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ロキソニンテープは通販で販売しているの?医療用医薬品と市販薬の特徴や詳細について紹介

監修薬剤師 廣瀬安國
2020年11月29日
ロキソニンテープと同じ薬効成分の商品が市販されていることをご存知でしょうか?
近年では、ロキソニンテープも市販薬としての販売が規制緩和によって可能となりましたが、医療用医薬品と市販薬ではいくつか違いがあります。
今回はロキソニンテープの医療用医薬品と市販薬の違いと通販で購入が可能なのか解説します。

ロキソニンテープは関節などの痛みを抑える外用薬

ロキソニンテープは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類されるロキソプロフェン水和物という成分を含んだ貼付剤です。ロキソニンテープは炎症を抑えることで痛みを抑えたり、腫れを抑える効能を持っています。
湿布などの貼付剤には大きく分けて2種類存在して、テープ剤とパップ剤があります。テープ剤は伸縮性のある基部に有効成分と粘着剤が塗布されていて、薄くて伸縮性があるので比較的粘着性が強いことが特徴ですが、皮膚への刺激が強いのでかぶれには注意が必要です。パップ剤は、有効成分と水分を多く含む軟膏が塗布されていいるので貼り付けた時に冷たく感じることと厚みがあることが特徴です。パップ剤はテープ剤に比べると剥がれやすいですが、水分を多く含んでいることで保湿効果もあって皮膚への刺激が少ないです。パップ剤は水分を多く含んでいるので気化熱で患部を冷やす効果もあります。
ロキソニンテープは、比較的に伸縮性と密着性が高いので肘や肩などのような動きの大きい部位にも密着して貼り付けることができます。高い密着性から腰や肩に貼って眠っても朝起きて剥がれているということも少ないです。かぶれが気になる方はロキソニンパップを選ぶといいでしょう。

ロキソプロフェンという成分が解熱鎮痛効果を持つ

体内でプロスタグランジンという物質が生成されると神経が刺激されて痛みが発生したり、体温を上昇させたりします。これらの作用が発熱や炎症という形で症状として現れます。本来、炎症反応は体内に進入した細菌やウィルスなどの異物、死んでしまった自分の細胞を排除する時に起こる反応ですが、慢性的に症状が続くと日常生活にも影響が出ます。
ロキソプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される成分で、プロスタグランジンが体内で生成されるのを抑制する効果があります。プロスタグランジンの生成が抑制されると痛みや発熱、腫れの原因である炎症が抑えられるので、解熱鎮痛効果があらわれます。市販されている解熱鎮痛剤のほとんどが非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる系統の成分が配合されています。
ロキソニンテープに含まれているロキソプロフェンはプロドラッグという特徴を持っています。プロドラッグは体の中に吸収されてから活性型に変化して効果を発揮する設計のことです。そのため、多くの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は副作用として胃腸障害がありますが、プロドラッグ設計にすることで非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に特徴的な副作用を軽減することができるのでロキソニンは用法、用量を守れば比較的胃に優しい解熱鎮痛薬といえます。

副作用や特徴、注意点について

ロキソニンテープを含むテープ剤は、密着性が高いのでパップ剤に比べると皮膚刺激が強くかぶれなどの皮膚症状に注意が必要です。そのため汗をよく拭いてから患部に貼ったり、長時間貼らないなどの注意点があります。
ロキソプロフェンを含むほとんどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が注意するべき副作用として胃腸障害があります。
胃酸は強力な酸性で本来であれば胃壁は溶かされてしまうのですが、胃壁から粘液を分泌することで胃酸から胃を守っています。胃の粘液の分泌を促進してくれるのがプロスタグランジンです。そのためプロスタグランジンの生成を抑制してしまう非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を飲んでしまうと胃の粘膜が荒れてしまいます。ロキソニンテープは、飲み薬とは違って直接的に体内に入れるわけではなので急激に胃腸障害を起こすことは少ないと考えられますが、皮膚から体内へ有効成分が浸透するので胃の不快感が起こる可能性があります。また、解熱鎮痛剤を服用することで喘息が誘発されることがあります。アスピリン喘息とも呼ばれていて非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用することで発生する喘息です。過去にアスピリン喘息を経験した方はロキソニンテープを含めた貼り薬や飲み薬は使用しないでください。
その他にも、肝機能や腎機能が低下している方は、薬の有効成分が体内から排出するのに時間がかかるので副作用が出やすいので注意が必要です。気になる症状があらわれたら医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

