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モーラステープは通販で買える?医療用医薬品と薬局で販売できる商品の違いについて紹介!副作用にも注意!

監修薬剤師 廣瀬安國
2020年11月25日
モーラステープを通販で購入したいと思ったことはありませんか?
モーラステープは病院でもらえる医療用医薬品ですが、同じ有効成分が使われている商品なら市販薬として購入することも可能です。しかし、医療用医薬品と市販薬ではいくつか違いが存在しています。
今回は、モーラステープと市販薬の違いと購入する際の注意点を解説します。

モーラステープとは

モーラステープは、サロンパスで有名な久光製薬が開発した医療用医薬品で非ステロイド性抗炎症薬に分類されるケトプロフェンが配合されている外用薬です。
モーラステープと同じ成分が配合されているモーラスパップやモーラスパップXRなど様々な商品が製造されています。モーラステープには、モーラステープ20mgとモーラステープ40mgのサイズが違う製品で使用する部位によって使い分けできます。

有効成分ケトプロフェンを配合

モーラステープの有効成分であるケトプロフェン は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される解熱鎮痛薬です。痛みや発熱の原因はプロスタグランジンが産生されることで神経を刺激したり、炎症反応を起こすことにあります。非ステロイド性抗炎症薬は、プロスタグランジンが生成に必要な触媒であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することでプロスタグランジンが作られないようにします。プロスタグランジンの産生が抑制されることで痛みや発熱を抑える効果を発揮します。

効能効果は?

腰痛症、変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、テニス肘、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛、関節リウマチにおける関節局所の鎮痛と様々な痛みに対応することができる湿布です。
特に、関節リウマチの関節痛に対する保険適応されている非ステロイド性抗炎症薬の外用薬はモーラステープのみとなっています。

変形性脊椎症などの腰痛症

加齢が原因で背骨の一部と骨と骨の間のクッションの役割を果たす椎間板が変性する疾患のことで無症状のことも多いですが、まれに神経を圧迫することで脊柱管狭窄症を発症することがあります。変性が進むと神経が圧迫されるため痛みが発生することもあります。重いものを運ぶことが多かったり、重労働な仕事に従事している、激しいスポーツをしていたなどで背骨に負担をかけることで発症リスクが上昇します

変形性関節症

関節疾患の中では最も多く見られる病気で80歳までにほぼ全ての人に何らかの症状を起こします。関節の軟骨と周囲の組織が加齢などの原因で損傷して痛みや腫れを引き起こします。朝起きてこわばりが起きることがありますが、しばらく関節を動かしていると痛みが治ってくることがほとんどです。
治療としては適切な運動やストレッチ運動など理学療法が行われることが多く、鎮痛薬などで痛みを抑えながら運動機能を維持します。

肩関節周囲炎

一般的には五十肩と呼ばれる症状で肩関節が動きにくくなり、無理に動かそうとすると痛むことがあります。その名の通り50代以降に発症することが多く、肩関節を構成する骨や靭帯などが老化して肩関節周囲の組織に炎症を起こすことが原因とされています。自然に治ることもありますが、放置すると関節が癒着(ゆちゃく)して動かなくなることもあるため、治療としては患部を温めたり、適切な運動を行ったりなどリハビリを行います。

腱・腱鞘炎

腱炎は、原因は多くの場合不明であることが多く、加齢により腱が弱くなることで炎症が起こりやすくなると考えられています。腱炎は高齢になるほど発症しやすくなります。腱鞘炎は腱炎の中でも腱の周りを保護している腱鞘に炎症が起こります。高齢でなく若い人でも激しい運動をする人や、反復作業を続けていると発症することがあります。
症状としては関節部を動かすと痛み、腫れることがあります。

筋肉痛

激しい運動などをすると数時間から翌々日にかけて痛みが発生することがあります。時間を置いて起きるのが特徴で普段使わない筋肉を使ったり、慣れない運動をするとあらわれます。
筋肉痛が起こる仕組みについては解明されていないことが多いですが、運動で傷ついた筋肉を修復するときに炎症が発生して痛みが発生するのではないかと考えられています。

関節リウマチにおける関節局所の痛み

関節リウマチは、何らかの原因で免疫系が暴走して関節の軟骨や骨を攻撃することで発症します。免疫系が関節周りの組織を攻撃することで炎症が起きるので関節の腫れ痛みが現れます。症状が進行すると関節が変形することもあります。女性に発症することが多く、男女比は1:4ともいわれています。早期発見して治療をすることで関節破壊を防ぎやすくなります。

用法用量は?

1日1回患部に貼ってください。
モーラステープの効果が発揮できる時間は約1日なので長時間貼らずに毎日貼り替えるようにしてください。長時間同じ場所でにモーラステープを貼ることでかぶれなどの皮膚トラブルを起こす可能性が高くなります。

湿布だから副作用は少ない?

