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アフターピルはネット通販で購入できる?意外と知らない入手方法について徹底解説!

監修医師 阿部 一也
更新日:2024年05月17日

更新日:2024年05月17日

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2024年現在、日本では「処方箋なしでのアフターピルの試験販売」を行っている薬局を除いて、ドラッグストアでアフターピルを入手することはできません。
海外では、一般的なドラッグストアでもアフターピルが買えるのですが、日本では未だに医師の処方が必要です。もちろん、低用量ピルも同様です。
またピルを飲むと、定期的にがん検診などの検査が必要になります。そのため、検査も受けられる医療機関に行くようにしましょう。

アフターピルとは

アフターピルは避妊に失敗した時に、妊娠を防ぐために使われる薬です。「緊急避妊薬」とも言われています。性行為後から正しい方法で、かつ72時間以内に服用することで約95%以上の確率で妊娠が防げます。このようにアフターピルを用いることで、望まない妊娠を予防できます。

 

アフターピルに関する情報はメディアを通して、多くの方に知られるようになりましたが、残念なことに日本では未だに市販で販売されていません。

 

アフターピルは緊急時のみ服用しましょう!

アフターピルは「緊急避妊薬」として使われる薬です。服用すると一時的にとはいえ、急激なホルモンバランスの変化が起こるため、体に大きな負担がかかってしまいます。そのため、普段の避妊方法としては用いられません。

あくまで緊急用の薬ですので、「妊娠したくない」と考えておりましたら普段から低用量ピルやコンドームなどの他の避妊方法を選択しましょう。

 

オンライン処方でしたら、低用量ピルも安く購入することが可能です。避妊率はほぼ100%ですし、避妊だけでなく、「生理周期が整えられる」「PMS(月経前症候群)が緩和できる」などのメリットも得られます。

アフターピルの購入方法

医療機関(病院)で処方してもらう

アフターピルを処方してもらうには、医療機関で処方箋をもらわないとなりません。産婦人科などで診てもらい、直接薬を処方してもらう流れが一般的です。普段かかっている婦人科がありましたら、そこへ相談しましょう。

オンライン診療サービスで処方してもらう

緊急避妊薬に関する診療は、原則として、女性の健康に関する相談窓口等において、対面診療が可能な医療機関等に係る情報を提供することとされていますが、地理的要因がある場合や、女性の心理的状況に鑑みて、対面診療が困難である場合には、例外的に、「産婦人科の専門医」または「厚生労働省から指定された研修を事前に受けた医師」が初診からオンライン診療でアフターピルの処方をすることが可能です。上記のように対面診療が困難な場合には、通院の必要がなくご自宅内で受けられるので、他の人の目を気にせずに受診できます。スマホやパソコンを使って、予約や診察がスムーズに行えるのも魅力です。

処方せんがあれば一部の薬局でも購入可能

アフターピルは、病院で処方箋をもらってから薬局で買うことができます。処方箋を受け付けている薬局で入手してください。

また、マツモトキヨシやスギ薬局などのドラッグストアの中には、処方箋の受付に対応できる店舗もあります。

ピルをもらう時には、薬剤師から薬の飲み方を教えてもらい、薬剤師の前で飲む必要があります。その後に薬剤師が医療機関へ連絡し終わったら、処方受付が完了となります。

 

海外輸入・オンラインストアで購入できるピルには要注意

アフターピルは必ず、医療機関で処方してもらいましょう。

オンラインストアでアフターピルを販売している業者の中には、海外の薬を個人で輸入して売っている方も少なくありません。

 

また、オンラインでアフターピルを購入すると、本物かどうかを確認することも難しくなりますし、日本で処方されているピルとは成分や量が異なる可能性も高いです。さらに、個人輸入したピルを他の方に売ったり譲ったりするのは、法律上認められていません。

アフターピルはオンラインクリニックで処方してもらうのがおすすめ

例外的に、対面診療が困難な場合には、アフターピルはオンライン診療を通して処方できます。アフターピルをもらうには診察が必要ですが、ビデオ通話を用いたオンライン診療ですと、わざわざクリニックまで向かわなくても処方してもらえます。

 

オンライン診療がお勧めできる理由としては、①クリニックへ通う必要がない、②診察から決済までご自宅内で完結できる、③色々な決済方法で支払いできるなどが挙げられます。ここでは、それぞれの理由について、細かく解説していきます。

クリニックへ通う必要がない

オンライン診療を受けると、わざわざ外へ出ることなく、診察が受けられます。オンライン診療を受診できるのは、例外的に、対面診療が困難な場合に限られますが、特に、アフターピルを要する場合は、一刻を争う状態でもありますので、クリニックへ通うよりもスムーズに処方してもらえるオンライン診療の方がお勧めできます。

