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リウマチは何科で診てもらう?症状や治療方法、予防方法について詳しく解説

監修医師 田頭 秀悟
更新日:2024年07月25日

更新日:2024年07月25日

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リウマチは初期段階での発見が難しい病気とされています。その主な理由は、リウマチ特有の初期症状が他の疾患にも見られるためです。

この記事では、リウマチを疑うべき症状が現れた際に受診すべき診療科、リウマチの症状、そしてその予防法について詳しく説明しています。

リウマチとは

関節リウマチは、身体のさまざまな関節部分に炎症が生じることで、痛みや腫れが発生する疾患になります。手の指、手首、肘、肩、膝、足首、足の指などが影響を受けやすい場所です。病気が進行した場合、関節が変形したり破壊されたりすることがあり、これが生活に大きな支障をきたすことになります。

 

一般的には、関節リウマチは高齢者に多いという印象がありますが、実際には中年期の方、特に30代から50代の女性に多く見られる病気です。

リウマチの原因

関節リウマチは免疫系が誤って自分の体の一部を攻撃してしまう病気で、特に関節の内側を覆う薄い膜(滑膜)に炎症を引き起こします。遺伝的な要素が影響している可能性が高いとされています。ただし、この病気の正確な原因はまだ完全には解明されていません。

 

また、細菌やウイルスの感染、過労、ストレス、喫煙などの外部要因は、免疫系の誤作動を引き起こし関節リウマチの炎症を悪化させる可能性があります。ストレスや出産などの大きな身体的変化も、病気の発症を促すトリガーになることがあると考えられています。

 

炎症を引き起こす主な要因は、サイトカインと呼ばれる物質の過剰な分泌です。特にIL-6やTNFαといったサイトカインが関与しており、これらの物質は炎症を悪化させることが知られています。治療には、これらのサイトカインの活動を抑える生物学的製剤が用いられます。

 

日本では毎年約15,000人が新たに関節リウマチを発症しており、特に30〜50代の女性に多いことが特徴です。女性の発症率は男性の約4倍とされています。

リウマチの症状

関節リウマチは、体のさまざまな部分に影響を及ぼす病気です。病気が進行すると、手や足の関節に痛みや腫れが現れます。

 

特に朝起きたときに手足が固まって動かしにくいことがあります。関節リウマチは手の指、手首、肩、膝、足首、足の指などによく現れ、通常は体の同じ部位が左右対称に痛むことが特徴です。

リウマチの前兆

リウマチの初期には、疲れやすさや身体のだるさ、食欲が落ちることや体重が減ること、そして微熱が出ることがあります。

リウマチになりやすい人

関節リウマチは、特定の条件を持つ人々により発症しやすいとされています。これらの要因は、関節リウマチの発症に影響を与えると考えられていますが、これらに該当しない人でも発症することはあります。

 

・性別
女性は男性に比べて、関節リウマチになる可能性が高いです。これは、女性の体が妊娠や出産を経験することでホルモンの変動が大きいためと考えられています。

 

・年齢
関節リウマチは10代から60代まで幅広い年齢層に発症しますが、特に30代から50代の間に多く見られます。また、子供にも発症することがあり、その場合は若年性特発性関節炎と呼ばれます。

 

・喫煙
喫煙者は非喫煙者に比べて関節リウマチになるリスクが高いという研究結果があります。喫煙は肺の病気を引き起こすリスクも高めます。

 

・遺伝
家族歴が関節リウマチのリスクを高めることが知られています。3親等以内の親族に関節リウマチの患者がいる場合、発症する可能性が高くなります。

リウマチは何科で診てもらう?

関節リウマチの治療においては、どの科を受診するかよりも、その医師が関節リウマチの診断や治療に関して豊富な経験を持っているかが重要です。整形外科医でも内科医でも、最新の治療法に精通し実際にそれを行っている医師であれば、適切な治療を受けられます。

 

リウマチ科を専門としているとしても、すべての医師が高い専門性を持っているわけではありません。そのため、十分な治療を受けられないこともあります。外見だけでは判断が難しいですが、「日本リウマチ学会リウマチ専門医」の資格を確認することは、医師を選ぶ際の一つの基準になります。この資格は、関節リウマチの治療に関する専門知識と経験を持つ医師に与えられるものです。

リウマチの診断方法

関節リウマチの診断には、以下の基準が用いられます。これは日本リウマチ学会の早期慢性関節リウマチの診断基準です。これらのうち3つ以上に該当する場合、早期の関節リウマチの可能性があります。

 