湿布だからと副作用が少ないことはありません。医薬品には必ず副作用が存在し、重大な副作用を起こす可能性のある湿布もあります。モーラステープには特徴的な副作用が複数存在しています。

光線過敏症

光線過敏症は別名日光アレルギーとも呼ばれ、紫外線に反応することで皮膚にかゆみを伴った発疹や赤みなど炎症を引き起こすことが特徴です。モーラステープを貼った場所が紫外線に晒されると光線過敏症を起こすことがあるので服の下に隠れるような場所に貼るか、サポーターなどを巻いて紫外線に晒されないように対策をする必要があります。モーラステープを剥がしたあとも有効成分が皮膚に残っているので4時間は成分が紫外線い当たらないようにしましょう。

アスピリン喘息

アスピリン喘息は、名前の通りアスピリンやアスピリンと似たような作用を持っている非ステロイド性抗炎症薬などによって起こる喘息です。非ステロイド性抗炎症薬は風邪薬、鎮痛剤、解熱剤、坐薬など様々な医薬品に配合されている可能性が高く湿布にも広く使われています。過去に医薬品を使ってアレルギーや喘息を起こしたことがある方は利用を避けましょう。

接触性皮膚炎

一般的にかぶれとも呼ばれ、皮膚に何らかの物質が触れてアレルギー反応を起こして湿疹や赤み、かゆみ、水ぶくれが伴う様々な症状をあらわれます。アレルギー反応とは別に、化学物質によって皮膚が直接刺激することで発症することもあるので湿布を長時間貼り続けることが発症する可能性が高くなります。

モーラステープは通販で買えるの?

モーラステープは医療用医薬品として開発された商品であるため原則的に通販で購入することができません。医療用医薬品を入手するには、病院などの医療機関で医師の診断の元で処方箋をもらって薬局で受け取ります。

市販薬として「オムニードケトプロフェンパップ」が販売されている

薬局薬店でモーラステープを購入することはできませんが、同様の成分が配合されている商品なら存在しています。オムニードケトプロフェンパップはモーラステープと同じ有効成分であるケトプロフェンが配合されています。医療用医薬品と同じ成分なので鎮痛効果にも期待ができる商品です。市販薬なので病院の受診が必要ないメリットがあります。

どこのメーカーが販売している?

モーラステープは久光製薬が販売していますが、市販薬でなるオムニードケトプロフェンパップはテイコクファルマケア株式会社が販売している製品です。

テープとパップの違いや特徴について

モーラステープなどの貼付剤は大きく分けてテープ剤とパップ剤の2種類存在してそれぞれ特徴があります。
テープ剤は伸縮性のあるフィルムに薬効成分と接着剤を塗っている製剤で、粘着力が強いので剥がれにくいメリットがあります。しかし、強い粘着力によってかぶれなどの皮膚トラブルを起こしやすいデメリットもあります。
パップ剤は不織布に薬効成分と水分を多く含んだ軟膏を塗った薬剤でひんやりとした使用感で皮膚トラブルがテープ剤に比べると少ないのがメリットです。デメリットとしては剥がれやすかったり、基剤が分厚いので目立ちやすいことがあります。

オムニードケトプロフェンパップなら通販で購入可能

市販薬であるオムニードケトプロフェンパップは薬局薬店だけでなく通販で購入することも可能です。販売会社のテイコクファルマケア株式会社もオンライショップを開設して販売しているので直接購入できますが、大手通販サイトで購入もできます。

通販だと価格は安くなる?

通販だと通常価格とは別に送料がかかることが多いので店舗で商品を購入するより価格が上がることがあります。大手通販サイトであれば定期的にセールやポイント還元、送料無料キャンペーンなどがあるので工夫次第で価格を大きく下げることも可能です。

薬局薬店で商品を購入する際の注意点

オムニードケトプロフェンパップは第2類医薬品に分類されているため薬剤師が不在でも商品を購入することができます。しかし、過去に医薬品で副作用やアレルギーを起こしたことがある場合にはオムニードケトプロフェンパップが使えないことがあるので初めて購入する場合には薬剤師に相談してからの方がいいでしょう。

オムニードケトプロフェンパップは腰痛や筋肉痛などの炎症が対象

市販薬は長期的な治療を目的した商品ではないため、関節リウマチなどの慢性疾患には使えません。腰痛や筋肉痛など症状が短期的落ち着くことが予想される場合に使用してください。

15歳未満には使用できない

大人に比べると子供は臓器が未発達であるため薬を分解する能力が低いです。そのため、15歳未満の子供に使用すると副作用が強く出る可能性があるため使用しないでください。

医療用医薬品のケトプロフェン含有製剤は購入できない

医療用医薬品のモーラステープを入手するために処方箋が必要なので通販や薬局薬店で購入することができません。どうしても必要であれば医療機関へ受診してください。

症状が長く続くようであれば医師か薬剤師に相談しましょう

オムニードケトプロフェンパップを貼っても症状が改善しない場合や1週間以上症状が残る場合には重大な病気でなる可能性もあるので医師や薬剤師に相談しましょう。
参考文献
モーラステープL40mgの基本情報
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/26/2649729S3084.html
【2020年】《基礎知識》湿布薬「モーラステープ」と「ロキソニンテープ」の違いと比較
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/zbjmc
医薬品・医療機器等安全性情報
https://www.pmda.go.jp/files/000144777.pdf
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監修薬剤師 廣瀬安國
調剤薬局で薬剤師として従事。 薬剤師として学んだ知識と経験を活かして、医療用医薬品だけでなく身近に存在している市販薬についてもわかりやすく伝えることを意識して記事を執筆しています。
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