花粉症は早めの対策が大切!今からできる対策方法について詳しく解説
更新日:2024年05月31日
目のかゆみや充血、異物感など花粉症の症状に悩まされている方は少なくないでしょう。
放置してしまうと強い症状が続いてしまいますが、早めに対策を打てば症状を緩和できる場合があります。
そこで今回は、花粉症のメカニズムや飛散時期、対策方法について詳しく解説していきます。
花粉症は早めの対策が大切!今からできる対策方法について詳しく解説
そもそも花粉症とは
花粉症とは、植物の花粉が体内に侵入し、自己免疫機能が働いてアレルギー反応が生じる病気の総称です。
目や皮ふのかゆみ、涙、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど症状は多岐にわたります。
代表的なもので春に飛散するスギやヒノキが挙げられますが、秋に飛散するブタクサやヨモギなどでも発症するため、一年を通して見られる病気です。
「花粉症環境保険マニュアル 2022」によると、2019年の調査で花粉症の有病率は42.5%だったと報告されています。日本人のおよそ半分が花粉症であり、まさに国民病といって間違いないでしょう。
花粉症になる原因
花粉症になる原因として、体の免疫システムが関係しています。
体の中に花粉が入ると、アレルギーを起こしやすい体質の人は花粉に対して抗体を作ります。この抗体を「IgE抗体」と呼び、花粉と接触するたびに作られ、少しずつ体内に蓄積されていくのです。
蓄積されたIgE抗体は、体内に入ってきた花粉を異物と判断してしまい、アレルギー反応を起こす。これが花粉症を発症するメカニズムであり発症する原因です。
花粉症の主な症状
花粉症の主な症状を鼻と目に分けて説明していきましょう。
目と鼻の三大症状といわれるのが以下の通りです。
鼻の症状は風邪症状と間違いやすく、1週間以上治らないことで花粉症だと気づく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
主な違いとしては、花粉が飛散している間は症状が続くこと、さらさらとした水っぽい鼻水が出ることが挙げられます。
目の症状は比較的花粉症と結びつけやすいため、早期に自覚する方も少なくないでしょう。
鼻と目の症状以外には、体のだるさや熱っぽさ、皮ふのかゆみ、イライラする、集中力が低下するなどがあります。
花粉の飛散量や時期・ピーク
花粉の飛散する量や時期は、花粉の種類や地域によって異なります。
その中でも、代表的なスギやヒノキは春を中心に全国的に飛散し、ブタクサやヨモギなどは夏の終わりから秋にかけて広がっていくでしょう。
そのため、自身がどの花粉にアレルギーを起こすのかを病院やクリニックで検査し、飛散量が多い時期に対策を打つことがおすすめです。
以下では、日本全国各地域ごとの特徴を説明していきます。
北海道エリア
北海道エリアはスギやヒノキが少なく、他のエリアと比べて花粉の飛散量が少ないのが特徴です。
そんな北海道でもシラカバの花粉には注意しましょう。北海道には寒い土地でも育つシラカバが数多く生育しています。
初夏になると花を咲かせ、4月下旬から6月上旬に飛散量が多くなるため、マスクやメガネなどで対策するとよいでしょう。
北海道エリアはスギやヒノキが少なく、他のエリアと比べて花粉の飛散量が少ないのが特徴です。
そんな北海道でもシラカバの花粉には注意しましょう。北海道には寒い土地でも育つシラカバが数多く生育しています。
初夏になると花を咲かせ、4月下旬から6月上旬に飛散量が多くなるため、マスクやメガネなどで対策するとよいでしょう。
東北エリア
東北エリアはスギ林の面積が全国でも最も多く、花粉が大量に飛散するエリアです。1月の下旬から花粉が飛び始め、2月の半ばから4月の半ばまでの約2ヶ月間でピークを迎えます。
その後も6月までは花粉が飛び続けており、長期間花粉症に悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スギ花粉の飛散期間が長い一方でヒノキの飛散時期は短く、4月に集中して飛散します。5月から6月にかけてイネ科の花粉も飛散量が多くなるため、冬から初夏にかけて花粉症の症状に悩まされるエリアといえるでしょう。
東北エリアはスギ林の面積が全国でも最も多く、花粉が大量に飛散するエリアです。1月の下旬から花粉が飛び始め、2月の半ばから4月の半ばまでの約2ヶ月間でピークを迎えます。
その後も6月までは花粉が飛び続けており、長期間花粉症に悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スギ花粉の飛散期間が長い一方でヒノキの飛散時期は短く、4月に集中して飛散します。5月から6月にかけてイネ科の花粉も飛散量が多くなるため、冬から初夏にかけて花粉症の症状に悩まされるエリアといえるでしょう。
関東エリア
