頭頂部の薄毛「つむじハゲ」はAGAが原因?原因や対処方法について徹底解説
更新日:2024年05月29日
AGAでは、出来る限り早期発見、早期治療がカギになります。しかし、他人に指摘される段階になると、すでに症状が進行していることが多いため、対処が遅れてしまいます。つむじの薄毛の原因はなんでしょうか?
この記事では、頭頂部、つむじハゲがなぜ起こるのか、そしてそれに対してどのような対処方法が有効なのかについて、わかりやすく解説していきます。
頭頂部の薄毛「つむじハゲ」はAGAが原因?
つむじハゲを引き起こす原因として考えられるものは、AGAなどが考えられます。
そもそもAGAとは
AGA、または「男性型脱毛症」とは、主に成人男性に見られる脱毛症になります。男性ホルモンの影響を受けやすい頭皮の部分、特に額の生え際や頭頂部で髪が薄くなることが特徴です。
ホルモンだけでなく、遺伝や生活習慣など他の要因も脱毛に影響を与えると考えられています。AGAは徐々に進行するため、時間が経つにつれて薄毛が目立つようになります。
AGAが進行するとつむじが薄くなりやすい
つむじハゲの原因として、一番可能性が高いのがAGAになります。おでこの生え際や頭頂部といった局所から薄くなっていくのが特徴です。日本皮膚科学会のガイドラインによると、日本の成人男性の約30%がAGAを発症し、50歳以上ではその割合が40%にも上るとされています。
AGAが進行しているつむじハゲの基準・見分け方
つむじが薄くなっていると判断するには、どうすればいいでしょうか?その見分け方を4つ紹介します。
つむじ周りの地肌が見える
頭皮の健康状態は、その色を見ることで判断ができます。通常、頭のてっぺんにあるつむじは、どちらに回しても中心部分だけがわずかに見えるものです。
しかし、薄毛が進行すると、このつむじの渦が広がり始め、頭皮がより広い範囲で透けて見えるようになります。この変化は、光を当ててみることでよりはっきりと確認できます。つむじの周りの髪の毛が薄くなり、地肌が目立つようになったら、薄毛のサインかもしれません。
つむじ周辺の肌が赤い
健康な頭皮は通常、青白いか黄色がかった色をしています。しかし、もし頭のてっぺんにあるつむじの地肌が赤や茶色に見える場合は、頭皮に何らかの問題があるかもしれません。
この色の変化は、乾燥、日焼け、または炎症などの頭皮のトラブルの兆候です。そして、薄毛の原因になることもあります。髪が薄くなっていると、その部分が紫外線にさらされやすくなります。つむじの色をチェックすることで、頭皮の健康状態を見極める手がかりにしましょう。
つむじが渦巻いていない
通常、つむじは髪の毛が右回りまたは左回りに自然に流れることで、その方向性がはっきりと分かります。健康な髪では、毛が均一に太く、しっかりとしたコシがあり渦巻きが明確です。
薄毛が始まると、髪の毛が細くなり量も減少し渦巻きが不明瞭になることがあります。これは、毛の流れが不規則になったり、場合によっては直線的に生えることもあるのが原因です。
つむじ周辺の毛が細い(短い)
通常、健康な髪の毛は頭のてっぺんであるつむじを含め、全体的に同じ太さや長さを保っています。しかし、薄毛が進行すると、ヘアサイクルが正常に機能しなくなり、髪の毛が十分に成長せず、細く短くなることがあります。特につむじの周辺が薄くなると、他の髪の部分と比べて明らかに異なる質感や長さになるため、薄毛の兆候として認識しやすくなります。
AGAの進行を抑えてつむじの毛を守る方法
頭頂部の薄毛は、日々の習慣とも密接な関係があります。健康に良くない生活パターンを改めることで、薄毛の問題を解決する手助けになるかもしれません。そのための具体的な方法をお伝えします。
栄養バランスに気を使って食事を取る
バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。インスタントやファストフードは手軽で美味しいものです。ただし、高カロリーで飽和脂肪が多く含まれており、過剰に摂取すると健康に影響を及ぼすことがあります。
