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ビオスリーは市販薬はある?市販薬との効果や価格の違いやビオフェルミンとの違いを解説

監修村上菜美子
2020年12月16日
ビオスリーは整腸剤に分類される医薬品です。薬には、医療機関を受診し、医師の診断に基づいて治療目的で処方される薬(医療用医薬品)と、ドラッグストアなどで購入できる市販の薬(一般用医薬品)に分ける事ができます。ビオスリーは乳酸菌等の生菌類からできている整腸剤=腸内に住む腸内細菌のバランスを整える作用を目的としているくすり(医薬品)の総称です。

病院で抗生薬や抗菌薬などの薬が処方される時に、「ビオスリー配合錠」という商品名の整腸作用のある薬を一緒に処方された経験のある方は多いのではないでしょうか。抗生薬や抗菌薬は、体内で悪さをしている細菌等にダメージを与える治療薬ではありますが、同時に体にとって有用な菌も退治してしまいます。その副作用として、乱れてしまうであろう腸内細菌(特に善玉菌)の改善を治療の目的として処方されるのがビオスリー等の整腸作用のある薬です。

ビオスリーとは?

ビオスリーは整腸剤に分類される医薬品です。薬には、医療機関を受診し、医師の診断に基づいて治療目的で処方される薬(医療用医薬品)と、ドラッグストアなどで購入できる市販の薬(一般用医薬品)に分ける事ができます。
ビオスリーは乳酸菌等の生菌類からできている整腸剤=腸内に住む腸内細菌のバランスを整える作用を目的としているくすり(医薬品)の総称です。
病院で抗生薬や抗菌薬などの薬が処方される時に、「ビオスリー配合錠」という商品名の整腸作用のある薬を一緒に処方された経験のある方は多いのではないでしょうか。抗生薬や抗菌薬は、体内で悪さをしている細菌等にダメージを与える治療薬ではありますが、同時に体にとって有用な菌も退治してしまいます。

その副作用として、乱れてしまうであろう腸内細菌(特に善玉菌)の改善を治療の目的として処方されるのがビオスリー等の整腸作用のある薬です。腸内細菌とは、主に小腸から大腸に存在しており、食べ物から栄養物質を作り出したり、腸内の免疫細胞を活性化したり、病原菌などから身体を守る作用のある細菌です。1,000種1,000兆個以上もの種類に渡るとも言われており、その様子がお花畑のように腸内に群生していることから「腸内フローラ」(腸内菌叢)と呼ばれることもあります。

最近では「腸活」などという言葉も頻繁にきかれるように、腸の環境は、私たちの健康に大きな役割を占めていることがわかってきました。そして、健康を維持するための腸内フローラは、抗生剤の投与や、ウイルス感染等による胃腸炎など、体調を崩した後などに著しく乱れてしまう事があります。小腸から大腸にかけてたくさんの菌が生息していて、これらの様々な細菌がバランスをとりながら腸内環境を良い状態にしようと頑張ってくれているのです。

風邪やウイルス感染による下痢、薬物の投与等で腸内フローラが乱れてしまうのを防ぐために処方されるのがこの「ビオスリー」を代表とした整腸剤ですが、医療用の薬と、市販の薬、どちらでも販売されています。剤型(薬の形状)も、医療用の薬、市販の薬ともに、散剤(粉の薬)と錠剤のタイプがあり、ドラッグストアなどで購入が可能です。コンビニやスーパーでも手に入る医薬品として分類されているものもあります。

成分は?

ビオスリーに配合されている腸内細菌類は、大まかに乳酸菌、糖化菌、酪酸菌の3種類です。乳酸菌は主に小腸に多く生息し、糖を分解して乳酸を作り出してくれます。この乳酸が腸を整える作用をもたらしたり、腸内のPH値を酸性に傾ける作用で、悪玉菌や体外から入ってきた病原菌・ウィルスを抑制する働きをしてくれます。

また、乳酸菌が分解できない栄養素の分解・吸収を助けてくれるのが「糖化菌」で、乳酸菌が増殖する手助けをしてくれるものです。もう一つ、酪酸菌は腸に届いた食物繊維を発酵・分解して大腸の粘膜代謝を促進・強化する作用のある「酪酸」を作る細菌の総称です。

腸の表面の細胞を強化することにより、悪玉菌などが出す有害物質が体内に吸収されるのを防いでくれるのです。そしてこの酪酸菌の増殖を助けるのは乳酸菌であり、腸内ではこの腸内細菌類がお互いに共生、協力しながら作用することによって、腸内有益菌の働きを高め、有害菌を抑制することができるのです。

どんな症状に効果的?

