アフターピルは薬局で購入できる?購入方法やオンライン診療の活用方法、緊急避妊薬の値段などを徹底解説
更新日:2024年05月16日
アフターピル(緊急避妊薬)について
約84%の確率で避妊効果が得られる
アフターピルは、望まない妊娠のリスクがある場合に用いる緊急避妊薬です。 推奨された時間内に間に合うよう早めに服用すると、排卵を止めたり受精卵の着床を妨げたりする効能が得られます。約84%の確率で、妊娠を回避することが可能です。
アフターピルは「モーニングアフターピル」とも呼ばれていますが、普段から服用する低用量ピルとは成分の量が異なります。 性交渉の後72時間(3日)以内に飲む必要があり、早く飲めば飲むほど効果が高まります。
どんな時にアフターピルが必要?
アフターピルは、
・避妊をせずに性行為をした後
・膣内射精した時
・コンドームが破れた時
・性行為中に抜け落ちた時
・コンドームの裏表を間違えて装着してしまった時
・低用量ピルの服用を忘れた時
・下痢によってピルの効果が得られにくくなった時
・性器同士が触れ合ってしまった時
・膣外射精などのトラブルが起きた時
などに服用する薬です。
膣外射精は避妊とは言えません。膣外射精をした女性の約20~25%は妊娠することがあり、膣外射精が起きたら、避妊をしなかったのと同じように対応する必要があります。
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アフターピルを購入する方法
薬局・ドラッグストアでは市販されていない
日本では2024年現在、試験販売されている145店舗の薬局を除いて、アフターピルをドラッグストアで手に入れることができません。アメリカやヨーロッパでは、多くの方が利用するドラッグストアでも、アフターピルが販売されています。しかし、日本では医師の処方がないと、低用量ピルもアフターピルも買えないようになっています。
また、ピルを飲むと、定期的にがん検診などの検査を受けなければならなくなります。そのような検査も受けられる、医療機関に行くようにしましょう。
医師から処方箋をもらえば、薬局でアフターピルが買えるので、処方箋を受け付けている薬局で購入しましょう。また、マツモトキヨシやスギ薬局など、一部のドラッグストアの中では、処方箋を提出すればピルが受け取れるお店もあります。
ピルをもらう際には、薬剤師から服薬の仕方を教えてもらい、薬剤師の目の前で薬を飲みます。その後に、薬剤師が医療機関に服薬の報告をします。
通販サイト・海外輸入でアフターピルを購入するのは危険です
通販サイトなどで販売されているアフターピルの中には、海外から輸入された薬もあります。偽物のアフターピルを販売している業者もいますし、日本で処方される薬とは成分や量が異なっている可能性も否めません。また、個人輸入した薬を売ることは薬機法に反するので、購入側も問題になる可能性があります。
それゆえに、アフターピルは医療機関で処方してもらうことをお勧めします。
医療機関で処方してもらう
アフターピルを処方してもらうには、医療機関から発行された処方箋を受け取らないといけません。産婦人科などで診察を受けて、直接薬をもらうのが一般的ですので、普段からかかっている婦人科がある場合は、そこへ相談すると良いでしょう。
オンライン診療で処方してもらう
原則として、女性の健康に関する相談窓口等において、対面診療が可能な医療機関等に係る情報を提供することとされていますが、地理的要因がある場合や、女性の心理的状況に鑑みて、対面診療が困難である場合には、例外的に、産婦人科医や厚生労働省が認めた研修を受けた医師が、初診からオンライン診療にて、アフターピルを処方することが可能です。なお、この場合でも、オンライン診療をした医師は一錠のみの院外処方をするものとされ、また、受診した女性は、薬局において薬剤師の面前で内服することとされており、郵送により処方することはできません。上記のように対面診療が困難な場合には、病院・クリニックに行く必要ないので、人目を気にする方でも自宅から出ずに診察を受けられます。
スマホやタブレットパソコンなどを使って、予約や診察をスムーズに受けられるのも魅力です。
アフターピルを服用する際の注意点
72時間以内に服用する
「ノルレボ錠(国内から承認されているアフターピル)」を服用する、または、昔からある緊急避妊法の「ヤッペ法」を行う場合は、必ず72時間(3日)以内に薬を飲まなければなりません。 服用を始めるタイミングが早いと、より薬の不妊効果が得られやすくなります。
もし副作用で嘔吐や下痢になった場合は、薬の成分が排出されてしまう恐れがありますので、もう一度同じ薬を飲むことが必要です。アフターピルを飲んだ日は、できる限り身体を休ませて、安静を心がけて過ごしてください。
副作用
アフターピルは、人によっては副作用が全く出ないこともありますが、頭痛や吐き気、乳房の張り、眠気、倦怠感、胃や腸の不調、不正出血などが起こる可能性があります。
