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オンライン診療

クリニックでオンライン診療を受診できるか?対応施設や受診の流れを紹介

監修医師 木村眞樹子
2021年01月25日
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けてオンライン診療を導入する医療機関が増加しています。主に外来患者を診察するクリニックは医療機関の中でも身近な存在です。かかりつけ医としてクリニックを受診されている方もいらっしゃると思います。その身近なクリニックでもオンライン診療を利用できる場合があります。今回はオンライン診療に対応しているクリニックの検索方法や受診までの流れをご紹介します。

オンライン診療とは

オンライン診療とは、「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び 診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為」と定義されています。例えば、患者は自宅にいながらにしてスマートフォンなどの情報通信機器を通して医師の診察や診断を受け、治療に必要な薬の処方などの行為がリアルタイムで行われることです。

新型コロナウイルス感染症拡大で導入する医療機関が増加

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、外来受診を控える方が増えた令和2年3月から6月にかけてオンライン診療料に関する施設基準の届け出を新たに行った医療機関が多かったことがわかっています。令和2年10月末の時点で16587の医療機関が電話・情報通信機器を用いた診療を実施できると届け出を行っています。

厚生労働省のホームページに実施可能な施設の一覧を掲載

厚生労働省のホームページでは対応医療機関リストが都道府県別に掲載されています。この一覧では、「病院名」「住所」「電話番号」など医療機関の基本情報の他、「初診の電話等を用いた診療の実施の有無」「再診の電話等を用いた診療の実施の有無」「対応診療科」「担当医師名」「対面診療が必要と判断した場合に連携する医療機関名」などの情報を閲覧することができます。

オンライン診療の流れ

オンラインによる診療は一般的な対面で診察を受ける場合と一連の流れが異なります。ここではオンライン診療の流れをご紹介します。

かかりつけ医や近隣の施設に対応可能か問い合わせ

受診を希望する医療機関がオンライン診療に対応しているか確認する必要があります。医師の判断によってはすぐに病院やクリニックなどの医療機関の受診を必要とする場合があり、できるだけ自宅から近い医療機関を選択することが勧められています。オンライン診療に対応する医療機関を確認するには以下の2つが代表的な方法です。

①厚生労働省のホームページに掲載されている「対応医療機関リスト」を確認する。
②かかりつけ医や最寄りの医療機関の窓口に電話等で直接確認をする。

この他、オンライン診療をサポートするアプリを使って医療機関を検索する方法がありますが、選択するアプリによって登録している医療機関が異なる点には注意が必要です。

電話やアプリで受診の事前予約

医療機関によって事前予約の方法が異なります。電話や受診する医療機関のホームページで予約方法を確認し、電話やアプリで受診の事前予約を行います。

オンラインによる医師の診察

医療機関側からオンラインで接続され診療が開始されます。受診を希望している本人であることを確認するために、求めに応じた個人情報を伝えます。その後、医師へ症状等の説明を行います。オンラインでの診療には限界があり、診断や処方が困難な場合があります。診察後、医療機関への受診を推奨された場合は必ず医療機関へ対面での診察を受けるようにしましょう。

クリニックなど医療機関から薬局へ処方箋を送信

クリニックなどの医療機関から患者が希望する薬局へ処方箋情報をファクシミリ等で送信します。その後、クリニックなどの医療機関は処方箋情報を送信した薬局へ処方箋を送付します。

薬を郵送することもある

調剤された薬剤は薬局と相談の上、薬剤の品質が保持され確実な受け渡しが可能な場合に限り郵送にて薬剤を受け取ることも可能です。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い基準が一部緩和

令和2年4月10日に厚生労働省の事務連絡により、オンライン診療の基準が時限的・特例的な取り扱いが講じられています。これは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い講じられたもので、以下にもありますが初診からオンラインでの診療が可能となる場合があります。

初診患者でのオンラインでの診療も可能に

患者からの求めがあり、医師がオンラインでの診療が可能と判断した場合は時限的・特例的な取り扱いとして初診でもオンラインでの診療が可能となっています。

オンライン診療によるメリット

ここまでオンライン診療を利用した場合の流れについてご紹介してきました。では実際にオンライン診療を選択した場合に対面診察とはどういった違いがあるのでしょうか。まずはメリットからご紹介します。

通院や診察待ちの時間削減

クリニックを含む医療機関に行く必要がありませんので、通院にかかる時間が削減されます。また、予約時間までの時間を医療機関で過ごす必要もありませんので待ち時間の時間も削減できます。

自宅で診察が受けられる

スマートフォンやタブレットなどの情報通信機器とインターネットに接続できる環境があればどこにいても診療を受けることが可能です。新型コロナウイルス感染症が拡大している現状を踏まえると、外出機会を減らし自宅で診療を受けることは大きなメリットと言えるでしょう。

新型コロナウイルス感染防止対策に

対面診療ではありませんので、人との接触機会を減らすことができ新型コロナウイルス感染症の感染防止対策にも有効でしょう。

オンライン診療のデメリット

情報通信機器の利用が必要

オンラインでの診療を利用するための環境が必要です。スマートフォンやタブレットなどの情報通信機器を利用しインターネットに接続できる環境を整える必要があります。

検査が出来ず得られる情報が少ない

対面診察と比べて得られる情報が少ないため、全身状態の把握や一定の診断が行えないことがあります。オンライン診療では問診、視診により診察を行いますが、必要に応じた触診、聴診、その他医療機関で実施できる検査も行うことができません。そのため、診断の際に検査が必要な疾患については対面診察が必要となります。

処方できない薬がある

患者側が診療を受けようとするクリニックにとって初診患者もしくは再診患者など立場により処方の可能な薬が異なります。特に過去に受診した記録のないクリニックでの初めての受診がオンライン診療の場合は処方できる薬に制限が多く、処方日数にも制限があります。

症状や疾患によっては対面受診が必要な場合も

オンライン診療では、得られる情報が少なく診察や治療に限界があります。また、対面診察とは異なり直接的な外科的治療を行うことはできませんので、オンライン診療における患者の治療は、問診と視診に基づいた内科的な薬物治療が中心となります。患者の状態について医師が十分な情報を得ることができないと判断した場合、また症状や疾患によっては対面受診が必要と医師から推奨される場合もあります。この場合は必ず直接医療機関を受診するようにしましょう。

まずはクリニックや病院に相談してみましょう

オンライン診療を希望される場合は、診療が可能かについて希望のクリニックや病院に相談してみましょう。また、先が見通せない現状ではかかりつけ医をお持ちの方は事前に対応が可能かどうか確認しておくとよいでしょう。
参考文献
オンライン診療の適切な実施に関する指針
遠隔医療とその問題点
オンライン診療料の届け出、3か月で3.4倍に
令和2年7月~9月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果
厚労省、オンライン・電話診療対応医療機関リストを公表
電話・オンラインによる診療がますます便利になります。
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて
「人との接触を8割減らす、10のポイント」を公表しました
完全初診患者への電話等診療、「ハイリスク薬の投与禁止」「処方日数7日まで」等のルールを遵守せよー厚労省
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監修医師 木村眞樹子
現役医師、産業医 10年以上大学病院で臨床に従事、産業医として企業の健康経営にも携わる 2019年より医療ライターとしても活動している
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