整腸作用のある薬を選ぶ背景として考えられるのが、「下痢・便秘・お腹が張るなどの胃腸に関する症状がある」という事が多いと思います。整腸剤の効能効果としても、一般的に「下痢・軟便・便秘、腹部膨満感(おなかの張り)などの諸症状・整腸(おなかの働きを整える)」とされています。

下痢や軟便は、急に始まり、下腹部痛を伴うものや、食あたり、水あたりなど特定の食物を摂取後にお腹を下す場合、また、風邪がお腹に来たなどの胃腸炎の症状、あとは、食べすぎ、飲みすぎなど、暴飲暴食に伴い出現する症状です。また、もともとの胃腸虚弱、下痢をしやすい体質などの症状が気になる時に「お腹が弱いから整腸剤を試してみようかな?」と考える方もいるでしょう。

一時的な下痢自体は、体内に有害なものを出そうとする生体反応であることも多く、ウイルス感染時(ノロウイルスや、食中毒を起こすようなウイルス)などに、むやみに医薬品で下痢を止めてしまう事は病気の回復を遅らせてしまう可能性があり、推奨されていません。どちらかというと下痢症状により、腸内フローラが乱れてしまう事を想定し、その回復を助ける効果や作用を期待して整腸剤を検討するのが良いとされています。また、便秘の場合は、一時的な便秘と慢性的な便秘の2種類あり、一時的な便秘の場合、環境や生活パターンの変化、緊張、不規則な食生活などの原因が考えられるため、その原因を対処するとともに、整腸剤を服用するのが効果的です。

一方、慢性便秘の場合は原因がたくさんあります。例えばもともと胃腸が弱く、消化不良を起こしやすい人や、体力が弱っていて腸の蠕動運動が弱い場合、またデスクワークが多く慢性的に運動不足など生活習慣によるものもあるでしょう。特に女性は月経周期やホルモンバランスにより便秘に悩まされいる方も多いです。そのような方は、整腸作用+胃腸の諸症状を改善する成分や便通を促す成分を含む医薬品を検討する事が望ましいでしょう。

使い方のポイント

そもそも腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌(善玉菌にも悪玉菌にも分類できない菌)の大きく3種類に分けられます。それらが作用して、腸に良い影響を及ぼしたり、逆に悪い影響を及ぼすこともあります。
腸を健康に保つためには、この善玉菌などの有用菌を増やして、悪玉菌による悪影響を抑制する事が効果的です。腸内フローラを整えることは、健康に大きく影響するので、食事や運動、生活習慣を改善する事が最重要ですが、効率の良い方法として整腸剤やサプリメント等で善玉菌を取り入れるのがポイントです。
また、整腸作用を目的とした薬には「第3類医薬品」に分類されているものと「指定医薬部外品」に分類されているものがあります。指定医薬部外品とは、医薬品の販売規制緩和に伴い、一部の医薬品が指定医薬部外品に移行してきたもので、コンビニやスーパーなどでも販売が可能な医薬品です。

これらの違いは生菌以外に含まれているビタミン類や消化酵素など配合成分の違いで、実際には効果に大きな差はありません。また、整腸剤と一緒に摂取する事で高い効果を得られる食品は、善玉菌のエサとなってくれるオリゴ糖(きなこやハチミツなど自然な甘みを持つもの)や食物繊維を多く含むキノコ類、海藻類や豆類などです。

おなかの悩みでも、人によって症状や原因はさまざまです。季節や体調によって症状が変化するという方も少なくないでしょう。ポイントは、自分の悩みに合わせて選ぶことです。

市販薬はあるの?その価格は?

では、市販で整腸剤を手に入れたいと考えた場合、具体的にどのような市販の薬があるでしょう。市販の整腸剤と言えば、ビオフェルミン製薬株式会社から販売されている「人にはヒトの乳酸菌」というキャッチコピーで有名な「新ビオフェルミンS錠」がとても有名です。ドラッグストア・薬局だけでなく、スーパーやコンビニでも販売可能な指定医薬部外品は、手軽に手に入りやすい商品です。価格と内容量は以下の通りです。(2020年7月現在)

新ビオフェルミンS錠(指定医薬部外品) 錠剤(ビン入り品)・130錠 930円(税抜価格)・350錠 2,150円(税抜価格)・540錠 3,150円(税抜価格)・45錠(分包タイプ)450円(税抜価格)

※1日1回3錠(15歳以上)。5歳未満は服用できませんが、3か月の赤ちゃんから服用できる細粒タイプも販売されています。ビオフェルミンシリーズには、他にも下痢を止める医薬品成分が入ったものや、腸内の停滞しているガスを消してお腹の張りをやわらげるタイプのお薬も販売されていますが、医薬品分類が変わります。(第2類、第3類などが多数)
どのような成分が配合されているかを確認して症状に合ったお薬を選ぶようにしましょう。

また、医療用のビオスリーを販売している武田コンシューマーヘルスケア株式会社が市販薬のビオスリーも販売しています。

ビオスリーHi錠 (指定医薬部外品)錠剤タイプ・42錠 980円(税抜価格)・180錠 2,280円(税抜価格)・270錠 3,180円(税抜価格)

ビオスリーH (指定医薬部外品)錠剤タイプ(粉のお薬)・36包(1g×36) 1,380円(税抜価格)※含まれている生菌類は、ビオスリーHi錠と一緒です。※1回2錠、1日3回服用成人(15歳以上)※5歳未満服用しないこと

ビオフェルミンとの違いは?

