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男性でもアフターピルを購入できる?正しい購入方法や服用方法について解説!

監修医師 阿部 一也
更新日:2024年05月20日

更新日:2024年05月20日

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「男性でもアフターピルを購入できるの?」「アフターピルってどうやって買うの?」といった疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。答えとしては、アフターピルは男性には購入できません。処方箋が必要となるお薬なので、服用する女性ご本人が医師の診察を受ける必要があるからです。

以下では、男性がアフターピルを購入できない理由について解説します。

男性だけでアフターピルを買えない理由

アフターピルを手に入れるためには、必ず医師の診察を病院やオンラインで受けなくてはならず、診察を受けるのは女性なので、男性だけでアフターピルを入手することはできません。

なかには、男性の来院を制限しているレディースクリニックもあります。たとえオンライン診療であっても、女性が診察を受けなくてはなりません。アフターピルを安全に服用し、効果を得るためには医師の診察を受けて入手してください。

 

男女で一緒にアフターピルを購入する方法

アフターピルは医療用医薬品であり、薬局やドラッグストアで気軽に購入できるお薬ではありません。女性が直接医師の診療を受けて、処方してもらわなくてはならないので、男性だけで入手することは不可能です。男女で一緒に購入しようと考えた場合、個人輸入や通販で販売されているのを見かけますが、安全性が担保されていないため、使用はお勧めできません。アフターピルは、女性の健康を一番に考え、正しい方法で入手してください。

アフターピルの購入方法

アフターピルを入手するには3つのパターンがあります。

 

・医療機関(病院)で処方してもらう

・オンライン診療サービスで処方してもらう

・一部の薬局で購入

医療機関(病院)で処方してもらう

産婦人科で診察を受けることで、アフターピルを処方してもらえます。

 

医療機関で処方してもらう利点は、診察を受けた後にすぐ手に入る点です。また、医師から直接服用方法を聞くことができ、精密検査も受けられます。診察の際に、医師に今後の対応や不安な点について、直接相談できる点もメリットです。ただし、混雑時は待ち時間が長くなることが予想されますので、予約時間より少し前に行きましょう。またあまり他の人に会いたくない場合はお勧めできません。

 

厚生労働省のホームページでは、対面で緊急避妊の診療を行っている医療機関を都道府県別に一覧として公開しています。是非参考になさってください。

オンライン診療サービスで処方してもらう

アフターピルはオンラインクリニック診察でも入手可能です。

 

すぐに必要な方には、即日発送や当日到着などの対応を取っているクリニックもあります。オンライン診療は、厚生労働省から2019年に正式に認可されているサービスのため、安心して利用できるのも大きなポイントです。近隣にアフターピルを処方してくれる病院がない場合や、病院への通院が困難な場合、人目が気になって受診を躊躇している方にもお勧めです。

処方箋があれば一部の薬局でも購入可能

処方箋を持っていれば、処方箋を取り扱う薬局に限りアフターピルを購入可能です。

 

例えば、スギ薬局やマツモトキヨシなど、一部のドラッグストアでも購入可能です。アフターピルの購入時には、薬剤師から服薬指導を受け、その場で服用する必要があります。その後、薬剤師が医療機関に服薬の連絡をします。

 

参考資料:オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づく薬局における対応について|厚生労働省

アフターピルはオンラインクリニックでの処方が可能

アフターピルは、地理的な要因や女性の心理的要因で対面での診察が難しい場合に限り、オンラインでの購入が可能です。アフターピルを処方してもらうには、診察を受ける必要がありますが、オンラインであればクリニックにわざわざ足を運ぶ必要はありません。電話やビデオ通話を利用したオンラインで診察が可能です。以下では一般的にオンライン診療が推奨される理由をお伝えします。

通院せずに診察が受けられる

医療機関に出向くことなく診療を受けられることが、オンライン診療をお勧めする理由の1つ目です。通院の必要のないオンラインクリニックは、緊急性の高いアフターピルの服用に適しています。

 

オンライン診療では、診察後にアフターピルが自宅まで配送されるため、お薬を取りに行く必要もありません。お急ぎの場合は特にオンライン診療の利用がお勧めです。

PCやスマホで診察から決済まで完結

2つ目の理由は、診察から決済までをPCやスマホで完結できるという点です。

 

PCやスマホを使って医師による診療を受けられるオンライン診療では、診療予約や実際の診療、決済まで全てオンライン上で行えるため、電話での予約や支払いの手間が省けます。外出中でもスマホがあれば、いつでも予約や診療を行うことができ、利用も簡単です。また、クリニックへ足を運んで現金を支払う手間もかかりません。

 

様々な決済方法に対応

3つ目の理由は、様々な決済方法に対応している点です。

 