都心部に近い関東エリアは自然が少ないイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、日本中でもっとも花粉が飛散するエリアになります。
区外に位置する多摩地域などは、大量のスギの木が生育しています。そこから都心に向けて大量の花粉が飛散し、2月の初めから4月の終わりにかけて、約3ヶ月間もの長期間ピークが続きます。
ヒノキの飛散時期も他エリアと比べて多く、3月の中旬から4月下旬にかけて大量に飛散するため、長期間花粉症に悩まされるエリアといっても過言ではありません。
その他にもイネやブタクサ、アサ科の花粉も1〜2ヶ月ほど集中的に飛散するため、年間を通してケアが必要になるでしょう。
都心部に近い関東エリアは自然が少ないイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、日本中でもっとも花粉が飛散するエリアになります。
区外に位置する多摩地域などは、大量のスギの木が生育しています。そこから都心に向けて大量の花粉が飛散し、2月の初めから4月の終わりにかけて、約3ヶ月間もの長期間ピークが続きます。
ヒノキの飛散時期も他エリアと比べて多く、3月の中旬から4月下旬にかけて大量に飛散するため、長期間花粉症に悩まされるエリアといっても過言ではありません。
その他にもイネやブタクサ、アサ科の花粉も1〜2ヶ月ほど集中的に飛散するため、年間を通してケアが必要になるでしょう。
中部・東海エリア
中部・東海エリアは、関東エリアと比較して飛散するピークがやや遅いという特徴があります。
スギ花粉は2月中旬に飛び始め、3月中旬までにピークを迎えます。ヒノキに至っては4月初旬に飛び始めて、4月中旬ごろにはピークが終わってしまうのです。
イネやブタクサ、ヨモギなど、5月以降に飛び始める花粉も飛散量は決して多くはありません。東北や関東エリアと比較すると、飛散時期・飛散量ともに少ない傾向にあるでしょう。
中部・東海エリアは、関東エリアと比較して飛散するピークがやや遅いという特徴があります。
スギ花粉は2月中旬に飛び始め、3月中旬までにピークを迎えます。ヒノキに至っては4月初旬に飛び始めて、4月中旬ごろにはピークが終わってしまうのです。
イネやブタクサ、ヨモギなど、5月以降に飛び始める花粉も飛散量は決して多くはありません。東北や関東エリアと比較すると、飛散時期・飛散量ともに少ない傾向にあるでしょう。
関西・中国・四国エリア
関西・中国・四国エリアも中部・東海エリアと同様に飛散時期・飛散量は少ない傾向にあります。
その中でも、スギ花粉は2月中旬から3月下旬までは飛散量が多くなり、ヒノキ花粉も4月中に大量に飛散します。この時期にはマスクやメガネなどの対策を実施するとよいでしょう。
イネやブタクサ、ヨモギなどは中部・東海エリアと比べて飛散する量が多く、アレルギー反応を示す方は年間を通じて対策が必要になってきます。
関西・中国・四国エリアも中部・東海エリアと同様に飛散時期・飛散量は少ない傾向にあります。
その中でも、スギ花粉は2月中旬から3月下旬までは飛散量が多くなり、ヒノキ花粉も4月中に大量に飛散します。この時期にはマスクやメガネなどの対策を実施するとよいでしょう。
イネやブタクサ、ヨモギなどは中部・東海エリアと比べて飛散する量が多く、アレルギー反応を示す方は年間を通じて対策が必要になってきます。
九州エリア
九州エリアはスギの人工林面積が一番多い東北に次いで多く、ヒノキも中部・東海エリアに次いで2番目に多いです。そのためスギやヒノキの飛散量がやや多く、ピーク時期も長い傾向にあります。
スギは2月上旬から3月中旬まで、ヒノキは3月中旬から4月中旬までと、合計で2ヶ月にわたってピークが続きます。
その他にもイネ科の花粉が4月中旬から6月下旬まで飛んでおり、比較的花粉の飛散量が多い地域といえるでしょう。
九州エリアはスギの人工林面積が一番多い東北に次いで多く、ヒノキも中部・東海エリアに次いで2番目に多いです。そのためスギやヒノキの飛散量がやや多く、ピーク時期も長い傾向にあります。
スギは2月上旬から3月中旬まで、ヒノキは3月中旬から4月中旬までと、合計で2ヶ月にわたってピークが続きます。
その他にもイネ科の花粉が4月中旬から6月下旬まで飛んでおり、比較的花粉の飛散量が多い地域といえるでしょう。
今日からできる花粉症対策
外出時
・マスクの着用
マスクを着用することで花粉の侵入を高い確率で防ぐことができます。
商品によって性能が変わるため一概には言えませんが、厚生労働省の示すデータによるとマスクを着用することで吸い込む花粉の量を3分の1から6分の1まで軽減できるといいます。
マスク選びも重要で、花粉が入り込んでしまう隙間があってはマスクの効果が半減してしまいます。
顔の大きさにあったマスクを選び、隙間を作らないよう着用しましょう。
・メガネを着用
メガネは着用しているだけで目に入る花粉の量を減らせますが、より花粉の侵入を防ぐためにはカバー付きのものがおすすめです。
