オンライン診療の保険診療と自費診療の違いとは?
更新日:2024年05月16日
ここでは、オンライン診療の現況について紹介していきます。気になる方はぜひご覧ください。
保険診療と自由診療、混合診療の違いとは?
保険診療とは
保険診療とは、公的医療保険にあたる健康保険などを使って受けられる診療です。
検査や治療の内容は病気によって決まっており、診療報酬点数によって定められています。日本では公的健康保険制度に入っている場合、同じ治療であれば、支払うお金も同一とされます。
病院で費用を支払う際は、原則3割負担となります。なお、高齢者や未就学児につきましては、全額の1〜2割支払うだけで済みます。
自由診療とは
自由診療とは、医療保険の対象外となる診療です。
病院・クリニックなどによっては「自己負担」「全額負担」「10割負担」と呼ばれることもあります。厚生労働省の承認を得ていない治療法や薬品を用いる薬物療法は基本的に、自由診療の扱いです。具体的に言いますと、最新の未承認の抗がん剤や美容目的の医療、専門的な漢方治療などが当てはまります。
「海外では認可されているが日本では認められていない治療」が受けられますし、ご自身に合った治療を自由に選べるメリットも得られます。ただし、治療費は全てご自身で支払わなければなりません。そのため、どうしても医療費は高くついてしまいます。
混合診療とは
混合診療とは、「医療保険が適用される治療」と「適用されない自由治療」を同時に受けることです。 日本の医療保険制度は、国民全員が加入を義務付けられていて、国民全員が同じ医療を受けられる「皆保険制度」です。このことから混合診療は、現在の医療保険制度の趣旨に適していないため、基本的に認められていません。しかし、差額ベッド代や先進医療の費用などのように、保険診療と一緒に受けられることもあります。
オンライン診療の保険適用と自費診療について
そもそもオンライン診療とは?
オンライン診療とは、スマホやタブレットなどの端末を使って、病院の予約や支払いなどを含めた診療をWEB上で行う方法です。実際に病院やクリニックに行って診察を受ける方法は「対面診療」と言い、情報通信機器で診察を受ける方法は「オンライン診療」と言います。
※患者様の病気や状況によっては、オンライン診療が難しい可能性もあります。オンライン診療を希望する際は、必ずかかりつけの医師に相談してください。
オンライン診療とは、スマホやタブレットなどの端末を使って、病院の予約や支払いなどを含めた診療をWEB上で行う方法です。実際に病院やクリニックに行って診察を受ける方法は「対面診療」と言い、情報通信機器で診察を受ける方法は「オンライン診療」と言います。
※患者様の病気や状況によっては、オンライン診療が難しい可能性もあります。オンライン診療を希望する際は、必ずかかりつけの医師に相談してください。
初診でも診てもらえるの?
2022年1月、厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を改定しました。それにより2022年4月の診療報酬改定によってオンライン診療も初診で受けられるように認められました。
しかし、全ての医療機関がオンライン診療に対応できているわけではありません。オンライン診療を行っていない医療機関もありますので、受診する前にはきちんと調べてみましょう。
2022年1月、厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を改定しました。それにより2022年4月の診療報酬改定によってオンライン診療も初診で受けられるように認められました。
しかし、全ての医療機関がオンライン診療に対応できているわけではありません。オンライン診療を行っていない医療機関もありますので、受診する前にはきちんと調べてみましょう。
オンライン診療(保険適用)
オンライン診療が保険適用される病気もありますが、診療報酬点数は対面診療とは異なります。負担割合は3割(年齢などによって1割や2割もあります)と対面診療と同じになりますが、追加で「オンライン診療料」という料金がかかってしまいます。
加えて現在のところ、残念ながらオンライン診療で保険適用される病気はあまり多くありません。2018年の診療報酬改定では、内科・小児科・在宅診療の一部の病気にだけ、診療報酬点数がつくように項目が新設されました。
さらに、オンライン診療の医療報酬点数は対面診療の場合よりも低いです。医療機関にとっても、オンライン診療を始めるのに必要な時間や手間、費用がかかってしまうため、導入するのに躊躇ってしまう所も少なくありません。
オンライン診療が保険適用される病気もありますが、診療報酬点数は対面診療とは異なります。負担割合は3割(年齢などによって1割や2割もあります)と対面診療と同じになりますが、追加で「オンライン診療料」という料金がかかってしまいます。
加えて現在のところ、残念ながらオンライン診療で保険適用される病気はあまり多くありません。2018年の診療報酬改定では、内科・小児科・在宅診療の一部の病気にだけ、診療報酬点数がつくように項目が新設されました。