クリニックで直接支払う際も、電子マネーやクレジットカードが利用可能な場合もありますが、現金でしか受け付けないクリニックも少なくありません。しかし、オンライン診療では、クレジットカード決済を中心に様々な決済方法があります。なお、クリニックによって支払い方法が異なるため、クリニックを選ぶ際は支払方法も確認しましょう。

アフターピル入手の代わりに男性ができること

病院や診察の付き添い

クリニックによりますが、産婦人科に付き添いとして来院することができます。

 

なお、男性の付き添いを認めていない医療機関もありますので、付き添いを希望する場合は、受診予定の医療機関に事前に確認しておきましょう。また、パートナーが体調不良で1人で受診するのが難しい場合も、医療機関に相談してください。

アフターピルの正しい使用方法や副作用を把握する

アフターピルを正しく使用できるかどうか、服用したパートナーにどのような副作用のリスクがあるのか、万が一のときのために、しっかりと把握しておきましょう。

 

服用方法

避妊に失敗した場合、できるだけ早めにアフターピルを服用することが重要です。性行為後、72~120時間以内には必ず服用してください。

性行為後から時間が経つにつれて、避妊成功率が低下するという報告があります。

参照:一般社団法人 日本家族計画協会

 

副作用

吐き気や眠気、腹痛、頭痛が主な副作用として挙げられます。なお、副作用が生じたとしても、多くは24時間程度で治まります。特に吐き気にはご注意ください。服薬後に嘔吐すると、お薬の成分も一緒に体外に出てしまうことがあります。服薬後すぐに吐いてしまった際は、処方してもらった医療機関に相談をしましょう。また、生理とは異なる出血が見られることがあります。消退出血と言うもので、子宮内膜が剥がれ落ちた時に起こります。なお、多くの場合、短期間で出血は治まります。

まとめ

本記事では、アフターピルを男性だけでは購入できない理由、安全な入手方法や注意点などについて解説しました。

 

アフターピルは、望まない妊娠を防ぐために有効なお薬ですが、男性だけでは処方してもらえません。また、通販や個人輸入での購入は、偽物や粗悪品が混ざっている可能性や、個人情報の流出の危険性もあり、推奨できません。

 

安全に入手するためには、オンライン診療クリニックや直接病院で診察を受ける方法がお勧めです。アフターピルは男性のみで購入することはできませんが、アクシデントに備えて、男性側もパートナーと一緒に正確な知識を持つことが重要です。

 

SOKUYAKUオンラインクリニックでは、オンライン診療によるアフターピルの処方に対応しています。医師が患者様それぞれに適切な治療薬を処方し、ご自宅に配送いたしますので、処方を希望される方は是非ご活用をください。

コメント 大事なパートナーと共有でき、そして最も近いコミュニケーションでもある性行為はお互いにとって重要です。お互いを最大限に思いやる気持ちが無いと、とても嫌な時間・記憶になってしまう可能性もあります。妊娠を希望しないカップルにおいては、「避妊」が重要なワードになると思います。特に男性側は、その責任は大きいと思います。本当に大事な相手であれば、「避妊」を考えることは必然と思います。しかし中には「避妊」に失敗してしまう可能性もあると思います。大事なのはその後と思います。アフターピルを考える事は重要ですが、もっと重要なのは「内服」するのは女性ということです。副作用や妊娠の可能性があり、精神的にも不安定になることも考えられます。パートナーにしっかり寄り添う、不安を受け止めるなど出来ることはあります。「どうしよう」では無く、「何が出来るか」を考え、支えになってください。

監修医コメント

医師
阿部 一也

大事なパートナーと共有でき、そして最も近いコミュニケーションでもある性行為はお互いにとって重要です。お互いを最大限に思いやる気持ちが無いと、とても嫌な時間・記憶になってしまう可能性もあります。妊娠を希望しないカップルにおいては、「避妊」が重要なワードになると思います。特に男性側は、その責任は大きいと思います。本当に大事な相手であれば、「避妊」を考えることは必然と思います。しかし中には「避妊」に失敗してしまう可能性もあると思います。大事なのはその後と思います。アフターピルを考える事は重要ですが、もっと重要なのは「内服」するのは女性ということです。副作用や妊娠の可能性があり、精神的にも不安定になることも考えられます。パートナーにしっかり寄り添う、不安を受け止めるなど出来ることはあります。「どうしよう」では無く、「何が出来るか」を考え、支えになってください。

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監修医師 阿部 一也
板橋中央総合病院 医長 専門領域は、産婦人科 経歴として、東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業、現在は板橋中央総合病院勤務 保有免許・資格は日本産科婦人科学会専門医
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