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躁鬱とは?躁状態・うつ状態の症状と周期、受診の目安をやさしく解説【医師監修】

躁鬱とは?躁状態・うつ状態の症状と周期、受診の目安をやさしく解説【医師監修】のイメージ

この記事の結論

  • 躁鬱とは、気分が高ぶる「躁状態」と落ち込む「うつ状態」を繰り返す病気。現在の病名は双極症(双極性障害)で、躁うつ病も同じ病気を指します。
  • 一時的な気分の波との違いは、躁状態なら1週間以上・うつ状態なら2週間以上続き、仕事や金銭面など生活に支障が出ること。
  • 決まった周期はありません。躁エピソードは2〜3か月、抑うつエピソードは6か月以上続くこともあり、うつ状態のほうが長く続く傾向があります。
  • うつ病とは別の病気で、治療の柱は抗うつ薬ではなく気分安定薬。最初にうつ病と診断された人のおよそ5〜10人に1人が、のちに双極症と判明します。
  • 躁状態には本人の自覚が乏しいため、過去の「調子が良すぎた時期」を医師に伝えることが診断の鍵になります。

躁鬱とは、躁状態とうつ状態を繰り返す双極症(双極性障害)のことです。うつ病との違い、気分の波の周期、I型とII型の診断、躁状態のセルフチェック、気分安定薬を柱とした治療と再発予防までを解説。通院が難しい方向けにオンライン診療も紹介します。

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躁鬱とは、気分が高ぶる「躁状態」と落ち込む「うつ状態」を繰り返す病気

躁鬱とは、気分が異常に高ぶる時期と、強く落ち込む時期を繰り返す病気です。うつ状態だけが現れるうつ病とは、経過も治療も異なります。まずは呼び名から整理します。

躁鬱・躁うつ病・双極性障害・双極症はすべて同じ病気を指す

「躁鬱」「躁うつ病」「双極性障害」「双極症」は、いずれも同じ病気を指す言葉です。

  • 躁うつ病…古くから使われてきた呼び名
  • 双極性障害…気分が両極端に振れることから名づけられた呼び名
  • 双極症…2023年のDSM-5-TR(国際的な診断基準)から採用された現在の病名

「障害」という言葉の印象が良くないという意見を受けて「双極症」へ変更されました。医療機関によっては従来どおり「双極性障害」と表記していますが、指している病気は同じです。

一時的な気分の波と躁鬱の違いは「生活に支障が出るか」

誰にでも、気分が高まる日もあれば落ち込む日もあります。躁鬱と日常的な気分の波を分けるのは、次の3点です。

  • 続く期間…数日で戻るのではなく、躁状態なら1週間以上、うつ状態なら2週間以上といった単位で続く
  • 程度…普段の本人と明らかに違い、周囲から見ても「いつもと様子が違う」と分かる
  • 影響…仕事を辞める、借金をする、外出できなくなるなど、社会的な生活に支障が現れる

100人に1人弱が発症、原因はまだ特定されていない

日本うつ病学会の資料によると、双極症を発症するのはおよそ100人に1人弱。発症年齢は20歳前後が多いものの、中学生から高齢者まで幅があります。国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」では、重症・軽症をあわせた患者さんの頻度を0.4〜0.7%としています。

原因は現時点で完全には解明されていません。遺伝的な要因と、ストレスや生活リズムの乱れといった環境要因が重なって発症すると考えられており、本人の性格や努力不足が原因ではありません。

躁状態のサイン|ハイテンション・無謀な行動・眠らなくても平気

躁状態は、本人にとっては「調子がいい時期」として体験されることが多く、そのために受診が遅れがちです。気分と行動それぞれに現れるサインを整理します。

気分と考え方に現れるサイン(アイデアが次々浮かぶ・自信過剰)

  • 気分が高揚し、ハイテンションな状態が続く
  • 次々とアイデアが浮かび、頭の回転が速いと感じる
  • 自分は偉大だ、何でもやり遂げられると感じる
  • しゃべり続けてしまい、話題が飛ぶ
  • 些細なことで怒りっぽくなる

爽快な気分ばかりが注目されがちですが、実際には易怒的(怒りっぽい)な形で現れる人も少なくありません。

行動に現れるサイン(散財・ギャンブル・無謀な決断)

  • 寝る時間が惜しいほど活動し、眠らなくても平気でいられる
  • 高額な買い物やギャンブルにお金をつぎ込み、散財する
  • 現実離れした計画を立て、突然会社を辞めるなど無謀な決断をする
  • 初対面の人にも遠慮なく話しかける
  • 性的に奔放になる

