SOKUYAKUメディカルコラム
ユーザー向け

ソレトン錠(ザルトプロフェン)に含まれている成分や効果、副作用などについて解説

監修薬剤師 小村 稜
2022年03月20日
2022年03月20日
ソレトン錠(ザルトプロフェン)に含まれている成分や効果、副作用などについて解説のイメージ
病院やクリニックなどの医療機関でのみ取り扱うことのできるソレトン錠(ザルトプロフェン)というお薬をご存じでしょうか。関節リウマチや変形性関節症、手術後などに対する消炎鎮痛を目的として使用されるお薬です。今回はソレトン錠(ザルトプロフェン)について成分の特徴や効果、副作用について詳しく解説します。
医療用医薬品であるソレトン錠(ザルトプロフェン)のみならず、類似成分が配合された市販薬についても解説していますので最後までご覧ください。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

  • 当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
  • 当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
  • 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
  • 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任も負うものではありません。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)とは

ソレトン錠(ザルトプロフェン)は1993年に現在の日本ケミファ株式会社から販売が開始された医療用医薬品です。このお薬は「非ステロイド性抗炎症薬」に分類され、主に関節リウマチや変形性関節症、手術後などにおける炎症・痛みに対して使用されます。病院やクリニックなどの医療機関で医師によって発行された処方箋に基づいて、薬局で受け取ることができる医薬品です。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)の成分について

ソレトン錠(ザルトプロフェン)に配合されている有効成分はザルトプロフェンです。ザルトプロフェンは「非ステロイド性抗炎症薬」に分類される成分であり、体内でプロスタグランジンという物質の生成を抑制する作用があります。
プロスタグランジンは体内における炎症反応に関与しており、痛みや発熱を引き起こします。ソレトン錠はプロスタグランジンの生成を抑制することで、抗炎症・鎮痛効果を発揮します。

非ステロイド性抗炎症薬とは

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs) とはその名の通りステロイドに分類されない抗炎症薬です。先ほど解説した通り、NSAIDsに分類されるお薬のほとんどはプロスタグランジンの生成を抑制し体内で起こる炎症を鎮める効果があります。
代表的な成分に、ロキソプロフェンナトリウムやアスピリンなどがあります。読者の方も一度は服用したことがあるのではないでしょうか。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)はどんな症状に効果がある?

ソレトン錠(ザルトプロフェン)の効能・効果は次の通りです。

・下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群

・手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛

対象となる疾患は、炎症とそれに伴う痛みを生じることが特徴です。炎症の原因となるプロスタグランジンの産生を抑制することで抗炎症・鎮痛効果を発揮します。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)の用法・用量は?

ソレトン錠(ザルトプロフェン)の用法・容量は次の通りです。

・成人の方はザルトプロフェン 1回80mg を 1日3回経口にて服用する

・頓用の場合は、1回 80-160 mg を経口にて服用する

頓用とは食前・食後のように決められたタイミングで服用するのではなく、症状に応じて服用することを指します。症状とは、痛みや発熱、不眠などでソレトン錠(ザルトプロフェン)の場合には、痛みがある時に服用します。
頓用時の用量は80-160mg と幅がありますが、処方する医師によって指示されますので、医師の指示通りに服用してください。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)の副作用

・重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
血圧低下、呼吸困難、咽頭浮腫等の症状が現れた場合には、すぐに投与を中止し適切な処置を行ってください。

急性腎障害、ネフローゼ症候群
乏尿(尿が極端にでなくなる)、浮腫(むくみ)、蛋白尿、血液検査値の異常(BUN、血中クレアチニンの上昇)が現れることがあります。
肝機能障害
肝機能検査値異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇等)、黄疸(肌や白目が黄色くなること)が現れることがあります。

消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍、出血性大腸炎
消化性潰瘍及び小腸・大腸潰瘍(出血や穿孔を伴うことがある)、出血性大腸炎が現れることがあります。

無顆粒球症、白血球減少、血小板減少
白血球が減ることによる発熱や咳などの感染症の症状、血小板減少による易出血性(出血しやすくなること)が現れることがあります。

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
口腔や眼、外陰部などを含む全身に紅斑、びらん、水疱が多発し、表皮の壊死性障害を認める疾患です。初期症状として高熱、全身倦怠感、食欲低下などが現れることがあります。

溶血性貧血、再生不良性貧血
赤血球が減ることで、体を動かした時に動悸や息切れ、疲れやすいなどの貧血症状が現れることがあります。


・その他の主な副作用
消化器:胃部不快感、胃痛、嘔気、心窩部痛、下痢、胃重感、胸やけ、口内炎、悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐

過敏症:発疹、浮腫、蕁麻疹、光線過敏症

精神神経系:眠気、頭痛、めまい、しびれ感、

その他:排尿痛、排尿障害、頻尿、ほてり

*どの副作用も決して頻度が高いというわけではありませんが、お薬を使用する上でリスクを知っておくことは大切です。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)に関する注意点

次に該当する方はソレトン錠(ザルトプロフェン)を服用してはいけません。もしも処方されている場合には医師に相談してください。

消化性潰瘍のある方
重篤な血液の異常のある方
重篤な肝・腎機能障害のある方
重篤な心機能不全のある方
ザルトプロフェンに対し過敏症の既往歴のある方
アスピリン喘息(NSAIDsによって引き起こされる喘息発作)又はその既往歴のある方
重要な基本的注意は次の通りです。

・消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。

・慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対しソレトン錠(ザルトプロフェン)を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
長期投与する場合には定期的に尿検査、血液検査及び肝機能検査等を行うこと
薬物療法以外の療法も考慮すること

・急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
急性炎症、疼痛及び発熱の程度を考慮し、投与すること
原則として長期投与を避けること
原因療法があればこれを行うこと

妊婦又は妊娠している可能性のある女性への投与
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することが添付文書に明記されています。

ソレトン錠(ザルトプロフェン)と同じ成分の市販薬はある?

