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花粉症の薬はいつ飲むべき?服用のタイミングと症状を軽減できる方法を紹介

監修SOKUYAKU 編集部
2022年05月31日
2022年05月31日
花粉症の薬はいつ飲むべき?服用のタイミングと症状を軽減できる方法を紹介のイメージ
花粉症の薬をいつから飲めばよいのか迷った経験はありませんか?

この記事では、花粉症の原因となる花粉の種類や飛散時期から治療薬の種類や使い分けについて解説していきます。

さらに、対症療法では対処しきれない重度の花粉症に対する治療の選択肢として根治療法もいくつか紹介します。

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花粉症とは

『花粉症』はその名の通り『花粉』によって引き起こされる症状のことで、身体が花粉を異物として認識して起こるアレルギー反応です。環境省の調査によると、1998年時点で19.6%であった花粉症の有病率は2019年には42.5%まで増加しています

まずは、花粉症の原因となる花粉の種類や典型的な症状を紹介します。

季節によって飛散する花粉が異なる

花粉症の原因となる花粉は季節によって異なることをご存知でしたか?

春先(2~4月ごろ)になるとスギやヒノキの花粉の飛散量がピークを迎え、この時期には多くの方がスギ花粉症に悩まされているのではないでしょうか。

スギ以外にも花粉症の原因となる花粉が日本では飛散しています。イネ科の花粉は種類が多いことから春~秋に渡って飛散しており、5月ごろに飛散量が特に多くなります。また、ブタクサやヨモギなどのキク科の花粉は晩夏~秋にかけて飛散し、特に飛散量が多いのは9月ごろです。

日本でこれまでに報告された花粉症の原因となる花粉は50種類以上ありますが、その中でも圧倒的に多いのがスギ・ヒノキ花粉です。そのため、2019年にはおよそ3人に1人がスギ花粉症だと推定されています。

花粉症の三大症状

花粉症の典型的な症状は「鼻水」「くしゃみ」「鼻づまり」で、重症度を診断するときの指標になっています。鼻水はかむ回数、くしゃみは出る回数、鼻づまりは口呼吸の回数で程度を無症状~最重症までの5段階で評価し、症状の違いによって以下の3タイプに分類します。

鼻水とくしゃみの症状が強い場合・・・鼻水・くしゃみ型

鼻づまりの症状が強い場合・・・鼻づまり型

3つの症状がともに強い場合・・・充全型

他にも、花粉症の症状として目のかゆみ・肌荒れ・頭痛・発熱などが出ることもあります。

花粉の飛散が始まる頃に服用を開始する

鼻水・くしゃみ・鼻づまりを代表とする花粉症の症状は、重症度が高いと日常生活に支障をきたすこともあります。

一方で、花粉の飛散が始まる頃に花粉症の治療薬の服用を始めることで軽度の症状でとどめる可能性があることが明らかになっています。このタイミングからの花粉症治療を『初期療法』と呼びます。

以前から花粉症の症状が出ている方は、花粉症の原因となる花粉が飛び始める前に病院を受診し、いつでも服用開始できるように準備をしておくとよいでしょう。毎年服用する花粉症治療薬に大きな変更がない方などはオンライン診療を利用することで、無駄な移動や時間を省くことができます。

症状によって治療を使い分ける

花粉症の治療は症状や重症度によって治療を使い分けることがあります。今回は、対症療法として薬を服用する場合と、根治療法としての舌下免疫療法や手術療法を行う場合について紹介します。

薬の服用

花粉症の治療薬には「抗ヒスタミン薬」「ロイコトリエン受容体拮抗薬」「ステロイド」などがあります。これらの薬は花粉症の症状の違いによって使い分けることができます。

抗ヒスタミン薬


抗ヒスタミン薬は体内でアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを邪魔することで花粉症の症状を抑えることができ、特に鼻水・くしゃみに対して症状を軽減する効果があります。服用を開始してから比較的早い段階で効果が現れてくるのが抗ヒスタミン薬の特徴です。

