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オンライン診療

オンライン診療と対面診療の比較|患者の受けられるサービスとは?

監修医師 木村眞樹子
2021年01月31日
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、利用される方も増えてきたオンライン診療。それでもオンライン診療がどのような医療サービスなのか、想像がつかずに利用には二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまでの医師の診察を受けるのは対面診療が主流でした。対面診療と比較して、オンライン診療にはどのような特徴があるのかを説明します。

オンライン診療とは

そもそもオンライン診療とは、2018年4月より保険診療が適用されてスタートした制度です。厚生労働省はオンライン診療を「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為」と定義しており、病院やクリニックに行くことなく、自宅等でスマートフォンやタブレット、パソコンの映像や電話の音声を通したシステムを用いて診療を受けます。最近では患者、医療機関の双方が同じアプリケーションを用いることで、より簡単に病院の予約から医師の診察・処方、最終的には決済までのすべてをオンライン上で行うことができるようになってきました。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴いニーズが高まった医療体制

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、世の中では外出自粛が求められています。それは医師の診察等の医療サービスに関しても同様です。今までは何気なく通院していた病院やクリニックについても、できる限り受診を控えようとする動きが出てきています。この状況を受けて、自宅で医師の診察を受けることのできるオンライン診療のニーズが高まってきています。

一時的に初診患者の診察も可能に

実は新型コロナウイルス感染症拡大前から、オンライン診療は実施されていました。しかし、オンライン診療を保険診療として適用するには施設基準や診察可能な疾患等が複雑に定められていたため、オンライン上でできることはとても限定的で初診の患者さんを診ることができませんでした。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、医療機関の受診が困難にありつつある状況から、2020年4月10日より初診に関する規程などオンライン診療に関する規制が緩和されることになりました。それによりこれまで利用が認められていなかった初診患者においても、オンライン診療を利用することができるようになり、さらにより多くの人がオンライン診療を利用できるようになったのです。

オンライン診療を導入する病院やクリニックなど医療機関が増加

新型コロナウイルス感染症の影響によりできる限り医療機関の受診を控えようとする世の中の動きを受けて、多くの医療機関ではその収入も大きく落ち込んでいます。その結果、収益を確保したい病院やクリニックのニーズと、感染リスクの観点から通院はしたくないが医師の診療は受けたいという患者のニーズが合わさり、オンライン診療のシステムを導入する医療機関は増加しつつあります。

オンライン診療の流れ

それではオンライン診療はどのように行われるのでしょうか。複雑な機械操作はないのか、本当にすべてを自宅にいながら完結できるのか等、気になるところかと思います。順を追って説明していきます。

電話やアプリなどで事前に診察予約

オンライン診療は基本的に予約制です。電話で予約することもありますが、ほとんどの場合はオンライン上で予約も行います。オンラインの場合は24時間予約を受け付けていることも多く、思い立ったらすぐに予約を完了させることができます。また、患者と医療機関の双方が同じアプリケーションを使用することでより簡単に診療予約を行うことができ、その際に問診票の記入や保険証の登録等も行う機能もあります。
オンライン診療は基本的に予約制です。電話で予約することもありますが、ほとんどの場合はオンライン上で予約も行います。オンラインの場合は24時間予約を受け付けていることも多く、思い立ったらすぐに予約を完了させることができます。また、患者と医療機関の双方が同じアプリケーションを使用することでより簡単に診療予約を行うことができ、その際に問診票の記入や保険証の登録等も行う機能もあります。

電話やオンラインによる情報通信機器を用いた医師の診察

予約時間になったらスマートフォンやタブレット、パソコンの映像や電話の音声機能を通して医師の診察を受けます。指定のアプリケーションを使用する場合は、医療機関側から電話がかかってくるような形が多く、その通話に応答することで診療が始まります(初診患者も対応可能)。そのため、ボタン一つで医師の診察を受けることができるのです。

医療機関から患者希望の薬局へ処方箋を送信

オンライン診療の規制緩和により、これまで限定的にしか認められていなかったオンライン上の服薬指導も可能になりました。そのため、オンライン診療では処方箋を患者が希望する薬局へ直接送信し、患者はオンライン上や電話で薬剤師より服薬指導を受けることになります。薬の受け取りは、従来のように薬局に直接行くか、自宅まで郵送してもらうことになります。

オンライン診療のメリットは?