躁状態の期間に生じた借金や失業、人間関係の破綻は、うつ状態に戻ったあとに大きな後悔と自己嫌悪をもたらします。躁状態そのものよりも、その後の損失が本人を苦しめる点が、この病気のつらさの一つです。

本人に自覚がなく、周囲が先に気づくことが多い

躁状態の最大の特徴は、本人に病気だという自覚が生まれにくいことです。調子が良く仕事もはかどっているように感じるため、「今がいちばん良い状態」と受け取ってしまいます。

そのため異変に先に気づくのは、家族や職場の同僚であることがほとんどです。うつ状態になって初めて受診し、過去の躁状態が語られないまま、うつ病として治療が始まることも少なくありません。

うつ状態のサイン|憂うつ・無気力・何も浮かばない

躁鬱のうつ状態は、うつ病のうつ状態と症状だけでは区別がつきにくいとされています。こころとからだ、それぞれに現れるサインを見ていきましょう。

こころに現れる症状(憂うつ・気分が落ち込む・自己嫌悪)

  • 一日中、憂うつで気分が落ち込み、悲しい気持ちが続く
  • 何をしても楽しいと感じられない
  • アイデアが何も浮かばず、頭が働かない
  • 自分を責め、自己嫌悪におちいる
  • 集中力が続かず、物事を決められない
  • 「消えてしまいたい」「死にたい」という考えが浮かぶ

最後の項目が浮かぶときは、様子を見るべき状態ではありません。後述の相談窓口か医療機関に、その日のうちに連絡してください。

からだに現れる症状(眠れない・眠りすぎる・無気力)

  • 寝つきが悪い、寝ても疲れがとれない、または眠りすぎる
  • 食欲が落ちる、または過食になる
  • からだが重く、無気力で動けない
  • 頭痛、肩こり、胃の不調などが続く
  • 朝がとくにつらく、夕方にかけて少し楽になる

こうした身体症状が前面に出るため、内科を受診しても原因が見つからないという経過をたどる方もいます。

躁とうつが混ざる「混合状態」もある

躁状態とうつ状態は、必ずしもきれいに切り替わるわけではありません。気分は落ち込んで悲しいのに考えだけが次々浮かんで止まらない、じっとしていられないのに何も手につかない——このように両方の症状が同時に現れる時期を混合状態といいます。

混合状態は患者さんの苦痛が強く、注意が必要とされています。つらさが強いときは我慢せず、早めに医療機関へ相談してください。

躁鬱のセルフチェックリスト|当てはまる項目を確認してみる

ここまでの症状をチェックリストの形に整理しました。躁状態は過去を振り返って、うつ状態は現在の状態について確認してみてください。

躁状態のチェック項目

過去に、次のような時期が1週間以上続いたことはありませんか。

□ほとんど寝なくても平気で、疲れを感じなかった

□自分は特別だ、何でもできると感じていた

□次々とアイデアが浮かび、しゃべり続けていた

□普段ならしない高額な買い物や投資をした

□仕事や計画を次々に始めたが、どれも完成しなかった

□周囲から「様子がおかしい」と言われた

□怒りっぽくなり、人と衝突することが増えた

うつ状態のチェック項目

最近2週間、次のような状態が続いていませんか。

□一日中、気分が落ち込み、悲しい

□これまで楽しめたことが楽しめない

□眠れない、または眠りすぎる

□疲れやすく、無気力で動けない

□自分を責めてしまう

□集中できず、物事を決められない

チェックの結果はあくまで目安、診断は医師が行う

チェックリストは状態を整理するための目安で、当てはまる項目が多くてもそれだけで躁鬱と判断できるものではありません。反対に項目が少なくても、生活に支障が出ているなら相談する価値はあります。

とくに、躁状態の項目に心当たりがあり、現在はうつ状態が続いている場合は、その情報を医師に伝えることが診断の大きな手がかりになります。受診の際は、いつ・どのくらいの期間・どんな状態だったかをメモにして持参するとスムーズです。

