AGA治療は本当に効果あるの?治療方法や効果が出るタイミングについて解説!
更新日:2024年05月28日
本ページでは、AGA治療は本当に効果があるのかについて詳しく説明します。
AGA治療は本当に効果あるの?
以前は、薄毛に対する治療法が存在せず、髪が薄くなった場合は何も対策がなく、多くの男性が悩みを抱えていました。しかし近年では、「男性型脱毛症(AGA)」と疾患として扱われるようになり、原因も明らかになってきたことにより、治療可能なものとなりました。
日本皮膚科学会が2010年に「男性型脱毛症診療ガイドライン」を発表し、そこではAGAの治療法が複数記載されています。
そもそもAGA治療とは
AGAの正式名称はAndrogenetic Alopeciaで、日本語では「男性型脱毛症」と言います。医学界ではMale Pattern Hair Lossと呼ばれることが多くなり、特に成人男性が発症しやすい脱毛症の1つです。昨今は、抜け毛や薄毛にお困りの男性の大半はAGAと考えられています
AGAは男性ホルモンの影響で起こることが多い病気ですが、男性ホルモンの他にも生活習慣や遺伝など複数の原因が影響するとされています。通常、頭頂部のつむじの周りや額の生え際から抜け毛が始まると言われており、進行性の脱毛症なので時間が経つと徐々に薄毛が進行する傾向にあります。AGAが起こった場合は何かしらの治療を受けないと薄毛が進んでしまうため、なるべく早めに専門医に相談するようにしましょう。
AGAの治療方法
AGA治療薬(内服薬・外用薬)
フィナステリド
フィナステリドは、毛髪を衰退させて抜け毛を引き起こす男性ホルモンを抑えることで、薄毛の進行防止が期待できます。
「フィナステリド錠」には、日本で初めてAGA治療薬として登場した「プロペシア」と同じような成分が含まれており、効果が承認されている後発医薬品です。
2015年に国内で認可が下りたことで、昨今は複数の医薬品メーカーが取り扱っています。それまでAGA治療のためにプロペシアなどの治療薬を長期的に使っていた方にとっては、ジェネリック医薬品が登場したことで治療費の負担が軽くなりました。
フィナステリドは、毛髪を衰退させて抜け毛を引き起こす男性ホルモンを抑えることで、薄毛の進行防止が期待できます。
「フィナステリド錠」には、日本で初めてAGA治療薬として登場した「プロペシア」と同じような成分が含まれており、効果が承認されている後発医薬品です。
2015年に国内で認可が下りたことで、昨今は複数の医薬品メーカーが取り扱っています。それまでAGA治療のためにプロペシアなどの治療薬を長期的に使っていた方にとっては、ジェネリック医薬品が登場したことで治療費の負担が軽くなりました。
デュタステリド
デュタステリドは、グラクソ・スミスクライン株式会社製のザガーロに配合されている成分です。以前は、アボルブの有効成分として作られていましたが、AGAの治療効果が見込まれることが判明し、ザガーロが作られることとなりました。プロペシアと同様にAGAの改善効果が期待できることから、現在では様々なクリニックで使用されています。また、プロペシアと比べて高い効果があると考えられています。
デュタステリドは、グラクソ・スミスクライン株式会社製のザガーロに配合されている成分です。以前は、アボルブの有効成分として作られていましたが、AGAの治療効果が見込まれることが判明し、ザガーロが作られることとなりました。プロペシアと同様にAGAの改善効果が期待できることから、現在では様々なクリニックで使用されています。また、プロペシアと比べて高い効果があると考えられています。
ミノキシジル(内服)
ミノキシジルは、高血圧治療薬(降圧薬:血圧を低くするお薬)に配合されている主成分で、血管を拡げて血圧を低下させる作用があります。ミノキシジルを長期的に使っていたほとんどの方に多毛の症状が起こったため、薄毛治療への活用が期待され、育毛剤としても使われるようになりました。
内服薬は、基本的に医師から処方を受けなければならない医療用医薬品です。体内の血中からお薬を吸収するため、外用薬よりも有効だと考えられています。
ミノキシジルは、高血圧治療薬(降圧薬:血圧を低くするお薬)に配合されている主成分で、血管を拡げて血圧を低下させる作用があります。ミノキシジルを長期的に使っていたほとんどの方に多毛の症状が起こったため、薄毛治療への活用が期待され、育毛剤としても使われるようになりました。
内服薬は、基本的に医師から処方を受けなければならない医療用医薬品です。体内の血中からお薬を吸収するため、外用薬よりも有効だと考えられています。
ミノキシジル(外用)
外用薬は、ミノキシジルの成分濃度が5%以下のお薬(女性用育毛剤の市販薬は1%濃度)であれば、通販やドラッグストアなどでも入手できます。5%濃度の外用薬として、大正製薬の「リアップ」やファイザー社の「ロゲイン」などが有名です。
ただし、ミノキシジル成分が5%以上(女性の場合は1%以上)の濃度が高い外用薬は、病院で処方してもらう必要があります。
外用薬は、ミノキシジルの成分濃度が5%以下のお薬(女性用育毛剤の市販薬は1%濃度)であれば、通販やドラッグストアなどでも入手できます。5%濃度の外用薬として、大正製薬の「リアップ」やファイザー社の「ロゲイン」などが有名です。
ただし、ミノキシジル成分が5%以上(女性の場合は1%以上)の濃度が高い外用薬は、病院で処方してもらう必要があります。
毛髪再生メソセラピー
メソセラピーは、注射やレーザーなどを用いて直接患部に有効成分を注入する治療法です。手術を必要とせず気軽に行えるので、人気の治療法となっています。
また、メソセラピーは毛髪治療だけでなく、にきびやスポーツによるケガ、関節炎などの治療、美肌やリフトアップ、セルライト除去、痩身などの美容医療にも用いられています。
自毛植毛
自毛植毛は、ご自身の側頭部と後頭部の髪の毛を採取し、患部に移植する治療法で、AGAに効果的です。髪の毛の成長に関わる組織も一緒に採取するので、移植が完了した後も成長し、生え揃ってきます。
ダブルマトリックス
ダブルマトリックスは、薄毛になっていない健康な毛包組織を採取し、粉砕機を用いて小さく砕いた後、これを溶かした懸濁液を患部に散布・注入する治療法です。健康な毛包組織と毛髪の成長因子を患部に投与することで、発毛効果が期待できます。
ダブルマトリックスは、毛髪治療以外に、傷跡や火傷の治療にも用いられています。
AGA治療の効果はいつから実感できる?
