SOKUYAKUメディカルコラム

ユーザー向け

まつ毛美容液を一日何回も塗るのはNG！正しい使用量や塗る頻度について徹底解説

監修医師　金仁星

更新日：2024年06月12日

まつ毛美容液を一日何回も塗るのはNG！正しい使用量や塗る頻度について徹底解説のイメージ

まつ毛美容液を過剰に使用したり、正しい使用回数を無視して1日に複数回使用したりしても、高い効果は期待できません。むしろ、まつ毛美容液を必要以上に使うことで肌トラブルが起こるリスクがあります。

このページでは、まつ毛美容液を必要以上に使わない方が良い理由や適切な使用方法などを説明します。

まつ毛美容液の塗りすぎはトラブルの原因に

まつ毛美容液を過剰に使うと、健康被害が起こる恐れがあります。間違った使用方法となっていたり、肌トラブルが起こっていたりした場合は、痛みやかゆみ、赤み、腫れなどの症状が起こる恐れがあるため、お気を付けください。

まつ毛美容液による健康被害が起こらないようにするためには、下記の点にご注意ください。

・薬液が眼球や粘膜に触れないように注意する

・説明書をきちんと読んで、使用量や回数などの制限事項を守る

まつ毛美容液を塗る正しい頻度とは？

まつ毛美容液は塗りすぎても効果はないの？正しい使用頻度と使い方について解説

製品によって使用頻度や使用量が定められている

まつ毛美容液の正しい使用量・使用回数は、製品やメーカー毎に異なります。

正しい量や回数というのは、効果が最も出やすくなる量・回数のことを指します。

したがって、使いすぎてもあまり意味はありません。

まつ毛美容液を使う前に、適切な使用方法をきちんとチェックした上で使うようにしてください。

まつ毛美容液を効果的に使うポイント

用法用量を守る

すぐに効果を得たいという理由で1日に何度も使用したり、薬液を必要以上に塗ったりすると、副作用が生じるリスクが上昇します。

塗るタイミングを工夫する

「就寝前」や「洗顔後、スキンケアの前」は、まつ毛美容液を塗るのに適したタイミングです。

・洗顔後、スキンケアの前

まつ毛美容液は、きれいなまつ毛に塗りましょう。化粧品や皮脂などの汚れが付いた状態でまつ毛美容液を使用すると、十分な効果が現れないことがあります。したがって、メイク前か洗顔後に使うことを推奨します。

・就寝前

まつ毛美容液は、就寝中に美容液の成分がまつ毛に浸透するため、就寝前に使用することも推奨します。

付属のブラシや綿棒を使って塗る

ビマトプロストを必要以上に使うと、外用場所以外で黒ずみや多毛が起こる場合がありますので、お気を付けください。塗布する際は、乳児用や化粧用の綿棒を使うと良いです。

副作用等のトラブルが不安な場合は、クリニックで処方してもらえる医薬品のまつ毛育毛剤がおすすめ

医薬品のまつ毛美容液とは？

グラッシュビスタ

上まつ毛の太さ・濃さ・長さの改善が見込める医療用医薬品です。

グラッシュビスタは、高眼圧症・緑内障の点眼薬として使用されるビマトプロストの副作用として起こっていたまつ毛が伸びる効果に注目し、医療用まつ毛育毛剤として登場しました。

臨床試験によると、睫毛貧毛症の方にグラッシュビスタを使用して4ヶ月経ったタイミングで、80%程度の被験者がまつ毛の「濃さ」「長さ」「太さ」などの全体的な印象が良くなったと報告されており、きちんとした効果があることが明らかになっています。

（出典元：国内第Ⅲ相臨床試験、試験番号：192024-059　多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間比較試験）

アラガン社から睫毛貧毛症治療薬として発売されたグラッシュビスタは、2014年3月に厚生労働省より製造販売が認可された製品です。市販のまつ毛育毛剤とは違い、医療用医薬品であるため、ドラッグストアなどでは取り扱っていません。

まつ毛貧毛症治療薬「グラッシュビスタ」って何？効果や有効成分について徹底解説！

ビマトプロスト

ビマトプロスト（Bimatoprost）は、プロスタグランジン・アナログ（prostaglandin analogs）という分類に属するお薬の1つです。

元々は、眼圧を低下させ、緑内障によって生じる視野の欠損を防ぐ作用を持つとして、緑内障点眼薬として用いられていました。

しかし、緑内障の治療で使われていくうちに、まつ毛の毛包に働きかけて育毛効果が期待できることも明らかになり、アメリカFDA（U.S. Food and Drug Administration, 米食品医薬品局）にも承認されて、医療用まつ毛育毛剤として用いられるようになりました。

グラッシュビスタと同様に、医療用医薬品であるため、ドラッグストアなどでは取り扱っていません。

まつ毛育毛剤の購入方法

皮膚科などの医療機関で処方してもらう

ビマトプロストは治療薬として扱われているお薬で、高い効果が見込まれる一方で副作用の恐れもあるため、購入には医師の処方が不可欠です。したがって、クリニックなどの医療機関でしか取り扱いがありません。

オンラインクリニックで処方してもらう

対面の診察を望まない方、ご多忙で医療機関に行けない方などには、オンライン診療を推奨します。オンライン診療によって、医療機関に行かずに職場や自宅などで医師の診察を受診し、まつ毛美容液を処方してもらうことが可能です。

まずは医師に相談しましょう

医療用医薬品のまつ毛美容液を使用することで、まつ毛の太さ・濃さ・長さが改善する可能性があります。健康被害を防ぐために、医師から副作用や適切な使用方法について説明を聞いた上で使用してください。

まつ毛美容液を検討している方は、一度医師にご相談ください。

まとめ

このページでは、まつ毛美容液を必要以上に使い過ぎない方が良い理由や正しい使用方法などを説明しました。

まつ毛美容液を必要以上に使うと、副作用やアレルギー、肌トラブルが起こるリスクがあります。また、多く使えば高い効果が期待できる訳ではないため、メーカー毎の使用法を守って、適切に使うことが重要です。

副作用などのトラブルが心配な方には、医療用医薬品のまつ毛美容液を推奨します。処方してもらうためには医師の診察を受けなければなりませんので、ご興味がある方は一度専門医へご相談ください。

SOKUYAKUオンラインクリニックは、まつ毛美容液にご興味がある方へオンライン診療サービスを提供しています。副作用や効果などのご説明、不安やお困りごとの相談にも対応しています。

受付時間：平日10:00～19:00

監修医コメント

医師
金仁星

使用量を増やせば単純に効果が高くなるといったようなことはありません。薬も使いすぎは毒になります。副作用が強く出てしまい継続して使用ができなくなってしまう場合もあるので、用量用法はきちんと守って使用するようにしてください。

この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。

この記事が気に入ったら

いいねしよう！

最新記事をお届けします。

監修医師　金仁星

医療法人友広会 AGAメディカルクリニック/医療法人大美会

美容皮膚科

大阪大学医学部卒 / 兵庫県立西宮病院臨床研修修了 / 研修終了後、大美会クリニックと医療法人友広会で勤務 / 専門は美容皮膚科、AGA、予防医療

医療法人友広会 AGAメディカルクリニック/医療法人大美会美容皮膚科大阪大学医学部卒 / 兵庫県立西宮病院臨床研修修了 / 研修終了後、大美会クリニックと医療法人友広会で勤務 / 専門は美容皮膚科、AGA、予防医療

オンライン診療アプリならSOKUYAKU