アンジュってどんな薬?効果効能や副作用について徹底解説!
更新日:2024年05月23日
アンジュとは
アンジュは、避妊が期待できるお薬で、21錠タイプと28錠タイプが存在します。アンジュは、月経周期を調整する卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つの女性ホルモンが含まれるホルモン剤です。俗に言うピルというお薬で、成分の含有量から低用量ピルに該当します。
アンジュの効果・効能
アンジュの説明文書を見ると、経口避妊薬の服用を始めて1年間で、飲み忘れを含めた通常の経口避妊薬の服用における避妊失敗率は、9%と言われています。なお、飲み忘れずに用法・用量を守って適切に服用した場合の避妊失敗率は、0.3%と言われています。
アンジュは以下の3つの作用によって避妊効果が期待できます。
①排卵を抑制する
アンジュは、妊娠の成立に欠かせない卵子の排卵を抑制します。排卵日を迎えると、受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜が肥厚します。アンジュを飲むと、血液中の卵胞ホルモンや黄体ホルモンが増え、体内の女性ホルモンが安定的になり、脳は卵巣から女性ホルモンを分泌することは不要と認識するようになります。そうすることで、卵巣が休息状態となり、排卵しなくなります。
アンジュは、妊娠の成立に欠かせない卵子の排卵を抑制します。排卵日を迎えると、受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜が肥厚します。アンジュを飲むと、血液中の卵胞ホルモンや黄体ホルモンが増え、体内の女性ホルモンが安定的になり、脳は卵巣から女性ホルモンを分泌することは不要と認識するようになります。そうすることで、卵巣が休息状態となり、排卵しなくなります。
②子宮内膜の肥厚を防ぐ
アンジュを飲んで排卵を抑制することで、子宮内膜の肥厚を防止します。また、子宮内膜の性状が変わることで、受精卵が着床しづらくなり、妊娠が成立しません。
アンジュを飲んで排卵を抑制することで、子宮内膜の肥厚を防止します。また、子宮内膜の性状が変わることで、受精卵が着床しづらくなり、妊娠が成立しません。
③精子の侵入を阻害する
排卵が始まると、子宮の入り口にある子宮頸管粘液の分泌量が多くなり、精子が子宮の中に入りやすくなります。しかし、アンジュを飲むと子宮頸管粘液の組成や性状が変わるため、精子が通過しづらくなります。
排卵が始まると、子宮の入り口にある子宮頸管粘液の分泌量が多くなり、精子が子宮の中に入りやすくなります。しかし、アンジュを飲むと子宮頸管粘液の組成や性状が変わるため、精子が通過しづらくなります。
アンジュ処方対象の疾患・症状
・避妊
アンジュの服用方法
説明文書に記載されている内容に沿って、21錠タイプ・28錠タイプそれぞれの服用方法について説明いたします。医師の指示を守って服用するようにしてください。
21錠タイプの場合
毎日決まった時間に1日1錠服用し、合計21日間続けて飲んでください。
これまでアンジュを飲んだことがない方は、月経がスタートした日から飲み始め、28日間を1周期とし、薬剤シートの番号通りに毎日1錠を21日間飲み、その後の7日間は飲まないようにしてください。また、毎日決まった時間に飲むようにしてください。
毎日決まった時間に1日1錠服用し、合計21日間続けて飲んでください。
これまでアンジュを飲んだことがない方は、月経がスタートした日から飲み始め、28日間を1周期とし、薬剤シートの番号通りに毎日1錠を21日間飲み、その後の7日間は飲まないようにしてください。また、毎日決まった時間に飲むようにしてください。
28錠タイプの場合
28錠タイプには、プラセボ(偽薬)という錠剤が含まれます。プラセボは、休薬期間に飲み間違いを防止するために飲むものですので、仮に飲み忘れても支障はありません。万が一飲み忘れた場合は、その1錠をスキップしてください。
これまでアンジュを飲んだ経験がない方は、月経がスタートした日から飲み始め、28日間を1周期とし、薬剤シートの番号通りに毎日1錠を21日間飲み、その後の7日間は飲まないようにしてください。また、毎日決まった時間に飲むようにしてください。
28錠タイプには、プラセボ(偽薬)という錠剤が含まれます。プラセボは、休薬期間に飲み間違いを防止するために飲むものですので、仮に飲み忘れても支障はありません。万が一飲み忘れた場合は、その1錠をスキップしてください。
これまでアンジュを飲んだ経験がない方は、月経がスタートした日から飲み始め、28日間を1周期とし、薬剤シートの番号通りに毎日1錠を21日間飲み、その後の7日間は飲まないようにしてください。また、毎日決まった時間に飲むようにしてください。
服用時の注意事項
不正出血が長引く場合
アンジュだけでなく、ピルの服用中に不正出血が生じる場合があります。
不正出血は、ホルモンバランスの乱れによって生じることが多く、茶色っぽいおりものが出る場合もあれば、生理のように出血するなど、出血の状態には個人差があります。