「ビオフェルミンS」シリーズが市販の薬として販売しており、CMなどで見かける事も多いと思いますが、市販の薬だけでなく「ビオスリー」同様、「ビオフェルミン」も医療用医薬品として保険薬局等で処方されることがあります。医療用と市販薬との成分に違いはありませんが、医療用医薬品は、病院など医療機関で医師が患者さんの状態に応じて、治療を目的として処方するお薬です。

市販の薬は、セルフメディケーションの範囲で整腸(腸の調子を整える)作用を目的として購入する事ができる指定医薬部外品です。近年、各社が菌の研究開発を重ね、特色を持たせた製品を発売していて、腸の健康への需要が高いのがうかがえます。例をあげた、「新ビオフェルミンS」と「ビオスリーHi錠」の違いとしては、配合されている菌の働き方が違います。

ビオフェルミンSは、ビフィズス菌+フェーカリス菌+アシドフィルス菌という3種類の乳酸菌が産生する乳酸や酢酸によって、腸内のPH値が産生になることで他の善玉菌が活動しやすい状態にしてくれます。菌類の活動土台を作るというようなイメージですね。ビオスリーHi錠にも乳酸菌+糖化菌(ラクトミン)+酪酸菌3種類の善玉菌が入っていますが、腸内の善玉菌を住みやすい環境にしてくれる乳酸菌(これはビオフェルミンと同じ)に加えて、糖化菌という菌が配合されています。
糖化菌は、乳酸菌が分解できないデンプンを分解・吸収する事で乳酸菌がより多く産出されやすい環境を作ってくれる役割を担ってくれます。乳酸菌が増えてくれることで、酪酸菌が増えやすくなります。この酪酸菌は大腸の上皮粘膜を強化し、大腸のエネルギー源となる「酪酸」という物質を生成する菌です。ビオスリーHi錠は、この酪酸菌を強化しているのが特徴で、3つの菌がうまく循環・共生し合う事で、腸内環境を整えてくれるメカニズムとなっています。
また、ビオスリーに配合している活性菌のうち、糖化菌と酪酸菌は胃酸の影響を受けません。酪酸菌に特化して言えば、一見ビオスリーを選ぶ方が効果がありそうな気になってきますね。確かに3種類の働き方の異なる菌が配合されている事で、カバー範囲が広い事がメリットだと言えます。

ただ、酪酸菌を増やすのに一番大切なのは「食物繊維」です。食物繊維は、穀類 、豆類、芋類 、野菜、青菜類や果物、きのこ類、海藻類などたくさんの食品に含まれていますので、普段の食事や食品などで強化する事も充分可能です。ただし、慢性的に症状があり、継続して摂る必要がある人や、もともと胃腸の虚弱体質などで消化吸収能力自体が落ちている人、ライフスタイルなどによりどうしても食事だけでは摂取が難しい場合などに、酪酸菌も配合されている整腸薬を試してみるのが良いでしょう。

どうすれば購入できる?

指定医薬部外品や医薬部外品は薬局や薬店でしか販売できない薬とは異なり、コンビニやスーパーでも販売が可能なお薬です。街のドラッグストア店などで比較的手軽に購入することができます。
また、すべての一般用医薬品は、一定の条件の下、インターネットや電話などで販売できるようになりました。ただし、使用に特に注意が必要な「要指導医薬品」に分類される商品は対面販売に限ります。※商品や製品の購入時に専門家からの情報提供を受ける必要がある場合があります。
店頭および各ショップ、または健康日本堂調剤薬局までお問い合わせください。

処方箋なしで購入できる零売について

東京都内で零売を行う健康日本堂調剤薬局赤坂店では、全国処方箋受付も一般の保険調剤薬局と同じように対応しながら処方箋がなくても購入できる「零売」に対応している全国でも数少ない薬局です。

健康日本堂調剤薬局赤坂店の概要

住所:東京都港区赤坂3-14-3 渡林赤坂ビル1階
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FAX:03-5797-8713
営業日・時間:月~金10:00〜19:00 / 土:9:00~17:00
定休日:日・祝
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