アフターピル服用後の生理周期ってどうなるの?生理と消退出血の違いとは
更新日:2024年09月12日
アフターピルが効いたのかどうかはどう判断する?
通常、アフターピルを服用した後、約7日後に生理が始まります。ただし、排卵のタイミングや生理周期によって個人差はあり、早い方ですと3日後に出血が起こり、遅い方は次の生理の時期になってようやく出血することがあります。
いずれにせよ、アフターピルを服用した後、3週間以内に生理のような出血があれば、避妊が成功した可能性が高いと見なすことができます。
「出血」という表現を用いるのは、アフターピルによる出血が通常の生理とはやや異なるためです。
さらに、アフターピルを服用した時点が排卵前か排卵後かによっても、出血のパターンが異なることがあります。
アフターピルを服用後に起こる出血について
アフターピルを服用後に起こる出血のパターンは、生理、消退出血、不正出血によって異なります。生理の場合は、通常の周期に合わせて性器から出血が生じます。
消退出血のケースでは、体内の女性ホルモンの減少により、子宮内膜が剥がれ落ちて出血します。アフターピルを服用後、数日から7日程度の間に出血が生じ、症状は通常2〜3日で治まります。
不正出血は、生理以外の出血であり、ホルモン異常などが原因となります。出血時の血液の色は様々で、黄色、茶色、または赤色などが確認されます。
これらの出血は着床出血との区別が難しい場合があり、自己判断が困難です。妊娠検査薬を用いたり、専門医に診てもらったりしましょう。
アフターピルは、医療機関を受診して発行された処方せんがないと購入できないおくすりです。
病院やクリニックに行く時間がない。予約がすぐに取れなさそうという方にはオンライン診療をおすすめしています。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、例外的に対面診療が困難な場合に、アフターピルのオンライン診療に対応しております。医師が適切なお薬を処方します。
是非ご利用ください。
※受付時間:平日10:00~19:00
ピル服用後の生理について
アフターピル服用後の生理はいつ来る?
アフターピルを服用した後の生理のタイミングは人によって異なります。
通常、アフターピルを服用後、3日から3週間以内に避妊成功の兆候である「消退出血」が生じます。
ただし、消退出血があるからといって、必ずしも避妊が成功したとは限りません。それだけで判断することなく、服用から3週間後に妊娠検査薬で検査することが重要です。
一部の方は、アフターピル服用後に7日以内に消退出血が起こる場合があります。半数ほどの方は、生理予定日から多少前後するかもしれませんが、ほとんどの場合、生理予定日から1週間以内に生理が始まります。生理予定日から1週間程度は、落ち着いて様子を見守りましょう。
消退出血の後、数日で生理が始まる場合(月に2回出血がある場合)、生理予定日から遅れて生理が始まる場合、消退出血と生理が同時に起こる場合など、消退出血と生理のタイミングは人によって異なります。
アフターピルを服用後に生理がこない時はどうする?
アフターピル服用後、生理が遅れることがあり、通常は遅くとも7日以内には生理がきます。そのため、生理が遅れてもすぐに心配する必要はありません。
ただし、予定日から8日以上経過しても生理がこない場合は、妊娠しているかもしれません。
このような場合、取るべき行動は主に2つあります。
まず1つ目は、妊娠検査薬を使うことです。妊娠検査薬はドラッグストアなどで手に入り、簡単に自宅で妊娠を確認できます。
ただし、検査への慣れやホルモンの分泌量次第では検査の結果は100%確実ではないため、注意が必要です。
2つ目は、医療機関の受診です。妊娠検査薬の結果が陰性でありながらも生理が遅れる場合や、陽性判定が出た場合は、すぐに医師の診察を受けることが重要です
。医師は適切な指導やアドバイスをしてくれます。受診が遅れると、中絶の選択肢が制限される可能性があるため、早めの対応が必要です。
アフターピルを服用しても失敗となる原因は?
アフターピルを使用したからといって、必ず成功するわけではありません。アフターピルを使用しても、様々な要因で失敗に終わる可能性もあります。考えられる失敗要因は以下になります。
飲み合わせの悪い薬やサプリメントを飲んだ場合
一部のお薬やサプリメントは、避妊効果を低下させる可能性があります。
例えば、
・抗てんかん薬
・抗HIVウイルス薬
・結核のお薬
・セイヨウオトギリソウ含有のサプリメント
などが該当します。診察の際には、これらのお薬やサプリメントを使用していることを専門医に必ずお伝えください。
アフターピルを服用後に、避妊なしで性行為をした場合
アフターピルを服用している場合でも、その後に避妊具を付けずに性行為を行うと、避妊が失敗する可能性があります。
アフターピルの作用により、排卵が遅れることで受精のリスクが高まることがありますので、注意が必要です。
アフターピルを服用した2時間以内に嘔吐した場合
アフターピルの副作用として吐き気を催すことがあります。
アフターピルの有効成分が吸収される前に吐いてしまうと、効果が不十分になる可能性があります。そのため、アフターピルを服用後は吐かないように注意する必要があります。吐き気を催した場合でも、2時間は吐かないように耐えましょう。吐き気を抑えるために制吐剤が有効です。
個人輸入サイトで購入したアフターピルが粗悪品だった場合
海外の個人輸入サイトなどでは、本物のアフターピルと偽薬が混ざって販売されることがあります。
偽薬と本物の見分けは一般の方には難しく、見た目だけでは区別が困難な場合があります。偽薬を服用してしまった場合、効果が得られず、その上、重い障害が起こる可能性もあります。
また、アフターピルが個人輸入サイトで購入したものである場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となり、医療費や医療手当の支援を受けることができません。そのため、重篤な障害が起きても、救済措置を受けることができなくなります。アフターピルの購入を検討されている方は、必ず専門医と相談し、医療機関で処方された正規品を服用することが大切です。
まとめ
アフターピルは安全なお薬ではあるものの、女性の体に大きな変化をもたらします。
そのため、緊急の処置が必要な場合にのみ使用してください。
また、誤解されやすいですが「この日なら絶対安全」という日は存在しません。
妊娠を望まない場合は、常に適切な避妊を行ってください。
もしも、アクシデントが起きた場合は、速やかにアフターピルを飲めば、避妊の成功率は高いです。
避妊に失敗した場合は冷静に対応し、適切な措置を取りましょう。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、例外的に対面診療が困難な場合には、アフターピルのオンライン診療に対応しております。医師が適切なお薬を処方します。
是非ご利用ください。
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医師
馬場 敦志
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※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。
また、もともと月経不順の方は、アフターピル内服後の消退出血や月経のタイミングなどが分かりにくい場合があります。
オンライン診療で緊急避妊に関して相談するときに、出血が来るのがいつくらいが目安になるか担当医師に確認することができます。
総合して、緊急避妊薬を服薬して3週間以内に性器出血もしくは月経があれば、避妊はほぼ成功しているといえます。しかし、3週間立っても性器出血や月経がない場合には、妊娠の可能性があるため、医師に相談するようにしましょう。
正確にいうと、排卵時期くらいの性行為で緊急避妊薬を使用する場合が多いです。そこから2週間後が次回月経予定日で、予定日から1週間遅れる(計3週間後)場合には妊娠の可能性があります。