零売をおこなう薬局の特徴と健康日本堂調剤薬局の取り組みについて

調剤薬局といえば、「病院で処方してもらう処方箋」を持って行くのが一般的ですが、近年、病院で処方される医療用医薬品と同じものが購入できる「零売」と呼ばれる形態が広がりを見せています。

零売ではそれぞれの薬局が薬の値段を設定して販売しています。 認知度はまだ低いのが現状ですが、忙しくて病院に行く時間が取れない、いつも飲んでいる薬と同じものをもらいたい、という方に多く利用されています。

その中で、健康日本堂調剤薬局は、処方箋の受付だけでなく、零売を行う薬局として赤坂に一号店をOPENしました。

零売を行う薬局と一般的な調剤薬局、ドラッグストアとの違い、また、零売で購入できる医療用医薬品の種類について詳しく紹介します。

零売をおこなう薬局の特徴

医薬品の販売業には3つの種類があります。 1つめは、薬剤師が常駐し、調剤室がある「調剤薬局」です。 2つめは、薬剤師はいても調剤ができない「店舗販売業」、 3つめは家庭向けの配置薬を販売する「配置販売業」となっています。

健康日本堂調剤薬局も調剤室がある「調剤薬局」に該当しますが、一般的な薬局とは違いがあります。

処方箋なしで「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」の購入が可能

健康日本堂調剤薬局赤坂店では「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」を処方箋なしで購入できる「零売」を行っています。

医薬品は、大きく「一般用医薬品」、「要指導医薬品」、「医療用医薬品」の3つに分けられます。 そのうち、医療用医薬品には「処方箋医薬品」と「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」があります。

健康日本堂調剤薬局赤坂店では「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」の一部を購入できる「零売」を行っています。

処方箋医薬品の指定については厚生労働省で次のように定められています。
耐性菌が生じやすかったり、重篤な副作用が出やすいため、医師が患者の病状や体質等に応じて適切に選択しなければ安全・有効に使用できない医薬品

  • 定期的な医学的検査をする必要があるなど、患者の状態を把握する必要がある医薬品
  • 依存性があるなど、本来の目的以外の目的に使用されるおそれがある医薬品

医療用医薬品は、使用方法や副作用に注意が必要です。そのため、零売を行うには次のような条件を満たす必要があります。

  • 薬局において薬剤師が、使用するご本人様に対面で販売をする
  • 販売においては、必要最低限の数量に限定する

参照:厚生労働省「処方せん医薬品の指定について」

一人ひとりに合わせたカスタマイズが可能

例えば風邪の症状の場合、ドラッグストアでは「風邪薬10日分」などでの販売している例が多くあります。

しかし、零売なら「解熱剤1日分+鼻炎剤3日分」のように来局者が自分の症状に合わせて医療用医薬品の購入ができます。

ドラッグストアとの違い

ドラッグストアの中にも薬剤師が常駐し、薬局の許可をとっている店舗もありますが、ドラッグストアとの大きな違いは、販売できる医薬品の種類です。

要指導医薬品・第一類医薬品の販売の可否

医薬品の販売を行う場合、管理者として薬剤師または登録販売者を置く必要があります。「薬局」という名前がついていれば薬剤師が管理者ですが、ドラッグストアの多くは登録販売者です。登録販売者は、第一類の一般用医薬品と要指導医薬品を販売することはできません。

たとえば、テレビCMでもよく目にする「ロキソニンS」や「ガスター10」は第一類医薬品に分類されています。

ドラッグストアで購入できるイメージもあるかと思いますが、第一類医薬品については、書面での情報提供義務が薬剤師に求められています。要指導医薬品は、第一類医薬品よりも慎重な扱いが必要です。

薬剤師の対面販売のみで、書面での情報提供義務もあります。

健康日本堂調剤薬局で零売可能な医薬品の種類

健康日本堂調剤薬局で、零売に対応している「処方箋医薬品以外の医薬品」について紹介します。

処方箋なしでも購入できる医薬品

  • アレロック(ジェネリック医薬品:オロパタジン)
  • シナール(ジェネリック医薬品:シーピー顆粒)
  • トランサミン(ジェネリック医薬品:トラネキサム酸)
  • ロキソニン(ジェネリック医薬品:ロキソプロフェン錠)
  • カロナール(ジェネリック医薬品:アセトアミノフェン錠)
  • ムコダイン(ジェネリック医薬品:カルボシステイン)
  • リンデロンVG
  • ヒルドイドソフト軟膏(ジェネリック医薬品:ビーソフテンクリーム)
  • ヒルドイドローション(ジェネリック医薬品:ビーソフテンローション)
  • アスベリン 

