SOKUYAKUメディカルコラム

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ドラッグストアで販売しているロキソニンの市販薬にはどんな違いがある?市販のロキソニンに含まれている成分や価格を紹介

監修村上菜美子
2020年12月11日
ロキソニンは腫れや痛みの症状を和らげたり、熱を下げる効果のある解熱鎮痛薬に分類される医薬品で、頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛、歯の痛みなど、さまざまな痛みの緩和に使われる医薬品の商品名です。ロキソニンの主成分は「ロキソプロフェンナトリウム水和物」(以下ロキソプロフェン)というもので、医療用医薬品として30年近く使用されている意外と歴史のある薬です。

ロキソニンとは?

ロキソニンは腫れや痛みの症状を和らげたり、熱を下げる効果のある解熱鎮痛薬に分類される医薬品で、頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛、歯の痛みなど、さまざまな痛みの緩和に使われる医薬品の商品名です。

ロキソニンの主成分は「ロキソプロフェンナトリウム水和物」(以下ロキソプロフェン)というもので、医療用医薬品として30年近く使用されている意外と歴史のある薬です。
プロドラッグ製法により胃痛などの副作用が出にくいように工夫され比較的、安全性が高いといった特徴があります。
※プロドラッグ製法とは、体内あるいは目標部位に到達してから薬理活性をもつ化合物に変化し、薬理効果を発揮するように化学的に設計された製法の事です。胃腸障害が少なく、長時間作用するというメリットがあります。

ロキソニンにはどんな成分が含まれる?

ロキソニンの主成分は、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」(以下ロキソプロフェン)です。非ステロイド性の消炎鎮痛剤で、炎症にかかわる物質の産生を抑えることにより、解熱、消炎、鎮痛作用をあらわします。

炎症にかかわる物質とは主に「プロスタグランジン」と呼ばれる神経伝達物質で、痛みや炎症の情報を伝える物質です。ケガなどで傷ついた部分では、プロスタグランジンが大量に出ます。これが「炎症、痛み、発熱」を引き起こし、異常を知らせる役目をもっていて、その痛み物質が脳に届くと、脳は痛みを感じると同時に、発熱や腫れなどを起こし、体温を上昇させます。

ロキソプロフェンは、痛み物質の中の酵素の働きを抑え、痛みの緩和や、抗炎症作用を示す解熱鎮痛薬です。医療用医薬品の「ロキソニン」の適応症として、「頭痛、月経痛(生理痛)、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛、手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎および急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられる」とあります。
服用後、吸収されたロキソプロフェンは30分後には血液中で最高濃度に達し、抜歯や外傷による痛みには服用15分後から効果が現れ始めます。もともと劇薬に指定されていた成分ですが、販売後の安全性再評価等を経て劇薬の指定から外れ、現在は普通薬となっています。

劇薬とは「薬効が期待される量と、中毒の恐れがある摂取量が、接近しており安全域がせまい薬剤」と定義されている薬で、簡単にあらわすと、「毒としての作用と薬としての作用の境目が近い」ということです。
よって、投与量や回数に特段の注意を必要とし、他の医薬品とのリスクを明確に区別するために用いられる区分名称です。なお、一般用医薬品で、毒薬もしくは劇薬に指定されている製品はありません。(市販薬では要指導医薬品のみ)

鎮痛作用を示すお薬は数多くありますが、近年「痛み止め」のラインナップに入ってきたのが「ロキソニン」です。医師の処方箋が必要な医療用医薬品の他、市販薬として購入できる商品もあります。

ただし、市販薬として数多くの商品が販売されてはいますが、第1類医薬品となるため、薬剤師による対面販売が必要です。ロキソニンの医療用製品(ロキソニン錠60mgなど)と市販用(ロキソニンSほか)の製品は、成分としては全く同じです。

市販薬は何がある?

