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めまいが起こったら何科を受診したらいいの?原因や対処方法について詳しく解説

監修医師 郷 正憲
更新日:2024年07月26日

更新日:2024年07月26日

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めまいは、誰もが一度は経験する一般的な症状です。不快な感覚が突然襲ってくると、日常生活に大きな影響をもたらす可能性があります。めまいが現れた際、どの医療機関を受診すべきか迷うかもしれません。

この記事では、めまいの原因とその対処法を詳しくご紹介し、適切な診療科の選択に役立つ情報をわかりやすく解説します。

めまいとは

めまいには、頭がくるくる回る感じの「回転性めまい」と、ふらつきを感じる「非回転性めまい」の2種類があります。回転性めまいは、突然始まり、しばらくすると自然に治まることが一般的です。しかし、吐き気や嘔吐などの強い症状を伴った場合、不安を感じるかもしれません。一方で、非回転性めまいは、突然始まることもあれば、徐々に始まって長期間続くこともあり、主な症状はふらつきです。

 

多くの場合、めまいは一時的で心配する必要はありません。ただし、激しい頭痛や言語障害、意識障害を伴う場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

めまいの原因

めまいは、春や夏に起こりやすい症状です。天気の変わり目や気圧の変動、温度の上昇などが影響していると考えられています。また、新年度による生活環境の変化も、めまいを引き起こす要因です。

 

しかし、これらの環境要因だけでなく、個人の健康状態や心理的な要因も関係しています。日々のストレスや疲労、不安感などが積み重なることで、めまいを引き起こすことがあります。さらに、脳の疾患や他の健康問題が原因でめまいが起こることもありますので、注意してください。

「耳」が原因のめまい

めまいを感じたとき、脳に何らかの問題が生じているのではないかと心配になりますが、実際には脳の病気が原因でめまいが起こることは少ないです。実は、めまいの原因の大部分(60%以上)は内耳にあります。

 

良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症は、ある日突然、頭を動かしたときにめまいが襲ってくる病気です。寝ているときに体勢を変えたり、朝ベッドから起き上がるときに特に感じやすいことが特徴です。短い間続き、動きを止めるとすぐに治まりますが、同じ動きをすると再発することがあります。

 

めまいは、頭を特定の方向に動かすことで引き起こされることが多いため、日常生活の中で頭を下に向けたり、首を傾けたりするような動作で発生することがあります。良性発作性頭位めまい症によるめまいは、吐き気は伴うものの、難聴や意識障害などのより深刻な症状は伴わないことが一般的です。

 

内耳の三半規管という部分に小さなカルシウム粒子が入り込むことが原因とされています。女性や高齢者に多いめまいですが、最近では男性にも増えています

メニエール病
メニエール病は、内耳の異常によって引き起こされる病気で、激しいめまいが特徴です。このめまいは、まるで周囲が回転しているかのような感覚を伴い、数分から数時間続くことがあります。また、耳鳴りや一時的な聴力の低下もよく見られる症状です。

 

内耳には聴覚や平衡感覚に関わる重要な器官があり、ここに液体が溜まることで症状が引き起こされると考えられています。しかし、なぜ液体が溜まるのかは明らかになっていません。

 

ストレスや睡眠不足、過労などは症状を悪化させる要因です。また、性格的に几帳面な方にも発症しやすいとされています。かつては30〜40代の女性に多く見られましたが、現在は高齢の男性にも増えている傾向があります。

 

前庭神経炎

前庭神経炎は、耳の内部にある平衡感覚を司る神経に炎症が起こることで、長時間にわたってめまいが生じる状態です。前庭神経炎の場合は1週間以上もの間、強いめまいが続くことがあります。このめまいは、まるで周囲がぐるぐる回っているかのような感覚で、吐き気を伴うこともあります。

 

前庭神経炎の原因については、ウイルス感染が一因とされていますが、その詳細なメカニズムはまだ完全には解明されていません。最も強いめまいが治まった後も、数ヶ月間は軽いめまいが残り完全には回復しないことがあります。

 

突発性難聴

突発性難聴は、内耳や脳に関連する突然の聴覚障害です。原因は明確ではないことが多く、突然耳が聞こえにくくなる状態を指します。年齢に関係なく発症する可能性がありますが、特に中高年の方に多い傾向があります。日本では、年間に1万人あたり1〜3人がこの状態になるとされており、その数は増加しているようです。

 

通常、片方の耳にのみ影響を及ぼし、重度の聴力喪失から、耳が詰まった感じの軽度の症状までさまざまです。耳鳴りやめまい、吐き気などの症状を伴うこともあります。

「脳」が原因のめまい

めまいが長引く場合や他の症状と一緒に現れる場合は、脳の問題が原因かもしれません。脳に関連するめまいは全体の約10%を占め、脳卒中や脳腫瘍などが考えられます。

脳卒中(脳梗塞、脳出血)
めまいは、時に深刻な健康状態のサインであり、脳卒中が原因かもしれません。実際、突然のめまいの発生の約3〜5%は、脳出血や脳梗塞といった脳卒中によるものです。これは、脳の重要な部分である脳幹や小脳での出血、または血管の閉塞が原因になります。

 

めまい以外にも頭痛や手足のしびれ、力の低下、言葉が話しにくいといった症状が伴うことが一般的です。これらの症状が現れた場合は、ただちに医療機関を受診しましょう。

 

脳腫瘍

聴神経腫瘍は、耳の聴力を司る神経に関連する細胞から生じる腫瘍です。この腫瘍は通常、ゆっくりと成長し、良性であることが多いですが、速く大きくなる場合もあります。腫瘍が大きくなると、聴力の低下や耳鳴り、めまいなどの症状が現れることがあります。

