まつ毛美容液の使用期限とは?目安やトラブルを防ぐ保管方法について詳しく解説
更新日:2024年06月10日
包装やパッケージを確認しても詳しい使用期限が明記されていない場合があります。
もったいないと思って長期間使用していると、劣化した美容液の影響で目元のトラブルを引き起こしてしまうことも。
そこで今回は、まつ毛美容液の使用期限と使用期限を過ぎて使用した時のリスクについて解説していきます。
まつ毛美容液を長持ちさせる保管方法も合わせて紹介していますので、適切な期間にまつ毛美容液を使い切りたい方は最後まで確認してみてください。
まつ毛美容液の使用期限はいつまで?
未開封時の有効期限
まつ毛美容液の有効期限は、未開封であれば製造日からおよそ3年です。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の第五十条第十四号等の規定に基づき使用の期限を記載しなければならない医薬品等の記載によると、”製造又は輸入後適切な保存条件のもとで三年を超えて性状及び品質が安定な医薬品、医薬部外品及び化粧品並びに法第五十条第五号又は第六号の規定により有効期間又は有効期限が記載されている医薬品を除く。”とあります。
製造または輸入後に3年を超えても性状や品質が安定している医薬部外品や化粧品は、使用期限の表示がパッケージから省略されている場合があるのです。
そのため、包装やパッケージに使用期限の記載がない場合は、製造年月日から3年を目安に使い切るようにしましょう。
開封後の有効期限
開封後のまつ毛美容液の有効期限は、製品の劣化なども考慮して1〜3か月が推奨されています。メーカーによっては6か月と記載されているものもあるため、パッケージに記載されている方法を守ってご使用ください。
まつ毛美容液の使用期限を守らないとどうなるの?
効果が出にくくなる
未開封であれば3年、開封後であれば1〜3か月使用期限を過ぎたまつ毛美容液を使用しても、期待している効果が得られない場合があります。
これは、まつ毛美容液が空気に触れるなどして劣化してしまうためです。期待する効果が得られないだけでなく肌トラブルなどを引き起こす可能性があるため、使用は控えるようにしましょう。
肌に悪影響を及ぼすリスクがある
厚生労働省が令和元年8月8日に公布した「まつ毛美容液を標榜する化粧品等の安全性確保について」によると、目の周りやまぶたのはれを訴える方がいると報告されています。
特に使用期限を過ぎたまつ毛美容液は、成分の劣化や雑菌の繁殖などでリスクが高まる可能性があります。使用者の体質や使用時期によっては、刺激またはアレルギーによる目のはれやかゆみ、痛み、肌荒れなどが見られるでしょう。もし肌のトラブルが見られた場合は直ちに使用を中止し、皮膚科や眼科などに受診して相談してください。
まつ毛美容液を長持ちさせるための正しい保存方法は?
高温多湿を避ける
まつ毛美容液の保管は、暖房器具などで温まってしまう部屋や洗面所などの湿度が高い場所は避けてください。美容液の成分に影響が出る恐れがあるため、以下の表を参考に美容液の保存を心がけましょう。
直射日光を避ける
美容液の成分によっては、紫外線の影響で劣化する恐れがあります。正しく使用するためにも、直射日光を避けるよう保管しましょう。
常温で保管する
基本的には常温での保管を心がけましょう。夏場の35度を超える時期は、温度が上がりづらい暗所(脱衣所の戸棚など)での保管がおすすめです。
冷蔵庫での保管を考えている方がいらっしゃるかもしれませんが、美容液の成分によっては冷却によって変質する可能性があります。保管方法に関してはパッケージの表示を参照した上で、メーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。
まつ毛美容液の開封時期を忘れてしまった場合はどうするの?
においを確認してみる
まつ毛美容液の開封時期を忘れてしまったら、においを確認してみましょう。違和感のあるにおいを感じたらまつ毛美容液に雑菌が繁殖しているサインかもしれません。
成分の劣化や分離が始まっている可能性があるため、使用を中断し処分しましょう。
色やテクスチャーを確認してみる
色やテクスチャーの変化も、まつ毛美容液の劣化を判断する方法として有効です。
もとは透明色だったものが黄色のように変色している場合、劣化が進んでいる可能性があるため使用を控えるようにしましょう。容器によっては美容液の色を外から確認できない場合もあるため、ティッシュの上に出して色を確認してみるのもおすすめです。
また、美容液の質感が変化している場合も要注意。トロっとしていた液体が固まっている場合、美容液の成分が変化している可能性があります。使用前にボトルを逆さにしてみるなど、美容液の質感が変わっていないか確認しながら使用するとよいでしょう。
まとめ
今回は、まつ毛美容液の使用期限と使用期限を過ぎて使用した時のリスク、長持ちさせる保管方法について解説していきました。
まつ毛美容液の使用期限は、包装やパッケージを確認しても詳しく記載されていない場合があります。
もし、目のはれやかゆみ、痛み、肌荒れなどが見られた場合は、直ちに皮膚科や眼科を受診してください。
開封後は1〜3か月以内には使用するよう心がけ、劣化した美容液を使用しないようにしましょう。フリマアプリや通販などで購入した美容液は成分によって期待した効果が得られない可能性があるため、病院やクリニックからの購入をおすすめします。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、まつ毛美容液のオンライン診療にも対応しております。治療効果や副作用など、ご心配な方はお気軽にご相談ください。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
金 仁星
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美容皮膚科
大阪大学医学部 卒 / 兵庫県立西宮病院 臨床研修 修了 / 研修終了後、大美会クリニックと医療法人 友広会で勤務 / 専門は美容皮膚科、AGA、予防医療
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