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メチコバール錠(メコバラミン)に含まれている成分や効果、副作用などについて解説

監修薬剤師 小村 稜
2022年03月19日
2022年03月19日
メチコバール錠(メコバラミン)に含まれている成分や効果、副作用などについて解説のイメージ
メチコバール錠は、メコバラミンという補酵素型ビタミンB12を主成分とする製剤です。末梢神経障害治療剤として、糖尿病性神経障害、多発神経炎の末梢神経障害に効能・効果が認められ、しびれや痛み、麻痺に対しての効果が確認されています。今回は、メチコバール錠に含まれているメコバラミンという成分の特徴やその効果、副作用などの注意すべき点について詳しく解説していきます。

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メチコバール錠(メコバラミン)とは

メチコバール錠とは、エーザイ株式会社が販売している末梢性神経障害治療剤で、有効成分は補酵素型ビタミンB12であるメコバラミンです。メチコバール錠は有効成分のメコバラミンをもとに名付けられました。

エーザイ株式会社はメコバラミンの開発より以前からビタミンB12製剤の開発に携わっており、ビタミンB12の進歩とともに開発、販売をしてきました。メチコバール錠の有効成分であるメコバラミンは、4種類あるビタミンB12の中でも唯一、ビタミンB12の欠乏症とは無関係に「末梢性神経障害」に対する効能・効果が認められています。他のビタミンB12製剤は、ビタミンB12の欠乏・代謝障害による各種疾患に効能・効果が認められており、メコバラミンの効能・効果は従来のビタミンB12製剤と異なっています。

メチコバール錠は、錠剤として250μg、500μgと2つの規格が販売されています。臨床の現場で一般的な規格は500μgです。ここでは、錠剤についての解説をしていきますが、錠剤以外にも、注射剤・細粒が販売されています。メチコバール細粒0.1%はメチコバール錠と同じく末梢神経障害への効能・効果が認められており、メチコバール注射液500μgは末梢神経障害への効能・効果の他、ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血への効能・効果も認められています。

メチコバール錠は実は後発医薬品(ジェネリック医薬品)

メチコバール錠は1981年にエーザイから発売された医療用医薬品です。実は、メコバラミンを主成分をした医療用医薬品には先発医薬品はなく、メチコバール錠を含めたすべてのメチルコバラミン製剤が後発医薬品(ジェネリック医薬品)に分類されています。

メチコバールが先発医薬品として承認されなかった理由については定かではありませんが、インタビューフォームによると、「メチコバールが有機水銀中毒を発現しないことは以下に示すごとく基礎並びに臨床研究によって証明されているが、メチコバール開発中に水俣病(メチル水銀問題)が発生し、社会問題となったため、念のため「水銀を取り扱う職業従事者に長期に大量投与は避けた方が望ましい」との記載がなされた。」と書いてあります。

そのため、メチコバールは薬が承認されてから薬価収載および発売までに約2年もの時間がかかり、先発医薬品ではなくジェネリック医薬品への分類につながったとされています。しかし、他のジェネリック医薬品よりも薬価が高く設定されていることからも実質的には先発品に近いジェネリック医薬品という位置づけと言えるでしょう。

メチコバール錠(メコバラミン)の成分について

メチコバールの有効成分であるメコバラミンは、補酵素型ビタミンB12を主成分とする製剤です。ビタミン12を主成分とする医薬品には、メコバラミンの他にシアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミンがあります。メコバラミンの特徴は他のビタミン12製剤と比較すると神経組織への移行しやすいという点です。

神経細胞に取り込まれたメコバラミンは、神経細胞中の酵素の働きを高めることでたんぱく質やリン脂質の合成を促し、障害された神経細胞の機能を回復されます。

メチコバール錠(メコバラミン)はどんな症状に効果がある?

ここでは、医療用医薬品であるメチコバール錠がどのような疾患や症状に対して効果が期待できるか見ていきましょう。メチコバールの添付文書には効能・効果に「末梢性神経障害」と記載されています。

末梢性神経障害とは、糖尿病や炎症性疾患によって末梢神経が障害されさまざまな症状がでる病気の総称です。末梢神経は全身に張り巡らされています。体で受けた刺激は末梢神経を介して脳に伝えられ、脳からの命令は末梢神経を介して体の各部位に伝えられます。このような働きのある末梢神経が圧迫されたり、傷ついたりすると痛みやしびれが現れます。

メチコバール錠の有効成分であるメコバラミンは傷ついた末梢神経を修復して、しびれ、痛みなどを改善します。整形外科疾患や神経・筋疾患の領域で、しびれや痛みの改善の治療に用いられます。

効能・効果に関連する使用上の注意として、「本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない」との記載があります。ビタミン剤に共通する一般的注意事項として記載されています。継続して服用している方で、効果が認められない、効果を実感できていない場合は処方医に効果の判定をしてもらいましょう。

メチコバール錠(メコバラミン)の用法・用量は?

