SOKUYAKUメディカルコラム
医療機関・薬局向け

オンライン診療のツールをご紹介|サービス内容や特徴の違いについて

監修医師 井林雄太
2021年02月5日
新型コロナウイルスの感染予防策としてオンライン診療の導入を検討し始めたものの、どのシステムを導入したら良いか決定しかねているケースが多いのではないのでしょうか?今回は、各オンライン診療システムのサービス内容や特徴を紹介します。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

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オンライン診療とは

厚生労働省が2018年に発出した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」によると、オンライン診療とは、「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為」と定義されています。
先の指針では、遠隔診療を「情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為」と定義し、患者または相談者に対する遠隔診療を

・オンライン診療
・オンライン受診勧奨
・遠隔健康医療相談(医師ー相談者)
・遠隔健康医療相談(医師以外ー相談者)

の4つに分類しています。

新型コロナウイルス感染症拡大で導入が急がれる新たな医療体制

オンライン診療は、患者が直接来院せずに医師の診察を受けることができる新しい医療体制です。そのため、オンラインによる診察は病院やクリニックなどの医療機関が対策している感染防止策のひとつとして有用です。
また、日本で新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年4月に厚生労働省が発出した事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」に基づいてオンライン診療に関する規制は緩和されています。この事務連絡による主な変更点は、

・初診患者でもオンライン診療を利用できる
・医師が研修を受けていない医療機関もオンライン診療を導入できる

の2点です。今回の規制緩和は、オンライン診療の広く普及させることで新型コロナウイルス感染症拡大の阻止を目的としています。

オンライン診療の流れは?

次に、オンライン診療を利用して患者が医師の診察を受けるときの流れを紹介します。

患者がかかりつけ医や近隣の医療機関に事前予約

患者がオンラインによる診察を受けようとする場合は、診察の予約を事前に行う必要があります。予約方法は電話やアプリなど様々で、各医療機関によって対応が異なります。

スマホやパソコンなどの情報通信機器を用いたオンラインによる医師の診察

予約が完了した後は、患者が実際にオンラインによる医師の診察を受けます。ビデオ通話によるオンライン診療を実施する場合は、患者と医師の双方がスマートフォン・パソコン・タブレット端末などの情報通信機器を事前に用意しなければなりません。
また、オンライン診療では対面診療に比べて医師の得られる情報が限られてしまいます。特に初診の場合は、健康状態や症状の変化を詳しく伝えるように心がけましょう。

患者希望の薬局や医療機関から処方せんをFAX等で送信

対面診療のときと同様に、初診と再診にかかわらず医師はオンライン診療でも処方箋を発行できますが、処方箋の取り扱い方が多少異なります。オンライン診療の場合は処方箋に記載されている内容を患者が希望する調剤薬局へFAX等で送信し、その情報を基に薬剤師が調剤を行った後に、患者に服薬指導を実施します。
また、発行された処方箋は最終的に発行元の医療機関から郵送などを利用して調剤した薬局へ届けられます。

薬局にて処方された薬を受け取るまたは自宅へ郵送

薬剤師が患者に対して服薬指導を実施し、処方された薬の服用に問題ないと判断した後は薬の受け渡しが行われます。薬の受け渡し方法は大きく分けて、

・調剤薬局で薬を直接受け取る
・郵送された薬を自宅で受け取る

の2種類です。薬局によっては上記以外の方法で薬の受け渡しができることがあるかもしれません。
薬剤師が患者に対して服薬指導を実施し、処方された薬の服用に問題ないと判断した後は薬の受け渡しが行われます。薬の受け渡し方法は大きく分けて、

・調剤薬局で薬を直接受け取る
・郵送された薬を自宅で受け取る

の2種類です。薬局によっては上記以外の方法で薬の受け渡しができることがあるかもしれません。

オンライン診療を導入・利用するにはどうすればよい?

