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皮膚の炎症やかぶれに使用するアズノール軟膏は通販可能?アズノール軟膏にはステロイドは含まれる?アズノール軟膏の成分や効果を解説

更新日:2020年12月14日

更新日:2020年12月14日

皮膚の炎症やかぶれに使用するアズノール軟膏は通販可能?アズノール軟膏にはステロイドは含まれる?アズノール軟膏の成分や効果を解説のイメージ
アズノール軟膏とは植物由来の抗炎症作用、抗アレルギー作用、また、傷が治るのを助けてくれる作用をもつ塗り薬です。

また、ワセリンが含まれているため保湿効果も期待できるチューブ入りの軟膏剤です。医薬品として「アズノール軟膏0.033%」という商品名で発売されています。

一般に、「抗炎症作用のある薬」と聞くと「ステロイドとか強い薬?」とイメージされる方もいらっしゃいますが、アズノール軟膏にはステロイドは含まれておらず、ステロイドの塗り薬と比較すると効果が穏やかな特徴のある薬であり、軽度の湿疹ややけどなどの皮膚症状のある患者さんの治療に使われたり、広範囲で長期に渡って使用する必要のある患者さんに使用されることもある塗り薬です。

アズノール軟膏とは

アズノール軟膏とは植物由来の抗炎症作用、抗アレルギー作用、また、傷が治るのを助けてくれる作用をもつ塗り薬です。

また、ワセリンが含まれているため保湿効果も期待できるチューブ入りの軟膏剤です。医薬品として「アズノール軟膏0.033%」という商品名で発売されています。

 

一般に、「抗炎症作用のある薬」と聞くと「ステロイドとか強い薬?」とイメージされる方もいらっしゃいますが、アズノール軟膏にはステロイドは含まれておらず、ステロイドの塗り薬と比較すると効果が穏やかな特徴のある薬であり、軽度の湿疹ややけどなどの皮膚症状のある患者さんの治療に使われたり、広範囲で長期に渡って使用する必要のある患者さんに使用されることもある塗り薬です。

 

ステロイド薬に不安をお持ちの方でも、安心してご使用いただけます。また、効果が穏やかであるために副作用の報告も少なく、肌が弱い赤ちゃんにも、デリケートゾーンにも使うことができます。

アズノール軟膏に含まれる成分は?

アズノール軟膏に含まれる主成分はカミツレというキク科の植物から抽出されるアズレンの一種であるジメチルイソプロピルアズレンという成分です。

 

カミツレはヨーロッパにおいて古くから使われている代表的な民間薬の一つとして知られています。カミツレから抽出されるアズレンには抗炎症作用、抗アレルギー作用、傷の治りを早める作用などがあります。

 

アズレンを含む医薬品には塗り薬以外にも、口内炎の治療に用いるうがい薬(アズノールうがい液4%)と口腔内用の錠剤(アズノールST錠口腔用5mg)、胃炎や胃潰瘍の治療に用いる内服薬(アズノール錠2mg)、さらには花粉症やアレルギーによる結膜炎などの眼科領域での抗炎症作用を目的とした点眼薬(例:AZ点眼液0.02%)があり、様々な診療科で使用されています。

 

アズノール軟膏にはジメチルイソプロピルアズレンの他に基剤として精製ラノリン、白色ワセリンが含まれているため皮膚を保湿・保護する効果もあります。

どんな症状に効果的?

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湿疹やかゆみ、やけど・その他の疾患による皮膚のただれやじゅくじゅくした症状の治療に効果的です。

 

具体的には軽度のやけどやただれ、湿疹やかゆみなどのアレルギー症状、あせも、おむつかぶれ、アトピー性皮膚炎、抗がん剤や放射線治療による皮膚症状、褥瘡などの疾患、症状に使われます。

 

抗炎症作用は穏やかであるため、比較的軽い症状や皮膚の保護・保湿を目的として使用されます。

アズノール軟膏は通販できる?