メチコバール錠(メコバラミン)の添付文書に記載されている用法・用量は以下の通りです。

錠250μg:通常、成人は1日6錠(メコバラミンとして 1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。 ただし、年齢及び症状により適宜増減する。
錠500μg:通常、成人は1日3錠(メコバラミンとして 1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。 ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

食事の影響は受けませんので、食前でも食後でも問題ありません。

メチコバール錠(メコバラミン)の副作用

メチコバール錠(メコバラミン)は副作用がとても少ないお薬で、重大な副作用に該当するものはありません。これまでに報告されている副作用としては、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢などの消化器症状(頻度:0.1〜0.5%未満)や発疹(頻度:0.1未満)が挙げられます。

メチコバール錠(メコバラミン)に関する注意点

メチコバール錠(メコバラミン)に関する使用上の注意点を以下にご紹介します。メチコバール錠(メコバラミン)副作用が少なく安全性の高い医薬品ですが、薬の有効性を担保するために保存方法には注意が必要です。取り扱いに注意しましょう。

・副作用
重大な副作用に該当するものはありません。
服用を開始した後に気になる症状が発現した場合は医師または薬剤師に相談しましょう。

・漫然投与の回避
効果が緩やかに発現するお薬です。1ヶ月程度を目安に効果を実感できない場合は、処方医に相談しましょう。

・貯法
光と湿気を避けて保管しましょう。
メチコバール錠(メコバラミン)の主成分であるメコバラミンは光に対して非常に不安定で、光が当たるとメコバラミンの構造が変化してしまい、薬の作用が減弱することがわかっています。また、湿気を帯びると錠剤が赤っぽく変色する可能性があります。

・投与の制限
高齢者、妊婦・産婦・授乳婦、小児等への投与に関する使用上の注意等は該当がありません。医師が必要と判断した場合は処方される可能性があります。

・飲み合わせ
併用に注意が必要なお薬はありません。
服用中のお薬がある方で併用が気になる方は薬剤師にご相談ください。

メチコバール錠(メコバラミン)と同じ成分の市販薬はある?

市販薬でもメコバラミンを含む製剤は各製薬会社より販売されています。ただし、メコバラミン単独ではなく、メコバラミン以外のビタミン剤も含まれる配合剤として販売されています。他のビタミン剤が配合されることで、「肩・首すじのこり」や「腰痛」などの症状の緩和が目的とされています。第3類医薬品に分類されますので、お近くの薬局、ドラックストア、その他インターネットでも購入できます。

メチコバール錠(メコバラミン)の代替として市販薬をお考えの方は、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。他のビタミン剤を含むことで市販されているメコバラミンを含む配合剤の多くは、食後または食後すぐにと用法に記載されています。また、製品によってメコバラミンを除く配合成分が異なります。
以下にメコバラミンを含む製品をご紹介します。下記以外にも各製薬会社より販売されていますのでご注意ください。

ナボリンS/EB錠
主な特徴は以下の通りです。
・メコバラミンの含有量は1500μg(1日量3錠中)
・メコバラミン以外の配合成分
葉酸/酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE) /フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導/ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
・肩こり、腰痛、眼精疲労などの改善を目的としている。
・1日3回、食後に服用
・メチコバール錠を販売しているエーザイ株式会社より販売されている。

アリナミンEXゴールド
主な特徴は以下の通りです。
・メコバラミンの含有量は1500μg(1日量3錠中)
・メコバラミン以外の配合成分
フルスルチアミン塩酸塩 /フルスルチアミン塩酸塩 /コハク酸d-α-トコフェロール/ガンマーオリザノール/葉酸
・眼精疲労、肩こり、腰痛などの改善を目的としている。
・1日3回、食後すぐにに服用

参考資料
メチコバール錠|医療用インタビューフォーム
メチコバール錠|添付文書
ナボリン|エーザイ株式会社
アリナミンEXゴールド|アリナミン製薬株式会社

メチコバール錠(メコバラミン)を購入するにはどうしたらいい?

メチコバール錠は「医療用医薬品」に指定されているため、処方箋なしでドラッグストアなどで購入することはできません。

メチコバール錠を購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし、薬をもらうためだけに病院に行くのは面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。

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監修薬剤師 小村 稜
医療編集プロダクションMEDW代表
Webディレクター / 薬剤師

今後の医療に変化をもたらすために、デジタルチーム医療を発足。
「メディアから医療を支える」をミッションに活動している

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