1日で38℃以上、時には39℃近くまで上がることがあり、発熱が長時間(数日以上)続くケースもあります。
接種後に発熱して、翌日になっても症状が続く、あるいは回復傾向がみえない場合は、ワクチン反応だけとは言い切れず、インフルエンザ感染の可能性があります。
インフルエンザの症状
急に高熱が出る
インフルエンザの特徴として、38℃以上の発熱が急に現れることがあります。日本のQ&Aでも「38℃を超える」「頭痛・関節痛・筋肉痛・疲労感」などを典型症状としています。
接種後であっても、急激な高熱はインフルエンザを疑うサインとして意識しましょう。
全身の倦怠感・関節の痛みを伴っている
インフルエンザでは、ただ熱が出るだけでなく、体全体がだるい、関節や筋肉が痛い、頭が重いといった全身症状を伴うことが多く、子どもでも「動きたくない」「寝てばかりいる」といった様子が見られることがあります。
これはワクチン反応に比べて“ウイルスによる本格的な症状”であることのヒントになります。
異変がないか確認/乳幼児で見るべきポイント、小学生で見るべきポイント
- 乳幼児の場合:言葉で症状を十分伝えられないため、機嫌の悪さ・母乳・ミルクを拒む・おしっこの回数が減る・眠りが浅いなどを観察してください。
- 小学生の場合:自分で「頭が痛い」「関節が痛い」「体がだるい」と訴えられるようになりますが、学校を休みにくい気持ちから我慢してしまうこともあります。保護者として注意深く聞き取り、「熱+嘔吐+倦怠感」などの組み合わせがないか確認しましょう。
予防接種後の子どもが39度の発熱時の対処法
病院へ行き検査、正しい対処・薬の処方を受ける
発熱が39度前後まで上がった場合は、検査でインフルエンザ陽性となるケースもあるため、まず小児科を受診することを検討してください。特に以下の場合は早めの診察が重要です
- 高熱が続く、または再び上昇する
- 嘔吐・下痢・強い咳など他の症状が出ている
- 水分がとれず、機嫌が悪い・ぐったりしている
受診時には「接種日」「発熱が出た時間」「体温の推移」「飲食・排尿・排便の状況」などをメモして持参すると、診察がスムーズです。
食欲や元気があれば様子見でも問題ないケースも
一方で、お子さまが比較的元気で、熱こそ出ているものの水分もとれており、吐き気や強い倦怠感がないときには、まず家で様子を見てもよい場合もあります。
ただし、「熱が出ている=安全」というわけではありません。観察するうえで次の点に注意してください
- 飲水・おしっこの回数・機嫌の変化
- 熱の変化(朝・夜・就寝前)
- 新たな症状の出現(咳・胸の苦しさ・呼吸速いなど)
これらに異変があれば迷わず医療機関へ。
見守りつつ、こまめな少量の水分補給を繰り返す
嘔吐や発熱がある場合、脱水のリスクがあります。
接種後の熱であっても、体が水分を失いやすくなるため、以下を実践してください
- 一度に大量ではなく、少量を頻回に(10〜15分おきにスプーン1〜2杯)
- 経口補水液・薄めたスープ・お茶など、無理なく飲めるものから
- 飲めるようになったら、肌の色・おしっこの回数・機嫌なども観察
子どもの体調が落ち着くまでは、体を温めて静かに過ごさせ、環境(室温・湿度)も整えてあげましょう。
判断に迷ったり、多忙時にはオンライン診療の活用も
最近ではオンライン診療を導入している小児科やかかりつけ医も増えています。場合によっては、直接受診が難しいときなど、オンラインで相談・指示をもらう選択肢も有効です。
「接種後の発熱だから様子見」とせず、専門家に相談できる体制を整えておくと安心です。
インフルエンザ予防接種後の注意点
接種後の体調管理のポイント
予防接種を受けた子どもは、以下のような体調管理を意識してください
- 接種直後30分〜1時間は、異常(発疹・呼吸困難・目まいなど)が出ないか医療機関の指示通り観察を。
- 接種当日は激しい運動を避け、安静に過ごさせる
- 接種部位の発赤・腫れ・痛みが出ることは一般的ですが、2~3日で改善するものが多く、長引く・痛みが強い・熱が上がるようなら受診を。
- 接種後1〜2日以内に発熱した場合は「副反応」の可能性もありますが、症状が長引く・高熱が出る・他の症状が出る場合には、別の原因を考える必要があります。
市販の解熱剤を使用するときの注意点
発熱時に市販の解熱剤を使いたい場合、特に以下の点に注意してください
- 小児用として推奨される成分は アセトアミノフェン(例:カロナール等)です。インフルエンザ脳症など稀ですが重篤な合併症を念頭に、その他の解熱薬は慎重に使用すべきと言われています。
- 薬を使う前に年齢・体重・用量・使用回数を確認し、添付文書・薬剤師の説明に従いましょう。
- 解熱剤を使ったからといって、病気そのものが改善するわけではありません。薬で熱を下げつつも、子どもの様子・水分摂取・排尿・機嫌などを引き続き観察してください。
- 薬を使っても状態が改善しない・新たな症状が出る場合は速やかに医療機関に相談してください
まとめ
インフルエンザ予防接種後に子どもが39度の高熱を出した場合、ワクチンの副反応か、インフルエンザ感染かを見極めることが大切です。副反応では通常、軽度の発熱が多く、39度以上の高熱や全身の症状がある場合は感染の可能性があります。
水分が取れていて元気がある場合は様子を見ることも可能ですが、ぐったりしている、水分を受け付けない、熱が長引くなどの症状があれば、早めに小児科を受診しましょう。
また、市販薬を使う場合はアセトアミノフェンなど小児用の適切な薬を選び、用法・用量を守ることが大切です。
不安なときは無理をせず、医師や専門家に相談しながら、お子さまの体調を冷静に見守りましょう。
オンライン診療という選択肢
外出が難しい状況でも医師に相談できる手段として、オンライン診療という選択肢があります。
SOKUYAKUでは、スマートフォンから医師に相談でき、現在の症状に応じた受診の目安や対応について確認することが可能です。
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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