抗ヒスタミン薬は第一世代と第二世代に分かれており、第二世代の方が眠気や口の渇きなど副作用が出にくくなるよう工夫されています。花粉症の治療では基本的に眠気の出にくい第二世代抗ヒスタミン薬が用いられます。

フェキソフェナジン塩酸塩・エピナスチン塩酸塩・ロラタジンなどが第二世代抗ヒスタミン薬に分類される治療薬です。

ロイコトリエン受容体拮抗薬


ロイコトリエンは鼻づまりの一因である鼻粘膜のはれを引き起こす物質です。そして、ロイコトリエン受容体拮抗薬はロイコトリエンの働きを抑制するため、鼻づまりを改善する効果が期待できます。

花粉症による鼻づまりを軽減する目的で服用することがあるロイコトリエン受容体拮抗薬はモンテルカストやプランルカストなどです。

ステロイド


ステロイドは炎症や免疫反応を抑える作用などがあるため、花粉症の症状を軽減する効果も期待できます。ただし、内服薬や注射剤によるステロイドの全身投与は副作用の観点から基本的に重度の花粉症の症状が出ている場合などに限られるため、初期療法としてステロイドを用いるときは点鼻薬で局所作用を目的として用います。

その他に、鼻づまりの改善を目的として血管収縮薬のプソイドエフェドリン塩酸塩などを抗ヒスタミン薬との合剤として用いることがあります。

飲み薬だけでなく点鼻・点眼薬も


花粉症の症状は目や鼻に出ることが多いため、内服薬だけでなく局所作用を狙った点眼薬や点鼻薬も開発されています。目のかゆみや充血が気になる場合は点眼、鼻水や鼻づまりが気になる場合は点鼻の花粉症治療薬を試してみてもよいでしょう。

一部は市販薬として販売


比較的長い間使われてきた花粉症治療薬のなかにはスイッチOTCとして市販されている医薬品もあります。毎年同じ薬を入手するために花粉症の時期に病院を受診して、それが負担になっている方はドラッグストアなどで薬剤師や登録販売者へ相談してみてはいかがでしょうか。
第二世代抗ヒスタミン薬のなかで市販薬は販売されている有効成分にはフェキソフェナジン塩酸塩やエピナスチン塩酸塩などがあります。

花粉の飛散量が多い期間は服用を続ける


先ほど、花粉症治療薬は花粉の飛散が始まる頃から飲み始めることをおすすめしました。では、花粉症治療薬はいつまで服用すればよいのでしょうか?
そのひとつの目安が花粉の飛散量がピークを超えて減少し、症状も治まったタイミングです。症状が全くないからといって花粉の飛散量が多い時期に服用を中止してしまうと症状が悪化してしまうことがあるため、花粉の飛散量と症状の有無は把握しておきましょう。

花粉症の症状を可能な限り軽度にとどめるためには、花粉が飛散し始めたときから飛散のピークを過ぎて症状も気にならなくなるまでの期間は花粉症治療薬を服用しておくことをおすすめします。

対症療法以外の治療方法

次に、花粉症の症状そのものを出にくくする根治療法について解説します。

アレルギー反応を和らげる舌下免疫療法

アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量から摂取して体をアレルゲンに慣らしていくことで、体内でアレルゲンに対するアレルギー反応を起こりにくくする治療法を『アレルゲン免疫療法』と呼びます。

アレルゲン免疫療法にはアレルゲンを摂取する方法の違いから『舌下免疫療法』と『皮下免疫療法』があります。近年登場した舌下免疫療法は自宅でアレルゲンを摂取して根本的な体質改善が期待できる治療法です。

花粉症のなかではスギ花粉を原因とする花粉症に対する舌下免疫療法を行うための治療薬が開発されています。

舌下免疫療法は花粉が飛散していない時期から開始し、3年以上継続することが推奨されています。

鼻炎症状を改善する手術療法

対症療法や舌下免疫療法などで花粉症の症状が改善しない場合には『鼻腔粘膜焼灼術(レーザー治療)』『粘膜下下甲介骨切除術』『後鼻神経切断術』といった手術療法を行うことも選択肢のひとつです。

