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オンライン診療で低用量ピルや緊急避妊ピル(アフターピル)は処方してもらえる?産婦人科の新たな利用法と課題点について紹介

監修医師 木村眞樹子
2021年01月1日
産婦人科の領域でもオンライン診療は注目されています。オンラインで診療の予約から医師の診察、ピルの処方まで行えるようになりました。初診は医師との対面診療が基本とされており、保険診療で低用量ピルを内服されている方は再診でオンライン診療が使用されます。しかし、緊急避妊薬(アフターピル)に関しては初診での処方が可能です。

オンライン診療について

オンライン診療はスマホやパソコンなどの情報通信機器を用いた診療のことをいいます。クリニック、医療機関のweb上で診察の予約、医師の診察、決済まで行うことができ、当該の薬局で薬を受け取ることができるのです。かかりつけ薬局がある場合に、自宅への郵送してもらえることもあります。忙しい方や自宅から遠方の医療機関までいくことができない場合などでもオンラインで予約から決済まで行うことができ、処方の内容によっては自宅で配送された薬を受け取ることもできるのです。

ピルは避妊のみならず生理時の痛みやPMS(月経前症候群)の症状の治療にも利用

低用量ピルと緊急避妊ピル(アフターピル)って何が違うの?

低用量ピルは毎日内服することで避妊の効果が得られ、生理が軽くなる、生理の時期をコントロールすることもできます。普段から低用量ピルを内服していない場合にも服薬できる避妊用のピルがあり、アフターピルといいます。緊急避妊薬(アフターピル)は性交渉後72時間以内に服用することで不測の妊娠を回避することができるのです。

日にちや時間、副作用など服薬には注意が必要な薬

低用量ピルは毎日、できるだけ同じ時間帯に内服することが好ましい薬剤です。毎日内服することでほぼ99%以上の避妊効果があるといわれていますが、飲み忘れがあると避妊効果が弱くなります。また、嘔気、下痢などの副作用がでることがありますが服薬を継続することで症状は弱くなっていくことがほとんどです。

緊急避妊薬(アフターピル)は、性交渉後72時間以内に内服することで避妊効果がえられる薬ですので注意してください。服薬により嘔気や頭痛、めまいという副作用がでることもありますが、アフターピルは1回のみの内服です。内服から3週間後に婦人科の外来を受診し、医師の診察をうけ、避妊ができているか確認することも必要です。

アフターピルは悪用や不正取引が問題

アフターピルが普及することでの悪用や不正取引が問題視されています。しかし、不測の妊娠をさけたいと望んでいる女性がオンライン診療で医師の診察を受け、ピルを処方されたのち、対面で薬剤師から薬をうけとり、その場で内服するため悪用はされにくいのではないかともいわれています。基本的にアフターピルでは郵送など配送サービスは認められていないのです。

低用量ピルはオンライン診療の活用でメリットが考えられている

低用量ピルを処方されている患者は生理がある世代、閉経前の女性、若い女性がほとんどです。オンライン診療では患者の状態把握が難しいというデメリットがありますが、ピルを内服する方の多くは病状としては安定しています。オンライン診療を活用することで対面診療の間隔をあけることができるのです。

婦人科・産婦人科でのオンライン診療導入の利点

婦人科・産婦人科の患者には、特に病気はないものの生理痛や生理不順など月経困難症や避妊のためにピルを内服、服薬を継続している方がいます。ピル処方においては対面診療での病状の把握は必ずしも必要とはいえないかもしれません。患者、医療機関の双方にとってほぼ予約通りに診察が始まり、診療時間も短くメリットが多いといえます。

通院する時間のない方や知られたくない方

オンライン診療は医療機関に足を運ぶ必要がないため、必要な時間は診察のための数分のみです。
仕事で忙しい、家事育児で家をあけられないなど時間がない場合にもオンライン診療は有用です。また、通院をほかの人にいう必要もないため婦人科への通院を知られたくない方にとってもオンライン診療はむいています。

引っ越しなどでかかりつけ医を変更したくない方

医療機関に通院しなくていいため、転居してかかりつけのクリニックや医療機関が遠方になった場合にもかかりつけを変更する必要はありません。かかりつけの医師を変更したくない方にとってオンライン診療はおすすめです。

スマホで簡単に予約ができるなどの利便性

オンライン診療を行っている医療機関、クリニックの多くは、web上で24時間予約を受け付けています。クリニック、医療機関によってはアプリのインストールが必要なこともありますが、スマホ上で完結するためとても利便性が高いのもオンライン診療の特徴です。心配なことも気軽に相談できます。

どちらのピルも医師の診察や処方など正確な情報提供が重要

低用量ピル、緊急避妊薬(アフターピル)ともオンライン診療で処方してもらうことが可能ですが、利用者が薬についての情報を正確に理解していることは大切です。オンライン上の診療であっても医師からの正しい情報提供、そして薬局で薬を受け取る際の薬剤師からの情報提供を充実させていくことが重要です。患者としても薬について不明なことがあれば積極的に医師や薬剤師に相談することが必要です。
参考文献
厚生労働省 オンライン診療の適切な実施に関する指針
https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf

オンライン診療で緊急避妊を行う場合の 要件等について
https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000514059.pdf
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監修医師 木村眞樹子
現役医師、産業医 10年以上大学病院で臨床に従事、産業医として企業の健康経営にも携わる 2019年より医療ライターとしても活動している
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