規制緩和により、さらに便利になったオンライン診療においては様々なメリットが存在します。オンラインで受ける医療サービスには、具体的にどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

オンライン診療では予約から決済までアプリ等で可能

オンライン診療のシステム利用には、普段お使いのパソコンやスマートフォン、タブレットのいずれか一つあればスムーズに行うことができます。複雑な操作はありませんので、機械操作に苦手意識を持っている方でも安心です。決済システムに関してもクレジットカードの使用が主流であることから、受診に関する全てをオンライン上で完結することができます。

自宅で医師の診察を受けることが可能

オンライン診療では安心できる自宅に居ながら、医師の診察を受けることができます。これは様々な理由で通院できない、家族の付き添いがないと通院しにくいといった方にとっては、大きなメリットです。突然の体調不良によって医師の診察を受けたくても外出することが難しいといったような場合でも、自宅で簡単に医師の診察を受けられることは患者にとって大きな安心につながります。

通院や診察待ちの時間が削減

オンライン診療では、その性質から通院時間が不要となります。また、従来医師の診察を受けるには多くの待ち時間も発生していました。特に受付から診察までの待ち時間は、多くの人がストレスを感じていた部分ではないでしょうか。オンライン診療では、通院時間に加えて受付から診察、会計までの待ち時間も軽減されるため、より手軽に受診することができます。これまで仕事や家庭の事情で、医療機関を受診したくてもなかなか時間が取れないとお困りだった方でも安心です。

新型コロナの感染防止対策

新型コロナウイルス感染症が広がるこの世の中では、どこに感染リスクが潜んでいるのかわかりません。通院中の市中感染や医療機関内での院内感染の恐れも否定ができません。しかし、オンライン診療では通院することがないため、様々な感染リスクを軽減させることができます。医療機関にとっても院内感染のリスクが軽減するため、医療従事者の感染防止対策としても有効です。

オンライン診療と比較した対面診療のメリットは?

このようにオンライン診療には様々なメリットがあります。一方、従来の対面診療にはどのようなメリットが挙げられるのでしょうか。確認してみましょう。

検査や処置などが可能

オンライン診療では、従来当たり前に行われていた触診や聴診、尿・血液検査などの各種検査ができません。オンライン上で行うことができる医療サービスには限りがありますが、対面診療では緊急性の高い場合などで即時の検査が必要になった場合でも、すぐに対応することができます。

触診など直接診療することで得られる情報量が多い

医師は患者の様子を見て、診察を行います。オンライン診療では、患者の情報は映像や音声機能でしか得ることができません。しかし、比較して対面診療では医師が直接患者の様子を見るため、わずかな状態の変化や症状を確認することができ、オンライン診療に比べて多くの情報を得ることができると言えます。科目や疾患によっては対面でないと診察できない場合もあり、オンライン診療ではなく対面診療が求められる場合も想定されます。

医療サービスを比較し自分に合う医療体制を利用しましょう

昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、感染防止対策の観点からもオンライン診療のシステム利用がより一般的になってきています。患者にとってもオンライン診療を実施する医療機関の増加は受診に対するハードルを下げているとも言え、より簡単に医療サービスを利用可能になりつつあります。一方、従来の対面診療でないと診察できない場面も存在します。そのため、オンライン診療と対面診療、双方の医療サービスの特徴をきちんと理解・比較し、自分自身にとってより有用な医療サービスを選択していくことがとても重要となります。
参考文献
厚生労働省 オンライン診療の適切な実施に関する指針
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて(令和2年4月10日事務連絡)
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監修医師 木村眞樹子
現役医師、産業医 10年以上大学病院で臨床に従事、産業医として企業の健康経営にも携わる 2019年より医療ライターとしても活動している
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