診察から決済までご自宅内で完結できる

パソコンやスマホ、タブレットを使うことで、診察から決済まで全ての手続きが受けられます。初診・再診の予約から決済まで、全てご自宅内で行えるので、「電話で予約するのに抵抗がある方」や「他人の目が気になって受診をためらっている方」「通院する時間が取れない方」でも受けられやすいです。

また、外出中でもスマホを使って、ご自身の好きなタイミングで予約などを取ることが可能ですし、クリニックで費用を現金払いする必要もありません。

色々な決済方法で支払いできる

近年では、キャッシュレス決済で支払う方が増えつつあります。このページを読まれている方の中にも「できればクレジットカードを使いたい」「決済アプリを使って支払いたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

オンライン診療ですと、様々な決済方法で支払うことが可能です。クリニックの中にはクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応している所もありますが、現金払いしか受け付けていない所も少なくありません。

 

一方、オンライン診療のほとんどは、クレジットカード払いによる決済を受け付けています。決済方法が色々あるので事前に調べて、ご自身に合った支払い方法に対応しているクリニックを選んでください。

今後はどうなる?アフターピル薬局販売について

アフターピルは、クリニックや例外的な場合にはオンラインでの処方が受けられますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

 

また、アフターピルは早く飲めば飲むほど避妊効果が高くなるので、「市販されるべき」という声も挙がっています。実際に日本以外の86か国ではアフターピルが市販化されており、日本よりも安い価格で提供されています。また、フランスでは全年齢の女性に、無料でアフターピルを配布しています。

 

アフターピルの市販化は日本でも度々話し合われてきましたが、日本産婦人科医会などが反対しており、まだ実現に至っていません。日本国内でのアフターピルの普及の流れにつきましては、下記の通りです。

上記から分かるように、オンライン診療での処方ができるようになるまで、かなりの年月がかけられました。

 

さらに、2023年11月には、145店舗の薬局が「処方箋なしでのアフターピルの試験販売」を開始しました。日本薬剤師会では、対象となる145店舗のリストを公開し、準備が完了した薬局から購入できるように整備されています。

 

「日本は性教育が遅れている」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アフターピルの普及に関しても、他国に比べて遅れています。しかし先述したように、遅れながらも少しずつアフターピルの普及は進められています。

 

今後、どこまで法整備されるのか、気になるところですね。

まとめ

現在のところアフターピルは一部の薬局を除いて、医師の診察を受けないと入手できず、インターネットでは買えません。

 

オンラインストアなどで安く販売されているアフターピルもありますが、そういったアフターピルの中には、成分や効果が保証されていないものもあります。

 

お薬が必要な時は、クリニックか、例外的に、対面診療が困難な場合には、オンライン診察で、医師に処方してもらいましょう。

 

SOKUYAKUオンラインクリニックでは、アフターピルのオンライン診療が受けられます。医師が1人ひとりに適したお薬を処方出します。

 

例外的に、対面診療が困難な場合に該当するときは、使ってみてください。

コメント アフターピルを入手する場合、医師の処方が必要になります。ネット通販でのアフターピルの多くは海外のものになり、医師の診察無しで入手可能ですが、同時に健康障害や効果不十分など予測困難なリスクを及ぼす可能性もあります。医師の診察を受けていないため、副作用が出た場合に医薬品副作用被害救済制度の適応にならない可能性もあります。アフターピルを入手する際は対面診療が最も良いですが、抵抗を感じるという方には、自宅でも可能なオンライン診療でのアフターピル処方が良いと思います。オンライン診療でも医師の診察が可能であり、適切な処方をもらうことが出来、有用であると思います。

監修医コメント

医師
阿部 一也

アフターピルを入手する場合、医師の処方が必要になります。ネット通販でのアフターピルの多くは海外のものになり、医師の診察無しで入手可能ですが、同時に健康障害や効果不十分など予測困難なリスクを及ぼす可能性もあります。医師の診察を受けていないため、副作用が出た場合に医薬品副作用被害救済制度の適応にならない可能性もあります。アフターピルを入手する際は対面診療が最も良いですが、抵抗を感じるという方には、自宅でも可能なオンライン診療でのアフターピル処方が良いと思います。オンライン診療でも医師の診察が可能であり、適切な処方をもらうことが出来、有用であると思います。

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監修医師 阿部 一也
板橋中央総合病院 医長 専門領域は、産婦人科 経歴として、東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業、現在は板橋中央総合病院勤務 保有免許・資格は日本産科婦人科学会専門医
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