※診断書の発行可否および発行時期は、医師の診察・判断によります。

躁鬱の周期|躁状態は2〜3か月、うつ状態は6か月以上続くことも

「気分の波にはどれくらいの周期があるのか」は、多くの方が気にされる点です。1回のエピソードが続く期間と、次の波までの間隔に分けて整理します。

1回のエピソードが続く期間の目安

躁鬱では、躁状態やうつ状態が続く一定の期間をエピソードと呼びます。日本うつ病学会の資料では、持続期間が次のように説明されています。

表① エピソードが続く期間の目安

エピソード 診断上の期間の要件 実際に続く期間の目安
躁エピソード 1週間以上 2〜3か月程度
軽躁エピソード 4日以上 数日〜数週間
抑うつエピソード 2週間以上 6か月以上続くこともまれではない

出典:日本うつ病学会 双極症委員会「双極症とつきあうために」Ver.11(2024年1月)をもとに作成

表のとおり、うつ状態のほうが長く続く傾向があります。躁鬱と診断された患者さんが「一年の大半はうつで過ごしている」と感じるのは、こうした経過によるものです。

次の波までの間隔は数か月から数年まで幅がある

エピソードとエピソードのあいだには、症状が落ち着いた安定期があります。この間隔には個人差が大きく、こころの情報サイトでは「数ヶ月だったり数年だったりいろいろです」と説明されています。

つまり「◯か月周期で必ず切り替わる」という決まった周期はありません。数年間安定していた方に再び波が訪れることもあれば、1年のうちに何度も切り替わる方もいます。

繰り返すほど再発しやすくなる傾向がある

躁鬱は、エピソードを繰り返すうちに、ますます再発しやすくなる傾向があるとされています。そのため治療では、いま出ている症状を抑えることと同じくらい、次の波を遠ざけることが重視されます。

躁鬱とうつ病の違い|使う薬も経過も異なる別の病気

躁鬱とうつ病は、うつ状態の症状だけを見ると区別がつきません。しかし経過も、使う薬も異なる別の病気です。まず違いを表で整理します。

症状・経過・治療の違い早見表

表② 躁鬱(双極症)とうつ病の違い

比較項目 躁鬱(双極症) うつ病
気分の変化 躁状態とうつ状態を繰り返す うつ状態のみが現れる
発症年齢 20歳前後が多い 幅広い年齢で発症する
経過 再発を繰り返しやすい 回復後、再発しない場合もある
治療の柱 気分安定薬 抗うつ薬
抗うつ薬の扱い 単独使用で躁状態を招くことがあるため慎重に用いる 中心的な治療薬として用いる

抗うつ薬を躁鬱の患者さんが単独で使った場合、躁状態を引き起こしたり気分の波を不安定にしたりすることがあります。だからこそ、うつ病なのか躁鬱なのかの見極めが重要になります。

うつ病と診断された人の一部が、のちに躁鬱と判明することがある

日本うつ病学会の資料では、最初にうつ病だと診断された人のおよそ5〜10人に1人が、最終的に双極症と判明するとされています。躁鬱の抑うつエピソードの症状は、うつ病の抑うつエピソードの症状と非常によく似ていて区別できないためです。

加えて、本人は躁状態を不調と認識していないため、診察の場で語られにくいという事情もあります。「うつ病の治療を続けているのに良くならない」「薬が効いたと思うと、また崩れる」という経過が続いている場合は、過去の躁状態について主治医に伝えてみてください。

統合失調症やパーソナリティ障害とも間違われやすい

躁状態が強く現れると、現実離れした確信や興奮が前面に出るため、統合失調症との区別が難しいことがあります。また、気分の変わりやすさや対人関係の不安定さから、パーソナリティ障害と受け取られることもあります。

いずれの場合も、鍵になるのは「気分のエピソードがあるかどうか」です。断片的な症状ではなく経過の全体を医師に伝えることが、正確な診断につながります。

躁鬱の診断|I型とII型の違いと、診断までの流れ

躁鬱は、躁状態の程度によってI型とII型に分けられます。2つのタイプの違いと、実際にどのように診断が進むのかを説明します。

I型とII型を分けるのは「躁エピソード」があるかどうか

日本うつ病学会の資料では、次のように整理されています。

  • 双極症I型…躁エピソード(1週間以上続く激しい躁状態)があるタイプ。入院が必要になることもある
  • 双極症II型…躁エピソードはなく、軽躁エピソード(4日以上続く軽い躁状態)と抑うつエピソードがあるタイプ

II型の軽躁状態は「調子が良い時期」としか認識されないことが多く、本人も周囲も病気だと気づきにくい傾向があります。そのためII型は、とくにうつ病と診断されたまま経過しやすいタイプといえます。