頭痛や歯痛、発熱など、様々な痛みの症状や発熱の症状があるときに病院や診療所で診察を受けて処方されることの多いロキソニンですが、 市販薬としても承認され、販売が可能になりました。
特に、忙しい時など、処方箋を持たずに薬局やドラッグストアで市販薬を購入したことがある方もいると思います。
医療用医薬品の「ロキソニン」から日本国内でスイッチOTC薬(一般用医薬品)として初めて承認されたのが第一三共ヘルスケアが発売する『ロキソニンS』です。
商品名と価格情報は以下の通りです。※2020年9月現在の情報です。

ロキソニンS 12錠:648円 (税抜)

同じ製薬会社から、シリーズ化して以下の商品も販売されています。錠剤タイプでいずれもロキソニンの主成分であるロキソプロフェンを含有する商品ですが、一緒に配合されている成分に違いがあります。

ロキソニンSプラス 12錠:698円 (税抜)

ロキソニンSプレミアム12錠:698円(税抜) ・ 24錠:1,180円(税抜)

皇漢堂製薬からも発売されています。価格情報は以下の通りです。

ロキソプロフェン錠「クニヒロ」(皇漢堂製薬) 12錠 : 648円

また、解熱鎮痛薬で有名な「バファリン」を販売しているライオンも、ロキソプロフェンを含有された商品が発売されています。

バファリンEX (ライオン)内容量 10錠: 598円

それぞれに、どのような違いがあるかは次で説明していきましょう。

それぞれ市販薬はどう選べばいいの?

ロキソニン(ロキソプロフェン)の市販薬と言っても、実は目的に合わせて様々な種類のものが販売されています。 使う目的によっては余計な成分が入っていることになってしまうこともあるでしょう。配合されている成分の特徴によって、期待できる効能効果が変わってきます。

大まかに分けると、「鎮痛作用」+αになります。具体的には「鎮痛作用」+「胃への負担を軽減する成分」が入っているものや、「鎮痛作用」+「鎮静成分」(さらに痛みの感覚を抑える成分)を配合したものなど多岐にわたります。

鎮静成分が入っている商品は、副作用として眠気が現れる事が多いので、車を運転する場合は避ける必要があります。前述でご紹介した市販薬を例にあげて、どのような特徴があるのかを合わせて解説していきましょう。

ロキソニンSロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg)

鎮痛効果をもつロキソプロフェンのみを配合した鎮痛薬です。用法用量も1回につき1錠の服用でよく、眠くなる成分(鎮静成分など)も含みません。

ロキソニンSプラスロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg) 酸化マグネシウム 33.3mg

胃粘膜を保護するはたらきがあります。鎮痛成分ロキソプロフェン+制酸成分である「酸化マグネシウム」を配合しています。これにより胃への負担を軽減することができるので、医薬品による胃腸への影響が気になる方はこちらを選択すると良いでしょう。

ロキソニンSプレミアムナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg) アリルイソプロピルアセチル尿素60mg 無水カフェイン50mg メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100mg

鎮静成分の「アリルイソプロピルアセチル尿素」と鎮痛補助成分「無水カフェイン」が配合されており、痛みの緩和やその補助をする作用が期待できます。特に頭痛に効果があります。さらに、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(制酸成分)で胃粘膜を保護し、医薬品による胃への負担を軽減するのが特徴です。

このロキソニンシリーズで、「ロキソニンS、Sプラス」との違いは、服用用量が1回2錠、さらに眠気に関する注意事項があることです。なお、アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静成分)を含むので、服用後は乗物・機械の運転操作をしないよう注意が必要です。美容師の方や調理場など刃物を扱うお仕事をされている方も注意しましょう。

ロキソプロフェン錠「クニヒロ」(皇漢堂製薬)ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg)

ロキソニンSのジェネリック(後発品)という位置づけにあたるお薬です。小型錠剤で配合成分もロキソプロフェンのみでロキソニンSと同じです。大きな特徴は、値段の安さです。メーカーが設定している希望小売価格はロキソニンSとほぼ変わらないですが、ネット販売や店頭販売などでの小売価格がかなり安めに設定されている傾向にあります。

バファリンEX(ライオン) ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg) 乾燥水酸化アルミニウムゲル120mg

市販薬「バファリン」は解熱鎮痛剤としてあまりにも有名な薬ですが、このバファリンシリーズからも、ロキソプロフェンを配合している医薬品が販売されています。成分は、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」と制酸成分の「乾燥水酸化アルミニウムゲル」で痛みの緩和+胃への負担軽減を期待した処方となっています。

ロキソニンの使用方法。副作用や注意点はある?