医療機関で医療用医薬品として使用されている

ロキソニンテープは医療機関で医療用医薬品として使用されているため、多くの人が使用しています。医療用医薬品としてのロキソニンテープは50mgと100mgという規格が存在していて、違いは大きさです。ロキソニンテープ50mgは7cm×10cm、ロキソニンテープ100mgは10cm×14cmとなっています。
ほとんどの場合では、病院やクリニックなどで医師が診察をした上で処方箋を作成してから薬局で処方箋をもとに薬剤師が渡したものを使います。原則としてはロキソニンテープ50mg、100mは処方箋がないともらうことができないです。

市販薬として販売可能に

医療用医薬品としてのロキソニンテープ50mg、100mgは処方箋が必要でしたが、市販薬として医療用と同じものが販売されています。ロキソニンSテープとロキソニンSテープLという名称で販売されていますが、製造している会社も同じで有効成分と配合量、添加物までもが医療用と同じものです。その他にもロキソニンSパップも販売されていて、こちらも医療用と同じです。
ロキソニンSテープは7cm×10cmでロキソニンテープ50mg、ロキソニンSテープLも10cm×14cmでロキソニンテープ100mgと同じです。内服薬のロキソニンSは第1類医薬品であるため薬剤師が不在だと購入ができませんが、ロキソニンSテープは第2類医薬品に分類されるので薬剤師が不在でも購入できます。
そのため、薬局薬店の店舗営業時間内であれば、仕事などで病院やクリニックへの受診が時間的に難しい場合やとりあえず痛みを抑えたいけど効果がしっかりしているものが必要という方にはロキソニンSテープを選んでみるといいでしょう。日用品の購入のついでに置き薬として購入もできます。

他の商品として内服薬のロキソニンsがある

ロキソニンSテープ以外にも内服薬としてロキソニンSというものが存在しています。貼り薬とは違い、内服薬は飲んでから体内に吸収されてから体全体に有効成分が効果を発揮します。そのため、湿布が貼りにくい部位の痛みにも効果を発揮します。ロキソニンテープだと顔に貼ると目立ってしまい、頭だと髪の毛が貼り付きます。そのためはの痛みや頭痛など湿布を貼ることはできない部位の痛みには内服薬のロキソニンSを選んだ方がいいです。
ロキソニンSは医療用医薬品のロキソニン錠60mgと同じ内容のお薬です。製造している会社も同じで有効成分、分量も同じお薬です。しかし、ロキソニンSは第1類医薬品に分類される市販薬なので薬剤師の説明がないと販売することができない医薬品です。そのため、ドラッグストアで購入しようとしても薬剤師が不在だと購入できないので注意が必要です。
ロキソニンSには、ロキソニンSプラスやロキソニンSプレミアムという複数の有効成分が配合されている商品が販売されています。
ロキソニンSプラスは、解熱鎮痛成分であるロキソプロフェン以外にも酸化マグネシウムが配合されています。酸化マグネシウムは胃酸を中和することで胃の粘膜を保護する作用があるのでロキソニンの副作用である胃腸障害を予防する効果がります。
ロキソニンSプレミアムは、ロキソニンシリーズでも最も多くの有効成分が配合されています。有効成分であるロキソプロフェンの鎮痛作用を高める補助成分と胃の粘膜を保護する成分を含んでいるのでロキソニンSでの症状に対する効果や副作用に不安がある方にはおすすめです。

病院で医師からもらう場合と薬局薬店で買える場合の違いとは?