1.3つ以上の関節で痛み

2.2つ以上の関節に腫れ

3.朝の関節のこわばり

4.皮下結節の存在(ひじやひざなどに硬いしこり)

5.血液検査で赤沈の異常値

6.リウマトイド因子が陽性

 

これらに該当しなくても、左右対称の関節痛やX線検査の結果が、リウマチの診断に役立つことがあります。また、関節の症状以外にも、全身の倦怠感、微熱、食欲不振、体重減少などが初期リウマチの兆候として現れることがあります。

リウマチの治療方法

関節リウマチを治すためには、薬を使った治療が一般的です。痛みや炎症を抑える薬が含まれ、病気の進行を遅らせられます。痛みが強いときには、ステロイドを関節に注射することもありますが、これは短期間に限定して行われる一時的な措置です。

 

痛みを減らし、関節を動かしやすくするためにはリハビリテーションが助けになります。筋肉を強くしたり、関節の動きを広げる運動を通じて日常生活の動作を改善する方法です。

 

それでも症状が改善しない場合は、手術を検討することもあります。関節の変形を直したり、人工関節を入れたりする手術が行われます。

リウマチの予防方法

リウマチは遺伝的要因も影響しているため、完全な予防は難しくなります。ただし、生活習慣を見直すことで症状の発症や悪化を抑えられるかもしれません。

 

睡眠とストレス管理
十分な睡眠は体を休め、免疫系のバランスを整えるのに役立ちます。ストレスはリウマチの症状を悪化させることがあるため、リラックスできる活動を見つけストレスを減らすことが大切です。

 

バランスの良い食事
新鮮な野菜や果物、豆類、魚介類など、栄養価の高い食品を摂りましょう。これらの食品は体に良い影響を与え、リウマチの症状を和らげる可能性があります。一方で、加工食品や添加物が多い食品、高カロリーのお菓子などは避けてください。

リウマチに良い食品は、ドライプラムやグレープフルーツなどの果物、全粒穀物、オリーブオイル、ヨーグルト、黒大豆、ハーブ、ジンジャー、ターメリック、緑茶などです。これらは炎症を減らし、関節の健康をサポートする効果が期待できると考えられています。

 

口腔衛生
口の中の清潔を保つことは、リウマチの予防にもつながります。食後や就寝前にデンタルフロスを使用し歯垢を減らすことが重要です。喫煙はリウマチのリスクを高めるため、禁煙する方が良いでしょう。

まとめ

この記事では、リウマチの症状と診断法、治療法、そして予防策について説明しました。リウマチは、単に関節が痛むだけではありません。全身にわたる炎症を起こす可能性があるため、正確な診断と治療が極めて重要です。

 

予防には生活習慣の改善や適度な運動が効果的です。リウマチについての適切な知識を持ち、早期に適切な手段を講じることで、質の高い生活を送るための基盤を築けます。

コメント リウマチと言えば難病のイメージがあり、専門的な治療を受けることでしか対処はできないと思われるかもしれません。しかしリウマチの発症にはストレスが関係していたり、食事や睡眠、喫煙などの生活習慣も確実に影響しています。リウマチは免疫の誤作動によって起こると言われていますが、その誤作動の背景には無意識のうちに心身を酷使している状況もあるはずです。リウマチにおいても生活習慣病など他の病気と同様に、是非自らの生活行動や思考習慣を見直す必要があると考えて頂ければと思います。

監修医コメント

医師
田頭 秀悟

リウマチと言えば難病のイメージがあり、専門的な治療を受けることでしか対処はできないと思われるかもしれません。しかしリウマチの発症にはストレスが関係していたり、食事や睡眠、喫煙などの生活習慣も確実に影響しています。リウマチは免疫の誤作動によって起こると言われていますが、その誤作動の背景には無意識のうちに心身を酷使している状況もあるはずです。リウマチにおいても生活習慣病など他の病気と同様に、是非自らの生活行動や思考習慣を見直す必要があると考えて頂ければと思います。

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監修医師 田頭 秀悟
経歴:鳥取大学医学部 卒業 / たがしゅうオンラインクリニック院長 / 脳神経内科(認知症、パーキンソン病、ALSなどの神経難病)領域を専門とし、主として糖質制限食やストレスマネジメント指導を中心に内科疾患全般に対しての診療を行うオンライン総合診療医。 また東洋医学会専門医でもあり、問診によって東洋医学的な病態を推察し、患者の状態に合わせた漢方薬をオンライン診療で選択する治療法も得意としている。 所属:たがしゅうオンラインクリニック
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