悩める水虫に!ゼフナートに含まれる成分や効果について解説。ゼフナートに市販薬はあるの?
更新日:2024年02月19日
ゼフナートはクリームタイプのゼフナートクリーム、液体タイプのゼフナート外用液の2種類あり、外用液は液体で伸びが良く、角質浸透性も高い医療用の医薬品です。
細菌性やウイルス性といった言葉はよく耳にしますが、真菌性といった言葉はあまり耳にしませんよね。真菌が原因となる病気とはどのようなものがあるのでしょうか。
真菌感染症の中でも多くの患者様が治療していらっしゃる代表的な病気として水虫が挙げられます。その他にもいんきん・タムシなども耳にしたことがあるかも知れません。
これらの真菌に効果的なゼフナートの成分とはどのようなものなのでしょうか。ゼフナートの成分について解説します。
ゼフナートとは
ゼフナートは細菌・ウイルスなどと並んで、様々な病気の原因になる「真菌」に対して作用する成分を含有した塗り薬です。真菌の治療に使用する塗り薬のような外用薬は軟膏・クリーム剤など様々な剤形の治療薬があります。
ゼフナートはクリームタイプのゼフナートクリーム、液体タイプのゼフナート外用液の2種類あり、外用液は液体で伸びが良く、角質浸透性も高い医療用の医薬品です。
細菌性やウイルス性といった言葉はよく耳にしますが、真菌性といった言葉はあまり耳にしませんよね。真菌が原因となる病気とはどのようなものがあるのでしょうか。
真菌感染症の中でも多くの患者様が治療していらっしゃる代表的な病気として水虫が挙げられます。その他にもいんきん・タムシなども耳にしたことがあるかも知れません。
これらの真菌に効果的なゼフナートの成分とはどのようなものなのでしょうか。ゼフナートの成分について解説します。
どんな成分が含まれる?
先ほど述べたようにゼフナートはクリーム・外用液の2剤形があり、どちらも有効成分としてリラナフタートという成分を含有しています。人間が健康に生きていくためには細胞が正常に働く必要があります。
真菌も同様です。ゼフナートの有効成分は真菌が生存するために必要な成分を作れなくすることで殺菌的に作用します。
水虫に効果的?
冒頭で述べたように真菌が原因の病気として最も有名なものの1つに水虫があり、水虫患者の数は全国で2000万人ともいわれているほどです。
ゼフナートは抗真菌成分としてリラナフタートを含有しており水虫にも効果があります。実際に多くの患者様が水虫の治療にゼフナートを使用しています。
またゼフナートは水虫だけではなく多くの表在性真菌症に使用されています。真菌感染症は皮膚や爪など体の表面に症状がでる表在性真菌症と内臓や血液に感染する深在性真菌症に分けられます。
水虫も表在性真菌症の1つで白癬菌というカビによって引き起こされます。白癬の原因菌はケラチンというタンパク質をエサにしているため、ケラチンが多く存在する皮膚の角質層や足の爪によく感染し、足に感染した足白癬がいわゆる水虫です。
みなさんがイメージされるように白癬菌は足や爪に感染するケースが多いですが、皮膚の角質は全身にありますので、体部に感染する場合もあり、体部白癬と呼ばれています。
市販薬はある?