多少の副作用でしたら、薬が働いている証拠でもあるため、あまり気にしなくても問題ありません。ちなみにほとんどの副作用は、24時間以内に治まります。
また、少し茶色っぽい不正出血でしたら心配は要りませんが、真っ赤な不正出血が見られたり、性器の痛み・かゆみも伴っていたりする場合は、早めに産婦人科などの専門医に診てもらってください。
アフターピルの効果を知る方法
「月経が来た」=「避妊成功」のサイン
アフターピルは、排卵を止めることで妊娠を防ぐ効果を持っています。そのため避妊ができると、月経がきちんとやって来ます。服用から平均10日後、早い方は4~5日で月経が始まります。
なお、アフターピルの影響によって子宮内膜が薄くなるため、いつもの月経より出血が少なくなる可能性があります。出血がいつもより少なくても、3日以上続けば月経だと思って大丈夫です。
消退出血があったら避妊した確率が高い
消退出血(しょうたいしゅっけつ)とは、アフターピルを飲んだ後、2週間以内に2〜3日間の出血が起こることです。薬の影響によって子宮内膜が薄くなった結果、その子宮内膜が突然剥がれることで起こります。
消退出血は、避妊に成功した可能性が高いサインでもあります。また、消退出血が見られない方もおられますが、月経が来る日の前後に、「生理が来た」と思える程度の出血が確認できましたら、「避妊できた」と考えても良いでしょう。
不正出血だけの可能性がある
消退出血は、通常の月経の出血と比べて出血量が少なめです。「消退出血と思っていたけど出血が多い」「なかなか血が止まらない」などのお悩みがありましたら、不正出血や妊娠の兆候である着床出血が疑われます。
次の月経が来るまで分かりませんので、次の月経がきちんと来るかどうかをチェックしましょう。
生理が来なかったら妊娠しているかもしれません
アフターピルは、生理周期に影響を与えることがよくあるので、数日程度の遅れでしたら心配しなくても問題ありません。通常は、本来の月経予定日から1週間以内には、月経が開始されます。
しかし、生理予定日から1週間以上過ぎても生理が来ていない場合は、妊娠している可能性が疑われます。その場合は、妊娠検査薬を使ったり婦人科へ相談したりするのが望ましいです。
今後はどうなる?アフターピル薬局販売について
日本産婦人科医会が医師に聞いたアンケートによりますと、90%以上の医師が薬局でのアフターピル販売について「心配だ」と答えています。
厚生労働省が行った「緊急避妊薬のスイッチ OTC 化に係る検討会議での議論」に対するパブリックコメント緊急避妊薬検討会議(2022年)では、46,312件の意見が集計され、賛成意見が45,314件も寄せられていましたが、医師の多くは心配しているという現状です。
実際に、薬が転売されたり、コンドームを使用しないことによって性感染症の患者数が増加したり、男性が避妊に協力しなくなったりすることなどが心配だという声も挙がっています。
また、「薬だけで問題が解決するわけではないのに、問題を見ないふりをすることになるのではないか」という意見も少なくありません。
アフターピルは最近、メディアで話題になったことから、少しずつ多くの方に知られるようになりました。しかし、市販化の開始時期などは未だに確定されていないことから、市販での流通はかなり先になるのではないかと懸念されています。
日本は他国と比べてアフターピルの市販化が遅れていますが、2023年11月からでは、処方箋なしでの試験販売が開始されるようになりました(各都道府県で要件を満たしている調剤薬局2〜3店舗ずつ、合計145店舗で開始)。
実際にアフターピルの市販化を望む方は多くいますし、この試験販売の結果がどのように動くのか、今後の動向が気になりますね。
まとめ
この記事では、アフターピルが薬局で購入できるのか、どうやって処方してもらうのかなどについて、説明しました。 残念ながら2024年現在では、試験販売を導入している薬局を除いて、処方箋なしでアフターピルを購入することができません。
ただし、例外的に対面診療やオンライン診療を通して、処方してもらうことは可能です。処方箋がお手元にあれば、薬局で処方してもらえます。
アフターピルは早めに飲むことが大切ですので、この記事でご自身に合ったクリニックを探してみてくださいね。
SOKUYAKUオンラインクリニックは、アフターピルのオンライン診療に対応可能です。医師が1人ひとりにピッタリな薬を処方します。いつでもどこにいても診療が可能です。ぜひ、利用してみてください。
医師
馬場 敦志
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。
服用方法を確認するとともに、思わぬ副作用など起こった場合には医師に相談できる環境が重要です。
医師の立場としては、対面での診療した上で、緊急避妊薬を処方するのが一番だと考えます。
しかし、緊急避妊薬のために、すぐに受診できない事情がある方は、オンラインでのアフターピル内服処方が便利でオススメです。
避妊に失敗した場合、うしろめたさから受診をためらう方もいるかと思いますが、勇気を出して受診するようにしましょう。