特に、服用開始の周期は、不正出血が生じる可能性が高いとされています。多量の出血が起こっている場合や出血がなかなか治まらない場合は、別の疾患が原因となっている疑いもあるため、専門医へご相談ください。また、お薬の飲み忘れによって不正出血が生じる恐れもあるため、お気を付けください。
不正出血が気になる場合は、事前に軽い日用のナプキンやパンティライナー(おりものシート)を準備しておくことをお勧めします。
アンジュだけでなく、ピルの服用中に不正出血が生じる場合があります。
不正出血は、ホルモンバランスの乱れによって生じることが多く、茶色っぽいおりものが出る場合もあれば、生理のように出血するなど、出血の状態には個人差があります。
特に、服用開始の周期は、不正出血が生じる可能性が高いとされています。多量の出血が起こっている場合や出血がなかなか治まらない場合は、別の疾患が原因となっている疑いもあるため、専門医へご相談ください。また、お薬の飲み忘れによって不正出血が生じる恐れもあるため、お気を付けください。
不正出血が気になる場合は、事前に軽い日用のナプキンやパンティライナー(おりものシート)を準備しておくことをお勧めします。
過度な飲酒には要注意
アルコールには排尿を促す作用があるため、過度な飲酒によって脱水症状が起こり、血液の凝固を招きます。飲酒した場合は、脱水症状を防止するためにも、忘れずに水分補給をしてください。
アルコールには排尿を促す作用があるため、過度な飲酒によって脱水症状が起こり、血液の凝固を招きます。飲酒した場合は、脱水症状を防止するためにも、忘れずに水分補給をしてください。
禁煙しましょう
タバコを吸うと、心筋梗塞などの心血管系の障害が生じるリスクが上がると言われています。アンジュが含まれるピルを飲む際は、禁煙が推奨されます。
タバコを吸うと、心筋梗塞などの心血管系の障害が生じるリスクが上がると言われています。アンジュが含まれるピルを飲む際は、禁煙が推奨されます。
血栓症を防ぐために
血栓症を防ぐためには、長時間座り続けないようにし、適度に体を動かしましょう。職場などで長い時間座り続けると、血流が悪化し、血液が凝固しやすくなります。そのため、足の運動をする、数時間おきに立って周りを歩くなど、適度に体を動かすようにしましょう。また、エアコンがきいた部屋は空気が乾燥し、体の水分が失われやすいため、積極的に水分補給をしてください。
血栓症を防ぐためには、長時間座り続けないようにし、適度に体を動かしましょう。職場などで長い時間座り続けると、血流が悪化し、血液が凝固しやすくなります。そのため、足の運動をする、数時間おきに立って周りを歩くなど、適度に体を動かすようにしましょう。また、エアコンがきいた部屋は空気が乾燥し、体の水分が失われやすいため、積極的に水分補給をしてください。
まとめ
このページではアンジュの飲み方や効果について説明しました。
経口避妊薬としてアンジュを服用する場合は医師に相談し、服用目的や体質に応じたお薬を選ぶことが重要です。また、飲み始めの時期は、重い副作用が生じる可能性もありますので、「体に合っていない」と思う方は、早急に専門医へご相談ください。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、オンラインでのピルの処方に対応しています。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
馬場 敦志
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
- 当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
- 当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
- 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
- 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。
いいねしよう!
SOKUYAKUの使い方
-
STEP1
診療予約
-
STEP2
オンライン問診
-
STEP3
オンライン診療
-
STEP4
オンライン服薬指導
-
STEP5
おくすり配達
※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。
おもに避妊目的で使用するかと思います。望まない妊娠を防ぐ上で、経口避妊薬のアンジュは良い薬です。
正しい方法で使用することによってほぼ100%の避妊効果が発揮されます。
また、月経の痛み、月経量が多い、月経前の症状などを緩和する効果もあります。
さまざまなメリットがあるので、アンジュを内服しようと考えている方は、受診して医師と相談するようにしましょう。
ピルなどホルモンの薬と聞くと、こわい薬と感じる方もいるかと思います。
しかし、しっかりと理解して正しい方法で使うことによって、アンジュ含めピルによって女性の生活の質が高まります。
まずは気軽にオンラインなどで相談してみましょう。