まつ毛美容液にはどんな種類があるの？有効成分やまつ毛が伸びやすくなる塗り方について解説

まつ毛の主な役割は、目を保護することです。ほこりやゴミなどの異物が目に入るのを防ぎ、目の乾燥を防ぎます。また、瞬きする際のセンサーの役割や美容的な効果もあります。健康なまつ毛を保つためには、適切なケアが必要です。

まつ毛のケアのために、まつげ美容液が使われます。まつ毛美容液は、まつ毛を健康に保ち、美しく見せるための化粧品です。

まつ毛パーマをしている方でも安心して使える製品や、まつ毛のカールを長持ちさせる成分が入ったもの、さらにはまぶたにも使えるような美容液もあります。

種類が多いため、自分のまつ毛の状態や目的に合わせて商品を選べます。マスカラを塗るように、まつ毛に直接塗布する使い方が一般的です。ただし、美容液の効果を実感するには、まつげの生え変わりサイクルに合わせて、1ヶ月から3ヶ月程度の時間が必要です。

まつ毛美容液って本当に効果があるの？正しい使い方や効果効能について徹底解説！

市販されているまつ毛美容液は、まつ毛を修復し潤いを与える成分で作られています。また、目の周りの肌のケアにも役立つコラーゲンやヒアルロン酸が含まれている製品もあります。これらには、まつ毛の育毛効果はありません。

まつ毛の育毛効果が期待できるまつ毛美容液は、医薬品です。これには、ビマトプロストという特別な成分が含まれています。

ビマトプロストは、まつ毛が短かったり薄かったりする状態、睫毛貧毛症を改善するために作られた医薬品です。市場には様々なまつ毛の育毛剤がありますが、ビマトプロストは厚生労働省によって、効果と安全性が認められた唯一の処方薬になります。

まつ毛エクステは負担をかけるため、まつ毛が抜けやすくなるといった問題がありました。国民生活センターは2010年に、まつ毛エクステンションに関連する危害について警告を発し、消費者庁に対策を求めています。まつ毛エクステンションの施術後に目の痛みや充血などの問題を訴える報告が年間100件以上あったからです。

参考元:独立行政法人国民生活センター『後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害』

固定するための接着剤が原因で、消費者センターへの健康被害に関する相談が増えて厚生労働省も注意を呼びかけました。

参考元:厚生労働省『まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について』 

ビマトプロストは、睫毛貧毛症に対してエクステを使わずに解決できる方法です。

まつ毛は髪の毛と同様に、成長、休止、脱落を繰り返すヘアサイクルがあります。ビマトプロストという成分は、このヘアサイクルに作用して、まつ毛が成長する期間を延ばします。実際に行われた臨床試験では、ビマトプロストを4ヶ月間使用した後、被験者の約80%にまつ毛の長さ、太さ、濃さが改善されたことが確認されました。

臨床試験については、アッヴィ合同会社のグラッシュビスタ製品情報にて確認してください。

参考元:アッヴィ合同会社『グラッシュビスタ製品情報』

ただし、ビマトプロストは育毛効果を期待できますが、増毛効果はありません。また、副作用にも注意してください。

ビマトプロストは、臨床試験では安全とされています。ただし、一部の人には副作用がでる可能性があります。

ビマトプロストを使った後、まぶたがかゆくなったり、目がしみたり、目のかゆみや痛みを感じることがあるかもしれません。これは副作用の一部で、この症状が続く場合は、すぐに中止しましょう。治らない場合やひどくなる場合には、医師に相談してください。

副作用として虹彩の色が濃くなることがあります。虹彩とは、目の中で色がついている部分です。日本人の多くは茶色い虹彩を持っているため、「茶目」とも呼ばれます。

薬が虹彩の色素細胞に影響を与え、色素の量を増やすことで起こります。ただし、日本人を対象にした臨床試験では、この副作用は報告されていません。つまり、珍しい副作用だということです。

眼瞼とは、まぶたのことです。眼瞼溝深化とは、まぶたの部分が通常よりも深くくぼむことになります。

この状態は、日本の臨床試験では報告がありません。つまり、この副作用が起こることは珍しいといえます。もし、症状が現れた場合は、医師に相談してください。

ビマトプロストを使うと、まれにまぶたの色が濃くなることがあります。これはメラニン色素が増えるためです。この変化は、薬を塗るのをやめれば通常は元に戻ります。もし気になる場合は、使用を中止して医師に相談しましょう。

もしビマトプロストがまつ毛以外の部分に付いた場合、その部分の色が濃くなるかもしれません。そのため、すぐにティッシュで拭き取るか水で洗い流してください。液が肌に長く触れると、肌が反応して色素が増え、結果として暗く見えるからです。

睫毛の成長を助ける治療に使われる成分「ビマトプロスト」は、医薬品として分類されます。そのため、この成分が入っている商品は医薬品としてのみ扱われ、化粧品としては販売できません。

手軽に買えるという理由で、海外の製品を個人で購入しないようにしましょう。なぜなら、日本では認められていない成分が含まれていることがあるからです。また、品質が劣る成分が使われている場合もあります。

インターネットでは、頭髪用の育毛剤がまつ毛美容液として売られていることがあります。これらの育毛剤は、まつ毛に使うと問題が起こる可能性があります。2015年以降、まつ毛美容液を使った後に目の周りが腫れるなどの問題が報告され、角膜潰瘍と診断された重いケースもあったそうです。

また、「育毛」や「発毛を促す」といった、化粧品としては誇大な効果をうたう商品も見受けられました。育毛効果があるまつ毛美容液は医療機関でしか手に入らないと思ってください。

参考元:独立行政法人国民生活センター『まつ毛美容液による危害が急増！』

厚生労働省『まつ毛美容液を標榜する化粧品等の安全性確保について』

グラッシュビスタやビマトプロストは、医師の処方が必要な医薬品です。そのため、医師の診察を受けなければなりません。皮膚科や眼科など医療機関を受診して、処方してもらいましょう。

ビマトプロストは元々、緑内障治療のための点眼薬として開発されました。まつ毛を美しくする目的で使用する場合は、保険が適用されない自由診療になるため注意してください。

まつ毛美容液の処方を受けたい場合でも、忙しくて医療機関を受診できないこともあります。時間がないときには、オンラインクリニックを利用すると便利です。自宅にいながら医師の診察を受けたり、必要な薬を処方してもらったりできるサービスです。

実際に病院に行くことなく、インターネットを通じて医療のサポートを受けられます。初めての診療からでも、オンラインで対応してくれるクリニックが増えています。プライバシーを守り、自分の都合に合わせて診察を受けられるため、おすすめです。

医療機関で処方されるまつ毛美容液には、まつ毛を長く、太く、そして濃くする効果が期待できます。まつ毛の状態に悩んでいる方には、改善が見込めるためおすすめの医薬品です。まずは、医師に相談してみましょう。

副作用やアレルギー反応などのリスクもあるため、使用する際には必ず医師の指示に従い、安全に使用してください。

まつ毛美容液には、医薬品成分であるビマトプロストが含まれ、まつ毛の成長を促進する効果があります。ただし、医薬品であるため購入には医師の診察が必要です。そのため。忙しい場合には、なかなか受診ができないかもしれません。

そんな場合には、オンライン診療を利用することがおすすめです。インターネットを利用し、自宅で医師の診察を受けられます。

SOKUYAKUオンラインクリニックでは、まつ毛美容液のオンライン診療も対応しています。副作用や治療効果についての相談も可能です。

受付時間：平日10:00～19:00