ロキソニンテープは、市販薬と医療用医薬品には大きな違いは存在しません。製造会社が同じであるため有効成分と分量、添加物まで同じなので名称やパッケージが違うだけといえます。
しかし、病院で医師から処方箋をもらって薬局で薬剤師からもらう場合には国民健康保険などの公的医療保険を使うことができます。健康な若い人のほとんどは3割負担で、場合によっては公費負担で医療費や薬剤費の支払いがないこともあるので費用面で安く済むことがあります。ロキソニンSテープのメーカー小売希望価格は7枚包装で980円(税込1078円)、14枚包装で1580円(税込1738円)でロキソニンSテープLは7枚包装で1580円(税込1738円)です。そしてロキソニンテープ50mgの薬剤費は2020年現在では1枚21.50円で7枚包装で150.5円で医療費が3割負担の場合には約45円です。ロキソニンテープ100mgだと1枚32.50円で7枚包装で227.5円で3割負担だと約68円です。これらの値段は薬だけの値段なので病院の診察代や薬局での調剤基本料などが別途かかるので合計した価格はこれ以上の値段ですが、持病などで病院に受診することがあれば医師に相談してみてもいいでしょう。医師の診断のもとに薬剤師が確認してお薬がもらえるので安心感もあります。
しかし、病院へ受診してから処方箋をもらい、薬局で薬をもらうという流れがあるためどうしても時間がかかります。他に持病があって病院に受診するのであれば医師に相談することで処方してもらうことができますが、仕事や家事、育児などで忙しい生活を送っている方には病院への受診に時間を使うことができない方もいるでしょう。また、ロキソニンテープなどの湿布には処方できる枚数に制限があるので注意が必要です。薬局薬店でロキソニンテープを購入する場合には、営業時間であればすぐに購入できるので仕事帰りや買い物のついでに買えます。購入する枚数に制限もないので予備として欲しい場合にも市販薬での購入がおすすめです。
最近では、大手家電量販店やスーパー、ショッピングモールにもドラッグストアが進出しているので利便性が向上しています。

ロキソニンsテープは通販でも購入可能

ロキソニンSテープは薬局薬店などの店舗以外にも通販で購入できます。
インターネットの普及で様々なものが家にいながら購入できるようになりました。市販薬についても大手通販サイトで取り扱われているので薬局薬店などの店舗が付近にない地域に住んでいる場合や店舗で購入するのが手間に感じる場合には通販で購入してみるのもいいでしょう。価格面でも大手通販サイト独自のポイントやセール、クレジットカードのポイントを利用することで安く抑えれることがありますが、送料がかかることで店舗で購入するより値段が割高になることもあるので注意が必要です。
また、仕事などで家をあけることが多い場合にはコンビニ受け取りや職場への配送も可能となっているので様々な方にとって通販で購入することにメリットがあります。
しかし、店舗で購入する場合とは違って専門家に相談することが難しいことがデメリットです。通販サイトごとに対応が異なりますが、メールか電話で相談することが多いです。持病がある場合や他に医薬品、サプリメントを使用している場合や過去に医薬品を使って副作用が起きたことがある方には通販でロキソニンテープを購入する前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談しておくといいでしょう。

症状や用法用量について薬剤師に確認しましょう

ロキソニンSテープは第2類医薬品に分類(2020年11月時点)されるため、薬剤師が不在でも購入できます。以前から使用していて医師や薬剤師、登録販売者に相談したことがある場合にはそのまま購入しても問題はありません。しかし、持病を持っていて他に医薬品を使用している場合やサプリメントを使っていたり、過去に薬を使って副作用を起こした場合には薬剤師に相談してください。市販薬は医師の診断がなくても購入することができるため気軽に使用できますが、医薬品であるため副作用は必ず存在しています。使うひとによっては重篤な副作用が起きる可能性があります。ロキソニンSテープのような湿布でも副作用は存在し、貼った場所が かぶれる以外にも、皮膚から体内へ浸透して効果を発揮する特性から胃の不快感やアスピリン喘息などの内服薬と同様の副作用が出ることもあります。
そのため、初めてロキソニンSテープを購入する際には薬の専門家でもある薬剤師に相談するといいでしょう。
参考文献
ロキソニンSテープ
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/loxonin-s_tape/
ロキソニンテープ100mgの基本情報
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/26/2649735S3020.html
【2020年】《基礎知識》湿布薬「モーラステープ」と「ロキソニンテープ」の違いと比較
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/zbjmc
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監修薬剤師 廣瀬安國
調剤薬局で薬剤師として従事。 薬剤師として学んだ知識と経験を活かして、医療用医薬品だけでなく身近に存在している市販薬についてもわかりやすく伝えることを意識して記事を執筆しています。
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