アズノール軟膏は医療用医薬品であるため通販で購入することはできません。

 

しかし、医療用医薬品の中でもアズノール軟膏は「処方箋以外の医療用医薬品」(非処方箋医薬品)であるため、「零売」という方法で購入が可能です。忙しくて病院を受診する時間がないけど、病院から処方される薬が欲しいという方に適しています。

 

また、アズノール軟膏に含まれるジメチルイソプロピルアズレンを含有した市販薬は発売されており、「タナールA Z軟膏」といい、第三類医薬品の分類であるため、通販による購入が可能です。

 

ただし、「タナールA Z軟膏」にはアラントインやグリチルリチンが含まれていますので、アズノール軟膏と全くの同製品ではありません。

 

なお、似ている商品名の「タナールAIクリーム」とは別成分ですので、ご注意ください。

使い方のポイント

アズノール軟膏の使い方は、添付文書によれば、通常、症状により適量を1日数回塗布するとされています。幹部にやさしくのばして塗るお薬ですので、のばして足りるくらいが適量となります。

 

安全性の高い薬であり顔やデリケートゾーン、赤ちゃんの肌にも使用することができます。また長期使用や広範囲の使用も可能な薬剤です。

 

やけどの場合は、傷口を乾かさないようにすることが重要です。症状によってはガーゼ等に軟膏を塗布し、傷口を覆うこともありますが、その際の使用方法は医師の指示に従って使用してください。

 

皮膚が乾燥していると外部の刺激やアレルゲンが侵入するバリア機能が低下します。アトピー性皮膚炎などバリア機能が低下している疾患には保湿が非常に重要です。

 

アズノール軟膏の基剤である白色ワセリンは塗布することで皮膚に油性の膜をつくり皮膚から水分が蒸散するのを防ぐ効果があります。

 

保湿効果を期待して使用する場合には、皮膚が濡れた直後である入浴後の塗布がより効果的です。

 

ただし炎症を伴わない場合は、アズノール軟膏を漫然と使用するのではなく、抗炎症作用のない保湿剤を使用してください。

副作用や注意点

アズノール軟膏は副作用が非常に少なく、安全性の高い薬です。ただし、まれではありますが局所的に副作用が現れることがあります。

 

使用部位の熱感、かゆみ、ヒリヒリ感など刺激症状や、発疹、かぶれなど接触性皮膚炎の症状が現れた場合は、医師、薬剤師に相談してください。

 

また、アズノール軟膏の成分ジメチルイソプロピスアズレンに対して過敏症状が出たことがある方の使用はできません。その他にも使用中に気になる症状があれば、医師、薬剤師に相談してください。

 

注意点としては、眼科用の薬剤ではないため目の中には使用しないでください。誤って目に入った場合はすぐに水でよく洗い流し、何か異常を感じた場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。

 

使用期間については医師の指示を守って使用してください。また、一部液化することもありますが、効能その他に変わりはありません。他の塗り薬を使用している場合は、医師、薬剤師に相談してください。

どうすれば購入できる?

アズノール軟膏を薬局で手に入れるためには、病院やクリニックなどの医療機関に受診し、医師の診察後、処方せんを出してもらう必要があります。

 

ですので、医療機関の受診が必要になるのですが、忙しくてなかなか受診できないという方は「零売」という方法で購入が可能です。

 

零売はもともと小売りや分割販売という意味があり、一部の医療用医薬品を処方箋なしで購入することができます。

 

零売は薬剤師によるカウンセリングが必要であり、基本的に自分の症状を把握している場合に必要最低限の量のお薬を購入することが可能になります。

なお、薬剤師によるカウンセリングを受ける際には、お薬手帳や処方されているお薬の説明書を持参するとスムーズです。

 

そうすることで、使用中の医薬品情報を明確に示せるほか、自分の体調やお薬に関する相談がしやすくなります。

最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。

 

オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。

 

SOKUYAKUアプリでは、多数の診療科目や全国から病院を探すことができます。

 

また、新型コロナウイルス感染症の検査は、医療機関以外の自宅でも実施が可能です。

 

SOKUYAKUアプリで、ビデオ通話にて診療をご受診頂き、PCR検査をご希望の場合は、SOKUYAKUアプリからご自宅で唾液採取して頂く検査キットをご注文頂けます。

横にスライドしてください

周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

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