花粉症は早めの対策で日常生活に支障がない程度まで症状の軽減が可能!

更新日:2023年01月24日

花粉症はなんといっても早めの対策が必要です。事前に薬を服用しておくことで、鼻水やくしゃみなどに悩まされることなく日常生活を送ることができる程度まで花粉症の症状を抑えられる可能性があります。
今回は今年の花粉飛散予想と有用な花粉症対策のひとつである「初期療法」について紹介していきます。
早めの対策は日常生活に支障がない程度まで花粉症症状の軽減が可能!
春先のスギ・ヒノキ花粉による花粉症は、多くの方にとって悩みの種になっていることでしょう。
その一方で、花粉が飛散する期間や飛散量はおおよそ予想できるため、花粉症シーズンが到来する前から対策を取ることができます。
その対策のひとつが、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などを早期から服用する「初期療法」です。
ある研究ではスギ花粉の飛散開始から7日後までに初期療法を開始することで、鼻閉などの花粉症症状を軽度にとどめ、花粉飛散中でも日常生活にほとんど支障のない状態を保つと報告されています。
花粉の飛散が始まる頃からの対策がおすすめ
花粉症の症状が悪化して我慢できなくなってから病院へ行って治療を開始しても、薬の効果が発揮されるまでには少し時間がかかってしまうだけでなく、十分に症状を抑えることができなくなってしまうことがあります。
そこで、花粉症の治療法として鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版で推奨されている治療方法のひとつが先ほど紹介した初期療法です。
花粉症に対する初期療法は花粉の飛散開始もしくは症状が出始めた時に開始することが推奨されています。
日本気象協会からの発表(2022年12月8日時点)によると、各地域での飛散開始時期は以下のように予想されています。
・福岡:2/8
・広島:2/16
・高松:2/14
・大阪:2/22
・名古屋:2/23
・東京:2/11
・金沢:2/22
・松本:3/1
・新潟:2/28
・仙台:2/24
・秋田:3/7
既に鼻水やくしゃみが出始めた方やお住まいの地域の飛散開始予想時期が迫っている方は粉症のツラさから少しでも逃れるためにも早めに準備をしておきましょう。
初期療法の他にも、マスク・眼鏡・帽子の着用や花粉が付着しやすいウールの服は避けることなども花粉症対策として有用です。
花粉症のピークはいつか?
花粉症はスギ花粉やヒノキ花粉などを身体が抗原(異物)と認識し、それを体内から排除するために免疫機能が働くことで生じる症状です。
このことから、抗原(=花粉)が多い時期、つまり花粉飛散量がピークの期間に最も花粉症の症状が重症化しやすいと考えられます。
日本気象協会からの発表によると、例年通りに九州や四国・中国・東海・関東の一部から2月上旬に花粉の飛散が始まる見込みです。
その後、スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク時期は以下のように予測されています。
スギ花粉
・福岡:2月下旬~3月上旬
・高松、広島、大阪、名古屋:3月上旬~中旬
・東京、金沢、仙台:3月上旬~下旬
ヒノキ花粉
・福岡、広島:3月下旬~4月上旬
・高松:3月下旬~4月中旬
・大阪、名古屋:4月上旬~中旬
・東京:4月上旬~下旬
・金沢、仙台:ピークなし(4月中心)
今年の日本各地の花粉飛散量は北海道を除いて「例年並み」、北海道の飛散量は「例年より非常に多い」と見込まれています。
ただし、例年並みと予想されている地域でも東海・北陸・関東甲信は昨年より飛散量が多くなると予想されているため、昨年症状があまり出なかった方も今年は十分に花粉症対策を行っておくと良いでしょう。
花粉症対策の終わりはいつ頃になる?
スギ・ヒノキ花粉の飛散は4月上旬~下旬あたりまで続くことが予想されています。
重症度によって治療法や治療期間は異なりますが、花粉症シーズン中にのみ行う対策は花粉の飛散が終わり、花粉症の症状が治まるまで続けておきましょう。
花粉症対策はオンライン診療の活用がおすすめ
効果的な花粉症対策のひとつは初期療法をはじめとする抗アレルギー薬の服用です。
しかしながら、毎年スギ・ヒノキ花粉による花粉症のシーズンになると決まった薬を服用している方にとって、「病院へ行っていつもの薬をもらう」ための通院は煩わしいと感じることがあるかもしれません。
このように、「薬は欲しいけれど、同じ薬をもらうために通院するのは面倒」と感じている方はオンライン診療を試してみてはいかがでしょうか。
オンライン診療を利用することで通院をしなくとも花粉症の治療が可能となります。
花粉症シーズンでも生活の質を落とすことなく過ごすためには初期療法が大切です。
毎年花粉症の薬は飲んでいるけれど、外出が億劫もしくは時間がないなどの理由で病院を受診しておらずにまだ花粉症対策が十分にできていないという方は、オンライン診療を利用する良い機会ですね。
最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。
オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
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・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
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