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心療内科でもオンライン診療は可能?オンラインでの診療の流れや対応を紹介

監修医師 木村眞樹子
更新日:2024年02月21日

更新日:2024年02月21日

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家の中で診察を受けたいと思ったことはないですか?スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器の技術の進歩によってオンライン診療も普及するようになりました。

オンライン診療は様々な診療科に対応しており、心療内科でもオンライン診療を導入している病院、クリニックは増えてきています。
今回は心療内科でのオンライン診療の流れや対応などを紹介していきます。

オンライン診療ってなに?

オンライン診療は、スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器によるビデオ通話、または音声通話によって診察を行う診療方法です。

 

従来の医療機関に患者さんが足を運ぶ外来診療や、患者さん宅へ医師が訪問する在宅医療とは異なり医療機関側と患者さん側が同じ場所にいる必要がないため離島や僻地などの医療が不足している地域の住民でも医療が受けられるメリットがあります。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴いニーズが高まった医療体制

オンライン診療は、自宅で医師による診察を受けることができるため医療機関へいくために公共交通機関を使う必要もなく、待合室での待ち時間もなくなるので人との接触を減らせます。

 

そのため、2020年4月には新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するためオンライン診療の規制緩和が行われました。

内科や心療内科、精神科など多くのクリニックでオンライン診療可能

オンライン診療は自宅で医師の診察を受けられますが、検査や外科的な処置ができないデメリットがあります。

診断するために検査が必要な場合や、外科的な処置が必要な緊急性の高い治療が必要な時にはオンライン診療は向いていないといえます。

しかし、内科で診察される状態が安定している慢性的な疾患や外科的な処置をすることがほとんどない心療内科、精神科などのクリニックではオンライン診療の導入が増えています。

現段階では新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策で0410特例措置中

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため2020年4月10日にオンライン診療の規制緩和をおこないました。しかし、オンライン診療に関する規制緩和は一時的な特例措置とされています。

 

この特例措置の中でも向精神薬などの心療内科や精神科で処方される一部の薬は初診では処方できないこととされました。

 

精神科や心療内科の一部の処方薬には医師の指示された用量以上に過剰に服用してしまったり、複数の医療機関を受診してたくさんの薬を集めるなど従来から問題とされていました。オンライン診療では正確な身分証明が困難ということで初診での処方制限がされました。

初診・再診どちらの患者でも可能?

基本的には初診の患者さんはオンライン診療を受診できませんでした。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けてオンライン診療の規制緩和がおこなわれ、再診だけでなく初診の患者でもオンライン診療での治療を受けられるようになりました。

オンライン診療の流れ

全ての医療機関でオンライン診療が可能というわけではないので事前にオンライン診療可の医療機関か確認しましょう。

電話やアプリなどで予約または問い合わせ

オンライン診療に対応している医療機関に電話で診察の予約をいれましょう。オンライン診療の需要が増しているため様々な会社がオンライン診療アプリを開発しています。スマホのアプリからオンライン診療の予約をいれることもできます。

情報通信機器を用いた医師によるオンラインでの診療

予約した日時にスマホやパソコンなどの情報通信機器を用いたビデオ通話や音声通話によってオンライン診療を受けます。

処方箋の発行・郵送

オンライン診療が終了した後に処方薬がある場合には患者さん希望の薬局に処方箋をFAXで送信できます。薬局によってい対応が異なりますが、電話やビデオ通話で薬剤師の説明を受けて配送業者に自宅まで配送してもらうこともできます。

オンライン診療のメリット

オンライン診療は遠隔で受診できるので外来診療にはないメリットがあります。

自宅で診察が受けられる

スマホや電話など情報通信機器を用いてオンラインで自宅にいながら医師の診察を受けることができます。

スマホで予約から決済まで可能

オンライン診療のアプリがリリースされており、診察日時を予約したりクレジットカードを使用した決済も可能なので予約から決済までがオンライン上で完結します。

通院や診察待ちの時間が削減

自宅にいながらオンラインで診察を受けることができるので医療機関への移動時間、待合室での待ち時間もなくなります。診療時間のみ確保すればいいので時間が短縮できます。

処方される薬はどうすればいいの?

診察を受けてから薬が処方された場合にお薬を取りにいくこともできますが、オンライン診療のメリットを活かすことができません。配送してもらう方がいいでしょう。

自宅へ配送または患者希望の薬局へ処方せんを送信

オンライン診療での診察後に薬が処方された場合は、院内処方と院外処方で対応が異なります。

院内処方の場合には病院からそのまま自宅へ薬を配送してもらうことも可能ですが、院外処方の場合には患者さん希望の薬局へ処方せんをFAXなどで送信されます。

処方せんを薬局の方で受け取ってから準備が終わってから薬剤師の説明を受け、自宅まで配送して網羅ことができます。

抗うつ薬や安定剤など初診では処方できない薬がある

薬の中には規制によって初診で処方できない、または日数が限られている場合もあります。
事前に問い合わせした方がいいでしょう。

受診希望の場合は病院やクリニックなど医療機関に問い合わせてみましょう

オンライン診療はメリットもありますが、全てに医療機関で導入しているわけではありません。

 

また、心療内科や精神科での処方薬に規制がある場合もあるので受診を希望されるクリニックや医療機関に問い合わせてみてください。

参考文献
https://www.ikokoro.net/care/online/
https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/online-medical/
【精神科医が解説】心療内科・精神科でのオンライン診療(初診・再診) | こころみ医学元住吉こころみクリニック (cocoromi-cl.jp)

最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。

 

オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。

 

SOKUYAKUでは、多数の診療科目や全国から病院を探すことができます。

 

また、新型コロナウイルス感染症の検査は、医療機関以外の自宅でも実施が可能です。

 

SOKUYAKUで、ビデオ通話にて診療をご受診頂き、PCR検査をご希望の場合は、SOKUYAKUからご自宅で唾液採取して頂く検査キットをご注文頂けます。

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周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

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監修医師 木村眞樹子
現役医師、産業医 10年以上大学病院で臨床に従事、産業医として企業の健康経営にも携わる 2019年より医療ライターとしても活動している
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