つらい花粉症に!エピナスチンの成分や効果について解説!アレジオンのジェネリックであるエピナスチンは市販で購入できる?
更新日:2024年09月27日
エピナスチンとは?
エピナスチンとは、抗ヒスタミン薬「アレジオン」のジェネリック医薬品で、エピナスチン塩酸塩を有効成分とする第2世代の抗ヒスタミン剤です。
沢井製薬、東和薬品、日医工、ファイザーなど多くの製薬メーカーから発売されています。
エピナスチンは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどアレルギー性鼻炎をはじめとしたアレルギーによる症状や、蕁麻疹、湿疹、発疹など皮膚疾患に伴うかゆみの治療にも用いられます。
その他、エピナスチンには点眼薬もあり、アレジオン点眼0.05%とアレジオン点眼LX0.1%という商品名で販売されています。
花粉症による目のかゆみをはじめ、アレルギー性の目のかゆみによく処方されるお薬です。
なお、アレジオン点眼にはジェネリック医薬品がありませんので、原則、病院などを受診し、処方箋の発行が必要です。
国民病の1つとされる花粉症の患者は増加しており、厚労省によると全国の有病率は20%を超えるとの報告もあります。
また近年では花粉症発症年齢が低下してきており、小児の花粉症も増えてきています。
鼻水や鼻づまりなどの鼻炎症状は、生活の質(QOL)を著しく低下させるため、多くの方がエピナスチン などの処方薬を服用しています。
エピナスチンは、小児から成人まで広く多くの方に処方され服用されているアレルギーのお薬で、用法用量を守って使用すれば比較的安全なお薬とも言えます。医師または薬剤師にご相談の上、指示にしたがって正しく服用してください。
花粉症に悩まされているものの、病院に行く時間がないという方も多いのではないでしょうか?
オンライン診療サービスSOKUYAKUなら家にいながら診療を受けられ、処方箋を受け取ることが可能です。
エピナスチンにはどんな成分が含まれる?
エピナスチンは、第2世代の抗ヒスタミン剤「エピナスチン塩酸塩」が配合されているお薬です。
エピナスチン塩酸塩は、鼻粘膜のヒスタミンを減少させ、抗アレルギー作用を示すことにより、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻症状を改善し、また、肥満細胞の膜安定化作用によりヒスタミンの遊離を抑制することで、かゆみなどの皮膚症状や目の症状に効果があります。
抗ヒスタミン剤の副作用として有名なのは眠気ですが、これは脳内のヒスタミン受容体にも作用してしまうために起こる副作用です。
アレジオンとの違いは?
エピナスチンはアレジオンのジェネリック医薬品であり、有効成分はどちらもエピナスチン塩酸塩で同じお薬です。
有効成分が同じなのでどちらも同じようにアレルギー性鼻炎やかゆみなどの皮膚症状など、アレルギー症状に効果がある薬です。
一方、両者で異なるのは薬価(薬の価格)です。ジェネリック医薬品は、開発費用が抑えられているため、先発医薬品よりも安くお手頃に購入することができます。
ジェネリック医薬品と聞くと安価で良いイメージを持たれないことがありますが、効能効果は同じですし、国も認めている医薬品が販売されていますので安心してお使いいただけます。
ジェネリック医薬品は、開発費用が抑えられているため、先発医薬品よりも安くお手頃に購入することができます。
参考までに、薬価(2020年現在)を成人の用法用量で比べてみます。アレジオン錠20mgは1錠76.00円、ジェネリック医薬品(例:エピナスチン塩酸塩錠20mg「ファイザー」)だと23.30円であり、その差52.70円です。1錠あたりを考えると大した金額ではありません。
しかし、ひどい花粉症をお持ちの場合、花粉が飛び始める前の1月から、スギやブタクサの花粉が飛ばなくなる6月ごろまで服用する方もいます。
この場合、アレジオンを180日間、1日1錠服用したとすると、その総額13,680円となります。しかしジェネリック医薬品ですと4,194円です。
アレルギー性鼻炎に使われるお薬は比較的安価なものが多いですが、服用期間が長期になる場合は、1錠では小さな金額差でも、長期で服用する場合は大きな金額差になります。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ効果効能で、先発医薬品より安価であるため、費用対効果に優れた医療用医薬品です。お薬を選ぶ際は、価格も選ぶ基準に加えてはいかがでしょうか。
花粉症薬第何世代?エピナスチンの強さは?
エピナスチンは抗アレルギー薬第2世代です。
抗ヒスタミン薬は、発売された年代によって第1世代と第2世代に分けられ、第2世代は第1世代に比べて眠気などの副作用が起こりにくいとされていますが、エピナスチンは個人差があるものの、 眠気が出やすいので注意が必要です。
第2世代の抗ヒスタミン薬は、アレジオン(エピナスチン)の他に、アレグラ、ザイザル、クラリチン、タリオン、アレジオンなどがあり、さらに近年、ビラノア、デザレックス、ルパフィン、アレサガが発売されています。
そのほとんどが病院などから処方される処方薬で、鼻炎などのアレルギー症状があるときや、風邪で鼻水や鼻づまりの症状、点眼薬であれば目のかゆみに対して処方されています。
エピナスチンではない他のお薬の効き目が不十分なためにエピナスチンに切り替える人もいるので、割と効き目の強い印象があります。
市販薬はある?