その他の部位が原因のめまい

残りの約30%は、ふわふわする浮動性のめまいや慢性的なめまいです。これらは3ヶ月以上続くことがあり、持続性位置依存性知覚めまいと診断されることもあります。

 

頸性めまい

頸性めまいは、首の問題によって引き起こされるめまいの一種です。これは、脳や耳の病気ではなく、首の筋肉の緊張や頸椎の変形などが原因で起こります。めまいの感じ方には、ふわふわと浮いているような感覚や、まわりがぐるぐると回っているような感覚があり、人によって症状はさまざまです。

 

原因としては、首を動かしたり伸ばしたりすることがきっかけでめまいが起こることがあります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、農作業など同じ姿勢を続けることで首に負担がかかり、めまいを感じることがあります。また、過去に首を痛めた経験がある人も注意しましょう。

片頭痛
片頭痛性めまいは、突然始まる一方的な強い頭痛と、それに伴うめまいの症状を特徴とします。頭痛はしばしばズキズキとした激しいもので、数時間から数日間続くことがあります。この頭痛は予告なく発生し、年に1回から数回の割合で繰り返すことが一般的です。

 

過去に頭痛を経験した人は、後に数時間から1日ほど続く回転するようなめまいを感じることがあります。このめまいは頭痛と同時に起こることが多いですが、頭痛がない場合もあります。特に30代から40代の女性に多く見られ、通常、聴力の低下は伴いません。

 

うつ病、不安など心の問題

めまいは、ストレスが原因で起こることがあります。ストレスが長く続くと、耳や脳の機能に影響を与える自律神経のバランスが崩れるためです。めまいを引き起こす精神疾患には、パニック障害、不安障害、自律神経失調症、うつ病などがあります。

めまいが起こったら何科を受診したらいい?

めまいは、一時的な場合には心配いりません。ただし、めまいが続く場合は医師の診察をうけましょう。めまいの原因はさまざまで、それによって受診する科が変わります。

 

耳の問題、例えば聞こえにくい、耳鳴りがある場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。一方で、手足の感覚がおかしい、物が二重に見える、言葉がうまく話せないなどの症状がある場合は、脳に問題があるかもしれません。脳神経内科や脳神経外科を受診しましょう。

 

また、吐き気や気分が沈む、やる気が出ないなどの精神的な症状が伴う場合は、心療内科や精神科の受診が適しています。どの科を受診すべきか迷ったときは、まずは内科を受診したり、かかりつけの医師に相談してみるのも一つの方法です。

めまいがひどくて外出がつらい場合はオンライン診療もおすすめ

めまいがひどい場合には、外出できないこともあるでしょう。そんな場合には、オンライン診療がおすすめです。

オンライン診療とは

オンライン診療は、インターネットがあればどこからでも医師の診察を受けられる便利なサービスです。病院に行く時間がない、体調が悪くて外出が難しいといった場合でも、自宅や職場から診察を受けられます。診察予約から薬の処方までオンラインで行えるため、時間と労力を節約することが可能です。

SOKUYAKUとは

SOKUYAKUは、患者が自宅にいながら医師の診察を受けたり、処方薬を受け取ることができるオンライン診療サービスです。通院や薬の受け取りに関する負担を減らすことを目的としています。そのため、かかりつけのクリニックや薬局をアプリに登録しておくことで、次回からの予約が容易になります。

 

また、処方箋に記載されたQRコードをスキャンしてアプリ内のお薬手帳に情報を登録することができるため、紙のお薬手帳を持参する必要がありません。処方薬を当日に受け取れることは、利用者にはメリットです。

まとめ

この記事では、めまいの原因とその種類について、またどの医療機関を受診するべきかについて説明しました。原因が特定できないめまいは、ストレスが関与しているかもしれません。耳や脳の異常が見られない場合、心因性の可能性があるため心療内科や精神科を受診してみましょう。めまいが重く外出が困難な場合は、オンライン診療を活用してください。

コメント めまいは軽いものであればすこし休んでいれば改善してくることも多いですが、耳性めまい、脳からのめまい、いずれでも立っていられない、吐き続ける様なめまいとなることが多いです。このような場合、自力で病院を受診することは難しい事が多く、救急車による受診が必要になる場合もあります。むしろこのようなめまいの場合は救急治療が必要になることが多いですから、救急車を呼んでの受診でかまいません。めまいで迷ったらすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

監修医コメント

医師
郷 正憲

めまいは軽いものであればすこし休んでいれば改善してくることも多いですが、耳性めまい、脳からのめまい、いずれでも立っていられない、吐き続ける様なめまいとなることが多いです。このような場合、自力で病院を受診することは難しい事が多く、救急車による受診が必要になる場合もあります。むしろこのようなめまいの場合は救急治療が必要になることが多いですから、救急車を呼んでの受診でかまいません。めまいで迷ったらすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

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監修医師 郷 正憲
徳島赤十字病院 専門領域は、麻酔科(ペインクリニック), 感染症科 経歴:2011年3月香川大学医学部医学科卒。同年4月より徳島赤十字病院で初期臨床研修、2013年4月からは徳島赤十字病院麻酔科に所属。 保有資格に日本救急医学会ICLSコース認定ディレクター、日本麻酔科学会認定医・専門医 著書として、看護師と研修医のための全身管理の本 保有免許・資格は、日本麻酔科学会専門医、ICLSコースディレクター、JB-POT
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