これらの食品を多く食べると、血中コレステロール値が上昇し、頭皮の血行が悪くなることで、髪の成長に必要な栄養素が不足するかもしれません。
そのため、タンパク質やミネラル、亜鉛などを豊富に含む食品を積極的に取り入れましょう。これらの栄養素は髪の健康を支え、薄毛の予防にもつながります。
しっかりと睡眠をとる
良質な睡眠は髪の成長にとって非常に重要です。夜間、特に就寝後の初めの3時間は、髪を育てる成長ホルモンが活発に分泌されます。そのため、この時間に深い睡眠を取ってください。
夜更かしや徹夜は、貴重な成長時間を逃すことになり、髪の健康に悪影響を及ぼすかもしれません。毎晩十分な睡眠を確保することで、より強く太い髪を育てる手助けになります。
洗髪方法やヘアケア商品を見直す
髪を健やかに保つためには、頭皮への優しいケアが欠かせません。パーマやカラーリング、ヘアスプレーなどの化学製品は、使い続けると頭皮にダメージを与えることがあります。また、強力な洗浄成分を含んだシャンプーで力強く洗う行為や、シャンプーの泡をきちんと洗い流さないことも、頭皮にとって良くありません。
頭皮を刺激しない成分のシャンプーを使って、やさしく丁寧に洗髪し、その後はしっかりとすすぎましょう。育毛剤を使用して、頭皮の保湿を心がけることも大切です。
頭皮マッサージをおこなう
頭皮マッサージは、手軽にできる髪のケア方法の一つです。毎日行うことで、抜け毛や薄毛の予防効果が期待できます。ただし、マッサージを始めたばかりではすぐに髪が増えるわけではないため、根気よく続けましょう。
頭皮全体を優しくマッサージして、硬くなった部分をほぐします。指の腹や手のひらを使って、心地よいと感じる強さで行いましょう。
AGA治療を行う
AGAが疑われる場合、適切な治療を受けることが重要です。治療を受けるためには、医療機関を受診しましょう。医師は症状を確認した後、適切な治療法を提案し必要な薬を処方してくれます。通常、治療薬や外用薬を使い始めてから、3ヶ月から6ヶ月の間に薄毛の改善が期待できます。ただし、効果や期間は個人差があるため、注意してください。
AGAの治療法とは?
AGAの治療には、さまざまな方法があります。飲み薬や塗り薬による医薬品治療、頭皮に直接髪の毛を移植する植毛、そしてメソセラピーなどです。それぞれの方法には特徴があり、状態や希望に応じて選択します。
AGA治療薬の服用
AGA、つまり男性型脱毛症の治療には、「フィナステリド」と「ミノキシジル」が主要な成分です。フィナステリドは薄毛を引き起こす特定の男性ホルモンの作用を抑えることで、髪の脱落を減らし、薄毛の進行を遅らせます。ミノキシジルは頭皮の細胞を刺激して髪の成長を促すお薬です。
フィナステリド
フィナステリドを含む薬は、日本で初めてAGA治療薬として認められた「プロペシア」の成分と同じです。2015年には、この成分を含むジェネリック医薬品が国内で承認され、多くの製薬会社から販売されるようになりました。これにより、以前からプロペシアなどの治療薬を使用していた方にとっては、治療費を抑えられるようになりました。
フィナステリドは長期間服用しても身体が耐性を持つことはなく、依存状態になる心配もないため、安心して使用できます。
フィナステリドを含む薬は、日本で初めてAGA治療薬として認められた「プロペシア」の成分と同じです。2015年には、この成分を含むジェネリック医薬品が国内で承認され、多くの製薬会社から販売されるようになりました。これにより、以前からプロペシアなどの治療薬を使用していた方にとっては、治療費を抑えられるようになりました。
フィナステリドは長期間服用しても身体が耐性を持つことはなく、依存状態になる心配もないため、安心して使用できます。
ミノキシジル(内服)
ミノキシジルはもともと高血圧の治療に使われる薬で、血管を広げて血流を良くすることで血圧を下げる効果があります。しかし、この薬を服用していた人々の中で、髪の毛が増えるという副作用が見られたことから、薄毛治療にも応用されるようになりました。