診断では過去の躁状態・軽躁状態を確認する

躁鬱の診断に、血液検査や画像検査で分かる決定的な指標はありません。医師はこれまでの経過を丁寧に聞き取ることで診断を進めます。診察では次のような点が確認されます。

  • いつごろ、どのような状態が、どのくらいの期間続いたか
  • 寝る時間や活動量に、普段と違う変化があったか
  • 仕事や金銭、人間関係に影響が出た出来事はあったか
  • 家族に同じような病気の方がいるか
  • 服用中の薬と、その効き方

家族や周囲の話が診断の助けになる

躁状態に本人の自覚が乏しい以上、周囲から見た様子は診断の重要な材料になります。家族に同席してもらう、あるいは「あのころ、どんなふうに見えていたか」を聞いてメモにまとめて持参するだけでも、診断の精度は変わってきます。

躁鬱の治療|気分安定薬を柱に、心理教育で再発予防に取り組む

躁鬱の治療は、薬物療法と心理社会的治療を組み合わせて行うのが基本です。いま出ている症状を抑えるだけでなく、次の波を遠ざけることを目標にします。

薬物療法(気分安定薬・非定型抗精神病薬)

躁鬱の薬物療法の中心になるのが気分安定薬です。気分の振れ幅を抑え、躁状態にもうつ状態にも傾きにくい状態を保つことを目的としています。

  • 気分安定薬…炭酸リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピン、ラモトリギンなど。血中濃度を測りながら量を調整する薬もある
  • 非定型抗精神病薬…躁状態の興奮を抑える目的や、気分安定薬と併用する目的で用いられる

どの薬をどう使うかは、I型かII型か、いま躁状態かうつ状態か、これまでの経過はどうかによって変わります。自己判断で市販薬やサプリメントを加えず、主治医と相談しながら進めることが大切です。

心理教育・認知行動療法などの心理社会的治療

薬物療法とあわせて行われるのが心理社会的治療です。なかでも基本になるのが心理教育で、病気の仕組みや再発のサイン、薬の役割を患者さんと家族が学びます。

  • 心理教育…病気を正しく理解し、自分の再発サインに気づけるようにする
  • 認知行動療法…考え方のくせを整理し、気分の波に対処する方法を身につける
  • 対人関係・社会リズム療法…寝る時刻と生活リズムを一定に保ち、波の引き金を減らす
  • 家族療法…家族が病気を理解し、適切な距離で支えられるようにする

症状が落ち着いても、自己判断で薬をやめないことが大切

気分が安定してくると「もう薬は必要ないのでは」と感じることがあります。しかし日本うつ病学会の資料では、維持療法を中止した場合、1か月で再発率に差が出ることが示されています。

薬の減量や中止は、必ず主治医と相談したうえで進めてください。副作用がつらい場合も、自分でやめるのではなく、そのまま伝えることが結果的に近道になります。

受診の目安|こんなときは早めに心療内科・精神科へ相談を

躁鬱は、早く気づいて治療を始めるほど、生活への影響を抑えやすくなります。どのタイミングで相談すればよいかを整理します。

受診を検討したい状態のサイン

  • 気分の落ち込みが2週間以上続き、仕事や家事に支障が出ている
  • うつ病の治療を続けているが、良くなったり崩れたりを繰り返している
  • 過去に、ほとんど寝ずに動き回っていた時期がある
  • 周囲から「あのときは様子がおかしかった」と言われたことがある
  • 気分の波によって、金銭面や人間関係にトラブルが起きている

無理を続けると仕事や人間関係に影響が及ぶことがある

躁鬱を治療しないまま過ごすと、躁状態のときの決断や散財、うつ状態のときの欠勤が積み重なり、失業や経済的な損失、家族関係の悪化につながることがあります。こうした社会的な影響は、症状そのものよりも回復に時間がかかることが少なくありません。

家族・周囲ができる声のかけ方

  • 「おかしい」と否定せず、「最近あまり寝ていないみたいで心配」と事実と心配を伝える
  • 躁状態のときに議論で説得しようとしない(反発を招きやすくなる)
  • 高額な契約や退職など、取り返しのつかない決断は保留にできないか働きかける
  • 支える側も抱え込まず、医療機関や公的な相談窓口を利用する

「死にたい」という気持ちが強く浮かぶときは、一人で抱え込まずに相談してください。厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)などの相談窓口を利用できます。