アレジオン及びエピナスチン塩酸塩錠には市販薬として発売されている商品があり、ドラッグストアや通販で購入することができます。
市販薬としては「アレジオン20」(エスエス製薬)、「ポジナールE P錠」(ノーエチ薬品)、「アレジラスト20」(ハピコム)があります。
仕事や学校で忙しく、なかなか病院に受信できない場合は、セルフメディケーションとして市販薬を購入される方は多いです。
保険を使って購入できるわけではないので、処方箋薬より価格が割高ではありますが、受診しに行く時間の節約になります。
また、セルフメディケーション税制の対象医薬品であるため、世帯での年間購入額が12,000円以上の場合、セルフメディケーション税制が利用できます。
なおその際、購入した時のレシートが必要になりますので紛失しないように注意しましょう。
鼻水や鼻づまりなどの鼻炎の症状は子供から大人まで幅広く出ることがあるので、世帯全体で計算してみると案外12,000円を超えていることもあります。
まだ計算したことのない方は是非計算してみてください。
エピナスチンの服用方法は?
アレジオンのジェネリック医薬品「エピナスチン塩酸塩錠」の服用方法は、添付文書によると、成人の場合、エピナスチン塩酸塩として1回10~20mgを1日1回服用します。
症状・年齢により用法用量が変化する場合がありますが、その際は医師または薬剤師に指示された用法に従って服用してください。自己判断で服用量を調節すると、思わぬ事故や副作用の原因となることがあります。
副作用や注意点はある?眠気は強い?
エピナスチンに特徴的な副作用はありませんが、眠気には注意が必要なため、エピナスチンを服用中の方は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないようにしましょう。
体質や、風邪などでその日の体調が悪化している時は眠気を感じる可能性はありますので注意してください。
添付文書によると、その他に起こりやすい副作用として、倦怠感や口渇、胃部不快感、嘔気などの副作用が起きる可能性があります。
重大な副作用としては肝機能障害、黄疸(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)などが報告されています。このような症状に気づいたら、お薬の服用はすぐに中止し、担当の医師または薬剤師に相談してください。
また、長期にわたって服用する場合は、病院などの医療機関で定期的に血液検査を受けましょう。
その他、まれにアレジオンおよびそのジェネリック医薬品であるエピナスチンの有効成分であるエピナスチン塩酸塩の成分自体にアレルギー症状が出る方、もしくはエピナスチン塩酸塩に対して過敏症をお持ちの方がいらっしゃいます。
薬効成分にアレルギーをお持ちで、皮膚に蕁麻疹などの症状が出る方はこのお薬を服用することはできません。
また、高齢者や、その他疾患で腎機能や肝機能が低下している方が成人の通常量を使用すると副作用が発現しやすいため医師、薬剤師の指示の元で使用してください。
なお、飲酒により効果がより強く感じられる場合がありますので、飲酒時の服用には注意が必要です。
アレジオン及びエピナスチンを使用しても効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり服用を続けず、医師、薬剤師に相談してください。
その他、安全なお薬として広く利用されているからこそ必要な注意として重複服用があります。
例えば病院でエピナスチンが処方されているにもかかわらず、町のドラッグストアなどでアレジオンを購入し服用してしまうなどです。
特に花粉症などで長期間アレジオン、エピナスチンを服用する方は要注意です。
アレルギーの症状以外でも風邪などで病院を受診した際に処方される場合もありますので注意しましょう。
飲み合わせなどに注意が必要な薬も少ないのですが、医師または薬剤師の指示にしたがって使用していただくことで安全に治療を行うことができます。
どうすれば購入できる?
アレジオン及びエピナスチン塩酸塩錠を薬局で手に入れるためには、市販薬の「アレジオン20」や「ポジナールE P錠」、「アレジラスト20」を購入する方法と、病院やクリニックなどの医療機関を受診し、医師の診察後、処方せんを出してもらう方法があります。
市販薬ではなく、医師が処方で使う医療用医薬品が必要という方で、忙しくてなかなか受診できないという方は「零売」という方法で購入が可能です。
エピナスチンを購入するにはどうしたらいい?
エピナスチンは「医療用医薬品」に指定されているため、処方箋なしでドラッグストアなどで購入することはできません。
エピナスチンを購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし、薬をもらうためだけに病院に行くのは面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。
最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。
オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。
SOKUYAKUでは、多数の診療科目や全国から病院を探すことができます。
また、新型コロナウイルス感染症の検査は、医療機関以外の自宅でも実施が可能です。
SOKUYAKUで、ビデオ通話にて診療をご受診頂き、PCR検査をご希望の場合は、SOKUYAKUからご自宅で唾液採取して頂く検査キットをご注文頂けます。
周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
- 当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
- 当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
- 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
- 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。
いいねしよう!
SOKUYAKUの使い方
-
STEP1
診療予約
-
STEP2
オンライン問診
-
STEP3
オンライン診療
-
STEP4
オンライン服薬指導
-
STEP5
おくすり配達
※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。