ミノキシジルには、頭皮に塗るタイプの外用薬と、飲むタイプの内服薬の2種類があります。内服薬は、体内で効果を発揮するため外用薬よりも強力な効果が期待できます。ただし、副作用のリスクも考慮しないといけません。医師の診察を受けて処方されることが一般的です。
ミノキシジルはもともと高血圧の治療に使われる薬で、血管を広げて血流を良くすることで血圧を下げる効果があります。しかし、この薬を服用していた人々の中で、髪の毛が増えるという副作用が見られたことから、薄毛治療にも応用されるようになりました。
ミノキシジルには、頭皮に塗るタイプの外用薬と、飲むタイプの内服薬の2種類があります。内服薬は、体内で効果を発揮するため外用薬よりも強力な効果が期待できます。ただし、副作用のリスクも考慮しないといけません。医師の診察を受けて処方されることが一般的です。
ミノキシジル(外用)
外用薬は、成分濃度が5%以下のものであれば、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。ただし、高濃度のミノキシジルを含む外用薬は、医師の処方が必要です。
外用薬は、成分濃度が5%以下のものであれば、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。ただし、高濃度のミノキシジルを含む外用薬は、医師の処方が必要です。
植毛
自毛植毛は、自分の髪の毛を使った薄毛治療法で、特にAGAに効果的です。この方法では、頭の後ろや側面の髪の毛を採取し、薄くなっている部分に移植します。
移植する際には、髪の毛を育てるための組織も一緒に移すため、時間が経つと自然に髪が再び生えてきます。自分の髪の毛を使用するため、拒絶反応や感染のリスクが低く安全性が高いことが特徴です。
メソセラピー
毛髪再生メソセラピーは、薄毛のある部分に特別な成分を届けるために、レーザーや超音波を使用する新しいタイプの治療法です。これは、手術をせずに特定の薬剤を頭皮に直接注入することで、髪の成長を促進します。
メソセラピーは、毛髪の再生だけでなく、肌の若返りや体形の調整など、さまざまな目的で利用されています。AGAによる薄毛に対しては、メソセラピーが有効です。
頭の上部や前部の広い範囲にわたる薄毛に対し、頭皮の再生を促します。血流を改善し必要な成分を注入することで、薄毛の状態を改善することが期待できます。この治療法は、髪の成長に必要な環境を整えることによって、健康な髪の毛の成長を支援します。
薄毛が気になったら、早めに医師に相談しましょう
AGAに気づいたら、早めに医師に相談しましょう。AGAは放っておくと徐々に状態が悪化し、見た目にも影響が出始めます。早期に治療を開始すれば、見た目の変化が目立つ前に、髪の毛の状態を改善できるかもしれません。
髪の毛は、ヘアサイクルと呼ばれる一定の周期で成長し、その寿命が終わると自然に抜け落ちます。AGAが進行すると、このヘアサイクルが正常に機能しなくなり、毛根の寿命が短くなってしまいます。その結果、一度失われた髪の毛が再び生えなくなるかもしれません。
毛根がまだ活動しているうちに、適切な治療でヘアサイクルを正常化させることが、健康な髪を保つ鍵となります。
まとめ
頭頂部にあるつむじの薄毛は自分では見つけにくいものです。ただし、気がついたときが行動を起こす絶好のタイミングでもあります。少しでも薄毛が気になるようであれば、早めに治療を始めましょう。
生活習慣を見直すことも重要ですが、治療薬を適切に使うことで、より良い結果を得ることが期待できます。薄毛が進行しすぎると、髪を生やせなくなるかもしれません。忙しかったり、周りの目が気になったりする場合は、オンラインクリニックを活用してください。
SOKUYAKUオンラインクリニックは、AGAに対する診察もオンラインで受けられます。治療の効果や可能性のある副作用について詳しく説明してもらえます。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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