さらに、オンライン診療の医療報酬点数は対面診療の場合よりも低いです。医療機関にとっても、オンライン診療を始めるのに必要な時間や手間、費用がかかってしまうため、導入するのに躊躇ってしまう所も少なくありません。
自費によるオンライン診療
2018年の診療報酬改定で、医療報酬点数がつけられなかった病気につきましては、自由診療としてオンライン診療を受けることも可能です。
なお 「禁煙外来」などは、初診からオンライン診療が受けられます。健康保険組合に加入している方は、加入先の組合へ問い合わせてください。
※AGAは、初診は対面診療として受けながら、医師の判断に応じてオンライン診療に変更することもできます。
2018年の診療報酬改定で、医療報酬点数がつけられなかった病気につきましては、自由診療としてオンライン診療を受けることも可能です。
なお 「禁煙外来」などは、初診からオンライン診療が受けられます。健康保険組合に加入している方は、加入先の組合へ問い合わせてください。
※AGAは、初診は対面診療として受けながら、医師の判断に応じてオンライン診療に変更することもできます。
オンライン診療と対面診療の違い
オンライン診療の特徴
オンライン診療では、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットで、自宅や職場で診察を受けられます。薬はご自宅へ届けられます。
オンライン診療の一般的な流れ
①Webから予約日を設定する
予約ページで希望する日時を選び、予約してください。
予約ページで希望する日時を選び、予約してください。
②Web問診票への記入
診察前には必ず、問診票への記入をお願いしています。予約登録された際に使用したメールアドレスへ問診票のデータが送信されますので、忘れずにご回答ください。
診察前には必ず、問診票への記入をお願いしています。予約登録された際に使用したメールアドレスへ問診票のデータが送信されますので、忘れずにご回答ください。
③アプリのインストール・会員登録
予約完了メールに従ってアプリをインストールし、お手元のクレジットカードや健康保険証などの登録を完了してください。
予約完了メールに従ってアプリをインストールし、お手元のクレジットカードや健康保険証などの登録を完了してください。
④医師とのオンライン診療
予約時間になりましたら、スマホまたはタブレットでビデオ通話を行い、診察を始めます。
※予約時間前までにアプリのホーム画面から「チェックイン」する必要があります。
予約時間になりましたら、スマホまたはタブレットでビデオ通話を行い、診察を始めます。
※予約時間前までにアプリのホーム画面から「チェックイン」する必要があります。
⑤お薬の処方
お薬は「ご自宅への配送」または「薬局での受け取り」のどちらかで受け取れます。
お薬は「ご自宅への配送」または「薬局での受け取り」のどちらかで受け取れます。
⑥お薬の処方
お薬は「ご自宅への配送」または「薬局での受け取り」のどちらかで受け取れます。
お薬は「ご自宅への配送」または「薬局での受け取り」のどちらかで受け取れます。
⑦会計
診察後に登録したクレジットカードから費用が引き落とされます。
診察後に登録したクレジットカードから費用が引き落とされます。
診察に必要なもの
・スマホまたはタブレット(事前にアプリをインストール・登録してください)
・健康保険証
・クレジットカード
・(お手元にありましたら) 医療証、お薬手帳、検査の結果用紙など
まとめ
オンライン診療では、アプリをインストールしたスマホやタブレットなどを使って、受診していきます。
オンライン診療のメリットは下記の通りです。
・予約がスムーズに行える
・通院にかかる時間がゼロになる
・院内感染や二次感染のリスクがなくなる
オンライン診療に対応している病院・クリニックの中には、再診でもオンラインで受けられたり、キャンセル料が無料になったりする所もあります。また、オンライン診療による追加料金が発生しない医療機関もあります。
「仕事で忙しいので夜遅い時間でないと受診できない」「近所のクリニックが土日に休んでいる」というお悩みを持つ方にもお勧めできます。
SOKUYAKUは、保険診療・自費診療のオンライン診療ができる病院・クリニックを全国から検索できます。医師が1人ひとりに合わせたお薬を処方し、診察後には速やかに薬をご自宅まで発送します。気になる方はぜひ、利用してみてください。
医師
田頭 秀悟
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。
一方で自費診療(自由診療)でのオンライン診療は、そもそも選択肢が限られており、患者側の目的がはっきりしている場合が多いです。例えば、AGA(男性型脱毛症)やED(勃起障害)の治療薬、低用量ピルの処方を希望する場合などです。一方でそのような投薬を受ける場合には、利便性ゆえに漫然と服用を継続してしまいやすく、副作用などのリスクチェックが甘くなりやすいこと、あるいは他の病気が見過ぎされてしまう可能性があることに注意が必要です。
保険診療であっても自費診療であっても、オンライン診療を利用する場合は、なるべく病状の自己管理に努め、うまくいかない場合は対面診療で医師に相談するのが望ましいでしょう。