通院が負担なら、オンライン心療内科という選択肢もある

躁鬱のうつ状態では、外出や通院そのものが負担になります。動けない時期でも相談できる方法を紹介します。

スマホで完結し、初診から診断書の即日発行に対応

オンライン心療内科のSoiMe(ソイミー)は、予約から診察、お薬や診断書の受け取りまでスマートフォンで完結します。診断書は医師が必要と判断した場合、最短で診察当日にデータで発行されます。

休職や傷病手当金の申請もサポート

体調と同時に悩みの種になるのが休職や傷病手当金の手続きです。SoiMeではこれらの申請もサポートしており、「休んだほうがいいのは分かるが手続きが分からない」という段階から相談できます。

予約から受け取りまでの流れと費用の目安

  1. LINEで友だち登録する
  2. 予約フォームで希望の日時を選ぶ
  3. スマートフォンで診察を受ける
  4. 自宅でお薬・診断書を受け取る(最短翌日配送)

表③ SoiMeの費用の目安

項目 費用(税込)
初診 3,850円
再診(2回目以降) 3,300円
診断書(必要な場合) +4,400円〜
お薬配送料(処方される場合) +550円
システム利用料 550円

※自由診療のため、健康保険は適用されません。料金は2026年10月時点の公式サイト掲載内容です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

空き枠があれば当日の予約もできます。

※診断書の発行可否および発行時期は、医師の診察・判断によります。

躁鬱に関するよくある質問

最後に、躁鬱について寄せられることの多い質問をまとめました。

Q. 躁鬱は治りますか?薬はいつまで続けますか?

A. 躁鬱は再発を繰り返しやすい病気です。そのため治療の目標は、気分の波を小さく保ちながら日常生活を続けられる状態を維持することに置かれます。治療を続けながら仕事や家庭生活を送っている患者さんは多くいらっしゃいます。薬を続ける期間はエピソードの回数や重さによって異なり、中止の判断は主治医と相談してください。

Q. 躁鬱の周期は何日単位で変わりますか?

A. 決まった周期はありません。躁エピソードは2〜3か月、抑うつエピソードは6か月以上続くこともあり、次の波までの間隔も数か月から数年まで個人差があります。

なお、1年に4回以上エピソードを繰り返す状態は「急速交代型(ラピッドサイクラー)」と呼ばれ、治療の進め方が変わることがあります。気分の変動が短期間で繰り返される場合は、その頻度を主治医に伝えてください。

Q. 家族が躁鬱かもしれないとき、どう声をかければいいですか?

A. 「病気だから受診して」と正面から伝えると、躁状態のときはとくに反発を招きやすくなります。「寝ていないようで心配」といった、事実と心配を伝える言い方のほうが受け入れられやすいとされています。本人が受診に応じない場合は、家族だけで医療機関や自治体の精神保健福祉センターに相談することもできます。

Q. オンライン診療でも診断書はもらえますか?

A. 医師が診察のうえで必要と判断した場合、オンライン診療でも診断書を発行できます。SoiMeでは最短で診察当日にデータで発行されます。ただし症状によっては、対面での診察や検査が必要と判断されることもあります。

まとめ|躁鬱は気分の波を整えながらつきあっていく病気

躁鬱(双極症・双極性障害)は、躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。この記事の要点を振り返ります。

  • 躁鬱・躁うつ病・双極性障害・双極症は同じ病気を指し、現在の病名は双極症
  • 躁状態には本人の自覚が乏しく、周囲が先に気づくことが多い
  • 躁エピソードは2〜3か月、抑うつエピソードは6か月以上続くこともあり、決まった周期はない
  • うつ病とは治療薬が異なり、最初にうつ病と診断された人の一部がのちに双極症と判明する
  • 治療は気分安定薬を柱に、心理教育などの心理社会的治療を組み合わせる
  • 症状が落ち着いても、自己判断で薬をやめないことが大切

病気の仕組みを知り、自分の再発のサインに気づけるようになると、波とのつきあい方は変わっていきます。「これは性格の問題ではないかもしれない」と感じたら、その違和感を医師に伝えるところから始めてみてください。外出が難しい時期でも、自宅から相談できる選択肢があります。

※診断書の発行可否および発行時期は、医師の診察・判断によります。

参考文献

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1.

当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。

2.

当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。

3.

当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。

4.

前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。

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医師 河野 竜大の写真
監修医師 河野 竜大
専門領域:精神科 経歴:九州大学医学部卒。これまで精神科医として民間病院、公立病院、大学病院、クリニックなど複数の医療機関に勤務。 Soimeでのオンライン診療担当医師。
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