ソレトン錠(ザルトプロフェン)と同様の成分を含有する市販薬は現在発売されていません。ソレトン錠(ザルトプロフェン)は症状によって用量の調節が必要なお薬であり、医師の処方箋が必要となります。

しかしながら、ソレトン錠(ザルトプロフェン)と同様の分類であるNSAIDsに該当する市販薬は存在しています。ロキソプロフェンナトリウムやイブプロフェンなどです。ここからはこれら成分を配合する市販薬について解説します。

ロキソニンS (ロキソプロフェンナトリウム)

ロキソニンSは有効成分であるロキソプロフェンナトリウムが配合されている解熱鎮痛薬です。頭痛や生理痛などに対して服用したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

効能・効果
・頭痛、月経痛(生理痛)、歯痛、抜歯後の疼痛、咽喉痛、腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、肩こり痛、耳痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、外傷痛の鎮痛
・悪寒および発熱時の解熱

用法・用量
15歳以上の成人
1回1錠を症状が現れた時に、なるべく空腹時を避けて服用してください。
1日の服用回数は2回までですが、再度症状が現れた時には3回目を服用することができます。ただし前回の服用から4時間以上空けてください。

15歳未満の方
服用しないでください。

イブA錠(イブプロフェン)

イブA錠は有効成分であるイブプロフェンが配合されている解熱鎮痛薬です。イブプロフェンだけでなく、イブプロフェンの働きを助けるアリルイソプロピルアセチル尿素や無水カフェインが配合されているお薬です。

効能・効果
・頭痛、月経痛(生理痛)、歯痛、抜歯後の疼痛、咽喉痛、腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、肩こり痛、耳痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、外傷痛の鎮痛
・悪寒および発熱時の解熱

用法・用量
15歳以上の成人
1回2錠を症状が現れた時に、なるべく空腹時を避けて服用してください。
1日3回までを限度とし、4時間以上の間隔を空けて服用してください。

15歳未満の方
服用しないでください。

まとめ

今回は関節リウマチや手術後など様々な疾患における消炎・鎮痛に効果があるソレトン錠(ザルトプロフェン)について、使用方法や使用上の注意、副作用について解説しました。
また、ザルトプロフェンと同様の分類であるロキソプロフェンナトリウムやイブプロフェンが配合されている市販薬についても理解していただけたと思います。

辛い痛みを我慢せずお薬を使用することも選択肢の一つになるのではないでしょうか。
お薬の使い方をよく理解し、正しくお使いください。
参考文献
ソレトン錠80
重篤副作用疾患別対応マニュアル 平成 18 年 11 月 (平成 29 年 6 月改定) 厚生労働省
イブA錠 添付文書
ロキソニンS 添付文書

ソレトン錠(ザルトプロフェン)を購入するにはどうしたらいい?

ソレトン錠は「医療用医薬品」に指定されているため、処方箋なしでドラッグストアなどで購入することはできません。

ソレトン錠を購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし、薬をもらうためだけに病院に行くのは面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。

薬をもらうためだけに時間をかけて行きたくない

待ち時間が長いのに診察はすぐに終わる

感染リスクが怖い

このように考えている方は、オンライン診療の利用を検討してみましょう。

オンライン診療とは「病院に行かなくても、スマートフォンやタブレットのカメラを繋いで診察を受けられるサービス」です。

現在感染症拡大を受けての特例措置として、初診でのオンライン診療も可能になっています。オンライン診療アプリSOKUYAKUなら、事前予約をすることで待ち時間なしでおうちで受診できます。
普段の診察や薬にかかる料金に加えてかかるのはサービス利用料の165円(税込)のみ。病院に行く時間や交通費を考えると、お金も時間も浮く方も多いのではないでしょうか。

薬はオンライン服薬指導を受けていただいた後郵送、または送付した処方箋を近くの薬局にお持ちいただき、お受け取りいただくことができます。

通院時間や長い待ち時間なし、スキマ時間で診察を受けてみませんか?
ソレトン錠(ザルトプロフェン)に含まれている成分や効果、副作用などについて解説のイメージ
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
監修薬剤師 小村 稜
医療編集プロダクションMEDW代表
Webディレクター / 薬剤師

今後の医療に変化をもたらすために、デジタルチーム医療を発足。
「メディアから医療を支える」をミッションに活動している

オンライン診療アプリ
SOKUYAKUの使い方

  • STEP1

    SOKUYAKUの使い方STEP1

    診療予約

  • STEP2

    SOKUYAKUの使い方STEP2

    オンライン問診

  • STEP3

    SOKUYAKUの使い方STEP3

    オンライン診療

  • STEP4

    SOKUYAKUの使い方STEP4

    オンライン服薬指導

  • STEP5

    SOKUYAKUの使い方STEP5

    おくすり配達

SOKUYAKUメディカルコラム