花粉症シーズンには販売店でも見る機会が多くなっており、自分の顔の形にあったものを選べるとよいでしょう。
・花粉が付着しにくい服装
花粉症対策としてポリエステルやナイロンなど、表面がツルツルした素材を選ぶと花粉が付着しにくくなります。一方でウールやニット素材ですと生地の表面がデコボコしており、花粉が付着しやすいので避けるようにしましょう。
花粉は髪の毛や顔にも付着します。ツバの広い帽子を被るなどして、髪の毛や顔に付着する花粉の量を減らすよう心がけましょう。
帰宅時
・家の中に花粉を持ち込まない
家の中へ花粉を持ち込まないために、玄関の外で服についた花粉を払い落としましょう。払い落としきれない花粉は粘着クリーナー(通称コロコロ)などを使用し、家の中に持ち込まないよう取り除いてください。
・うがいと洗顔
外出先から帰宅した際にはうがいと洗顔を忘れずに行いましょう。
うがいはのどの粘膜に付着している花粉を取り除き、洗顔は顔の周りに付いた花粉を洗い流せます。
風邪予防や花粉以外の汚れを洗い流す効果が期待できるため、継続して行うことをおすすめします。
自宅にいる時
・換気時は窓を小さく開け、時間を短く
花粉が飛散している時期は風も強い傾向にあります。そのため、換気をする際には窓を小さく開けて、時間も短くこまめに行うように意識しましょう。
窓を開ける範囲は10cm程度にし、レースカーテンをしておくことで花粉の流入量を減らせます。花粉の流入を防ぐには限界がありますが、空気清浄機を併用することできれいな空気の状態を保てるでしょう。
・こまめに掃除する
室内にたまったゴミに花粉が付着してしまうと、花粉が部屋にたまった状態になってしまいます。ハウスダストはアレルギー性鼻炎や結膜炎の原因にもなるため、こまめに掃除をし室内の花粉を減らすように心がけましょう。
症状別の花粉症対策
目の症状
花粉症における目の症状を総称して「アレルギー結膜炎」といいます。
花粉が結膜に作用して炎症が起こり、目のかゆみや充血、異物感、めやに、涙の原因になります。
季節によって原因は異なりますが、代表的なのはスギ花粉が原因で起こる「スギ花粉性結膜炎」でしょう。
アレルギー性結膜炎の症状と特徴は以下の通りです。
自己判断で点眼薬を使っていると、症状の改善が見込めないばかりか症状を悪化させてしまう可能性があります。
目の症状でお困りの場合は、速やかに眼科や内科を受診して治療を始めましょう。
鼻の症状
花粉症における鼻の症状を総称して「アレルギー性鼻炎」といいます。
花粉が鼻の粘膜に付着し、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れます。
アレルギー性鼻炎の症状と特徴は以下の通りです。
鼻水や鼻づまりを放置していると、睡眠不足や目覚めが悪くなるなど生活に支障をきたす可能性があります。
目の症状と合わせて悩んでいる方が多いでしょうから、医師に相談して速やかに治療を始めましょう。
花粉症が辛い場合は医師に相談して早めの対策を
花粉症は目のかゆみや充血だけでなく、鼻づまり、肌のかゆみなども現れます。
症状を放置していると生活に支障が出てしまう恐れもあり、早めに治療できると症状が緩和できるでしょう。
とはいえ、忙しい方は治療を後回しにしてしまいがちです。そんな方にはオンライン診療をおすすめします。自宅でも予約・診療が可能なため、対面診療と合わせて活用してみてはいかがでしょうか
まとめ
今回は、花粉症のメカニズムや飛散時期、対策方法について詳しく解説していきました。
地域によって飛散量やピーク時期が異なり、対策が必要なタイミングを把握しておく必要があります。
対策としてはうがいや洗顔、衣類の工夫など日常生活の中で気をつけられるものが多いです。点眼薬や点鼻薬の使用と合わせて、日頃から対策を心がけてみるとよいでしょう。
SOKUYAKUでは、花粉症治療のオンライン診療にも対応しております。治療効果や副作用など、ご心配な方はお気軽にご相談ください。
利用を検討してみてはいかがでしょうか。
医師
郷 正憲
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
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※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。
花粉症の対策とすれば薬の内服、点眼を考える人も多いと思いますが、大事なのは予防です。
花粉をなるべく身体に触れさせないようにすることが対策の第一歩です。
薬を使用しても花粉が身体に触れ続けていればなかなか効果が出ません。
また、対策として近年では減感作療法などの花粉症の大元に対処する治療も広まってきています。
なるべくつらい症状が起こってこないように、早いうちから対策をしましょう。