ゼフナート(一般名:リラナフタート)は真菌に対する効能・効果を示す医療用医薬品で、皮膚や爪などの症状によく使用されます。残念ながらリラナフタートを含有する治療薬は市販薬としては販売されていません(2020年8月現在)
ただし、痛み止めや吐き気止めなどの治療薬が、市販薬として多くの種類販売されているのと同じように、水虫など真菌の薬も様々な種類の成分の医薬品が販売されています。
ゼフナートと全く同じ成分を市販薬として購入することができませんが、症状によっては代用可能な真菌に対する効果をもつ医療用成分を含有した市販薬が販売されています。
使い方のポイント
ゼフナート外用液は外用医薬品なので使用方法は難しいポイントはなく、基本的に患部に指示された通りに薬を塗布するだけです。
通常の用法・用量は1日1回患部に薬を塗りますが、症状等により変化する可能性もありますので必ず医師または薬剤師に指示された使用方法に従ってください。
薬を使用する際のポイントとして1点、注意して使用してください。そのポイントとは薬を塗布する範囲についてです。
多くの患者様はかゆみ・皮がめくれる等の症状のある部分のみに薬を塗布しますが、症状が現れている部分だけに原因となる白癬菌がいるわけではありません。
症状がある範囲を十分に覆う範囲に薬を使用してください。この時、指の間など皮膚の塗りにくい部分や爪などもしっかり塗布してください。
またどの程度の範囲に薬を塗布すれば良いか迷ってしまう場合はかかとも含め足首から下を全体的に塗布して良いです。
広範囲に薬を使用すると薬価を気にする方もいらっしゃいますが、適切な使用を行わなければ完治を目指すことは難しいです。
使用における注意点
ゼフナートを使用する際に注意して欲しいことは2つあります。
薬の使用を自己判断で勝手にやめないことです。白癬(水虫の原因菌)は治らない病気と思われている方も多いですが、医薬品の適性使用と予防によって完治する病気です。多くの患者様がかゆみや患部の見かけの状態の変化をもとに勝手な判断で治療薬の使用を中止してしまいます。見かけの症状がないからといって原因菌がいなくなったわけではありません。一般的に症状がなくなってからも数ヶ月間の継続した薬剤の使用が必要です。原因菌を残したまま治療をやめてしまうために再発を繰り返している方が多いので、薬剤の使用中止するタイミングは注意が必要です。
勝手に白癬(水虫など)だと思い込んでいることがあるという点に注意してください。水虫の治療薬は市販でも販売されているため、医師・薬剤師など専門家を介さずとも薬を使用することができます。セルフメディケーションという面では非常に良いことなのですが、水虫に関しては一般の方は大きな誤解をしています。TVコマーシャルの影響などもあり、「水虫=かゆい」このようなイメージを持たれている方が多く、足の裏や指が痒いから水虫だと決めつけて市販の抗真菌薬を使用してしまっています。
しかし実際水虫でかゆみが出るのは全体の1割ほどに過ぎません。かゆみの原因の多くは湿疹であり、抗真菌薬は効きません。むしろ間違った治療方法によって症状の悪化や副作用発現のリスクが高くなってしまう可能性もあります。
病気に関する正確な情報は医師・薬剤師などの専門家に確認すべきでしょう。したがって水虫などで初めて抗真菌薬を使用する場合は受診すべきです。継続して薬を使用したり、再発と思われる場合は市販薬での対応で問題ないでしょう。
ゼフナートは医療用医薬品の抗真菌剤なので副作用が現れる可能性がありますので注意しましょう。また液剤の外用薬なので副作用もほとんどは薬を塗布した足や爪など局所的な症状です。
具体的には刺激感、紅斑、小水疱性皮疹、接触性皮膚炎などが報告されています。このような症状に気づいた場合、またはこれらの症状以外にも気になる症状があった場合は医師または薬剤師に相談しましょう。
液剤を使用する場合は、刺激を生じることがあるので、亀裂、びらん面には注意して使用すること。妊婦又は妊娠している可能性がある方および低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対して使用する場合は医師または薬剤師に相談してください。
薬は乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、火気、湿気を避けて保管してください。薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
また一部ゼフナートが使用できない患者様もいらっしゃいます。下記のような症状がある方は使用することができません。
薬効成分に対して過敏症の既往歴のある患者
症状から皮膚カンジダ症あるいは汗疱、掌蹠膿疱症、膿皮症、他の皮膚炎等との鑑別が困難な場合
どうすれば購入できる?
先程述べた通り、ゼフナートは医療用医薬品なので原則、市販購入やネット通販などを利用した購入方法はありません。
一部個人輸入のようないわゆる「抜け道」もありますが、ゼフナートは正しく使用しないと症状の悪化や感染症のリスクが高くなってしまうため医療知識をもつ専門家の指導下で使用すべきです。
このような安全性を考えると、購入する方法は病院を受診し、発行された処方箋を用いて薬局で薬を購入する方法になります。
最近ではオンライン診療を行っている病院も増えており、誰でも気軽に相談できるという状況が生まれています。
オンライン診療は、
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・院内処方の場合くすりが自宅に届く。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
などのメリットがあり、非常に便利なサービスです。
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周辺への感染の可能性を配慮して外出を控えたいやその他事情により、病院に行くことが難しい場合は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。
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