レーザー治療はレーザーを照射によって鼻粘膜を焼灼することでアレルギー反応を起こしにくい環境をつくることができます。

粘膜下下甲介骨切除術は鼻のなかで最も大きな粘膜である下甲介の中央部に位置する下甲介骨を除去します。これにより、空気の通り道を広くなるために鼻づまりを軽減できます。
後鼻神経切断術はくしゃみと鼻水に関係する神経を切断することで、それらの症状が改善します。

治療薬を服用していても重度の花粉症に毎年悩まされている方は、対症療法以外の方法を検討してみるとよいかもしれません。

日常生活でできる花粉症対策

ここまで、花粉症の治療方法について解説してきました。最後に、日常生活のなかで比較的簡単に取り入れることができる花粉症対策を紹介します。

花粉情報を定期的にチェック

花粉の飛散状況は毎年同じとは限らず、年によっては飛散量の増減やピーク時期が例年とずれることも考えられます。環境省や日本気象協会などが花粉飛散状況を発表しています。特にスギやヒノキ花粉については詳しい情報が公開されているため、これらの情報を基にあらかじめ治療薬などの準備を済ませておきましょう。

花粉の飛散量が多いときは外干しを避ける

洗濯物や布団を外干ししていると飛散した花粉が付着し、室内に花粉を持ち込んでしまいます。花粉の飛散量が多い日は特に外干しは避けてください。同様に、花粉が飛散している時期は窓を閉め、室内の掃除もこまめにしましょう。

外出時はメガネやマスクを着用

花粉が目や鼻に付着すると花粉症の症状が出やすくなります。花粉の飛散シーズンに外出するときはメガネやマスクを着用するとよいでしょう。普段はコンタクトを使用している方も、花粉が気になる時期はメガネに替えることで目への花粉の付着を軽減できるかもしれません。
また、外出時には毛織物のコートやセーターを控え、帰宅時は屋内に入る前に服をはたいて持ち込んでしまう花粉の量をできる限り少なくしましょう。

帰宅後は洗顔・手洗い

外出時にメガネやマスクなどを着用しても花粉の付着を防ぎきることはできません。したがって、帰宅後には目・鼻を洗いましょう。ただし、目や鼻への刺激が花粉症の症状を悪化させることもあるため、洗顔時に違和感を感じるときは医師へ相談してください。

花粉症対策はオンライン診療の活用がおすすめ

花粉症対策のひとつとして、期待ができるのが上記でもご紹介した抗アレルギー薬の服用です。しかしながら、毎年花粉症のシーズンになると決まった薬を服用している方にとっては、「病院へ行っていつもの薬をもらう」ための通院は煩わしいと感じることがあるかもしれません。

このように、「薬は欲しいけれど、同じ薬をもらうために通院するのは面倒」と感じている方はオンライン診療を試してみてはいかがでしょうか。オンライン診療を利用することで通院をしなくとも花粉症の治療が可能となります。

花粉症シーズンでも生活の質を落とすことなく過ごすためには初期療法が大切です。毎年花粉症の薬は飲んでいるけれど、外出が億劫もしくは時間がないなどの理由で病院を受診しておらずにまだ花粉症対策が十分にできていないという方は、オンライン診療を利用する良い機会ですね。

花粉症には早めの対策を

花粉症の治療薬は花粉が飛散し始める頃に服用を開始することが症状を少しでも軽く済ませるためには重要です。そのためには、事前に花粉の飛散状況を把握し、治療薬を早めに入手しておく必要があります。

「花粉症の薬が欲しいけれど、薬をもらうためだけに病院へ行くのは面倒」「なかなか病院へ行く時間を確保できない」と感じている方は移動や順番待ちが不要なオンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか。

花粉症の症状が出始めてからは、そのときの症状に合わせて適切な治療薬を選択することで症状が改善していくかもしれません。

まずは花粉が飛散する前から余裕を持って花粉症対策にとりかかることを意識して、花粉症シーズンも快適に過ごせるように準備をしておきましょう。
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