1ヶ月目:特に変化は見られない
AGA治療を開始しても、最初の1ヶ月間は外見上の変化はあまり見られません。1ヶ月目の時点では、効果の感じ方は個人差があり、抜け毛が減ったと感じる方もいれば、一時的に抜け毛が増える方もいます。この一時的な抜け毛を「初期脱毛」と言います。効果がしっかり現れるまで、お薬の使用を続けてください。
2~3ヵ月目:初期脱毛が落ち着き、毛量が増えてくる
2〜3ヶ月ほど治療を継続していると、抜け毛が減ったことを感じる方が多くなります。
髪質の変化を意識しながら、シャンプーやスタイリングをやってみましょう。外見上の変化が大きく現れるには、治療をもう少し継続する必要がありますが、効果を少しでも感じられると、自分に自信が持てるようになってくると思います。
4~5ヶ月目:毛が太くなり毛量が増えてくる
治療を継続して4〜5ヶ月目になると、髪質の改善のみならず毛量も増えてきます。
頭頂部や生え際の薄毛が分かりづらくなり、ご自身でも毛量の増加を感じられるようになります。効果に不安を感じる方は、写真をこまめに撮影して経過をチェックしていきましょう。この際、同じ場所・証明環境で撮影することで、変化をチェックしやすくなります。
6~7ヶ月目:2回目の初期脱毛が起こる
AGA治療を始めて10日ほど経過すると初期脱毛が起こり始めますが、1ヶ月半ほど経てば抜け毛が治まることがほとんどです。しかし、1回目の初期脱毛後に成長した髪が細く短い場合、健康な髪に生え変わろうとして再度抜け毛が増えることがあります。
2回目の初期脱毛も時間が経過すれば治まってくるため、過度に心配しなくても大丈夫です。
7ヶ月以降:ピークを迎え、効果が安定する
治療の継続期間が7ヶ月目になる頃には、多くの方が薄毛の改善効果を感じられます。なお、薄毛がかなり進行してしまった状態から治療を開始した場合、毛量が元の状態に戻るまでに1年ほどかかることもあります。
AGA治療を続けている間はずっと効果は持続するの?
プロペシアを10年にわたって継続して使用していた場合、薬剤成分に対して耐性が付いて効果が薄まり、再度薄毛が広がっていくと聞いたことがありませんか?
結論、10年にわたってプロペシアを使用していたとしても耐性ができることはあり得ません。
プロペシアは1997年にアメリカ国内で販売が開始され、日本では2005年にMSD株式会社に販売承認が下り、現在に至るまで多くの臨床成績があります。現在のところ、薬剤耐性がついたというデータはありません。
しかし、プロペシアのみを処方していた場合、数年程度で効果のピークに達し、少しずつ効果が薄まっていくことはあり得ます。薬剤耐性の話については、この治療効果の減少により、患者様が効果を実感しにくくなったことが発端として推測されます。
なお、プロペシアの効果がピークに達する時期は、AGAの進行パターンを示すハミルトン・ノーウッド分類を参考にすることで、おおよそ検討が付きます。以下に目安を記載したので、ご参照ください。
ステージⅠ(薄毛を自覚していない初期段階):5年以上
ステージⅡ(O型やM型の薄毛):4年後
ステージⅢ(ステージⅡより進んで脱毛量が増える):3年後
ステージⅣ(O型とM型の薄毛の範囲が広がった状態)以上:2~3年後
ステージ自体はⅦまで分類分けされていますが、ステージⅣ〜Ⅵは同様の治療効果が認められており、ステージⅦになっていたとしても約2〜3年後にピークを迎えるとされています。いずれのステージでもピークを迎えた後は効果が一定になります。なお、お薬の効果の現れ方は人によって異なるので、同様にプロペシアの治療効果も個人差があります。
AGAは早期対策が肝心。気になり始めたらすぐに医師に相談を
「髪の毛が薄くなってきた気がする」「生え際がはっきりしてきた」と症状を自覚した段階で治療に取り組むことをお勧めします。
初期段階では薬物療法にて対応可能ですが、重度のケースでは自毛植毛しか治療できないケースもあります。早期に治療に取り組むことは、費用面でも安全面でも非常に重要です。
抜け毛や薄毛にお悩みの方で、多忙で治療を中々開始できていないという場合、オンライン診療の活用がお勧めです。自宅や職場など場所を問わず、医師の診察を受けられます。
まとめ
本ページでは、AGAに対する治療法、お薬の種類や効果について解説してきました。どのAGA治療を受けるかによって効果は変わるため、しっかりと効果を実感するためにも、信頼のおける医師に相談し、計画に沿って治療を進めていきましょう。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、AGAのオンライン診療に対応しています。効果や副作用など、分からないことがあれば遠慮なくご相談ください。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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