この他にも零売で購入可能な医薬品は多数存在します。詳しくは零売で購入できる医薬品の種類|医薬品はどのように分類されているのかを解説 で紹介しています。

健康日本堂調剤薬局では、痛み止め・抗アレルギー剤・胃腸薬・風邪薬(医療用)・漢方薬などの「医療用医薬品に分類される要処方箋医薬品以外の医薬品」を処方箋なしで販売しています。

ただし、上記の医薬品も、基本的には医師の診断を受けて処方されることが望ましいため、健康日本堂調剤薬局でも、販売の際には受診勧奨を行っています。

また、零売での購入は保険の適用外(10割負担ではありません)となり、価格については各薬局が設定した金額で販売しています。

処方箋が必要な医薬品

処方箋医薬品となる、抗高血圧薬・糖尿病薬・抗精神薬・抗生物質・抗がん剤などは、病院で受診し、医師の処方箋をもらう必要があります。具体的には次の通りです。

  • アムロジン錠
  • ハルナール錠
  • ダオニール錠
  • ザファテック錠
  • ジスマロック錠
  • クラリス錠
  • デパス錠
  • セディール錠
  • ハルシオン錠、
  • マイスリー錠など

健康日本堂調剤薬局赤坂店の特徴

隙間時間での薬の受け取りが可能

健康日本堂薬局では事前予約を受け付けています。電話・メール・アプリのいずれかで、購入する医薬品を伝えていただければ、予約した時間でスムーズに受け取れます。平日は9:00~20:00まで営業しているため、定時退社後や昼休みのちょっとした時間にも医薬品の受け取りが可能です。

処方箋医薬品の受け取りが可能

健康日本堂は調剤薬局であるため、病院でもらった処方箋の受け付けも行っています。健康日本堂調剤薬局近くの病院の処方箋はもちろん、自宅近くの病院で受診し、職場がある赤坂で医薬品を受け取りたい、といった場合にも活用いただけます。

速薬」アプリが便利

健康日本堂調剤薬局の「速薬」というアプリの活用で、処方箋が必要な医薬品も待ち時間なく受け取れます。撮影またはスキャンした処方箋の画像をアプリで送信いただければ、事前予約は完了です。送信後、受取ができる時間の確定メールをお届けします。ただし、受取時は処方箋の原本が必要です。

もちろん、処方箋なしの零売の場合も、アプリ内で医薬品名を選択すれば事前予約いただけます。また、速薬アプリからの予約は24時間受け付けており、ネット決済も可能です。

健康日本堂調剤薬局での医薬品の受け渡しについて

薬剤師は、来局者の病状を特定して診察することはありません。
たとえば、頭痛を抑えたいという方に、いくつかの鎮痛剤を提示することはあっても、購入する鎮痛剤の最終決定は来局者にお願いしています。

来局者の健康状態によっては医薬品の販売をおこなわず、病院への受診をすすめるケースもあります。

また、病院ではないので保険は適用外になります。

医薬品の相性などの情報も伝えている

単体では副作用のリスクが低い医薬品も、飲み合わせによって副作用をもたらしたり、一方の効能を失わせてしまうことがあります。

例えば「解熱鎮痛剤」と「咳止めの風邪薬」を同時に購入 したが、どちらにも同じ鎮痛成分が実は入っていた というようなケースです。

そのため、事前にチャットなどで購入する医薬品と他に併用している医薬品の飲み合わせであったり、常用している医薬品の確認も行っています。

医薬品購入の流れ

「速薬」アプリから事前予約ができます。(当日予約可能)アプリ上で問診票の登録を行うため、薬のことで気になることや、薬剤師への相談ができます。

アプリで予約をした際に、薬剤師が問診票を確認し、ご予約の内容と照らし合わせて、疑問点がある場合はチャットで質問することがあります。

アプリ利用者様も事前にオンライン上でやり取りを済ませることで、受取り当日までに疑問や不安を解消することができます。

このようにして、薬局での待ち時間を短くする工夫をしています。

また、より安全に医薬品を使用していただくために、来局時に次のことを伝えています。

  • 使用は本人のみとしている
  • 薬によってご購入できる量を制限させていただくことがある。
  • ほかに飲んでる薬があるかなどカウンセリングを行っている。
  • 定められた用法用量を守っていただくようお薬の説明を行っている。
  • 場合によっては医療機関への受診を推奨している
  • 住所:東京都港区赤坂3-14-3 渡林赤坂ビル1階
  • TEL:03-5797-8712
  • FAX:03-5797-8713
  • 営業日・時間:月~金9:00〜20:00 / 土:9:00~17:00
  • 定休日:日・祝
  • アクセス:東京メトロ千代田線「赤坂駅」から徒歩2分 Google Map