痛みの原因はさまざまですが、市販の鎮痛剤は、長い期間、継続服用を前提としているものでないという事を知っておいてください。3~5日間服用しても痛みなどの症状が繰り返される場合には、服用を中止し、医師の診療を受ける事が添付文書にも記載されています。

なるべく空腹時をさけて水又はお湯で服用することや、用法用量は添付文書に記載されている以外の増量や減量はしないことが大切です。
医療用は「1回1錠 1日3回、頓服の場合は1回1~2錠」とありますが、市販用では「1回1錠 1日2回まで、ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できる」となっています。このように、症状や痛みの度合いによって、服用回数や服用間隔、服用量の増減に関しての診断や指導に関しては臨床経験の豊富な医師が行う必要があるからです。ロキソプロフェンを含有する市販薬も、薬の専門家である薬剤師の説明に基づき正しく服用しましょう。

また、次のような方は服用できないとされています。

解熱鎮痛剤、かぜ薬で喘息の症状が出た方

胃・十二指腸潰瘍

肝臓病、腎臓病、心臓病、血液異常などの症状が出たことがある人

出産予定日12週以内の妊婦の方の服用(胎児の肺に循環器系の病気を引き起こす危険性がある)

15歳未満の小児

また、次のような人は、服用する前に医師、薬剤師に相談することとなっています。

妊娠中、または妊娠していると思われる人

授乳中、高齢者、気管支喘息をお持ちの人

潰瘍性大腸炎、クローン病、SLEの方

医師の治療を受けている人

極めてまれですが、全身の倦怠感や筋肉痛、息切れや吐き気、皮膚のただれが出た場合も早急に医療機関を受診しましょう。2020年1月にロキソニンの主成分であるロキソプロフェンをスイッチOTC化する許可が厚労省から出され、2011年1月に第一三共ヘルスケアが「ロキソニンS」を発売しました。

セルフメディケーションの流れもあり、広く認知されるようになりましたが、ロキソプロフェンを含む医薬品は市販薬としてもリスクの最も高い第1類医薬品に区分されており、薬剤師による対面販売が義務付けられています。購入に際して制限があるという事は副作用などのリスクも高いという事になります。

OTC薬として広く使用される商品が増えただけ、副作用などの好ましくない作用の報告情報なども随時更新されていきます。実際、2016年3月厚生労働省が、「重大な副作用」として「小腸・大腸の狭さく・閉塞」を追加するように指示を出しました。たかが痛み止め、と思わず、医薬品である以上は危険な一面を持っている薬であるという事も認識したうえで用法用量を守って使用するという医薬品の適正使用を常に心がけて頂きたいと思います。

どうすれば購入できる?

街のドラッグストア店、薬店、医療用医薬品を購入できる零売薬局等で購入することができます。第1類医薬品は、商品の購入にあたり、薬剤師が文書を用いて説明することが義務付けられている医薬品ですので、薬剤師が常駐している薬店、ドラッグストア等でお買い求め下さい。
また、第1類、第2類、第3類のすべての一般用医薬品は、一定の条件の下、インターネットや電話などで販売できるようになりました。※購入時に薬剤師などの専門家からの情報提供を受ける必要があります。(ただし、使用に特に注意が必要な「要指導医薬品」は対面販売に限ります。)
商品に関するお問い合わせや、ご相談は店頭および各ショップ、または健康日本堂調剤薬局までお問い合わせください。

処方箋なしで購入できる零売について

これは「零売」(レイバイ)と呼ばれる、医療用医薬品を薬剤師によって対面販売する制度になります。東京都内で零売を行う健康日本堂調剤薬局赤坂店では、全国処方箋受付も一般の保険調剤薬局と同じように対応しながら処方箋がなくても購入できる「零売」に対応している全国でも数少ない薬局です。

健康日本堂調剤薬局赤坂店の概要

住所:東京都港区赤坂3-14-3 渡林赤坂ビル1階
TEL:03-5797-8712
FAX:03-5797-8713
営業日・時間:月~金10:00〜19:00 / 土:9:00~17:00
定休日:日・祝
アクセス:東京メトロ千代田線「赤坂駅」から徒歩2分
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