オンライン診療を各医療機関で導入するには、システムを導入して地方厚生局へ「オンライン診療料の施設基準に係る届出書」を提出する必要があります。ここからは、オンライン診療のシステム導入について紹介します。

オンライン診療システムをサポートする会社がある

オンライン診療のシステムは、各医療機関への導入をサポートする事業者がいくつかあります。各社のサービス内容や機能を把握した上で、オンライン診療の開始を検討している医療機関の特徴に合ったシステムを選択しましょう。

各ツールのサービス内容や特徴について

次に、代表的な4社のオンライン診療システムのサービス内容や機能を説明します。

CLINICS(クリニクス)

CLINICSは株式会社メドレーが運営するクラウド診療支援システムで、予約・問診・診療・決済をCLINICSアプリで完結できます。また、国際標準規格に適合したセキュリティ体制が整えられています。
CLINICSオンライン診療・CLINICSカルテ・CLINICS予約を連携することで、カルテやレセプトの作成までカバーできます。

YaDoc(ヤードック)

YaDocは株式会社インテグリティ・ヘルスケアが運営するオンラインの疾患管理システムです。実際にオンライン診療を行う際には、YaDoc Quick(ヤ―ドック クイック)を利用します。また、Apple「ヘルスケア」とのデータ連携機能により体重・血圧・脈拍数などを自動的に取得できる機能があります。
医師と患者の両者はオンライン診療専用のアプリのインストールや登録は不要で、ブラウザからシステムを利用します。ただし、診察にはオンラインミーティングツール「Zoom」を利用できる環境の整備が必要です。
決済はクレジットカード払い・銀行振り込み・次回来院時支払いの3つの選択肢から選ぶことができます。

curon(クロン)

curonは株式会社MICINが運営するオンライン診療サービスです。ブラウザから利用するシステム内で予約・問診・診察・決済・配送を済ませることができます。システム導入に際して、初期費用がかからず、月額固定費も不要です。実際には、患者の自己負担額のうち4%を医療機関が負担し、患者がアプリ使用料330円(税込)などを負担します。

ポケットドクター

ポケットドクターはMRT株式会社と株式会社オプティムが共同運営しているオンライン診療システムです。患者はアプリ内で予約から薬の受け取りまで完了します。また、アプリとヘルスケア機器と連携させることで、血圧や脈拍数を自動的に取得し、診療中に確認できます。
また、ビデオ通話中にリアルタイムで赤ペンを使用して診療を進めることができる唯一のオンライン診療システムです。

オンライン服薬指導も普及すればアプリ等オンラインで一元管理

オンライン診療システムを提供している会社の中には、オンライン服薬指導をサポートするシステムも同時に提供している会社もあります。両者を組み合わせることにより、医療機関の受診から調剤薬局での服薬指導や薬の受け取りまでオンラインで一元管理できます。

インターネット環境の整備やセキュリティに課題も

いずれのオンライン診療システムを導入する場合にも、医療機関と患者の双方のインターネット環境が整備されている必要があります。また、インターネットを介した診察であるため、情報セキュリティには十分な注意が必要です。十分なセキュリティ体制が整えられているオンライン診療システムを利用しましょう。

導入を検討する病院やクリニックの方はまずは問い合わせてみましょう

各オンライン診療システムにはそれぞれ特徴があり、システムの導入を検討している病院やクリニックの特色に合わせて最適なツールやシステムを選択する必要があります。また、弊社ではオンライン診療サービス「SOKUYAKU」を提供しております。まずはシステムを運営する会社に問い合わせ、それぞれのオンライン診療システムやオンライン服薬指導サービス内容の詳細を把握することから始めましょう。

参考文献
厚生労働省 オンライン診療に関するホームページ
厚生労働省 オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成 30 年3月 (令和元年7月一部改訂)
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて
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監修医師 井林雄太
内分泌代謝/糖尿病の臨床医。健康長寿に関連するミトコンドリア基礎研究に従事しつつ、内分泌代謝内科専門医や糖尿病専門医等の資格を取得。最近では内科学に加え、栄養・アンチエイジング学にも専門を広げ、予防医学の一環として教育に力を入れながら情報発信を行っている。
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